△booklist top

 

 ◇「レディ・ガンナーと宝石泥棒」 茅田砂胡 (角川スニーカー文庫)

+-+- あらすじ -+-+

 ローム王国行きの船上。ゲルスタン事件で知り合った少女、ミュリエルの故郷を訪問すると言う気楽な旅に心弾ませていたキャサリンは、偶然駆け落ち話を聞いてしまう。ロマンス小説のような一場面に、不思議な興奮を覚えた彼女だったが、まさかこの小さなエピソードをきっかけに、大掛かりな宝石盗難事件に乗り出すことになるとは思わなかった!

 御馴染み4人の用心棒に加えて、宿敵(?)アンジェラの登場。

+-+- 感想 -+-+

 相変わらず破天荒なキャサリン。

 しかも、それに加えて一途でパワフルなミュリエル。

 キャサリンの最大のライバルであるアンジェラ。

 この三人が集まってしまえば、何も起こらないほうがおかしいというものだろう(笑)

 

 今回は危機感や罪悪感などそういう重いものはほとんどなく、逆に痛快さやおかしさなどが非常に富んだ作品だと思う。

 なんと言うかロマンス小説と茅田砂胡的おかしさをミックスしたような作品だった。

 ダムーとミュリエルは見ていておかしいような、むなしいような気がする。

 進展するのかしないのか非常に気になるところだ。

 

 新たに抜け目ないキャラクターも登場し、今後どのように関わるのだろうか。

 今回はちょっとした息抜き的作品かなと思わなくもない。

 

△Topに戻る△