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 ◇「キーリ2」 壁井ユカコ (電撃文庫)

+-+- あらすじ -+-+

 14歳の少女キーリと<不死人>ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗る事に……。

 乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形たちを見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形たちが行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。

 キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業をしており、その傍らでロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし…!?

 第九回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作の続編。

+-+- 感想 -+-+

 キーリの第二弾が早速登場。

 長かった髪を切った彼女はちょっとだけたくましくなった。

 やっぱり前の経験が彼女を強くしたのだろう。

 同時にハーヴェイともわかりあえたはずだが、…やっぱりまだ難しいようだ。

 ハーヴェイはあまりにも長く生き過ぎたからかもしれない。

 うまく感情をストレートに表現できていないようなのだ。

 

 今回はキーリとハーヴェイ、兵長は砂の海の上を旅する。

 ユリウスこと、ユーリというやんちゃなキャラクターも登場し、場を盛り上げる。

 ほとんどノータッチだったキーリの過去も少しだけ明らかになるし、もちろんハーヴェイの過去も少しだけ明らかになる。

 兵長はちょっと出番が少なかったかな(笑)

 

 キーリとハーヴェイ、二人の関係は進展するのか、ちょっと期待してしまう。

 

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