△booklist top

 

 ◇「そこに君がいた」 辻仁成 (新潮文庫)

+-+- あらすじ -+-+

 あの頃の僕にとって、毎日は冒険でいっぱいだった。

 君と一緒なら世界の果てにだって行けると思ってた。

 君と過ごした煌く時間は、今でも僕の一番の宝物なんだ――。

 音楽・文学・映像で、熱い想いを伝え続ける辻仁成の心に、今もなお生き続ける輝かしい日々の記憶。ともに過ごし、いつか離れていった懐かしい友への、苦さを含んだ熱いメッセージを綴った書き下ろし青春エッセイ集。

+-+- 感想 -+-+

 辻仁成の子供時代を綴ったエッセイ集。

 彼の子供時代に関するエッセイは本当に楽しい。

 どんなに時間が経っても、その思い出は薄れていないようだ。

 やはり『そこに君がいた』というタイトルにもなった『平和町山賊団』が一番、面白い。

 辻少年の数々の悪巧みの戦歴を披露してくれている。

 彼のまわりにいた楽しい仲間たちとともに男の子だったら一回くらいはやった事を彼が面白おかしく書いてある。

 

 ほかで面白かったエッセイは「オナニー」だったかな。

 僕の体育の先生もこのネタでかなり笑わせてくれた。

 ついつい昔の事を思い出してしまった。

 皆さんもやりすぎには注意しましょう(笑)

 

 このエッセイ集は全部とは言わないけど、あるメッセージが込められている。

 「夢を諦めないで」

 というものだ。彼のその想いは熱く、僕も思い込み激しく、夢を追いかけたいなぁと思った。

 

△Topに戻る△