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◇「シャドーX」 菊地秀行 (祥伝社) ◇
+-+- あらすじ -+-+
人捜し屋秋せつらは<区外>に住む人妻・朱美から、商社員嵯峨の救出を依頼された。
朱美は、一年前<新宿>で自分の命を救ってくれた嵯峨が、今危地にあると知り、恩返しがしたいのだという。嵯峨を追ったせつらは、彼が超麻薬“シャドーX”の密輸に巻き込まれ刺客に狙われていると知るが、捜索は難航。
薬は既に<新宿>を侵し、住民には“狂気”が蔓延していた。未曾有の危機を迎えた魔都で、義心篤き女の願いは届くのか?非情の魔人は断罪の妖糸を放てるのか?
+-+- 感想 -+-+
いつもと読んだ感じが違うかなと思ったけど、実際はそうじゃなかった。
これぞ、魔界都市の一面でもあると感じた。
魔界都市の夕焼けが五十年前の夕焼けと同じなのはなぜなのだろう。
みんな、カッコいい。
せつらもメフィストも、朱美もそして嵯峨も。他にもカッコいい人間が盛りだくさん。
これぞ、魔界都市。都市の空気は時々、こんな物語も運んでくるのかもしれない。
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