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 ◇「村上ラヂオ」 村上春樹 (新潮文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 公園のベンチで食べる熱々のコロッケパン。

 冬のゴルフコースをスキーで走る楽しさ――。

 オーバーの中に子犬を抱いているような、ほのぼのとした気持ちで毎日を過ごしたいあなたに、ちょっと変わった50のエッセイを贈ります。

 柿ピーの諸問題、楽しいレストランでの大惨事(?)から、きんぴら作りに最適なBGM、そして理想的な体重計の考察まで、小さなドラマが一杯!

+-+- 感想 -+-+

 あらすじを読みながら、僕はしみじみと思う。

 (なんて変なエッセイばかりなんだ!!)

 でも、読んでいる時はそんな事全然思わない。

 それが僕が村上春樹色にすっかり染まってしまったためか、それとも彼のエッセイがそれだけ軽快で楽しいものなのか、それは残念ながら判断つきかねる。

 ただし、僕は『ふふふ』と小確幸を感じながら、この50のエッセイを読み終えた。

 

 特に柿ピー諸問題は『うんうん言われてみればそうだぞ』と心から同意した。どんなものか興味のある人は立ち読みでも何でもして読んでみてね。そして気に入ったら、買ってごらんなさい。ほんわかな気分でエッセイを読めるはずだから。(ちなみに僕は新潮社のまわしものではありません)

 

 村上春樹堂とはちょっと違う形のエッセイ。

 著者自身がちょっと思ったことをつらつらと書いてみたという感じのエッセイはとても肩の力を抜けさせてくれた。

 そういう日常のちょっとした出来事を綴ったエッセイ。

 

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