王宮の地下。 フェイロンが墜ちていった闇の底には、隠された謎の空間が広がっていた。 そこに封じられた純白の戦士――“八番目の魔法使い”がフェイロンに託した七色に輝く珠、それこそが真の<宝珠>であった。 さらに、地下の空に瞬く満天の星。 その配置から、太古の言葉の数々を読み取る事が出来た。 ひとつずつ、“大暗黒”の真実が明らかにされてゆく。 一方、女王となり、現政権へ反旗をかざしたロスメスタの元には、多くの臣下が結集し、都のパワーゲームは逆転の様相を見せ始める。窮鼠と化した宰相ミスバが下す凶手は、新女王の抹殺のみ。 動乱に一つの結末が訪れ、世界は終末への秒読みを開始する。
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