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 ◇「三毛猫ホームズの騒霊騒動」 赤川次郎 (角川文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 警視庁捜査一課の片山義太郎と妹・晴美、石津刑事と三毛猫ホームズたちが、久しぶりに自宅で夕食をとっていると、TV局に勤める義太郎の中学時代の友達が訪れた。ポルターガイストの起こる屋敷で、“有名タレントと一夜を過ごす企画”があり、それに公平な第三者として、出演を依頼された。もちろん晴美とホームズは大乗り気!

 

 片山は、事件に巻き込まれる予感におびえたが…案の定、問題のお屋敷で殺人事件が…!? はたしてポルターガイストの仕業か!? ホームズの推理が冴える!
 超人気シリーズ待望の書下ろし第16弾!

+-+- 感想 -+-+

 ある種、三毛猫ホームズは良くできたファンタジーなのかも。

 そんなことをふと思った。

 今回はなんと幽霊屋敷での騒動だ。

 芸能界の闇と6年前の女の子が自殺した事件。

 それが偶然にも重なった時、大事件に発展したのだと思う。

 

 幽霊の女の子と片山さんの関係も面白かった。

 やはりあんな純粋な女の子にも尻に引かれてしまう片山さん…。

 これはどんな相手でも尻に引かれるな…と男ながらに同情してしまった。

 

 片山さんが真にお人よしで、お節介の刑事だという事が発揮される巻。

 幽霊の女の子との格闘やその後の交流が胸を打った。

 

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