棘の道はどんどん険しくなっていく。
やはりというかなんと言うかアイヴァンホーとヴァレリーの対決は激しいものとなった。しかもアイヴァンホーには圧倒的な戦力だけではなく、優秀な仲間も傍に控えているのだから、タチが悪い。
こいつらにどーやって勝つのよ?
読者である僕なんかは心配になる。
ついに両雄激突!というわけだが、やはりお互いの特徴の出た戦いだったと思う。
たぶんヴァレリーにとって最も苦手とする相手だろう。
攻撃ではなく、守りの人。
しかも鉄壁。
戦力の少ないヴァレリーが完勝するには難しい相手と言えよう。
その辛い戦いにこそ、彼女がいなければ!
そう読者として思う。
ロビンという強敵がまだ参戦せぬまま、未来の仲間も登場しつつ、物語が進行。
意外に皇太子なんかは重要な立場になっていくのかもしれないと思えるほどに、彼もまたヴァレリーに強く影響を受けていたのは驚きだった。
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