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 ◇「キーリ3-惑星へ往く囚人たち-」 壁井ユカコ (電撃文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 “砂の海を渡る船”を降りたキーリと<不死人>ハーヴェイそしてラジオの憑依霊・兵長は、炭鉱の街に住むことに……。キーリは初めてのアルバイト生活を楽しんでいたが、ハーヴェイはほとんどの時間をアパートの部屋で過ごしていた。

 ある朝、アルバイトので出かけるキーリを狙うかのように、上の階からフォークが落ちてきた。なんとか防いだハーヴェイは、フォークを落とした張本人の部屋に向かう。しかし、そこは空き部屋になっていて――!?

+-+- 感想 -+-+

 まず一区切りなのかな?

 終わり方を見て、僕はそんな感想を持った。

 意外感を拭えなかったからだ。

 

 さて、意外なのは終わり方だけではなく、彼らのライフスタイルもそうである。

 なんと彼らはアパートを借りて、生活しているのだ。

 ちゃんと腰を落ち着けて、キーリはバイトまでしている。

 今まで放浪生活だったのでかなり意外だった。

 

 ここでは新たな登場人物が現れる。

 その人物との三角関係も面白い。彼女の登場でキーリとハーヴェイの関係もちょっと進展?したようなしないような…。

 

 キーリの背後に潜む問題が今後焦点になっていく事は確実で、ハーヴェイとキーリの今後がなかなか興味深いところである。

 

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