ある意味、最大の見せ場がこの五巻であろう。
リチャードとヴァレリーの最終決戦。ヴァレリーとエルシードとの心の触れ合い。
知力と武力がそれぞれ激しくぶつかり合い、想いと想いが淡く交差していく。
しかし、この辺りから、ファンタジーとして読んできている方には若干、面白さを感じられなくなるかもしれない。多くの人間が死に、人々の悩み苦しむ姿が大きくクローズアップされてくるからだ。
僕としてはこのジハードという小説はファンタジー要素のある歴史小説と理解していたから、それほどの違和感もなく楽しく読めたけれど。
とにかく、次で最終巻。
どんな展開が待ってるのかワクワクしてしまう。
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