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 ◇「桐原家の人々@」 茅田砂胡 (中央公論新社)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 桐原眞已は悩んでいた。都と猛がほっそりとしたシャムネコなら、自分は黒くてごついシェパードだ。これで三つ子だなんて本当か!?

 

 眞已が16年間抱えてきた疑惑の渦は突如として予想をはるかに越え、怒涛のごとき展開を迎えることに…

+-+- 感想 -+-+

 茅田砂胡。初挑戦の作品。

 面白い!!

 たぶん、いや、きっとハマったと思う。

 なんて言ったって、読みやすい。スラスラ読めるし、気がついたら、第一巻が終っていた。ううむ、茅田砂胡、侮り難し。

 副題に「恋愛遺伝学講座」と銘打たれているけど、そんなの嘘。

 それは作者自身も言っている事で、ホーム・コメディである。物語の展開は「フルハウス」のようなドタバタ劇で、時として、ハートウォーミングな展開が物語をかなり魅力的にさせている。僕は何度も「わはははは」と笑ってしまった。

 茅田砂胡。もう一度言う。侮りがたい作家だ!!!

 

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