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 ◇「舞闘会の華麗なる終演」 茅田砂胡 (中央公論新社)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 リィ捨て身の攻撃でルウの暴走は抑えられた。セントラル宙域の壊滅は免れたのである。しかし脱出を急ぐ一行の前にふたたび‘悪しきもの’が立ち塞がり、執拗にルウに迫るのだった!


 『天使の舞闘会』で語られなかった脱出劇の末を描く『嵐の後』。さらにダンの息子ジェムが、母親のルウを探しに行くと言い出して大騒動になる『宇宙一不幸な男』の2篇を収録した外伝1。

+-+- 感想 -+-+

 楽しんで書いているなとわかるシリーズであるので、、外伝になると、一層、その傾向が強くなっているような気がする。デルフィニア戦記のファンには申し訳ないけれど、僕はこういう作品も別にこだわりなく読めてしまうのは、たぶん、僕が作品ごとに割り切れるタイプだからだろう。

 

 元々、僕は外伝のようなこんな中篇のドタバタコメディなどが大好きなのである。

 本編には見られないキャラクターたちのもう一つの顔を見ることが出来るからだし、本来、僕自身、コメディな人間だからだ(自分で言うのも哀しいけれど)

 

 特に『宇宙一不幸な男』みたいな話は大好きである。

 外伝っぽさが大爆発であり、それ以上でもなければそれ以下でもない。

 ただのバカ話だからである。

 

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