◇「デュアン・サーク２（１）―翼竜の舞う谷(上)― 」 深沢美潮 （電撃文庫）  ◇

+-+- あらすじ -+-+

　兄を慕ってファイターになったデュアン・サーク。相棒の羽トカゲ、チェックと一緒に迷子になっていた魔女の森で、ベテランファイターのオルバと、雪豹クノックを連れた魔法使いのアニエスと出会う。その後、ドラゴンの宝捜し、銀ねず城の魔王騒動、アサッシン殺しとの戦いなど、数々の冒険を経験。ファイターとしても人間としても大きく成長する。

　待望の第2部は―、改めてパーティを組んだデュアン、オルバ、アニエス。ランタン祭りでにぎわうエベリンで、思いもかけない大事件に巻き込まれて…。後世「伝説の勇者」と呼ばれる、ひよっこ戦士デュアンの新たな冒険譚、始動。

+-+- 感想 -+-+

　デュアン・サーク第二部。

　第一部との違いは…うーん、イラストぐらいかな？（笑）

　これは賛否両論ありそうだけれど、何となくデュアンの男らしい成長を期待させるような硬派な絵柄だと思う。

　とりあえず、あとはオルバの反応がちょっと変わってきたところが笑える。

　特にランタン祭の時のオルバとアニエスの会話なんて新鮮だったし。

　ちょっとこれは意表をつかれた感じだ。

　また成長をする過程で、陥りやすい罠などにもハマりそうになるし。

　「伝説の勇者」までの道のりはまだまだ遙か遠い先のようだけれど、がんばれデュアン！