イシュト以上にダメ男になりつつあるマリウス。
だが、今回は彼の本当の気持ちが吐露されるので、これはこれで必見であろう。
それに共感できるかどうかは人次第だが。
ちなみに僕はいまいち共感はできなかった。
もっとも、それは長々と語られるマリウスやオクタヴィアの会話にうんざりしたせいかもしれないのだけど。
ただし、ここ最近の巻の中じゃやはり良かったほうに入ると思う。
SFなんかよりこのようなヒューマンドラマの方がきっと作者は得意なのだろう。
文体も生き生きしているように思えた。
しかし、100巻までにグインが帰ってくるかが、ちょっと気になる(笑)
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