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 ◇「されど罪人は竜と踊る」 浅井ラボ (角川スニーカー文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 森羅万象を統べる究極の力、咒力。それを自在に操る咒式士二人組。

 ひねくれ者のガユスと非常識極まりない美貌の狂戦士ギギナは、事務所の財政難を解消すべく、いつものように役所の下請け仕事を引き受けたのだが…

 

 待っていたのは900歳になろうかという巨大竜。

 しかもそいつを倒したのがまずかったらしい。

 皇国を揺るがす大陰謀劇に強制出演となってしまった!

 第7回スニーカー大賞受賞作(『されど咎人は竜と踊る』を改題)にして、傍若無人のテクノマジック・ノベル誕生。

+-+- 感想 -+-+

 評価が難しい作品である。

 あの毒に慣れれば、楽しくなってくるのだが、あの毒が駄目ならとことん駄目。

 つまり、評価が両極端に分かれるような作品なのだ。

 ちなみに僕は慣れてから楽しかったので、別に問題なし。

 

 ライトノベルでありながら、難解な単語が多いので、読み応えはあると思う。

 っつーか、著者の名前からして、「理系」なので、化学の用語に拒否反応を示すのなら、避けた方がいいと思う。

 

 何から何まで個性的であり、人を選ぶので僕としては参考になりそうな事はいえないのだけど、物語の構成はさすがと思わせるものであり、陰謀渦巻くストーリー展開はぐいぐいページをめくらせる力はあったと思う。

 

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