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 ◇「検屍官」 パトシリア・コーンウェル (講談社文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 襲われた女性達は皆、残虐な姿で辱められ、絞め殺されていた。

 バージニア州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。

 犯人検挙どころか、警察は振り回されっぱなしなのだ。

 最新の技術を駆使して、捜査に美人検屍官が加わる――。

+-+- 感想 -+-+

 すごく読みやすかった。

 ちょうど500ページ。気づいたら、終わっていたという感じだ。まぁ、京極夏彦でかなり分厚いのに免疫ができたから、前よりもこういう太い文庫本を苦にしなくなったのも大きいと思う。

 

  とにかくケイの心理描写が絶妙だった。そしてケイの視点で何度も色々なサスペンスに誘われる。ミステリというより、サスペンスだ。

 様々な情報に揺れ動かされ、犯人が誰なのかわからなくなってくる。とにかくドキドキな読書時間だった。読みやすくって、さすが「検屍官」シリーズだなと思った。

 

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