なんと言えば、いいのだろう?
はっきり言うけど、僕はこのエッセイに妙な違和感を覚えずにはいられなかった。
妙な違和感の原因。
それは柳美里が自分の感性に従って、様々な論を張り、推測である事を妙な断言によって、この日本を断じる事に起因しているかもしれない。
確かに頷ける部分も多くあるけど、首を傾げずに入られない論のところもある。
中傷的なものもあり、僕はかなり読むのに苦労した。
何が正しくて、何が間違っているなどと考えて読んではいけないのかもしれない。
面白い角度で閉鎖的な現代日本について、深く考えさせられる一冊であると思う。
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