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 ◇「帰ってきた空飛び猫」 アーシュラ・K・ル=グウィン (講談社文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 平和な森でのびのびと暮らすセルマ、ロジャー、ジェームス、そしてハリエットの仲良し四兄弟。喧噪の街に残るお母さんが気になって飛んでいってみると――。

 

 壊される目前のビルの影に小さな翼をはやした影。それが…。

+-+- 感想 -+-+

  まず、このあとがきを読んで、村上春樹ってこんな感じだっけ?と思ってしまった。

 すごく肩の力を抜いて、ただ「楽しむ」という事を伝えようとしている。

 好きな猫のファンタジーのあとがきだからかもしれない。このあとがきは村上春樹ファンには必読かもしれない。

 

 さて、仲良し四兄弟を見ていると、すごく心優しくなる。

 常に、お互い気を遣い、自然に生きるという事を気づかせてくれるような気がする。

 何も役に立たないと村上さんは言うけれど、読むだけで楽しめる事自体がすでに人の役に立っていると僕は思う。

 

 自然に元気を出したいなあと思っている人に読んで欲しい一冊。

 癒し系。

 

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