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 ◇「100万ドルをとり返せ!」 ジェフリー・アーチャー (新潮文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

  大物詐欺師で富豪のハーヴェイ・メトカーフの策略により、北海油田の幽霊会社の株を買わされ、合計100万jを巻き上げられて無一文になった四人の男達。

 

 天才的数学教授を中心に、医者、画商、貴族が専門を生かしたプランを持ち寄り、頭脳の限りを尽くして展開する絶妙華麗、痛快無比の奪回作戦。

+-+- 感想 -+-+

 ゲームちっくな展開。

 これは悪い意味で使っているわけではない。はっきり言うけど、面白い。善とか悪とか、何が正しくて、何が間違っているのかとか、そういう難しいものを完全に抜きにして、純粋に騙せるか否か。面白い。すごくサスペンスちっくな展開にどきどき。そして貴族殿がどんなプランを立てるのか。そうしてそれをワクワクしながら、読みすすめていくと、あら不思議。

 

 登場人物の個性が明確な輪郭として浮かび上がってくる。

 

 最後の大どんでん返しにびっくり。それがあることによって、その小説のもつ価値が一気に幅を広げた事は確かだった。こんな小説に出会わせてくれたmidori姉さんに感謝!!

 

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