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 ◇「サクラ大戦 巻の三」 あかほりさとる (富士見ファンタジア文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 さくらは不安を感じていた。何か恐ろしい事が起ころうとしている。ほんのかすかな予感が彼女を沈ませる。

 破邪の血統――彼女の裡に流れる古からの血が来るべき戦いを見据えているのか?しかし彼女の心は揺れていた。かつて「降魔戦争」で命を落とした父、真宮寺一馬。生命を賭けて、降魔を封印し、散っていった父は何のために戦ったのか?

 黒之巣会の蠢動は続く。彼らの目的が明らかになったとき、大神たちは戦慄した!!

+-+- 感想 -+-+

 この小説はゲームからの小説化なんだけど、う〜む、あかほりさとるはやるなぁと思ってしまった。完全に「サクラ大戦」の世界観をノベライズできている。

 このあかほりさとるという作家はたくさんの理想をファンタジー小説に還元できる人だと思う。僕は彼の小説はいつもニコニコしながら読んでいる。

 

 時々、すごく切ないシーンもあるけど、理想が散らばっている世界観が僕は大好きだ。

 

 今回も多くの葛藤の中で登場人物達は悩みながら、素晴らしい選択をしていく。そんな選択を自分もできればなぁと思わせてくれる小説だ。

 

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