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◇「夏の魔術」 田中芳樹 (講談社ノベルス) ◇
+-+- あらすじ -+-+
夏の終わりに目的地のない旅に出ようとした大学生能戸耕平は、無人駅で一人の少女と出会う。来夢という名の少女と耕平の前に現れる、邪悪な気配を放つ汽車。
彼らに「日本怪奇幻想文学館館長」という名刺を差し出した男は歪んだ世界への案内人なのか?汽車の目的地に聳え立つ奇怪な館では、何が待ち受ける?
+-+- 感想 -+-+
久しぶりに夏の魔術を読む。これはリメイク版だけど、大筋は変わらない。ただ、僕は再読にもかかわらず充分楽しめた。
この作品は僕の中で田中芳樹の作品でも特別な位置に存在する。
理由は主人公の二人の生き方が僕は好きだからだ。
とてもポジティブで一生懸命で、勇気を中学生のときに、もらったからかもしれない。
耕平くんも来夢も二人とも、とっても勇気があって、そして何事にも前向きにしかも現実的に生きている様には今でも感銘を受ける。
田中芳樹自身、この二人は特別な存在らしい。
なんだか納得してしまう。
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