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 ◇「僕らの夏」 村山由佳 (集英社文庫)  ◇

+-+- あらすじ -+-+

 5歳年上のいとこのかれんとその弟の丈と同居して一年。大学生になった勝利の毎日は不安と焦りでいっぱい。恋人でもあるかれんとの仲が、なかなか進展しないからだ。

 

 ファースト・キスを交わしたけれど、かれんは本当に僕のことが好きなのだろうか?強力なライバルの出現、そして大学での新たな人間関係と、勝利の心は休まる暇もない。

 シリーズ第二弾。かれんと勝利、二人の夏がはじまる!

+-+- 感想 -+-+

  あぁ…やはり恋愛小説を書かせたら、村山由佳の右に出るものはいないんじゃないか??そう思ってしまうほどに、素晴らしかった!

 

 彼女の小説を読むたびに、むくむくっと恋愛というものへの夢が広がる。現実はもっと厳しいよ、残酷だよと人は言うかもしれない。けど、その人は恋愛を限定的にしか知らないからだと思う。僕は恋愛は無限のパワーだと思っている。恋愛ほど人を勇気づけるものはないだろう。

 

 あまーい、あまぁぁぁぁい、本だけど、そこには一度でも恋愛をした人なら、わかる切なさや辛さ、そして行き違いを感じることができて、はらはらしたり、逆ににやりとしてしまうシーンがいっぱい。

 

 かれんと勝利、二人の恋愛って素敵だな。

 今回も読み終わったとき、そう思った。

 

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