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ネットを見れば、厳しい意見が目立つ。
僕もそれを否定するつもりは無い。
宮崎駿、ジブリという言葉には情けない邦画に対する人々の希望が詰め込まれているからだ。そのため、評価は厳しくなるし、僕自身、『宮崎駿監督にしては』という評価をすれば、二時間に詰め込んでしまったための「中途半端さ」が感じられるのも確かだ。
そのため、あえて最初に書いておこうと思う。
ジブリ作品として期待して観ると、がっかりしてしまう可能性のある映画だ。
ただし、そのジブリ作品というのを外せば、ソツなくまとまっている作品だと思う。
最近の小難しい理屈も前面に出ていないし、少年や少女が楽しめるアニメ映画だと思うのだ。逆に原作があるが故に、それをうまくメッセージとして昇華できなかったという見方もできるわけだが。
大人も子供も楽しめる映画にしなければならなくなっているのが、ジブリ作品の辛いところだろうと思う。昔は誰もが子供だった。だから、壮大なスケールで子供たちに夢を与える映画でありさえすればよかった。だけど、今はその子供たちが大人になり、その大人も子供の頃の思い出を引きずって、ジブリ作品を観に来る。そうなると、ついつい厳しく観てしまうのだ。宮崎監督にはこの難しい映画ファンの変化に対してうまく対処してくれるような気がする。だから、僕はあえて、本作品を見て、このような感想を書いてみた。
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