オフレポ


†…待ち合わせ… †

 地下道からJR有楽町駅前の歩道にあがる。

 僕は時計を見た。

 18時3分。

 まっずーーい!!

 待ち合わせの時間をすでに3分も遅刻している。

 僕は足早に集合場所有楽町中央口に向かった。

 まぁ、案の定、僕以外の参加者、トモさん、梢さん、海さんの三人はすでに集まっていた。梢さんが誰かと電話をしている。

 僕は「ははん、SAY-KAさんだな」と思ったけど、とにかく予約時間が過ぎているので、早速ダイニングバー「おかずや」へと移動。

 今回の会場に関して言えば、トモさんの要望もあり、今年1月に開いたオフ2日目の夜に行ったお店の姉妹店にした。

 リベンジというわけである(笑)

 僕たちが入店した時点では土曜日という事もあり、店内はまだお客が少なかった。

†…一次会… †

 店員さんに案内された席は一番奥まった席だった。

 そして携帯の電波は一本しか立たなかった…。

 とりあえず、飲み物を決める。僕と梢さんがビール。病み上がりの海さんはトマトジュース。トモさんはウーロン茶。

 あとフードを三品、サラダ、アナゴ、チーズのなんとかかんとかを頼み、ドリンクが到着した時点で乾杯をする。

 まぁ、乾杯の掛け声は梢さんが原稿をあげたということで「梢さん、お疲れ〜」だった。

 一次会前半の話の内容はかなり高尚なモノだった。

 そう、文化人類学のジェンダーについて。

 まぁ、平たく言えば、男らしさ、女らしさってどんなこと?

 である。まぁ、もちろん、酒の肴になる程度の話だったが。

 「わたしって男っぽいのかもぉ」

 とはトモさんの自分への評。僕はこわいのでこっそり心の中で応じる。

 『そりゃ、僕よりは男らしいでしょうよ』

 なんて言ったって、僕は繊細な上に脆い神経を所持しているからだ。ふっ。その話題から遺伝、本能などの話題に派生。で、プロットの話というか、梢さんが次週やるらしいオフの話をちょっとした。

 それらのジェンダーの話をしていると、ちょうど、SAY-KAさんから電話が。どうやら、お店に入ることになって電話を途中で一回切ったらしい。

 「あ、もしもし、SAY-KAさん?」

 とトモさん。しかし、二言三言、会話をすると、ぶちりと途中で切れた。一瞬、不可解そうにトモさんの表情が曇る。

 「あ〜〜〜、携帯の電波一本だ。」

 「つまり日頃の行いが悪いという事ですな」

 僕のツッコミにトモさんが嬉しそうに答える。

 「SAY-KAさんに言いつけなくちゃ。」

 僕はむむぅと唸る。言いつけられたら、きっと僕は次の日、隅田川の川岸に打ち上げられていることだろう。SAY-KAさんは遠隔呪殺を得意にしている隠れ陰陽師だからだ(爆)

 その後、またSAY-KAさんから4度かかってきたが、どれも同様だった。僕も話したかったけど、トモさんから携帯を渡されたときには電源が切れていた。

 やっぱり織姫と彦星7月7日じゃないと、僕(織姫)とSAY-KAさん(彦星)はお互い話せないのだろうか?前回(温泉ミニオフ)の時も、途中でぶちりと切れちゃったし…(爆)同時に僕はびくびくしていた。トモさんに言いつけられていたから怒っているんじゃないかと思っていたからだ。

 なので「ごめんなさい、失言っす。失言っす」と言ったけど、その前に電波が悪く切れていた…(笑)

 で、その後、まゆさんからも電話がきたけど同様だった。あとでこちらから電話をかけるよとメールをトモさんが打ち、また一次会は再開。

 海さんと最初に会ったときの話とか他にも色々話した。しきりと梢さんが来週のオフ来ない?と誘っていた。

 押しの強さは天下一品だ…(笑)

 あとは好きな小説の分野とか、苦手分野の話とかもした。

 梢さんとトモさんは純文系が苦手らしい。

 「なぁ〜んか、苦手なんだよね」(梢)

 「そうそう。」(トモ)

 僕は純(粋な)文(学)少年(使い方が違う/笑)だから、ちょっと難色を示す。

 「う〜ん、そうなんだぁ。僕は好きだけどなぁ。」

 純文少年らしく悩ましげに対応する。この気持ちわかってくれる人は誰かいるだろうか?(笑)

 そんなこんなで時間を忘れて話していたけど、電波の届く場所に移動するために午後八時、一次会終了。

†…二次会… †

 二次会は末広食堂という場所ですることにした。電波の届くとこという意外とプレッシャーのかかる注文に僕は少し悩んだけど、いつも行っている末広食堂なら大丈夫だったっけ?と思い、そこにした。

 末広食堂は込んでいた。二十分待ちらしい。まぁ、銀座で午後八時と言ったら、ほとんどのところがこんな感じだから仕方がない。十五分ぐらい待つ間に一次会で話せなかったSAY-KAさんとまゆさんと話すことにし、トモさん、SAY-KAさんに電話をかけた。

 TRRRRR。

 「あ、トモですけど。」

 ここでトモさん、硬直。

 「あ、SAY-KAさんじゃなくて…あ、お母さん!?」

 かなり目の前で混乱している。僕は笑った。

 「○○だよ、名字。」

 などと現場混乱しているが、なんとかSAY-KAさんと話せるように。トモさんはてっきり携帯の方に電話をかけたつもりだったのだ。

 僕たちはSAY-KAさんと話す。まぁ、今度、遊びにきなよとか遊びに行くね〜とかそういった類の話とあとは掲示板とかで繰り広げられているバカ話(笑)

 「アホだよねぇ、さすがトモさんだな」

 「だってぇ、履歴でかけたんだも〜〜ん。」

 それでも普通は気づくってば。

 トモの伝説はまた一つここ末広食堂で生まれた(爆)

 まゆさんとも電話で話し、また東京に行くかもって嬉しい言葉を聞く。まぁ、冬らしいんだけど。

 「駐車場に寝かせるのよ!!!」

 「のん兵衛友の会」まゆかいちょ〜〜〜の号令の下、僕は一生懸命強敵に酒を勧めようとしたけど、ざるの海さんはノンアルコールでつきとおしたし、トモさんはマイペースに、梢さんは怖くて、僕は何もできませんでした。力不足っす。

 暗くイルミネイトされた店内で、座席では海さんだけがスポットライトを浴びていた。海さん、あんたが、ヒロイン!!(爆)

 二次会ではまず、文庫の交換会。

 トモさん:北川 歩実 『僕を殺した女』→ヒデ
 梢さん:三浦 綾子 『母』 →曙立さん
 曙立さん:ジュード・デヴロー『時のかなたの恋人』→トモさん

 ヒデ:宮本 輝 『僕たちが好きだったこと』→梢さん

  こんな感じに決まった。二連続、僕は梢さんに渡したので、これはもう運命みたいなもんだなと悟ってしまった。二次会の話題は「ピュア」論争とか、ファンタジーの話とかやっぱり高尚な話が多かった。まぁ、バカ話もあったけど、いやそっちがメインかも(笑)

 「僕はピュアさ。」(ヒデ)

 「え〜〜、わたしたちみたいなのをピュアって言うのよ!!」(トモ)

 「そうよ、そうよ、わたしたちこそピュアなのよ!!」(梢)

 「ちょっとそれは違うでしょ。いや激しく違う。」(ヒデ)

 僕の脳裏に『ピュアガ〜ル』のイメージが浮かんだ。

 そこは真っ白な砂浜だった。綺麗なオーシャンブルーの波がその白い砂浜とキスをしたり、離れて焦らしてみたりしている。初夏を思わせる暑さだけど、浜風が肌に心地よい。視線の先に「ピュア・ガ〜ル」がいた。白いワンピースと麦藁帽子(も〜そう)、意味なくサンダルを手に持って、無邪気に波と戯れている。彼女が何かに足を滑らせ転びそうになったところを僕が走って抱きとめる。足に何か刺さったが気にしなかった。「大丈夫?」と尋ねると彼女は頬を染めて頷き、僕たちは気まずいけど心地よい沈黙に身をゆだねた…彼女がうつむいた拍子に何かに気づく。僕はガラスのビンを踏んでいた。彼女は自分のハンカチを取り出すと優しく傷痕をハンカチで包み込む。「わたしのせいだね、ごめんね」と涙ぐむ。僕は「名誉の負傷だよ」と答え、彼女は健気に涙目で微笑んだ…

(注)「彼女」を「○モ・ま○・S○Y-K○、こ○え」に代入すると笑えますので注意。

 決して、1.5Lペットボトルを投げつけたり、ヘッドバッドやヒップアタック、はたまた鞭やらローソクなどをちらしながら脅したり、無言のにらみを利かせて健気な少年を怯えさせたりはしないだろう。もちろん、「あ〜〜〜ら、弱虫」などと罵倒したりもしない。ふっ。

 「チャットのメンバーで今度大人しくてピュアな女性がほしい。僕がいぢめられている時に『やめて、ヒデさんが可哀想』と泣いてくれる女性がいいなぁ。」(ヒデ)

 「寝ぼけてるんじゃないよっ!」(トモ)

 「そんな女の子なんていないって」(梢)

 「あははは」(海)

 くっそ〜。

 まったく僕の言った特徴と、反対側にいる女性たちはまともに取り合ってくれなかった。まぁ、確かに今のところ、それらしい人はいないかもしれないが…どこかにいる。

 星の数よりも女性の数は多いんだから・…

 午後9時30分。

 海さん、門限があるため帰る。来週、梢さんのとこのオフに参加するのだろうか?僕は疑問に思いながら、手を振った。

 ばいばーい。

 ここから1時間、ファンタジーの話がメインに。「十二国記」の話とか、ファンタジーのレベルの話とか。

 そして10時30分に、お開き。

†…帰り… †

 梢さんとは東京駅まで、トモさんとは飯田橋駅まで一緒だった。

 梢さんと「またやろうねー」と約束をし、トモさんと別れ際、僕はなんとなく頭をポンポンと叩きたくなって、二度軽く叩いて、別れた。やはりトモさんは酔っ払っていると小さく可愛くなる。

 

 SAY-KAさん、まゆさん、森江さん(終った後だけど/笑)、電話ありがと〜。

 特にSAY-KAさん、あなたの根性にはほとほと感心しました。

 いや、ホント。やっぱり不思議少女っす。

 まゆさん、残念ながら、例の作戦は失敗しました。次こそ、がんばってみます。

 森江さん、時間切れだったけど、電話ありがとうございます。

 ではでは、参加の皆様、ご苦労様でした。楽しかったです。

 電話で参加の皆様、ありがとうございました。次は直接会って遊びましょうね。

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