Poem

 

 

(音楽室のLost)

 

言葉にならなかった

伝えられなかった

この想い

 

あなたに伝えたくて

伝えたくて

本当にこの気持ちに偽りはなかったのだけど

 

伝えようと思い、あなたと会った

あの音楽室で

わたしは幸せを追いかけすぎたために

 

ぷいっとあなたに言うべき言葉を

見失って、立ち尽くした

 

傷つくのが怖かった

 

 

(SnowDrop)

 

雪ばかりを見ていたね

 

お互いに何か言おうと

何かを変えようと

そう意気込んだ旅だったね

 

でもさ

こうして僕たちはお互いに

お互いを見つめ忘れてしまった事に

気づいただけだった

 

見つめようにも、どう見つめていいのか

僕たちはわからなくなり

そしてお互い穏やかに降り積もる

雪を眺めていたね

 

言葉はかき消され

お互い雪に願いを託し

 

僕たちはその雪が溶けた頃に

別れた

 

 

(裏切らない!!)

 

壊れていく現実から

あなたは逃避した

 

その先にあるものはなに?

 

夢?

それとも

…死…

 

現実はとても厳しく

人はとてもずる賢いけど

わたしは違う

 

あなたをこんなに好きだから

そんなあなたを好きなわたしを裏切りたくないから

あなたをわたしは裏切らない

 

 

(季節の狭間)

 

終わろうとしている

この季節が

 

始まろうとしている

新しい「何か」が…

 

その狭間に今僕たちはいて

そして終わり逝く何かを惜しみながら

始まるだろう何かに祈りをささげる

 

「どうかこの季節の様にはなりませんように」

 

何も出来なかったこの季節のように

新しい「何か」が哀しみのうちに沈まないように

 

終わり逝くこの季節を眺めながら

繰り返されるかもしれない悲劇を思い描く

 

 

(一人きりの愛)

 

朝、目を覚ますと目を瞑った君が隣にいる

「おはよう」

声に出さないけど挨拶

 

君は気づかないで夢の中を散歩している

僕はこうして君を見つめている

 

僕は君という宝物を腕に抱きながら

すでに君という宝物を失うことにおびえている

 

失いたくない!!

 

「痛いよ…」

君が眠たそうに僕を見つめている

 

喪失の恐怖に強く抱きしめた僕を見ながら、

君はさりげなく僕の腕をほどき、

僕の胸の中で瞳を閉じた

 

 

(無題)

 

いつのまにかに

君の姿を視線で追いかけるようになった

気が付いたら恋をしていた

 

 

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