SC-88 PROにデジタル出力をつける

SC-88 PROは名機ですが、残念ながらアナログ出力しかありません。
廃品種となっている東芝等のICを使ったデータを2ビット減らした記事しかWeb上では見当たらなかったため、
現在入手可能な石であるDIT4192を使用し、かつ、データのビットを減らさない形でのデジタル出力を作成しました。
なお、本回路を作成するにあたりefu様の記事を参考にさせていただきました。感謝いたします。
私は全てをユニバーサル基板で作成しましたが、デジットのDIT4192のキットを使うことも可能だと思われます。

なお、このページ内の情報による改造によって何らかの不利益が生じても、こちらでは一切の責任は負えません。
それを全て承知の上、改造等を行ってください。


回路図
回路図


SC-88 PRO内の信号線のありかは、efu様の記事を参照願います。
デジットのキットではVIOは3.3Vとなっていますが、入出力は全て5Vのため、VIOは5Vに接続します。
DIT4192は「24bit右寄せ」のモードにしていますが、SC-88 PROはデータが18bitしかないため、LRCKを6BCK分遅らせることで24bit扱いとしています。
また、efu様の記事ではリセット信号は使用していませんでしたが、私の回路では使用するようにしました。(使わなくても大丈夫だと思いますが)
なお、5VとGNDはSC-88 PROの内部から引き込み、TOSLINKは秋月電子で販売しているPLT133/T10Wを使用しました。