更新日 2004年4月21日

勝浦名東峯越林道・というより杖立権現越っていったほうがわかりやすいかな


勝浦町から登る場合は要所要所に看板あり。
逆からはなーんの案内も無いので注意してね
勝浦郡勝浦町と名東郡佐那河内村とを結ぶ県道18号勝浦佐那河内線は、その間を剣山から東に延びる山系に阻まれて町村界が未開通のままです。(というより勝浦町内に存在するのか?)
佐那河内村側は「県道この先未開通」の看板の先、村道・林道乗り継ぎで町村界の峠経由で大川原高原まで通行可能。
峠から勝浦町坂本まで降りる道があるんですがこれが今回の「勝浦名東峯越林道」です。
地図によっては峠までの佐那河内村側・村道徳円寺線、林道大川原線も県道の黄色に塗られていたり、さらには峰越林道まで県道色になっていたりします。
参考:平成6年4月1日の徳島県告示(道路の区域決定)では
県道18号勝浦佐那河内線は
区間 勝浦町大字坂本字大伏尾35番1地先から佐那河内村下字高樋18番4地先まで
(勝浦町坂本字東谷2番2地先から佐那河内村下字南林1番1250番地先までを除く)
敷地の幅員 2.0〜30.0m
延長 8827.0m
とあります
(直近の道路現況では延長8803m、自動車通行不能919m)

道自体は「えぐえぐ」なのは頂いた情報で知っておりました。ただ分岐点、というか峠の場所すら未確認だったものでとりあえず峠を見るだけ見てみよう、と考えていました。
昨秋一度、行ってみるも徳円寺手前で土砂崩れ通行止め。あちゃーということで高原経由・林道で近づこうとするもこちらも通行止め。そのとき結局峠にはたどり着けませんでした。
こうなると意地ですな、雪の心配も無くなった暖かい日に「とりあえず峠と分岐を見る」ために佐那河内村から出かけました。

ここはまだ県道です。
狭いけどまだ走りやすいです。
この先に広い2車線の改良区間が現れます。
ただそのまま終点になっちゃいます。

「← 徳円寺」の案内に従い、橋を渡る道が
村道徳円寺線。

道幅せまーい&ところどころガタガタ

それよりも何よりも急勾配なんだよね

前回土砂崩れの箇所も通行可能、てよりも
とりあえず土をのけて通れるようにしてました。
もうそろそろかな〜
杖立権現越の道しるべ
一体は四国のみちに指定されており
婆羅尾峠や大川原高原を巡るルートが
設定されています。

四国のみちには環境省ルートと国交省ルートが
あり山の中を通りまくりなのは環境省ルートらしい。
ここはもちろん環境省ルート。

このカーブ、四国のみちの案内板のそばから
左へ落ちるコンクリ道が坂本へ下る道

反対から見るとこうです。
横の電柱は土砂災害警戒システム観測所

なんかいけそうだけどなあ・・・

行っちゃいました(だめじゃん)
佐那河内村嵯峨の街中で看板見ちゃったんだよね。
「工事のため大川原高原へは通り抜けできません」・・・・・・
本当は神山へ下る林道(元山槻地線)とか様子を伺いたかったんですが通り抜けできないとなるとね。

見るも恐ろしい絶景なり

景色の見えるところ、ほとんど無いんですけどね
で、ご覧のとおり林の中をうねりうねり、ぐいぐい
下っていきます。
もうね、落ち葉がすごいんですよ。
どこまでが道なんだかわからねいし
ガードレールなんて無粋なものあるわけないし。
走り始めて1分で「もうやだ」モード突入です(笑

でも何が感動って轍があるってことだね。
誰が通るんだろ、このすごい道・・・

ま、谷側にも木が生えまくっていますので
踏み外しても谷底まで落ちることはないでしょう

ヘアピンカーブ途中に分岐道あり

登ってきた場合こんな感じで看板あります

わかんないと思うけどごっつい下り

分岐その2 ここは壁に「← 杖立 名東」の
ペイントがあります。が下ってきたらどっちへ
進めばいいのか悩みますです。
下る道を進むのが正解ですけどね

かなり強引なカーブ。一番内側は普通の車だと無理なんじゃないかなぁ
落ち葉が針葉樹から広葉樹のそれに

わお!こんなところにもみかん畑が

人里近いのかと思えばまだこんなところあるし
ここは、一番の急勾配だと思われる場所でした

あ、なんとなく安心?

花なんぞ撮ってみたりもする

明るいところに出てきました
近くで作業中のトラックやガードレールもあり
ひじょーに安堵

とはいえまだこんな山の上だったりしますけど。
でも民家があって畑があって

下から見たところ。ここも看板あります

ここでもきっつい勾配のヘアピンカーブ

小休止
「勝浦名東峯越林道」の開通記念碑
完成は昭和50年だそうだ。
それにしてはむつごいんじゃないかい?

勝浦町坂本についてはこちらのページを
ご参考くださいまし
 →link ふれあいの里 さかもと

さかもとって?? のなかに
「自動車で移動できるようになりました」って
書いてあるんだけどこれはきついでしょ・・・

ひろーい(と思うだけでそんなに広くないかも)
みちに合流。アスファルト舗装で安心安心

山のほうを眺めてみる
時々対向車なんかもあってちょっとうれしい(謎

お、ここは一度通ったことがあるぞ
(昔、怖気づいて数分で引き返したことあり)

旧県道交差点が見えました

お疲れ様〜、ほんまに疲れた

何が怖いって落ち葉でしょう。スリップするんじゃないかと思うとどきどきもんですがな。
勾配も恐ろしいくらいきつく、1速(AT)に入れててもがおがおいいながら加速します。
いやぁ、くだりでよかったです。絶対に登れませんよ、あの勾配は

(注)行って見たいと思われた方へ、この道とおるとタイヤ、パンクしますよ。
ちょうどいい機会なのでタイヤ買い換えました。工賃込み4本1万円ってちょっと安すぎ(笑)
雨天の発進時、停止線で滑らなくなりました(おいおい
(注・その2)いや、この道でパンクしたかどうかはっきりわかんないけどね。
気づいてスペアタイヤに付け替えたのは4時間も経過した後、香川町内でしたから
(参考)峠(標高約650m)〜旧県道分岐(標高約110m)まで延長約7km、所要時間約45分

撮影日 2004年4月15日


何でもありのページに戻る
トップページに戻る