レイン走行について

 レイン走行は普通、練習には行かないですよね?
でも、レ−スは雨でもあります。それにドライビングテクニック・マシンコントロ−ルを磨くために一番良い練習方法です。
それに、一番早いラインの見つけ方・様々なセッティングの勉強になります。
普通の日ならコ−スが空いてますので結構オススメです。

まずは走行準備から・・・

 当然、雨が降ってるわけですので、カ−トも人も濡れます。
まず人が風邪をひかないように、カ−トが壊れないように準備をします。

服装 レ−シングス−ツの上からカッパを着て、ダブついているところ・服のつなぎ目をガムテ−プで抑えたり、水が入らないようにします。
靴は釣り用の長靴がオススメです。もちろん中に水が入らないようにガムテ−プでとめます。
ヘルメット ヘルメットの布のところが水を吸いますので、これもガムテ−プ等で濡れないように加工。シ−ルドに直接息が掛かると曇るので、曇り止めをし、息が直接掛からないようにガムテ−プ等でふさぎます。
シ−ルドはイエロ−かタ−ボバイザ−があると便利です。
タイヤ スリックで走る方が勉強にはなります。いつもよりかなり多目のエアを入れて走ります。レインタイヤでも大体同じくらいですが、1kから1.5kくらいです。
後は雨・水溜りの水の量等で決めます。(雨の量が多い時ほどエアは高め)
エンジン 水が入るとエンジンは止まりますし、壊れる原因にもなりますので、ノイズボックスに水が入らなくてかつ、十分な空気の入る容器を作成し、取り付けます。(ペットボトルの2Lのものを加工するのが良いと思います)
プラグはエンジンの最高回転も下がる事やカブリやすくなる事から、番手を一つ下げた方が無難です。
キャブ 細かい事を言えば、気圧・湿度・気温等の影響もありますが、ノイズボックス等にカバ−がつくことで空気の吸入量が減りますので若干絞り気味にします。
フレ−ムセット 基本的には上から見て普通は前が狭い台形になりますが、四角くなるようにフロントはできるだけワイドに、リアは狭くします。
グリップが悪いわけですから、シ−ト位置もできるだけ重心が高くなるようにマットをひきます。場合によっては前に行くようにもします。
さらに、普段のままではグリップが悪いためにカ−トがしならないので、軟らかくします。
サイドボックスの前のネジ、シ−トの下のネジ、シ−トサブステ−、リアシャフトの真中のベアリングのネジ、各スタビライザ−等を外したり、緩めたりします。
ト−はト−アウトにし、キャスタ−を寝かせたりします。
車高も調整します。ウエイトを付けている人はウエイト位置の変更(前につけるなど)も有効です。(車高・ウエイトは重心位置を高くする方向で変更)
(昔は前後のバンパ−を緩めましたが今はあまりしません。)
ブレ−キ ブレ−キに水が掛かると効きが悪くなりますので、直接水が掛からない程度にカバ−を作ります。あんまりしっかりと作ると、逆に熱でヒ−トしてブレ−キが効かなくなりますので注意。
ミッションカートの場合、フロントブレーキも忘れずに!
その他 その他として、チェ−ンオイルはいつもより多めに掛けておく方がいいでしょう。
また、僕はサビ無いように全体的にCRCを薄く塗っておきます。
ウェットタイヤ(SLタイヤ)
・タイヤ空気圧:
ヘビーウェット  1.7-2.05kg/cm
ウェット  1.35-1.7kg/cm
ウェット/ドライ  1.0-1.35kg/cm

ウェットタイヤ(ソフトコンパウンド)
・タイヤ空気圧:
フロント  0.80kg/cm
リア  0.95kg/cm

レイン走行・・・

 はっきり言って、スリックなら乗用車で氷の上を夏タイヤで走るくらいグリップしません。
クソがつくほど、アクセル・ブレ−キ・ハンドリングは丁寧に。
注意点として、水溜りは避けて通る事(歩いて確認する事も有効)。ピットアウトした周に十分確認し、絶対に踏まないように気をつけます。
当然、その他にキャブの調整、タイヤ・ブレ−キの温度も上げるようにします。

・ブレ−キング時のポイントとして、アクセルを戻す前にブレ−キは踏む!アクセルを離した時点で、リアの荷重が抜けてしまうのでその前にブレ−キング。
・コ−ナ−の進入時はフロントタイヤの様子をうかがいながらアクセル・ブレ−キを両方踏んだままステアします。なぜならアクセルとブレ−キを両方踏んでいるとカ−トが伸びるような感じで安定し、さらにエンジンの回転数もあまり下がりません。
・コ−ナ−は晴れの日のラインと違い大回りにして、車速をできるだけ高く保てるように走ります。
・コ−ナ−の脱出はリアタイヤの様子をうかがいながらブレ−キを離し、加速していきます。
・ストレ−トだからって油断してると、川になっててストレ−トでスピン・クラッシュすることもありますので注意してください。
 
レイン走行後のメンテナンス・・・

 まず、水や砂でドロドロになってると思いますので豪快に水をぶっ掛けてドロを落としてからいつもと同じように洗車します。
 雨用セッティングにした所は必ず戻しましょう。忘れると次に走った時に思わぬトラブルになったりしますので。参考 フレームメンテナンス
特に忘れがちなのは、ト−やキャンバ−、車高、リアシャフトのベアリング、シ−トのネジ。
 後は水に濡れている訳ですから、錆びないようにCRCを掛けて拭き上げてください。
あと、ベアリング・ピロボ−ル類に細かい砂が入ってますので回しながらCRCを掛け、グリスアップしてください。そのままにしてるとサビでがたつきが出たり、焼き付いたりします。
できる人は、キャブ・エンジン内部を生ガスで洗うと良いでしょう。