Cクラスのコ−ナ−

一般的なキャブセッティング

各現象ごとのセッティング方法

手抜きバージョン・・・

一般的なキャブセッティング

現象 セッティング方法 備考
標高の高い地域     メインジェット番数を下げる。      
ニードルジェットクリップ位置を1段程度下げる。   
気温が高い場合(35℃〜40℃) メインジェット番数を3〜5番下げる。     
気温が低い場合(0℃〜10℃) メインジェット番数を3〜5番上げる。   
雨が降って湿度が高い場合 メインジェット番数を5〜10番下げる。 水の進入に注意。
ノイズボックス/エアフィルターを付加。
下りの長いコース メインジェット番数を上げる。   吹け上がりを遅くし、コントロールしやすくする。
ニードルジェットクリップ位置を1段程度下げる。 焼きつき防止。
ハイスピードコース メインジェット番数を5〜10番上げる。 焼きつき防止。

キャブ品名 MJ SJ JN THV
PJ
PWK-M
PWM

メインジェット スロットル全開時〈最大馬力で走る場合)の燃料の流出量を制限して混合比を適正にすることを目的としています。しかし、全開時ばかりではなく、2分の1開度付近まである程度影響します。
スロージェット スロー系全体に影響します。ジェット穴径で燃料の流量を規制し、横のブリード穴から入ってくるエアースクリュー等で規制された空気によって混合気をつくり、霧化を図っています。
ジェットニードル ニードルジェットと共同で、スロットル開度(全閉を除く)ほぼ全域で影響を与えます。テーパー、切り上がり(クリップ段数)、ストレート径など、開度により役割が異なります。
スロットルバルブ バルブの吸入側には切り欠きがあり、これをカッタウェイと呼びます。切り欠きが大きいほど極低開度域で,混合気は薄くなります。
ニードルジェット ジェットニードルと共同でコントロールします。ケーヒンではあまり交換しませんが、一部ブリードシステムの変更などで交換することもあります。
パイロットジェット スロージェットとほぼ同意です。違いは、スローはガソリンを空気とブリードし霧化するのに対し、パイロットはガソリンの流量のみを規制して空気とのブリードは別の部屋で行います。主に四輪のキャブに使われることが多い様です。
その他 エンジンの特性等に合わせる為にバルブシート径、エアーファンネル長、各種可変スクリューなども重要なセッティングパーツです。
参 考
セッティングパ−ツ品番表