Cクラスのコ−ナ−

スロットル開度 キャブレータの動作概要 セッテイング
全閉より1/8まで ガソリンはパイロットジェットで計量されます。計量されたガソリンはエアースクリューで調整された空気と混ざり混合気となります。混合気はパイロットアウトレットからエンジンに流れます。 エアースクリューによって混合気の濃さが決められます。
1/8より1/4まで スロットルバルブがわずかに開いた状態です。空気は主にキャブレターのボディとスロットルバルブの隙間を通ります。これに対して、ガソリンはパイロットジェットで計量されます。計量されたガソリンはパイロットアウトレットとスロットルバルブ下側で混ざり混気となります。 パイロットジェットを通るガソリンの量(PJ番数)によって混合気の濃さが決まります。
1/4から1/2まで 空気はスロットルバルブ下側を流れるためにスロットル開度によって流量が大きく変化します。また、ガソリンはメインジェットを通りますが、メインジェット径よりもメインノズルとジェットニードルの隙間の方が小さいため、ガソリンはメインノズルとジェットニードルのすきまで計量され、混合気となります。 ジェットニードル(針)によってによって混合気の濃さが決まります。
1/2から全開 ガソリンも空気も最大の流量となります。ガソリンはメインジェットで計量されメインノズル部よりエンジンに流れます。メインノズルとジェットニードルの隙間はメインジェットの径より大きくなるため、流量はメインジェットにより決定されます。 メインジェットを通るガソリンの量(MJ番数)によって混合気の濃さが決まります
スロットル開度の説明図
セッティングパーツの役割分担(早見表)
上記の通り、キャブセットのパーツを交換することによって、各エンジン回転域で適切にガソリン流量を調節して理想の空燃比に調整します。しかし、通常のスライド式キャブレータ(KEIHIN:PWM,PWK ,MIKUNI:TM,TMX)の場合、エンジンからの負圧によってフロート室内の燃料が大気圧で押しだされるという構造のために、ガソリン流量はエンジン出力には無関係となり、エンジン回転数(負圧の大きさ)に依存します。
このため、
1)最大出力発生時付近でガソリンが足りなくなる。もしくは、最大出力発生時付近でガソリンを適量にセットすると、
2)オーバレーブ領域でガソリンが濃いためにエンジンが回らない。といった不具合が起きるようになります。