2002年 このLIVEへ行った。 【BACK】

12月15日/本多劇場
竹中直人の会第9回公演「月光のつゝしみ」

「作・演出・出演/岩松了だから、岩松了の会だろが」と思ったりもするのだが、竹中の会なのだ。今回は客演に桃井かおり、坂井真紀、篠原ともえ、北村一輝を迎えた再演モノらしい。私は初演を観ていないし、初演に対する思い入れ(「見逃したぁ」とかって奴)などは全くなく、いたってニュートラルな気分で鑑賞。どこにでもありそうな日常を淡々と描く、いわゆる静かな芝居って基本的にあんまり好きではないジャンルだけど、今回のお芝居は良かった。だからこその再演か? 泣けるわけでも爆笑できるわけでもなく、起承転結すら曖昧なんだけど、退屈することなく楽しめた。不思議な感じ。帰路につく前に下北にあった自分で焼く焼き鳥屋に寄ろうとしたら、なくなっていた。いつ行っても、安くて空いていたのに…残念だ。だから潰れるんだって話でもあるんだろうが。

12月12日/シアターアプル
ナイロン100℃「東京のSF」

しばらく観てなかったナイロン本公演だけど、今回は久々に劇団員全員が出演(かつ客演多数)するナンセンス・コメディってことで、急遽行くことにした。一応ネットで調べてみると、前売り(5300円)は完売だけど、当日券(5800円)が結構出るとのこと。割高なのに、パイプ椅子だったり、階段に座布団だったり、と待遇は良くないことを覚悟のうえで、比較的人気薄であろう初日に足を運ぶ。そんなに長くはない券売所の最後尾につくと、程なくして「あの〜、急用で帰んなきゃならなくなっちゃったんで、チケット買ってもらえないでしょうか?」と、ダフ屋らしくもない女性から声をかけられる。こちらはふかふか指定席をゲットできるだけで嬉しくて「いいっすよ」と即答。しかも別に値切っちゃいないのに「5000円でいいですから」とプライスダウンまでしてくれた。歌舞伎町のド真ん中で起きたちょっといい話。おかげ様で3時間超の長いお芝居もケツが痛くなったりせずに集中できた。芝居の内容もいい意味で実にくだらなく、私好み。腹抱えるほどじゃないけど、普通に笑えた。

12月6日/池袋演芸場
師走だっちゅうに、昼間に野暮用があったので仕事を丸投げした平日。その野暮用も済んじゃって夕方、暇つぶしに寄席に行ってみることにした。実は、以前にメールを頂いたことがある若手落語家さんの芸をひと目観ておこうとのお忍び行動でもあったりする。夜の部の出演者は前座も含めて14人。トリを三遊亭歌武蔵とういう元力士の巨漢咄家。私の認識不足がいけないのだが、寄席は基本的にいつ行ってもガラガラで、年寄り客がポツリポツリいる程度…そんな寂れたイメージを勝手に抱いていた。しかし、全然違ったね。最終的には30人超の客が入ったし、20代とおぼしき男女もいた。で、いちばん肝心なことなのだが、非常に面白かった。落語家の芸にも古典、新作、漫談などバリエーションがあるし、ほかにもギター漫談、講談、津軽三味線、曲芸などバラエティ豊かなラインナップ。雑多なものの調和がとれてて、4時間超の時間なのに観てて飽きない。ハマリそうな予感を超えて、自ら進んでハマってみようかとさえ思う。皆、キャラ濃いし、嬉しくなっちゃった。探し物を意外な場所で見つけたような、そんな感じ。とりあえず、まだ足を踏み入れたことのない浅草演芸ホールと上野鈴本にも近いうちに行ってみようと誓ったりもする。この日、観ることができていちばん嬉しかったのは、紙切りの林家正楽師匠。つくづくテレビ的に売れることと面白さには密接な関係がないものと悟る。 だからテレビは駄目なんだ…と少し思う。
11月24日/東京体育館
第34回オープントーナメント全日本空手道選手権大会

緑の極真会館が主催する総勢106名参加による国内選手権。世界大会進出を賭けたフリーウェイト制の勝ち抜き戦である。この日の試合スケジュールは、前日に一&二回戦を突破した猛者らによる三回戦から決勝まで。一日に四回勝利しなければ優勝にたどり着けない苛酷な闘いだったりもする。 アマチュアの大会とはいえ、各地に支部を設け、そこで長を務める連中も参戦しているわけだから、空手を生業とする、ある意味プロの競技者も多いといえよう。「〇×先生ガンバレー!」などというちびっ子(教え子)の黄色い声援も盛んに飛び交っていた。試合はアグレッシブで面白く、おまけ的に氷柱割り等のパフォーマンスなども組み入れられていて、全然退屈せず。観客の入り具合が五割程度なのはもったいない気がした。大山倍達総裁没後にドロドロした理由で分裂してなければ業界全体はもっと盛り上がっていただろうに、などと今更ながらもそう思う。優勝(3連覇)した鈴木は、素人目にもわかるほどに唯々強い昔気質の空手マン。久々の復帰戦ながらも準優勝の元王者・塚本はトリッキーな攻撃で一発が狙えるタイプか。「総合格闘技に出るなら、鈴木よりも塚本のほうが面白いかもなぁ」と格闘プロデューサー気分で妄想したりもする。最前列(関係者席)には長渕剛、ラモス&都並(元Jリーガー)、二宮清純の姿などが。しかも長渕は同大会のTシャツデザインなんかも担当していた。志穂美悦子のコネでもあるのか?

10月20日/横浜文化体育館
GAEA JAPAN「横浜MEGARIDE」

タダ券(引換券)が手に入ったので行くことに。気持ち早めに会場に到着したら、招待チケット引き換え所はガラガラ、当日券販売所は長い列って状況…ちょっと驚く。どうやら招待券をバラまいてるわけじゃないようだ。そして入場後、客観的にみて超満員って事実に二度ビックリする。自腹客が多い興行ということもあってか、盛り上がり方もなかなかで、雰囲気よろし。個人的にはアジャvsシュガーがベストマッチか。

10月19日/サンシャイン劇場
スーパー・エキセントリック・シアター 「幕末幻妖伝」

第40回本公演にして、初めて生でSETを観る。今回は本場・京劇からのゲストを招いたアクションコメディだというが、生憎こちとら興味のかけらも持ち合わせていない。15年くらい前だったらまだしも、今更なぁ…というノリでの鑑賞する(義理&暇つぶしの行動)。案の定、あえて今観る必要は全然なかった。満員の客入りだし、場内には笑い声が溢れて盛り上がってもいた。興行としては申し分なしと言えるだろうが…。

10月14日/草月ホール
日本総合悲劇協会vol.3「業音」

作・演出・出演/松尾スズキ、主演/荻野目慶子。初めて訪れたこのホール、第一印象は「いい感じに狭い」だね。しかも今回はたまたま座席が1階の3列目。見やすさ抜群ときている。それだけで充分嬉しいのに、荻野目(松尾も)ったら舞台上で全裸になっちゃうし、目が皿よ。客が引いちゃってもおかしくないシチュエーションだけど、魔性の女の実績が引かせない。今更ながら凄い女優であることを再確認させられた。「不況下にはサービスが向上する」というのはこういう部分にも現れるのだろうか。それにしても荻野目、日ごろのトレーニングの賜物か、一見華奢なのに結構筋肉質系ナイスバディ…何事も包み隠さないキャラゆえ“深爺”との過去をオープンにするって図式か…なんか許せる気がするぞ、よくわからんが。肝腎のストーリーはここで再現できるほど野暮ったいものではなく、さりとてチンプンカンプンってほど難解でもなく、意味不明な部分もあるにはあるが、概ね楽しめる(ハッピーではない)内容でなによりだった。いろんな意味でいいものを見せてもらった気がする。期待以上に得した気分。5千円札で千円の買い物をしたら、お釣りに九千円返って来た、そんなイメージに程近い、といえなくもないかもしんない。

10月14日/PARCO劇場
「おかしな2人」女編

作/ニール・サイモン、演出/鈴木裕美、主演/小泉今日子&小林聡美。女編というだけあって、出演者の大半が女性。男が出てくるのは二幕に入ってからようやく…そんなコメディである。第一幕は全編「かなりしんどいなぁ」という辛い思いを味わったが、第二幕が面白かったので、少し気分は晴れた。小林聡美の舞台を観るのは、乾電池に客演した駒場アゴラ劇場以来だが、相変わらず達者な役者であると思い知る。対するキョンキョンのお芝居はたびたび観てるがこれまでになく過剰演技って感じ。演出がそうなっているからなのかもしれないが、もうちょっと普通にやればいいのに、もったいない、などと何がもったいないのかもよくわからずに、そんなことを漠然と思ったりする。

9月7日/ディファ有明
Fighting Girl pt.3

初めて足を運んだ会場だったが、見やすく音響よく、こじんまりとしていて気に入った。後楽園ホールと神戸チキンジョージを足して2で割ったような印象とでもいったらよいだろうか。アクセスが不便なのはいただけないが、不平を言える立場にはない。そんな女子ボクシングである。最近は“格闘技ブーム”だというが、それを裏付けるように、客席は8割以上が埋まっていた。ちょっとびっくり(招待席がどの程度占めているかは知らない。そして私も招待券組)…するほどでもないか。テレ朝系BS用のTV収録もされていて、解説席には渡嘉敷や薬師寺の元世界チャンプが陣取る。場内にはなぜか猿岩石やフォーリーブスらの姿も。コミッショナー兼プレゼンテーターに森田健作議員という部分を含めたとしても、仕掛けとしては予算面での苦しさが伺えた。糸井重里も来場していたけど、ブレーンとして一枚噛んでいるのだろうか? 試合の中身は日本人選手の層の薄さこそ伺えたが、悪くはなかった。特にダブルメインの2試合(ともに日本人対オーストラリア人の図式で日本人の勝利で決着)がどちらもアグレッシブな内容だったことは好材料。「次回興行は12月を予定しています」とのアナウンスが盛んにされていたが、日時・会場は未定らしい。なんともいい加減な話ではあるが、あんまり無理はせずに頑張ってもらいたいものである。

8月25日/ラフォーレミュージアム原宿
空飛ぶ雲の上団五郎一座「アチャラカ再誕生」
同一座の旗揚げ公演。コントをつなぎ合わせたようなお笑い芝居。ワイドショー的にみるならば、三谷幸喜出演が話題のお芝居である。もっとグローバルな視点に立てば、脚本(文芸部=いとうせいこう、井上ひさし、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、筒井康隆、別役実)役者(俳優部=いとうせいこう、くりぃむしちゅー、住田隆、中村有志、深沢敦、三谷幸喜、みのすけ、三宅弘城、池谷のぶえ、YOU)裏方?(美術部=安斎肇、しりあがり寿、なんきん)がそろいもそろって豪華なんだけどマニアックでもある。狭い会場での短期間公演(3日間5公演)ということもあって、チケットの入手は困難を極めたらしい。でも、そんなことはまるで他人事。だって労せずゲットしちゃったから(後からにして思えば、今回ばかりはたまたま運よく予約できたと思う)。作り手の思い入れがたっぷり込められたノスタルジックな笑い(モンティ・パイソン&三木のり平)がモチーフなだけに、さして斬新さは感じられなかった。とはいえ、きっちり作り込んだ確信犯的なお笑いは個人的に嫌いじゃない。腹かかえたり涙流したりするほどの面白さではなかったけど、旗揚げだし、ご祝儀ってことで不平は言うまい。役者三谷&YOUが予想以上に好演。

8月11日/国立代々木競技場第一体育館
J−WAVE LIVE 2000+2

FMラジオ局J−WAVEが主催する約5時間半におよぶ音楽イベント。会場内は熱気というより空調の関係なのだろう、終始蒸し暑かった。だからというわけでもなかろうが、入場時にタオルやウチワをいただく(ともに同局番組「MITSUBISHI HEART BEAT MOTORS」仕様)。この日の出演アーチストは元ちとせ、Skoop On Somebody、PUSHIM、KICK THE CAN CREW、UA、YUKI、スガシカオ(出演順)。前半4組が前座(∴短い。それぞれ4曲)、後半3組が主役(∴結構たんまり)って扱いだった。以下に順を追って偉そうに寸評を加える。元ちとせは歌が上手には違いないが、振り付け(踊り?)がワンパターンなのが気になった。Skoop On Somebodyって、なんなんだろな。この手のバンドって(心地良さげなんだけど何の面白みも特徴もないって意味で)、昔からいるけど、ライブを見ながらにして、「歌う天気予報」でも見ているようなタルさを感じてしまった。「あ〜あ、意味なく徹夜しちゃったよ」みたいな。PUSHIMはレゲエバンド。メインボーカルの女性はミュージシャンというより色物芸人っぽく、それが変に面白かった。別な意味だけどこれはいい。KICK THE CAN CREWはラッパー4人組。今年暮れに日本武道館に進出するってことは、それなりに売れているってことなのだろうが、彼らのメッセージは私の胸にはまったく響かず…。UAは客にこびる事なく(盛り上げようとせず)メロウな曲ばっかだったけど、カッコ良かった。対照的にYUKIは徹底したエンターテイメント路線。客を盛り上げるためのサービス精神が満点のステージ。JAMでの経験から大きなステージの見せ方が上手って感じがしたね。トリのスガシカオは、女性客が多いってこともあってかさすが一番人気。もっといけすかない野郎かと思っていたが、それは勝手な決めつけでしかなく、なかなか好人物とお見受けした。イベントなのにアンコールにも応じたりして、偉い。カッコいいライブでもあった。この日はせっかくの晴天日でもあったし、願わくば日比谷野音あたりで観れたら最高なのに…と思ったりもするが、おおむね満足ってところっすね。

7月15日/東京ドーム
サントリーモルツドリームマッチ2002 モルツ球団vsワールドパワーズ

何年かぶりにモルツ球団の試合に足を運んだが、客入リは上々でドーム内の雰囲気は非常によかった。しかもモルツが安くて美味くって申し分なし。なぜか隣の見知らぬおっちゃんから1杯ゴチになったりもする。試合内容的に見ても出場選手がとにかく豪華で面白かった。モルツはバース&亀山が、ワールドパワーズはクロマティがそれぞれ本塁打を放った乱打戦(?)は、5対4でワールドパワーズが逆転勝利(7回で試合終了)。4打数4安打4打点の元巨人・WクロマティがMVP。
モルツの先発“まさかり”村田は打ち込まれた

7月14日/PARCO劇場
HAKANA〜いとしの儚より〜

いよいよ全国発売がスタートしたJRAの新馬券を通りがかりのWINSで初体験してみたのだが、まったく当たらず。ワイドだったら当てられたのに、3連複の的中はやはり難しい。けど、楽しいし、少ない投資で充分遊べるのがなによりいい。「敗れはしたが、明日につながる負けだね」などと負け惜しみ気分で観劇。そしたらタイミングがいいこと(?)に、博打打ちが身を滅ぼしていく話でした。そんな辛気臭い話に約3時間(休憩込み)も費やすなっつうの。長時間やるならもう少しハッピーなのにしてよ、などと思う。終盤、すすり泣きをしている客もいる様子だったが、私の場合は感情移入できずじまい(同じようなあやまちを何度もくり返す奴には情けはかけられないのだ)。殺人鬼より赤鬼のほうが全然人間的じゃん、花ならいいのかよ〜、などという感想を抱く。主演の井川遥は本公演が初舞台ってことで、もっと学芸会のノリで皆の足を引っ張るかと思いきや、意外にちゃんとしてた。終演後、渋谷駅近くの交差点でタクシーに乗り込む金万福をなぜか目撃する。三連複に限りなく似た名の男にこの夜出くわすとは、奇妙な因縁を感じずにはいられない。

7月7日/両国国技館
ZERO−ONE 〜IMPOSSIBLE TO ESCAPE〜

急遽、招待券が手に入ったので行くことにした。しかし、タダっつうのもちょっと申し訳ないので、入場後すぐ、パンフと“目ヲ覚マシテクダサイ!!”ピンバッチを買う。そして2階席の西側ほぼド真ん中の良席で観戦。結果からいうと、予想していた以上に盛り上がったいい大会だった。昔のプロレスにあったスポーツライクなノリとは別次元のサービス精神がこの団体には見出せる、てな感じか。よくわからんが。メインイベントの金網デスマッチで小川に完敗したザ・プレデターは、まんま故ブルーザー・ブロディのパクリキャラでオリジナリティのカケラもなし。ブロディが大好きな私には存在自体が許せない。しかもボディスラムはブロディの足許にも及ばないカッコ悪いかつぎ方&投げ方だし、全然いただけなかった。よって、個人的にはダメ外人のレッテルをペタリと貼りつける。最後がこんなんじゃ締まらないよなあと思っていたらトム・ハワードとネイサン・ジョーンズが乱入(どちらもこの日初めて見たけど、なかなかの掘り出し物の外人レスラー)。小川、橋本と乱闘してひと盛り上がり。ここら辺が実に昔のプロレスっぽい、心憎い演出であった。

6月23日/青山円形劇場
AGAPE store「地獄八景亡者戯」

脚本:東野ひろあき、演出:G2、出演:松尾貴史(キッチュ)・濱田マリ(あしたま)他。当初、行く予定してなかったんだけど、直前になって追加公演のキャンセルチケットが拾えた(しかもかなりの良席)ので行くことに。この日、渋谷から坂を登って会場のあるこどもの城に到着して驚いた、というか完全にひいた。入り口前の広場に大勢のダメ人間がたむろしていたのだ。よく見ると2種類いる。危ない人と犯罪者…前者は追っかけで、後者はダフ屋である。隣接する青山劇場では、モーニング娘。のミュージカル公演が開催中なんだって。私は何人もの犯罪者に危ない人と間違われ「(チケット)あるよ〜」と話しかけられたが、生憎持ち合わせがなく…というわけじゃないけど、最初の予定を優先させて円形劇場にそそくさと入場。そして2時間経過。結果からいうと今回の公演、見逃しても別に全然問題なかったですね。死後の世界を題材とした落語チックな笑い話なんだけど、結構しんどい罰当たりなお芝居でした。部分的に面白いシーンもなくはなかったし、つまらないと断言できるほど酷くもなかったのだが、場当たり的なアドリブや鮮度の古いネタが多数登場。アドリブが多いのは、脚本の通りに演じてたらウケがよくないので、こうなっちゃった(苦肉の策?)のだと読むがどうだろう。キャストは役者ぞろいだっただけに、ちょっぴり残念。

6月8日/西武ドーム
西武vsロッテ

世の中がワールドカップで大盛り上がりのこの時期に所沢くんだりまで出かけて野球観戦ですよ。しかもパ・リーグの首位対最下位ってどういうこと?それには理由がありまして、バックネット裏の招待券を横流ししてもらったからなのです。先発は西武・潮崎、ロッテ・小野。この球場、やっぱ屋根いらねーよなー、と来るたびに感ずるわけだけど、晴天のデーゲームともなればなおさらその思いは強くなる。試合は1回裏にカブレラの特大2ラン(推定飛距離150m)で西武が先制するやエバンスも2ランを放ち一挙4点差。3回にも1点を加えてワンサイドゲームと思いきや、5回のロッテは諸積の3ランを含む4点を返す怒涛の反撃。その裏の西武はすかさず1点、6回には両チームともに1点を加算する乱打戦となりました。しかし、いい試合といえたのはここまで。7回以降はロッテ、サブローのソロ弾(8回)こそ出たものの淡泊な攻撃に終始。これに対し西武は攻めっぱなし。終わってみれば11対6で西武圧勝、公式戦6連勝。お立ち台は兼任コーチの清水。それにしても千葉ロッテ、応援団は何故ゆえこれほどまでに熱いのか。邪教に取り憑かれた信者よろしく、死ぬまで踊り続けるガラスの靴でも履いているかのごとく踊り狂い、そして雄叫びを発する黒い集団と化している。外野自由席だけを比べれば、圧倒的にレフト側のほうが客入っていて、騒がしくもあった。けど、連中のお仲間にはこれっぽっちも入りたくはないよなぁ、という不思議な感情になりました。

潮崎

小野

松井

今年から復活した勝利の花火は渡辺美里仕様との噂

1塁側の客は草加せんべいを食べ、
3塁側の客はチョコを食べていた。
みんな帰ってんのに、
ロッテの応援団は帰らない。
千葉まで帰るのが嫌なのか?

6月2日/PARCO劇場
ダブリンの鐘つきカビ人間

後藤ひろひと:作、G2:演出。 いろんな病気が蔓延している奇妙な町に奇跡をもたらす剣を題材とした寓話チックなストーリー。大倉孝二演じるカビ人間はこの町の嫌われ者なんだけど、その実、心優しいイイ奴(職業:鐘つき)。水野真紀演ずるヒロインは途中からカビ人間の魅力に気づくのだが、全く周囲には伝わらない。通りすがりの旅人遠藤久美子らはひょんなことからこの町にまつわるこんな昔話を聞き、そして巻き込まれていく…。部分的に楽しさ満点の話ではあるんだけど、暗さも重さもある悲しい物語でした。泣きこそしなかったけど、切ない気持ちを引きずって劇場を後にしたところ、丸井前の交差点で超リアルカビ人間(浮浪者とも言う)と出くわす。舞台に登場したカビ人間をレベル10だとすれば、こちらのカビ人間指数はレベル1000ぐらいに達しそう。2m以上離れているのに異臭で鼻が曲がりそうになったもん。いくらピュアハートだとしても俺には受け入れることはできない、心なんかどうでもいいから見た目どうにかしろよ、と思う。突如として、厳しい現実社会へと引き戻されてしまった俺。もう少しお芝居の余韻に浸っていたかったのだが、そんなに世の中、甘くないのね。

5月11日/新宿コマ劇場
新・演歌の花道

生涯2度目の新宿コマ。田舎の知り合い+αが上京したので、そいつらのナビ役を兼ねて行くことに。マチネじゃなくって昼の部。西城秀樹、スター錦野、DonDokoDon山口…表向きの出演順序はこんなんだが、事実上の主役は明かにD山口(圧倒的に出番多し)。その他、つんく♂音楽プロデュース、共演者には川島なお美、鈴木史朗、藤田憲子、DonDokoDon平畠らが名を連ねるなど、顔ぶれは豪華だ。その一方で、公演開始前に藤真梨子の降板騒動があったりして、いちゃもんがついた舞台のためでしょか、案外人気薄(空席が結構あった)。スッカスカじゃないんだけど、満員発表できるかどうかギリギリの線ね。個人的にもさほど期待してなかったのに、なかなか面白くて笑ってしまった。目新しさのかけらもないわかりやすいベッタベタなストーリーなんだけど、脚本より役者のパーソナリティの勝利って感じでしたね、今回は。


5月10日/東京ドーム
巨人vs阪神

3月に続く同カード。首位攻防の3連戦の初戦である。レフト側外野指定は相変わらず馬鹿人口密度がやたらに高くて楽しい。とはいえ慣れない位置(首位)にいる戸惑いなのか、応援席はいつになく穏やかなムード。騒いでいる人はいても暴れている人はいなかった。先発は巨人・桑田、阪神・井川。両投手の投げ合いが見れるのは嬉しいんだけど、投手戦は嫌だなあと思っていたら、幸いなことにどちらもボール先行で球数(たまかず)多し。ともにピリッとせず。結果、点のとりあいとなる。井川はわけわかんねえ福井に2試合続けてホームラン打たれちゃうし、やばいよなぁ。と思っていたら、桑田のほうが先に降板。巨人2番手の酒井がアリアスに逆転の一発を浴び、その後の継投もボロボロで巨投崩壊。阪神の圧勝。この時点では首位をキープ。

5月5日/アートスフィア
CITY BOYS MIX「パパ・センプリチータ」

今年は中村有志&犬山犬子が客演。演出/坪田塁、音楽/石野卓球、映像/中野裕之。作家が慣れたのでしょうか、昨年の公演よりぶっちゃけ面白かったです。それだけでもう嬉しい限り。大竹まことが「(面白いだけで)終わったあとに何も残さない」といつも通りのコメントを吐いていたように、ハートウォーミングでウェットな笑いとは真逆なネタのオンパレード。私のHPのコンセプトもまさにそんな感じ(俺も前にも書いたな、確か)なんで、「勉強させていただきました」と珍しく殊勝な態度で会場を後に。したっけ「ハテ、なんだっけ?」とすっかり何も残ってませんでした。というのはもちろんウソで、きたろうの宝塚&ヌルヌルの中村有志がツボでした。

4月16日/東京ドーム
日本ハムvsダイエー ダイエー

寺原隼人プロ入り初先発ってことで急遽観戦することに。てっきり福岡で最初のお披露目をするもんだと思っていただけに、ラッキーな展開だ。私が陣取ったのは、ダイエー応援団ばかりのレフト側外野自由席。周囲のダイエーファンは想像以上に熱い。ちょっと置いてけぼりとなる。ただし、賑やかで満員なのは両外野席だけで、他の席はスッカスカ、全体の客入りはさっぱりだった。イチローフィーバーとマスコミが騒いでた頃だって、東京ドームのオリックス戦は満員に程遠い状態だったし。パの不人気ぶりは相変わらずといったところか。日ハムの先発はミラバル。途中までは投手戦だったが、6回、先頭打者井口がピッチャー強襲安打で好投のミラバルが打撲退場。一方の寺原は7回表にクローマーの逆転2点タイムリーなどを浴びて轟沈。 4対2と日ハムがリードし迎えた9回表、ハムのピッチャー井場が乱調。城島がこの日2本目となる特大ソロアーチ(推定飛距離130m)を繰り出したあと、柴原の逆転2点タイムリーで再逆転。9回裏に登場のルーキーでストッパーの飯島が1アウト満塁のピンチを招くも小笠原、オバンドーを連続空振りの三振で逃げ切り。これで今季私の生観戦記録は2連勝(無敗)。なかなかの好調である。
4月6日/シアターアプル
鉄拳展覧会「跳べ!鉄拳!新作展」
鉄拳についての予備知識などさしてなく、それゆえに全然期待せずに行ったのだが、これが結構面白かった。「写真撮っちゃダメなんだよ〜」舞台上から鉄拳はたびたび客席に向かい注意(?)を促していたが、観客はお構いなしにシャッターきりまくり。だから私も追随して右のようなカットをおさえた次第。スケッチブックを用いた紙芝居的ネタ披露以外にもいろいろあって、最後のオークションまで含めると2時間以上の展覧会っていうかお笑いライブでした。「首吊り似顔絵は反則技だけど、TVでも使えるブラック度だしオリジナルでアリだよなぁ」ってことを痛感。私もそんないい意味で卑怯なパターンを考案したいものである。客層が女子中心でメチャクチャ若かったら嫌だなあってことを懸念してたんだけど、かなり雑多で男も多かった。気分がよかったので、機会があればまた行くことにしようとゆるく決意する。
3月31日/東京ドーム
巨人vs阪神(第二戦)
昨年の開幕第一戦に引き続き、今年は第二戦である。何を隠そう、私はこれまで阪神の公式戦には東京ドームのみならず、神宮球場、名古屋ドーム、千葉マリンスタジアムに足を運んでいるのだが、ことごとく撃沈…黒星ばかりを重ねているのだった。でもまぁ明けない夜はないわけで、今回初めて白星をゲット。23年ぶりの開幕二連勝という記念すべき日に立ち会うことができちゃいました。清原の通算444号で巨人が先制するも、阪神は片岡が同点打、赤星が逆転タイムリーを放ち、そのまま逃げ切り。先発の巨人・工藤(1敗)、阪神・ムーア(1勝)をそれぞれ降板させるタイミングが両チームの明暗を分けた試合となったんじゃないかしらん(阪神の采配は思いきりがいいけど、巨人は引っ張りすぎ)。

3月20日/クエストホール
イッセー尾形のとまらない生活
今回の公演で披露のネタ7本はすべてが新作。だからこそ、あえてその初日。50歳になったばかりのイッセーさんとはいえ、ネタおろしの日はそれなりに特別な緊張状態にあるのだろうか、余裕なさげな部分も結構見受けられ、それはそれで妙に面白いって感じがした。舞台は千秋楽がいちばん人気で、初日は不人気と言うのが定説だけど、私の場合、グル高橋が決めた定説以外は定説として認めないのが定説。千秋楽ってチケットがとりづらいうえに、思い入れが強すぎのいっちゃってる客の密度が妙に高く、その過剰なリアクションが耳障りだったりして、ちょっとキモイ雰囲気が嫌いなんよね、個人的には。それにロングラン公演にありがちな千秋楽に向けて完成度を高める手法って、視聴率の善し悪しによってストーリーがコロコロと変わる連続テレビドラマぽくって、どうかと思うわけよ。そんな話はともかくとして、本題。前夜あまり寝てなくって、眠い目をシャクティパットしながらの舞台鑑賞だったわけです(なんのこっちゃ)。いつ睡魔に負けちゃうやも知れぬ…とあくびしながらも、眠ることなく見入っちゃいました。それだけ面白かったってことね。いつもに増して登場キャラがはっちゃけちゃってて、節目の年齢がいい意味で効果的に作用したよう。花嫁の話がいっちゃんインパクト強かったです。