感想文
◎浅利さんの生きのよさと美しさで「貞子」を観せてくれ
ましたね。旅興業の雰囲気の中に私達はすっかり誘われて
しまいました。秋田弁の強さねばっこさも印象深いもので
した。長ゼリフがなかったのもよかったと思います。それ
でいて内容の幅も広く豊かでした。総勢四人の俳優さんが
最大限の演技を観せてくれたのだと思います。森幹太さん
の銀一郎もとても感じが出ていましたし、舞台の袖での解
説も効果的でした。言葉や動きにムダがないという感じを
受けました。いくつかの見せ場の中でも「だんまり踊り」
はすばらしかったですね。胸のすくような気迫を感じまし
た。また大きなお腹に帯をしめる場面では会場も息をこら
して見ていたと思います。無事に結び終えたときはさすが
プロだと思いました。
「貞子」の生きた時代は日本の不幸な時代に重なります。
しかし貞子は十分に生きた人だと思います。だだ、貞子の
言葉で唯一忘れられない言葉がありました。「百姓の家よ
り良い家には住めなかった」と。胸を突く言葉です。貞子
の物に対する目線の位置まで伺い知ることができました。
「貞子」を沢山の人に観て欲しいですね。
松風 60代
◎「貞子」は「演歌」を凝縮して芝居にしたような作品。
浅利のヒロインは自らの企画通りの演技と味わいを実現し
えていて過不足のない結果を出している。脇役もそれぞれ
に適役をもち成功しているが、森のセリフにとちりがあっ
たのは惜しまれる。舞台の完成度は高い。注文をつけると
すれば、この1998年という時代にこの脚本と演出はわ
れわれに何をつきつけたかということ。そういうインパク
トの問題である。たんに一時代のエピソ−ド、あるいは一
民謡の年代史の記録というだけでは演劇としての迫真性を
もちえない。浅利の熱演が熱演であればあるほど、その落
差を感じた。但し郷土愛のみをコンセプトとしたのならば、
われわれがとやかく口をはさむ事柄ではない。
イカロス 60代
◎大好きな民謡を60年間謡いつづけた貞子。
お百姓がらいただいたお金でお百姓より大きな家は建て
られないと、自分の家、土地を持たなかった貞子。
好きな民謡を結婚式か祝賀会等望まれるときに出向いて
いって謡い、そのお礼で最愛の人とつつましく生きる。最
後は最愛の人に看取られて安らかに息を引き取る。
貞子の一生は波瀾万丈の一生ではあったが、一生懸命に
生き民謡と愛に命をかけた最高に幸せな一生だったと思う。
この演劇を観て幸福だ、よかったと思う一時を与えてく
ださったことに感謝しています。
ありがとうございました。
ミッキ−ミニマウス 50代
◎とても楽しいお芝居でした。
2時間30分がアッというまに終わっていました。
会場に流れていた貞子の唄声が今聞いても、張りのある
素晴らしいものでした。芸人として女としても生涯現役と
はうらやましい。こんなにすばらしく楽しいお芝居を多く
の人にも観て貰いたいので、会員を増やす輪を広げて行き
たい。 オレンジメイト 50代
◎似合うひととそうでないひととがある。おもいをかけて
出っ張りで演ってみて「まんづ、まんづ上首尾だんべ」の
評価をうければ役者冥利につきよう。
さて、一代記を綴れば構成はあんなものに落ち着くだろ
う。だから平板通過を避けてひとつぐらいは「経過報告」
の語り部を浅利さん自身に秋田弁でやらせてみたり、太鼓
打ち・おばこ唄い・舞い姿の芸のみせどころを小出しつな
ぎをやめて、起承「転」の部として思い切りよく集中させ
れば喝采の渦巻きとなろう。
支える裏方衆のうち、小道具類は整い過ぎにみえた。早
変わりを要求する衣装部の活躍はみのがせないが、浅利さ
んが汗の流れ止めに腐心していただけに負担軽減にひと工
夫して欲しかった。
何はともあれ、秋田ことばは「こく」と「ぬくもり」が
あり、いろいろな地域の特性ごとを連想させるに充分でま
っことよかったです。
六つ松 70代以上
◎2月4日。少し寒い冷たい夜風も今見てきた「秋田おば
この女王」頭の中に残っています。ブラボ−と大声でさけ
びたかった程、とても感動しました。私は日本が貧しかっ
た時代はあまり知りませんが・・・・。秋田弁が面白いと
いうかあんなにたのしい言葉とは思いもよりませんでした。
人の心の中、きもちがあの方言の中にどれ程ひきつけられ
たか、道産子の私も高松へきて、ことば、人前で話すこと
がいやだったけど、何もおどおどしなくてもありのままで
自分の気持ちを表したらいいと思いずっと変えないですご
してきました。その間、京都、岡山と転勤しましたけど、
今は関西弁になっています。いろんな土地のことば、人柄
を表すことば本当に日本語はすばらしい。
今日のおしばいも最高、久しぶりに見た浜田さんもなつ
かしい!これからも皆さん頑張って下さいね、私も市民劇
場のとりこになりました。
丑寅 50代
◎東北で八年余り生活したことがあり、東北弁を懐かしく
聞きました。それでも聞き取りにくい所もあり、初めての
方には言葉だけでも抵抗があるかなと感じましたが、浅利
さんの発音は濁音を減らしてあるようでわかりやすく、苦
労しているのがわかりました。無駄な物を省いて簡素な舞
台でしたが、くふうを凝らしている点お見事でした。何と
いっても浅利さんの熱演にぐいぐい引き込まれてしまいま
した。時間があっという間に過ぎてしまいましたが、浅利
さんの熱烈なファンになるよい機会でした。素敵な時間を
ありがとう。 福寿草 40代
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◎浅利香津代さんのよい企画でよいお芝居を見せていただ
きました。どの方も熱演で、明るさの中に陰影のある存在
感のある演技でした。
劇中の秋田おばこも浅利さんの太鼓も立派でした。東北
弁も満喫しました。よくわかりました。さすがに浅利さん
の舞台での着付けには感心しました。
最後の幕で、貞子の「極楽、極楽」という言葉は胸打つ
ものがありました。厚みのあるよいお芝居でした。
また、来高してください。楽しみにしています。浅利さ
んきれいでした。
皆様お体に気をつけてがんばってください。
うらら会 70代以上
◎民謡の舞台を見るのは初めてでしたが、民謡の歌や横笛、
太鼓の音などが私の心に響き、自分もつい踊りたくなるよ
うな、とても気迫のこもったお芝居でした。”貞子”の一
生涯を演じた浅利さんの演技は、とても素晴らしく、さす
がの名優と感心いたしました。新さんもテレビぐらいでし
かお目にかかれないので生のお姿を見れ、本当によかった
と思いました。 ロンド 20代
◎とても感動いたしました。
浅利さんの芸達者にほれぼれ致しました。
貞子さんは、色々とあそこまで行くのに苦労があったと
思うけれど、女の一生、芸の部分すべて貞子さんは幸せな
人だと思います。みなさんお上手でした。浜田さんはあれ
だけ歌が上手いとは知りませんでした。
浅利さんは、テレビでは脇役でみて来ましたが、主役で
すべてこなして熱演されました。本当はお上手な方ですね。
ありがとうございました。
友心会 60代女
◎今日のお芝居、騒々しく賑やかで初めは一寸私の好みで
はないと思いながらみておりましたがだんだんひきこまれ
人生の哀感盛衰、と内容が複雑になってゆくにつれ何度も
ハンカチを目に当てておりました。終章の主人公貞子が心
からいたわりあえる洋声とのくらしぶり、歌とおどりの夢
幻の中で息を引き取る場面、みてるこちらも救われました。
幕が下りて花束贈呈の折の浅利香津代の身のこなしのき
れいなのに、さすがと思いました。
「生き甲斐とは感動・・・・」と誰か何かにかいており
ましたが市民劇場のお芝居のおかげで私も若さ(心の)と
元気の素を頂いているおもいでございます。
次のも楽しみです。初めての帝劇でミュ−ジカルという
ものを初めて観たとき、この人と明日から松本幸四郎を襲
名するという市川染五郎としての最後の舞台だったので、
とても印象に残り感激したいきさつもあり、鳳蘭大いに楽
しみにしております。感謝。 70代
◎今回の例会は前々から楽しみにしていました。
都合で寒い中、四日に県民ホ−ルまで行き十分満足しま
した。貞子の一生を演じた浅利香津代のすばらしい、しぐ
さ、声、期待以上のものでした。
欲も得もない、だだ一筋に芸に生き、沢山の民衆をたの
しませてくれた一生に共感を覚えます。またそれを支えた
角玉、銀一郎、洋声など心暖まる人間に囲まれて彼女は幸
せだったと思います。とに角すばらしい舞台でした。
市民劇場−みんなで声を大にしてふやしましょう。
泉水 70代以上
◎秋田弁しか喋れなかった芸人貞子の一生、そして女とし
て悔いなく生きた一生、其々に拍手を送りたい。明治大正
昭和と時代は移るその中で生きる貞子の美しいひとみとば
ちさばき。貞子・浅利香津代をとり巻く芸人達の名演技。
あっと思う間に時間は過ぎて行きました。とっても心に残
る場面の数々でした。役者の皆さんありごとうございまし
た。 桜の園 70代以上
◎芝居ってすごいものですネ。
あれ丈の舞台の空間で、かぎられた時間の中で一人の役
者が幼い日の頃から六十四才までの生涯を、もののみごと
に演じ切るすごさ、その上、歌ありおどりあり、また帯を
しめながらの長いセリフ、本当にいい舞台をみせて頂きま
した。芸に生きた晩年の「貞子」の姿は、よくここまで描
写して演じられたものだとほのぼのとしたやすらぎとあた
たかさを感じることが出来ました。
阿修羅 50代
◎私の耳のせいか、折角の秋田弁がよく聞き取れない。席
のせいで、顔もはっきりしなかった。
しかし映画でよく見る俳優さんなので、顔つきを想像し
このベテラン4名の熱演ぶりを鑑賞した。
だだこのお芝居は、無名でもいいから、もっと出演者が
いて支えて欲しかった。
それに幕開きに、太鼓を披露したように、劇の何処かで
本職の民謡歌手のレコ−ドを使ってもいいから、場内一杯
に、「秋田おばこ」を響かせて欲しかった。
赤ん坊の泣き声は楽しかった。力作である。
内町S 70代以上
◎以前からテレビドラマ等で浅利さんの秋田弁に親しみを
感じていましたが、今回、より暖かく身近に思いました。
地方の言葉、大切にしたいものですね。
舞台もとても良かったと思います。わずか4人の出演者
で、それぞれの持ち味を生かし、表現し「うまい」と思い
ました。浅利さんの熱演にも感動しました。
昨年入会して三回目の観劇です。今後も楽しみにしてい
ます。 要会 50代
◎佐藤貞子が客を喜ばせたように浅利香津代も、たま楽し
ませてくれました。
貞子の生き方もシンプル。
四人の役割もシンプル
舞台装置もシンプル
無駄のない存在感のある
”花まる”のお芝居でした。
楽しかった! 50代
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