運営委員会まとめ 松の内も明け、早や初音を聞く時候となりましたが、慌 しい正月から二月例会を迎えることになりました。 さて、今回の「ばらばら」は五人の俳優の旅興行用に書 かれた、それぞれスタイルも内容も違う、まさにばらばら の小品四つで構成された作品でした。 しかし、内容は違ってもそれぞれが「私たちのまわりに ころがっていそうなテ−マ」で「笑いながら物語の中に自 分を見、友達を見、他人を見る」との感想にあるように、 多くの人に共感を持って受け入られました。 今回は、舞台転換も楽しめる演出でスマ−トに処理され、 もっと「大胆にやって欲しい」との感想もありましたが「 舞台で着替える手際よさ、別の人物になりきる早わざ、珍 しいシ−ンでした」、「バザ−」から「ベンチ」への転換 への賞賛など舞台転換も楽しむことが出来ました。 |
五人の役者で四話の様々な役者を演じなければいけない この作品は、それぞれの役者の力量が問われますが、川端 槇二、阿知波悟美を中心に軽快でアンサンブルのとれた演 技で客席を魅了しました。 内容に関わる感想に「何故これが一本のお芝居なのかと いうことは分からなかった。皆さんは、お分かりになった のだろうか」と「接続しているようで断絶してしまった人 間関係のネットワ−クを『悲劇』でなく『喜劇』としたこ とに素晴らしさがあります。『ベンチ』の最後でそのこと を強く感じました」があります。みなさんは、どう感じた のでしょうか。 さまざまな感想がありましたが、「面白かった文句なし に面白かった」に代表されるように、おしゃれな喜劇やド タバタ喜劇などスタイルの違う喜劇で、1998年の笑い 納めとなったことと思います。 |
感想文 ◎NLTの川端槇二さんは「NLTが丸亀に来たのは4年 前。オリンピックのようで洲。できれば2年に一度呼んで 欲しい」と挨拶されました。 私も2ヶ月に一回、劇場のある時だけお会いする人がずい 分いますが、できれば、その間にも旧交を暖めたい人がい っぱいいます。(旧交でなく交流を深めたい、の方が適当 でしょうか)。 面白かった文句なしに面白かった。周りの人が笑いをす るのも、劇場でははじめての経験。「ああ面白かった」で いいのだろうけど、笑いについての、ごくごく私的な一考 察。 吉本新喜劇が、企業としても大成長。夫や子どもは、わ ざわざ「吉本」を観に行ったりする。T・Vでも、日頃む っつりの夫(基本的にはまじめ)「吉本」の時は、どこか らでてくるのかと思うような種類の声で笑う。子どもも・ ・・・・。「あんなどたばた、どこが良い。だいいち品が ない」と憮然としているのは私だけ。 「ばらばら」で、レストランの給仕が「かしこまいり−ま した」と何回も観客を笑わせるが、それと「吉本」はどう ちがうのだろう。ともかく、「ばらばら」を観終わって、 まる一日たっているのだが、あの愉快な気分は思い出して も心が弾む。 今度から「家族」が「吉本」を楽しむことを、おおめに みることにしょうか、でもやっぱり「吉本」は品がないと 思うのだが・・・・・。 「ばらばら」のもとのタイトルが「Confusions」と聞いて 納得。確かに、四つの話しはそれぞればらばら。でも、そ の1つ1つはグチャグチャ。ただ、何故これが一本のお芝 居なのかということは分からなかった。皆さんは、お分か りになったのだろうか。 泉水 50代(女性) ◎見る人を泣かす事より笑わせる事はむずかしいと思う。 演じる者が、あまりふざけすぎると、こちらは白けてしま す。今回は本人がまじめにやればやるほど、はたから見れ ばとてもおかしい、そんな四話。夢の世界に酔うのもよし 又今回のような日常、私たちのまわりにころがっていそう なテ−マを息の合った張りつめたなかで大まじめに演じて いる。思わずつりこまれて笑ってしまってハッとしたけれ ど、まわりの人たちも笑っていた。笑いながら物語の中に 自分を見友達を見、他人を見る。みんな少し悲しく少しお 人好し、少しわがまま、それでいてみんないい人たち。 短時間の間にこんなにも多くの人の個性を演じ分ける方 たちに最高の拍手を送りたい。夢を有難う。 菜の花 60代(女性) ◎楽しみにしていた「ばらばら」。本当に賑々しく楽しく いねむり?する間もなく、あっという間に二時間が過ぎま した。舞台で着替える手際よさ。別の人物になり切る早わ ざ、珍しいシ−ンでした。第一話ママ、第二話レストラン、 第3話バザ−、第四話ベンチ皆よく出来ましたが、ベンチ は特に観ている方でイライラする程よく出来ました。役者 の皆さん関係者の方達、ありがとうございました。 桜の園 70代(女性) ◎理由あって、荷下しから荷揚げまで、裏方の皆さんと一 緒に居させていただいたのですが、やはり裏方の力がある からこそ、こんな素晴らしい劇が出来るのだと感動しまし た。(裏方の皆さんには迷惑をかけたけど)大変勉強にな りました。それに役者、裏方ともに協力しているのを見て とても羨ましかったです。 今後も頑張って下さい。 菜の花 高校生(男性) ◎「ばらばら」なんて題名、そして俳優さんの名前も馴染 みがないし、つまらない感じで、私どもには賀原夏子さん の方が親しみがあるくらい、それだけの接点で期待せずに 出かけたというのが本音でした。始まる前「まくあい」を 読んで「ばらばら」の意味がわかり納得した次第。そして 案外面白かった・・・・。 レストランの場面の二組の男女の客のこみいった会話の 内容はよく分からなかったけれど(それでもいいのか?) 夫々の内面の気持、、特に給仕役の気持などがよく表現さ れ雰囲気が分かればいいのか−。ワインブ−ムでテレビで みたりしていたのでワインを運んできてお客にすすめて、 それを手にとり飲むまでの一連の運びを面白く見ました。 最後の場面、中央に何か先がやぶれた様な黒い大きい物 がぶら下がって、何かと思ってたらしばらくして左手横か らふとい幹の様なのが動いてきてその下にくっつき、あっ 樹だなと思ったとたん明るくなり、きれいな葉の茂りまで うき出し、立派な大木となり背景が明るいオランダ風の建 物に早がわりベンチがおかれ、さんさんと陽のあたる公園 になっていました。お見事でした!!。本当に楽しい「ば らばら」でした。次回雨情の人生ドラマ楽しみにしており ます。 70代以上(女性) ◎「ばらばら」楽しいお芝居でした。特に二話になる時の 舞台の裏の事、川端さんの言葉の変化、本当に面白うござ いました。阿知波さん、テレビよりずっとずっと美しい方 ですね。劇団NLT応援しています。 ビジョ会 60代(女性) ◎漫画的で心に届くものが何も無かった。 年代的に受け 入れられなかっかとも思うが。労演を見直すきっかけにも なりそうです。 三つ葉会 60代 |
◎「ばらばら」を鑑賞しながらモ−様(萩尾望都の尊称) 作、野田秀樹演出の「半神」以来の大爆笑をしました。む ろん「ばらばら」と「半神」とは喜劇としての性格が全く 異なります。「ばらばら」は極めてよく計算されたテクニ カルな作品です。椎名高志(漫画家)的と言えましょうか。 「半神」はエッセンシャルには「秩序の完全混沌化=揺す られる快感」の作品でした。楠桂(漫画家)的と言えまし ょうか。 さて、「ばらばら」では接続しているようで断絶してし まった人間関係のネットワ−クを「悲劇」ではなく、「喜 劇」としたことに素晴らしさがあります。「ベンチ」の最 後でそのことを強く感じました。 ちきり 20代(男性) ◎第一話は、あまり好きではなかったが、他の話と転換の 場面非常に良かった。こんな芝居もあるのかと感心。モダ ンで歯切れがよく、テンポもよく、演技力もすばらしい、 特に川端槇二さん、素晴らしかったです。又来てください、 待っています。 ドラマサロン(60代) ◎わたしは74歳の年嵩爺です。そうですな。当劇場とは 長いお付き合いになりますな。いっとう最初の席なんぞは 勤めをサボっての観劇でしたので、うしろめたさと、して やったりの心が交錯してそれはそれは浮きうきして落ち着 きませんでした。例会は滝沢さん(民芸)の「セ−ルスマ ンの死」だったと思います。 以来、高瀬駅から電車に乗り、高松市内に入り美術館を うろうろし、本屋を漁り、パンを食ろうて、お茶をのみ定 刻ちょっと前に背筋をちゃんとして会員証の半券をモギっ てもらい、指定の席に着く。 荷下しも体験した。ちらし挟み、知らない人との座席指 定作業はおもしろくあり、みんなで漕ぎあう実感を味わっ た。そして名ある役者さんをかぶりつきで拝し、モドモド してその夜は眠れませんでした。佳い例会・おもろうない 作品もありました。そりゃ全部がぜんぶ満点ちゅうわけに はいきませんわな。時には天井裏の電気笠を員数したり、 どんでん返しの舞台装置にオタオタしたり、冴える拍子木 に目をみはり、なまの伝えに満悦し、いっときの空間を共 生するよろこびはいくたびか。芝居とはこんなものよと、 お脳は高揚し気分はルンルン。あれはいつだったかメガホ ンを口にした夢見にはっとしたことがある。 それにしても、会員の何と女性群の多いことか。ただよ う色香に、わたしごときは埋没してしまいそう。でも、み 足は懲りずにアクトホ−ルに向う。空は蒼くてきれい。 70代以上(男性) ◎キ−ワ−ドは幕間の省略。「こんな調子でつくるんですよ 」と、次幕のための舞台づくりを開示してくれた。ちょい ちょい見かける技法で、もうサ−ビスの域を脱して本体へ のつなぎ幕場といえよう。 なれば、それなりの対応を「照明とか音声など」を放出 して大胆にやって欲しい。 着想と反応の法則は、これはいける=ほんとうにうけた。 いける×うけない。うけないだろう=結構うけた。てなあ んばいで喝采と知らんぷりは背中合わせ。本体の「ばらば ら」は無駄がありすぎる。いま少し絞りこんでスリム化を 図り、こだまを糧にしよう。 六つ松 70代以上 (男性) ◎おもしろく拝見しました。不況だ師走だということを一 時は忘れて楽しむことが出来るものだと思いました。 「ばらばら」だとは言え、どれも有りそうな話なので目を 離すことが出来ませんでした。 第一話の子育て真っ最中のお母さんはとても元気がよく て、その孤軍奮闘ぶりには拍手を送りたいほどでしたがあ れでは身が持たないなという気が致しました。わが子を育 てる目線で隣の人とのかかわりかたにも今少し工夫が欲し い気がしました。 二話のレストランでは、給仕の演技がとても味わい深く て面白かったです。二つのテ−ブルの二組の男女の話を聞 くでもなく聞いていて、一見しおらしそうに装いながら最 後はどさくさにまぎれてお代はしっかり巻き上げるという、 まるで落語の話を観ているようでした。また給仕の動きか たで会話が出たり引っ込んだりという新しい試みも一つの 冒険ではなかったかと思いました。 三話のバザ−も、最近各地で行われているイベントの中 の話の一つのようで笑いました。こいう催物は最後までわ からないものですね。その日の為に主催者側は準備万端と とのえたつもりなのに、どこか抜けていて冷や汗をかくも のですが、ほんとうに見事に水入りになってしまいました。 最後のベンチは、人間の欲望やエゴイスチックなものがも ろに描かれていたと思いました。他人の話は聞かない。し かし自分はしっかり主張する。自分の居場所は他人に侵さ れたくない等の気持は私の中にもあると思って考えさせら れました。でも、これも平和の証だろうかと思いました。 今度は、話がとても豊富で満ち足りた気持になりました。 松風 60代(女性) ◎お芝居自体は良かったです。でも、一階客席の最後列の 男の人のすごく耳障りで、不快な笑い声と「ブラボ−」の 掛け声・・・・あれは、さくらですか?演出の一部ですか ?もし、そうであるなら、私には理解できないし、したく もありません。 せっかくのお芝居も台無しになってしまうような気がし ます。10年程、市民劇場に行ってますが、あんなに不快 な思いしたのは初めてです。 30代(女性) |