★運営委員会まとめ 「お父さんこれでいいの」娘の叫びにも、茫然とたたずむ 父。そのとき自分ならどうするか。考えながら家路を辿ら れた方が多かったのではないでしょうか。 心のつながりを失って、ばらばらとなった親子と対応す るように、「星川医院」の閉院を決意するところから物語 は始まる。 思いがかみあわない賢一と恵美の寒々とした会話。一幕 は鈴木瑞穂の老練な重厚さを醸し出しながら静かに進行し てゆく。 やがて、三十年以上看護婦として働いてきて家族同様の 陽子の嘘から、テンポよくコミカルな二幕となる。「鈴木 瑞穂さんのベテランの味と、川口圭子さんの若々しい味と 良く息があって楽しかった。松下砂稚子さんも本当に自然 に演じられて、ハラハラワクワクしながら」「青年のよう |
な身軽さに驚き」の感想のように、賢一と恵美が賢明に偽 りの親子(断絶しているが、本当の親子)を演じ、陽子や その看護婦仲間も交えながらの軽妙な台詞のやりとりが、 身近で暖かいものを感じさせてくれました。 「鏡の中を見てごらん、お母さんがいるよ」娘に語りかけ る父のことばが、再生を予感させながら・・・ 終幕、騙されているのは看護婦仲間ではなく、賢一だっ たことを知らされる。「観終わって涙がホロリ、男の人は 本心を素直に表すことをしない。妻もしんどい。」の感想 が寄せられました。 父と娘の関係を縦軸に、陽子の絶望的な愛の吐露を横軸 として重ね、家族を浮かび上がらせてくれました。浮遊す る家族関係を改めて考えてみたいものです。 コテ−ジからの夕焼けなども素敵で、鳩時計の音と、カ ラスウリがいつまでも心に残る舞台でした。 |
感想文 ◎新緑のさわやかな季節に香川市民劇場を観劇させていた だき、そしてお手伝いを少しさせていただき、新しい御仲 間入りさせて頂き、又明るい笑顔の皆様と出会いをいただ きました事何より嬉しく思いました。 又お芝居の方もとっても感動的でした。 人間とは親子とは共に愛し赦されて生きていることに気付 かされ、又改めて生きている歓びを感じました。 ありがとうございます。 合掌 カメリア 50代 ◎「橙色の嘘」は底辺に深いかなしみを持った、人情味あ ふれるコメディでした。賢一も恵美も陽子も軽妙なやり取 りを交わしながらも、「家族」に飢えていたのですね。 でも、それは浜辺にできた砂のお城ようなものでした。 その「城」が消えた地点に賢一は立ちすくんでいた・・・ そのような印象を受けました。ちょうど村上春樹の「ノル ウェイの森」(私はこの小説を全く評価しませんが。)の ラストで主人公が電話の前で寂しく立っていたように・・ ・。 これからも良質のお芝居を提供して下さい。 これからもずっと演劇を応援していけたらと思っています。 ちきり 20代男性 ◎楽しくも何だか落ち着かないお芝居だった。 院長が閉院を決意したその時から始まるスト−リ−。暮れ なずむコテ−ジで繰り広げられる真っ赤な嘘は観客をはら はらさせながらも三つ巴の熱烈演技は続くそして精一杯の 嘘はやがて橙色に・・・ 星川眼科医院さようならスタッフの皆様ありがとうよくや ってくれました。 桜の園 70代女性以上 ◎’感動が生きがい’とか何かでみましたが、それでは私 などお芝居から感動やたのしみを頂いております。 今日も私よりお年上とみられる方、杖を持ってらっしゃる 方をみて、自分も出掛けられる間は楽しみとしてつづけて こようと思ったことでした。 運営なさる方々のご苦労感謝しております。 栄えて持続することを祈るのみです。 感想文に「小さき神の・・・」余りよくなかったとかかえ たのありましたが、続けていろいろみてる中におわかりに なると思います。 今日の「橙色の嘘」笑って笑ってそして芯には真実がキラ リと光って?−。最後、拍手で足りなく私手をふってしま いました。 ありがとうございました。 女性70代以上 |
◎鈴木瑞穂さんのベテランの味と川口さんの若々しい味と、 良く息が合って、楽しかった。松下さんも本当に自然に演 じられて、ハラハラワクワクうぃながら観させていただき ました。ありがとう。 60代女性 ◎何処の劇団もキビキビと働いていられますけれど、今回 の搬入の時に危険だからと注意や重いもの運ぶ、置く、時 の指示や受け取られる方の”アリガトウ”の言葉と笑顔、 心配りをすごく感じさせられました。気持ちにとても良い もの残して下さった事感謝です。 お芝居も”桃色の嘘”って何だろうと好奇心一杯でしたし、 身体の柔らかさ、セリフの迫力、とても若いと感心しまし た鈴木さん。ドラマの中で細胞が若返るだろうと想像され る筋運び、中高年でも心に刺激を与えられたら生命力が強 くなること、上手に表現されて共感。役者さんが若いのは、 いつも前向きに求め続けていられるからでしょうか。松下 さんの演技からも、スト−リ−からも”医院でも友人にも 良い人間関係を持たれたわね”と声をかけたい思いでした。 まわりの方にも存在感あり、分かりやすいお芝居で、人生 沁々、最後涙がじわりでした。 三人官女 60代女性 ◎現役を退こうとする老医師の心のうつろさや苛立たしさ をたまたま訪れた娘とのやりとりで表していたと思います。 現代の親子関係のきびさいさは我々には想像できませんが、 労をねぎらうでもなく、対等に親に向き合う娘の姿はこの 場の明るさでもあると思いました。もうこのまま老い込ん でしまうかと思われた老先生に思いがけない話が出現する。 演技だけとは思えぬほどのハッスルぶりで夫役を演じた鈴 木瑞穂さんは青年のような身軽さに驚きました。やがて、 友達に嘘をついていたことを告げられて去ってゆく彼女を 親娘でなすすべもなく見送るラストシ−ンは哀しい。”嘘 から生まれた真”ということもありますが、この場合も嘘 ばかりではないものを感じ取る老先生の心は一挙に凍って しまうのではないかと思ってしまいました。これから二人 はどうなるだろうかと、こんなにも思いを残す舞台も少な いですね。舞台装置もよかったし、幕間に音楽があるのも よかったです。 松風 60代女性 ◎見終わって涙がホロリ、男の人は本心を素直に表すこと をしない。妻もしんどい。 60代女性 ◎・とても解りやすく、楽しかった。 ・中高年の婦人達のあり方も参考になりました。 ・話の内容も最近よく見られる光景でなじみやすく、身 近に感じ、同感する場面もあった。 椿 50代女性 |