香川市民劇場例会感想文集

2000年5月例会 わがパパわがママ奮闘記

感想文

◎毎日毎日、生活を共にする家族、それぞれが、それぞれ

様々なことを感じながら、月日を重ね、歳をとっていく。

家族だから、女だから、男だから・・・。という暗黙の了

解のもとで、それぞれの人生を生きにくくしている現実っ

てありますよね。

 私たちの生活の中にある日常をとても分かりやすく、ま

た共感しやすい内容であり、役者一人ひとりの人物がよく

生きていたと感じました。

 一人ひとりが納得がいく、納得できないまでも、十分せ

んたくの余地がある社会であり、地域また家族、個々人の

関係があればと思います。

         さくらんぼをもったくま 20代男性



◎タフ−タフ−タフとにかくタフ−!。三人もタフ・ガイ

もといタフ・レディ(?)がそろうとさすがにキョ−レツ

です。

 タツは「その言葉の上っ面だけなぞると男尊女卑だけど、

実は女の方が強いんだよ!式フェミニスト」であり、洋子

は「女が仕事をして何が悪い!フェミニスト」であり、智

美は「あたし留学して結婚するもん!(なんか萩尾望都の

『10月の少女たち』みたいですな)式。未来派指向(?)

のフェミニスト」であると感じました。

 しかし、「ミサイルを撃ち込む国」は北朝鮮とか中国で

しょう。ま、確かに米軍はイラクに懲罰爆撃をやっており

ますが。私は「テロリストに生存権はない」と思っていま

す。               ちきり 20代男性



◎長山さんはとても美しく大変面白くていいお芝居でした

が、声が通らなくて、私達は前列5番目でしたが一生懸命

セリフをききました。これでは、後の方はきこえなかった

と思えます。「ろくでなし」をマイクで歌われましたが、

あれほどでなくてもセリフが聞こえる様お願いします。毎

回痛感する事ですが、今回は特にひどかったと思います。

折角のいいお芝居が残念でした。      50代女性



◎介護保険がいよいよ始まる時期に丁度よいテ−マで考え

させられる場面がたくさんあって、これからの社会の問題

が山積みで、これからこんな家庭はたくさん出来る。人ご

とではないと力を入れて見ました。

 誰が親を看るかということがこれからは話題となるでし

ょう。長男だから長女だからと重き役目をおわせるわけに

はいかない。法律をかえなくては解決しないでしょう。昔

は家中心で、家をつぐものが財産を全部貰って、誰も文句

いわなかった。       20年会 70代以上女性



◎看護のむつかしさをおもいしらされました。子度たちの

成長、お年寄りの老後は社会的なものであり、決して個人

(家族)に押し付けるものではないことを私も常々思って

います。ただ身内意識と言いますか”かわいそう””他人

に知られたくない”そういう気持ちを強いられ個人解決す

るような社会になっています。

 今こそ、社会的にどうしていくのかを全体で考えなくて

はならない時に来ています。この4月から導入される介護

保険は、看護を企業から金で買うという不平等な制度では

ないでしょうか。やはり社会福祉を充実させ、ともに老い

ることを楽しめるような社会を作ることが大切です。

 皆に公平でゆきわたる社会保障を求めていきたいと思い

ます。             美茄子 50代女性

 

◎劇団朋友の皆様、熱演ありがとう。

 何処にでもある家庭が解放されたようで・・・知らず知

らず自分が演劇の中にいるようで・・・2時間30分の長

時間を忘れました。母と姑を送ってきた私、蘇るものがあ

り時代にぴったりのテ−マで身につまされました。いつか

自分にも来るものと思い、しっかりしなくてはと演劇を楽

しみつつ切実に思いました。楽しく考える時間を戴きあり

がとうございました。       長月 60代女性



◎今回の私にとってとても身近で、うなずくことばかり。

私も84才の姑と同居、姑も足が少し悪く、心臓病で出か

けることを嫌い家の中で寝たり起きたりの毎日。天候の良

い日は無理矢理誘ってス−パ−での買い物やドライブにつ

れ出したり、近くの墓地まで乳母車を押して、「おじいち

ゃんがさみしがってるから行ってきたら?」と出かけさせ

て気分転換をしてもらって、いつまでも健康で明るく過ご

して欲しいと願っています。

里のは母は88才。でも好奇心が強く、毎日一人でデパ−

トや図書館、日本舞踊の練習、いろいろと出歩いています

が、最近物忘れが多く、心配で時々電話しては毎日の状況

を聞いて、ドキドキしたり安心したり。物語のおばあさん

程は二人とも弱くないので手はかかりませんが、話のやり

とりは二人ともしっかりしているので私はしかられてばか

り。でもさすがに年の功、なる程と教えられることが多い

ので私ものんびりと付き合い、いい歳がとれるよう努力し

ています。二人には長生きして欲しいから・・・。

                  椿 50代女性



◎本当によいお芝居でした。

身につまされました。老女として反省されるものでした。

考えさせられました。

 人に迷惑をかけずにこれからも生きて行き、価値ある余

生を送りたいと思います。

 私たちによくわかるスト−リ−であり、また哲学的な深

いものがありました。

 とにかく、子供たちに、周りの人達に迷惑をかけず、自

分の体の可能な限りは一生懸命生きて行きたいと思います。

長山さんの若々しく美しく上手なお芝居に感心しました。

また座員の皆さんの熱演は、密度の高い内容でした。

 ありがとうございました。またいらしてください。

             うらら会 70代以上女性


◎メッセ−ジがストレ−トに伝わってくる小気味よい評判

どおりの劇だった。

 ただ互いにもたれ合って心地よいと感じる日本の文化に

とっぷりつかった私たちに、劇中の人物のような自立がい

ったいどれくらいできるのかと考えさせられました。家族

に依存しない介護は理想のようでもあるが、はたしてそう

なのかと疑問も残る。「人間生きる時も、死ぬ時も一人」

と言われればそれまでだが、せめて人生のたそがれ時は共

に歩んできた家族や友人たちと関わりを持ち続けながら迎

えたいものだ、あまり負担をかけないように心がけて。

 今は元気な両親だが「そろそろ心の準備が必要だよ」と

背中を押されたような劇だった。

            三人娘の末っ子 40代女性



◎介護保険実施まで秒読みに入った今夜、3月24日。

 まさしくグットタイミングの観劇。あまりにリアルで、

あまりに現実味がありすぎ身につまされた一時でした。

 長山さんの演技もさることながら、老母タツさんに扮し

た菅原さんの見事なとしか言いようのない演技。コミカル

でかつデリケ−トで、見る者をひきつけてやまなかった。

まさにお隣のオバァちゃん的存在で、近い将来の我が姿を

写していました。

 長山さんのメッセ−ジ、いつも「細胞」をみずみずしく

しておく、を実行し、明るくほがらかに自立して生きて行

きたい。

 何があろうと、何が起ころうと、人生前へ進むっきゃな

い!               長月 60代女性



◎今、注目の介護問題がテ−マとなっていましたが、楽し

く描かれていて引き込まれるお芝居でした。

 世代の違いで考えが食い違うところとかはよく分かりま

した。観ていて、もし私が洋子の立場だったら、タツのこ

とを介護しきれないだろうなと思ったけれど、いつかは自

分にも必ず訪れる問題なんだな、とも感じました。日本で

は、施設に預けることを無責任なことのようにとられがち

ですが、決してそうではないということも今回のお芝居を

観て分かりました。

 これからますます介護のことが問題になると思うけれど

一番大切なのは、やっぱり思いやりの気持ちだと思うので

その気持ちを忘れないようにしたいです。

             ショパンの姉 10代女性



◎すばらしい舞台を見せていただき感動しました。

 丁度当日午後から会があり介護保険の話をいろいろお聞

きしたばかりでした。又、二、三日前には、冬の間こたつ

にこもり切りの87才の義母が、久しぶりに庭に出て草抜

きをしてくれました。ふと見ると芽吹き始めた花の苗を一

緒に抜かれていて、あわてて草をひろげて、苗を探し出す

事があったばかりで。今回の舞台はいろいろ考えさせられ

今後の母とかかわりにも参考になりました。

 何よりも出演者の皆様のすばらしい演技に泣いたり笑っ

たりでした。本当にありがとうございました。

               もしもし 60代女性



◎拝見する前は、介護という文字につきまとう「犠牲、忍

耐」というイメ−ジがつきまとい、正直「今回は見たくな

い」という思いでした。スト−リ−が進むにつれ、お互い

に言いたい事を言い、腹にためこまない登場人物の在り方

に驚きながらも共感する自分がいました。「内に閉じ込め

る事」を美徳とする日本的価値観とはズレますが、伝統や

因習にとらわれず、お互い楽しく暮らす事がもし出来るな

ら・・・。介護ではなく「共生」することの出来る社会が

実現するよう望みます。

          イエロ−サブマリン 30代女性



◎介護をうけてベッドからむっくとおきあがったおばちゃ

んを見て、私はアッと驚きの声をおげました。何と四ヶ月

前に亡くした母にうり二つではないか。表情から,目つきし

ぐさ、骨粗鬆症の病気までお芝居としておもしろく誇張は

しているものの、そっくりそのままです。娘とのうまいや

りとりに、うなずきながらその熱演に引きずり込まれてゆ

きました。ちょうど花束贈呈が役割でしたので、私はおば

あちゃんにさしあげたいと申し出ました。気丈に生き抜い

た母(89才)に5年間の介護と共にいろいろなことを学

ばせてもらいました。ほんとうにありがとうございました。

花束を手渡して握手していただき感激いっぱいでした。

              バ−コット 60代女性



◎流石、長山さん、他の方々のユ−モアを入れてのお芝居

たのしく拝見いたしました。と同時に自分もいずれ成るで

あろうと思う不安と複雑な気持ちに成りました。最後はな

んと云っても身内の人々のお世話になることと思いますが、

今右をむいても左をむいても高齢者ばかりです。行政ばか

りにすがって居ても不安なことばかりです。若い方々もか

わいそうです。私の町内で若い方があまりいないのです。

動けなくなったお年寄りを動けるお年寄りが自分の出来る

ことで助け合い、少々でも動ける方向へもって行くのが先

だと思います。今のお年寄りが歯をくいしばって戦後を立

て直して来たことも事実です。若い方々はそのことも考え

て下さいね。

 お年寄りも若い方にぶら下がるばかりでは、人生の幕下

ろしも格好よく成らない様な気がします。

               南天 70代以上女性



◎今日は有難うございました。今の時代を反映した様な内

容のお芝居。それにご本まで頂いて・・・。

 次回の「華岡青洲の妻」、以前杉村春子のをみましたが、

今度は、どんな妻、母、にえがかれるのか楽しみです。

                  70代以上女性