香川市民劇場例会感想文集

2000年7月例会 パパのデモクラシ−

感想文

◎「パパのデモクラシ−」は実に楽しめる作品でした。

そして、この作品のポイントは「つけ愛刃」だと感じまし

た。東宝第二助監督の横倉は「マルクス主義万歳」めいた

ことを口にするのですが、うすっぺらな理論と理想から脱

却できません。実際、彼には映画人としての才覚が乏しく、

それを自覚していくに反比例して「革命への情熱」が薄れ

ていきます。

 しかしながら、この作品を手放しにほめる訳にはいきま

せん。重要な脇役である千代吉と小針のメンタリティを十

分に掘り下げることに失敗しているからです。また、偽警

官・小針の「正体」に、何の説明もないのも気にかかりま

した。             ちきり 20代男性



◎パパのデモクラシ−と言うからには、そう少しあのパパ

さんが前面に出てもよかったのではなかったかと思いまし

た。公職を追放された元神主という立場から、人々に訴え

かけるというようなことがあれば、なぜチンドン屋までや

らなければならなかったかなどの説明もついて、人々を納

得させることが出来たと思ったのですが。あの頃のことを

知っている者にとっては自分の戦後を重ね合わせてみるこ

とが出来たので、面白かったのですが、戦後派の方達にと

っては、単なるドタバタ劇にしか見えなかったのではない

かと危惧しました。本当は、あの頃の世相は日本の将来を

かけての闘いが始まるろうとしていた時期だったはずです。

はち切きれそうに膨らんだ風船がしぼんでしまったような

惨めな姿になってしまったあの時期のことは、やはりしっ

かりと描いてほしかったと思いました。「ゼネストは中止、

日本はかわらない・・。」と絶叫した声が唯一、私には印

象に残りました。でも皆さん熱演して下さいました。

楽しませてもらって、有難うを申し上げます。

              20年会 70代以上女性



◎久しぶりでサ−クル全員そろって「パパのデモクラシ−

」を見に行きました。

 演じておられる役者さんの一生懸命さは伝わってきます

が、余りにもドタバタさわぎが多すぎて疲れさえ感じ、失

礼かとは思いましたが途中で帰りました。お寺には知的障

害者の人が掃除等を手伝ったり、近所の子供たちと使い走

りをしてくれたものですが、もっとやさしく静かでした。

じゃがいも、たかが34?近くも数えるのを見ても不自然

不完全燃焼の鑑賞に終わったのは残念でした。

           ミッキ− ミニ− 60代女性




◎サヌキの温度37.6度の公演であった。

「パパのデモクラシ−」を娘と一緒に見に行ったのだが娘

(30歳)の方はデモクラシ−というので大正時代かと思

った、良く分からないという。私もまもなく60歳なのだ

が、私より年上の人なら解るかもしれないが、よくわから

ないのではないか。労働活動やその歴史を知らない人には

よくわからない。            50代女性



◎「パパのデモクラシ−」明るい現代的なものかと勝手に

思い込んでいたので、はるかなかすみのかなたの記憶を呼

び戻す様な内容でとまどいました。でもそんな時代たしか

にありました。あの頃の日本人の服装は難民さながらでし

た。ドタバタしたり一寸わかりにくいところもありました

が、いろいろなお芝居もあっていいと思いました。

 次は栗原小巻のブランチ、さぞかし美しい舞台となるで

しょう・・・。楽しみです。

                  70代以上女性



◎はじめからあまり期待はしていなかっったが、やはり・

・・と言うか、今の時代とズレているように感じた。私の

感性がにぶいのか、何を描きたいのか、伝えたいのかわか

らなかった。喜劇のようでもあり風刺のようでもあるが。

でも喜劇なら思いっきり笑いたい!娯楽なら、その時だけ

でいい、思いきり楽しみたい! 社会的なテ−マなら、あ

とでじっくり考えてみれるような・・・

 感動、元気、問いかけ、涙何でも良い、会場を後にする

とき、来てよかったと思える作品に早くめぐり合いたい。

                阿修羅 50代女性



◎いつの場合でも同じですが観客数が少な過ぎます。

 役者の皆様が熱演なさっているのに気の毒である。観客

からの拍手が少ない。良い場面が分かってないのかも分か

りませんが。せめて役者さんが初めて舞台に出て来た時ぐ

らいは拍手でお迎えてはどうか(前以て放送か、口こみで

サークルの人にでも知らせては)舞台装置が微に入り細に

入り素晴らしい。もうひとつスト−リ−は良く分からない。

「まくあい」に説明(解説)がほしい(頁の制約もあるで

しょうが)

 地方に居てこれだけの芝居を観せていただけること誠に

幸せであります。            60代男性