感想文
◎抱腹絶倒ととはこのような演劇を見たときの感想
に使うものだと思うほど良く笑いました。
「くの一」なんかが登場するに及んで爆笑以外の
何物でもないほど面白かったです。
作者が毎週書いている新聞のコラムで初演からは
出演者に合わせて手直ししたとあったが、それぞれ
の人が自分の持分を余すことなく発揮していると見
受けられました。
他国に気に入られるような施策をと、あたふたす
るさまは、昔も今も同じではないでしょうかね。そ
れにしても打つ手打つ手が面白いように外れていく
のはなんとも情けなく面白いものですね。
笑いながらふと「面白うてやがて悲しき・・・」
を思い出しました。当時の内閣のあわてふためき具
合を笑いながら見ている部分にはよいが、現実はど
うなっていたのでしょうか?この国は今も同じでは
ないかと寂しさを思えてくるのは私だけではないで
しょう。
幕間もなく2時間を退屈もさせずに、一気に見せ
る俳優さんの力量に感心しました。場面転換を暗示
する照明も素晴らしかったと余韻に浸り笑いながら
帰途につきました。本当に堪能しました有難う。
みえこ 60代女性
◎「その場しのぎの男たち」の男たちは、文字通り
「その場しのぎ」ですが、何か日本の政治や企業や
その他その他の指導者層への痛烈なアイロニ−とう
けとりました。松方や陸奥は私の仕事の上での歴史
的人物であるので殊のほか、面白く拝見しましたが、
むしろ、もう少し重厚に演出して、その上で喜劇化
してほしかったです。あれでは、当初からおかしみ
があって、しかもドタバタに終始しており、分かり
易さが表面に出て、軽薄なヴォ−ドヴィルになって
しまうと思いました。せりふ中心にまことしやかな
形で進行するとパロディの味がさらに出るのではな
いか。この点が惜しまれます。なお、明治の大津事
件もテ−マ性はありますが、現在の政治事件を取り
上げて、生々しいパロディを作ってもらいたいとの
思いがつのりました。但し成功するには万般の準備
が必要と思います。
バ−コット 70代以上男性
◎「ポンチ絵」と「漫画」「その場しのぎの男たち
」。面白い。実に面白かった。見ながら井上ひさし
の芝居が重なってくる。しかし、井上ひさしとは又
ひと味違った芝居となっている。井上のそれは三谷
に比べ語呂合わせや歌謡音曲が多分に織り混ぜられ
ている。この点が違うのである。これを漫画の歴史
にたとえて言うなら、井上のそれは「ポンチ絵」、
三谷のそれは「漫画」といえるのではないか。
いずれにしても、辛らつな風刺とこっけいを身上
としている。
初演が1992年10月とあった。この頃の世相
を三谷は意識して書いたのであろう。外国との関係
で言うなら1991年の年明けに湾岸戦争が起こり、
「ショ−・ザ・フラッグ」の名のもと支援金90億
ドルを出して海上自衛隊がペルシャ湾に向けて出発
した。「その場しのぎ」で10年たった今はどうか。
どんどんエスカレ−トし、ブっちゃんの顔色をうか
がいながら、イラクへの自衛隊の派兵が行われよう
としている。
平和憲法何のそのである。「その場しのぎの男た
ち」だらけである。後ろの席のご婦人が観劇中つぶ
やいていた。「男って、本当につまらんね。」つま
るようにみんなでしようではないか。
長月 70代以上男性
◎伊藤博文のことば(打つ手打つ手が面白いように
はずれていくね)人生そのものですね。元気を出し
て明日も頑張ろうと勇気がわいてきました。境遇に
応じて生き方を変える。人生楽しくやろうよ、とい
いたいね。伊藤博文役山本りゅうじさん、うまいね、
かっこいいね、声がいいね、心に残る人だな、逢い
たいね。 オ−ロラ 50代女性
◎大変面白かったです。久しぶりで大笑いしました。
皆さんテレビ等で脇役を固める芸達者な方ばかり
で楽しめました。「その場しのぎの男たち」誇張は
ありますが、百十年過ぎた現在も何やら同じ様な事
が起きている思いがしたのは私だけでしょうか。政
治家を始めとして医者、企業経営者、私達自身、そ
の場その場を何とか繕い、やり過ごしている感が大
いにあります。
子供や孫の世代に悔いを残さない様に、しっかり
と先を見る目、考え方を養っていかなければと思い
ます。 要会 50代女性
◎芸達者な佐藤B作、石井愃一等の、たたみ込むよ
うなセリフのやりとりが、一つ一つおかしく、面白
かったが、新人とも言える西郷従道役の瀬戸陽一郎、
それから忍者・亀山乙女役の山本ふじこの活躍がめ
ざましかった。新しいドタバタ喜劇のパタ−ンを作
ったと思う。
山田和也の演出の成功と思う。これから後「缶詰」
「キュリ−夫人」と喜劇が続くが、上質のコメディ
を地方で、生で、味わえる香川市民劇場がますます
発展することを、心から願っている。
菜の花 60代女性
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◎「その場しのぎの男たち」は以前NHK教育で見
たことがありましたが、やはりブラウン管と劇場で
は迫力が違いますね。グイグイ引きこまれ、一度も
アクビをしませんでした。
やはり素晴らしかったのは山本龍二さん演ずる伊
藤博文!これぐらいでなくっちゃ千円札になんかな
れっこない。自分が「悪役」−「悪人」ではない−
扱いされていることを自覚していてもなんら弁解せ
ず思い切り開き直っているのは痛快この上なし。幕
末の動乱と困難、日露戦争を乗り切るには心臓に百
万本ぐらい毛が生えてなくちゃ無理ですね。しかし、
山本龍二さんの声って歌手の松山千春さんによく似
ていましたけど、これってわざと似せたのでしょう
か?それとも偶然?
ところで、元くの一の亀山乙女も良かったですね。
津田三蔵と対決(?)する場面ではわざわざあちこ
ち擦り切れた服に着替えていましたね。芸が細かい!
しかし、どうやったらあの体格で忍者がつとまるん
でしょう。ホテルの女中に身をやつしていたのはな
ぜ? ちきり 30代男性
◎B作さんとかけて何と解く、メス熊の足跡と解く、
その心は?わが子に生きる道しるべを与える、ヒゲ
もそのひとつ。
メス熊のようなB作さん。国語元年の南郷清之輔
以来、一年ぶりのご登場。2時間15分、インタ−
バルなしの大奮闘に私は相好を崩しながら見入って
いた。ニコライ事件で農相務大臣になのに居並ぶ閣
僚をさしおいて指示対処するも状況判断を誤りうま
くいかない。
だが実力者伊藤博文をも憚る達観能力にたけた陸
奥宗光、最後は運勢も味方して幕。
現代政治にも通じる裏ワザ、迫力満点のアクショ
ンにギャグが引き立つのは何故だろう。この政界喜
劇で「その場しのぎの大臣達」を大々的に見世物に
した作・役両者の勇気ある果敢さにあったと想う。
惜しみない拍手を送り続けたい。
さて、この芝居、国会議員に観せたらどう反応す
るだろうかもしかして異色の役者が生まれるかも。
さおり 70代以上男性
◎「その場しのぎの・・・」は、こんなに面白くた
めになる芝居があったかとうれしかった。角栄を小
泉をたしたような伊藤博文の演技が特に印象的だっ
た。
それだけによけい、いつも例会で感じる違和感が
特に強かった。というのは、いつもTVでおなじみ
の役者が出てくる場面での拍手である。腹が立って
仕方がない。芝居の雰囲気に水をさすと同時に他の
役者に非礼ではないか。会場に張り紙するわけにも
行かぬだろうし困るのだが、これを会報に載せてく
れたらよいと思ったので書いた。
福寿草 60代男性
◎「その場しのぎの男たち」最初から笑いっぱなし
でした。こういうお芝居を見ないのは、大好きな歌
手が、直ぐ近くに来るのに、CDを聞くだけで我慢
しているようなもので、もったいない限りだと思い
ます。役者がいっしょうけんめいお芝居する客席が
盛り上がって、大きな笑いが起こる、そのエネルギ
−が役者に伝わり、ますます役者の演技がさえる、
このようなダイナミズムは、劇場ならではですね。
ラストで、佐藤B作さんと、佐渡稔さんがサスの中
で語り合うシ−ンは、特にジ−ンときました。
東京ではほぼ即日完売で、追加公演もあるそうで
す。高松・丸亀で空席を見て、香川でももっともっ
と多くの人に見に来て欲しいと思いました。
ひばり 40代女性
◎「その場しのぎの男たち」はき劇ですね。
人を笑わせる芝居だということはわかりますが、
人に笑ってもらうという事は品位を落とす事でしょ
うか。ましてや日本の歴史上の人物です。伊藤博文
のあの軽さはなんでしょうか?西郷だいじんのむさ
くるしさ・・・。
喜劇だから、くの一の登場には率直に笑えました
しB作さんの存在感はすばらし役者さんだと拍手を
おしみませんでしたが、なにはともあれ、後味の悪
さをひきずっています。
胡瓜夫人 60代女性
◎1ベルは、もっと早くして、着席完了は開演5分
前くらいにすべき、と思う。時間の余裕をもって観
劇したいし、あの開演前のざわめきは、いただけな
いと思う。観劇マナ−を向上させたい。
グレ−プフル−ツ 女性
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