香川市民劇場例会感想文集

2005年4月例会 煙が目にしみる

感想文

◎もっと大勢の人に見て欲しい

 実に楽しいお芝居でした。ハンカチを出して涙を

拭きながら声を出して笑うばかりでした。家のおば

あちゃんも最近すっかりボケが現れてきたのですが、

このお婆ちゃんのようにあの世に向かう人とお話が

出来ると素晴らしいのにと感じました。そして私も

冥界の人とお話が出来ればどんなにか楽しく人生を

送ることが出来るだろうかと考えました。今からで

もも遅くない、努力すれば話せるようになるかも・

・・

 何時の世にも変わらぬ他人には計り知れない男と

女の愛情の深さ、肉親と他人との距離、現代を映す

高校生、盛り沢山のテ−マをさらりと笑いの中で考

えさせる脚本の素晴らしさ。それに何と言っても出

演者の演技の充実さにテ−マの重さを感じることな

く、深刻にならずに楽しく時を過ごさせてもらいま

した。

 幕間のない緊張の連続もこの芝居の魅力でしょう

か。そして最後のカ−テンコ−ルでの写真の人が次

の瞬間本物に変わっていることや、幕開けの前に女

性がいろんな注意を笑いの中で周知させてくれるな

ど、この劇団は本当に観客を大切にし、芝居を楽し

んで見てもらう方法を知っているなと感心しました。

 こんなに面白くて楽しいお芝居をもっと多くの人

に見てもらいたい、そうすればぎすぎすしたこの世

も少しはゆとりが持てるのではないかと感じました。

                 60代女性

  

◎私はこういうお芝居が好きです。芝居というか演

劇の原点のような気がします。

 加藤健一さんはよかったです。1時間30分、た

っぷり楽しませていただきました。やっぱり舞台は

生ですから、テレビの平面の映し出される画像とは

全然違いますね。    すみれ 40代女性



◎楽しいお芝居でした。久しぶりにおなかの底から

笑ったような気がしました。

 お香のかおりが客席まで届きました。短いお芝居

でしたが、見終わってとても満足でした。時計がリ

アルに動き、そのままの時の流れを感じられて、こ

れも面白いと思いました。

 私もあんなおばあさんになれたらこれも又いいか

も、面白い人生かも、(周りの人しだいですが)ボ

ケもこわくないなんて思ってしまいました。又、次

の公演を心待ちにしています。

         ワインレッド 60代女性



◎四月例会の運営担当サ−クルの一員でありながら

、職場の「忙しさ」を言い訳にして協力しませんで

した。申し訳ありません。友達のYさんからは「当

日でいいからね、時間がとれたら早めに行って何で

もできるよ」と励まされていたのに・・・

 観劇当日も、新学期が始まって、何やらかんやら

で息つく暇もない(本当は呼吸しているんだけど)

夜6時30分にようよう間に合って行きました。で

も!なんてすてきな、なんてすばらしい『煙が目に

しみる』だったのでしょう。笑いながら、泣いてい

る自分が、真っ暗闇の中(これも演出?)で、心地

よかったです。

 Tさんのお誘いで最後の舞台の片付けを少し手伝

わせていただきました。ありがとうございました。

            鎌田池 40代女性



◎たっぷり笑えて、でも最後の方は心暖まりホロリ

とさせられ大変いい芝居でした。

 又、火葬場の係りの人が、何ともいえずユニ−ク

な存在で、この芝居にアクセントを与えていたよう

に思います。

 開演前の劇団員からの訴えも楽しく聞けて劇団へ

の親近感がわきました。ツキスミ 50代女性



◎恋人に心を残しながら死んだ男が彼女を守る・・

・あるいは死者がこの世の恩讐を越えて狂言回しの

ように語る・・・など設定はさまざまですが、死者

がこの世に現れるという映画(ホラ−ではなく)や

お芝居が色々あります。

 死んでしまった人にもう一度会いたい、言えずじ

まいだった大切なことをちゃんと伝えたい・・・あ

るいは、死んだらいったいどうなるんだろう、願わ

くばどこかから大切な人のことを見守っていたい・

・・人は誰もそんな切ない思いを抱えて生きている

からでしょう。

 私が幼いとき亡くなった父のことを、母が「せめ

て夢にでも出てきてくれたらええのに、夢も見んの

よ」とポツリと語っていたことを思い出します。1

歳半だった弟にあてた父の手紙を見つけ、自分のこ

とも覚えていないだろう幼い息子に思いを残しなが

ら死んだ父の哀れを改めて感じたこともありました。

 死者と残された遺族のこうした切ない思いを加藤

健一さん演ずる老婆が橋渡し役になってつなぐお芝

居「煙が目にしみる」。涙と笑いで軽妙に描き出し

てみせるのは、色とりどりの蝶のようにそれぞれの

人生をせいいっぱい生き、そしてやがては死んでい

くけれど、必ず誰かの心に何かを残していく・・・

人間の存在そのものです。

 ここのところ多忙のあまり何度かの例会に参加で

きずに居ましたが、久しぶりに思いっきり笑ってな

いて、人間ってすばらしい!・・・と元気が出まし

た。お芝居ってやっぱりいいですね。

         果樹100% 50代女性




◎いったいあの白装束のお二人は何が言いたかった

のでしょうか?いえ、いったいこのドラマは何をい

おうとしたのかしら?などと、深刻に考えなければ

ならないようなことを言っていたわけではないと、

思うことにしました。つまりこれは、生き残った者

の死者に対する思いやりとでも考えることにしよう

と思います。ところが聞くところによりますと、葬

儀にはなぜか、必ずと言っていいほど、親族間で喧

嘩が始まるというんです。厳粛で悲しみに満ちてい

るはずの斎場でなんということでしょう。これでは

死んでも死にきれないはずです。でも最後は、無事

に火葬もできて、二人は美しい蝶になって飛んで行

きました。

 きっと彼等は、何の心残りもなく美しい世界へ旅

立ったのでしょう。

 本当に、何はともあれ、お二人を無事に見送るこ

とができて、共に手を合わせたいような気持ちでし

たね。

 ノド仏、一度見たいものだと思いつつ、もうその

チャンスも私自身、残り少ないような気がしていま

す。

野々村桂さんの笑顔は百万ドルでしたね。

           松風 70代以上女性



◎「煙が目にしみる」には大爆笑させられました。

「こんなに笑っていいのかな?」と思いはしました

が、余りにもおかしくておかしくて。

 ま、でもこれって「家族の再団結劇」(?)てな

やつですよねえ。それを上手く主導するのが加藤健

一さん扮する桂おばあちゃん。この人、「ボケ始め

てる」とか言われましたけど、どうしてどうして。

桂おばあちゃんは幽霊と会話できるんですよ!こん

なエスパ−がボケてる訳はありません。「はは−ん、

ボケたことにしといた方が得するわな」と思ってボ

ケたフリしてるだけです。しかし、このハツラツば

あちゃんのダンナはどんな男性だったのでしょう?

それがとっても気になります。

 ところで、野々村礼子を演じた一柳みるさんはな

まめかしかったですねえ。やはり日本人女性には和

服の喪服がよく似合う。冬目景(和服好きの女性漫

画家)に漫画化して欲しいですね〜。

ああ、またつまらん感想文になってしまった・・・。

            ちきり 30代男性



◎すごく良い作品でした。加藤健一さんのすばらし

い声、よく通りはっきりセリフが解りました。やっ

ぱり劇団でいろいろ苦労して生きてきている人は違

う。テレビにも出られた事あるかしら、何か見た事

があるような気がしました。

        ファミリ− 70代以上女性



◎今回の「煙が目にしみる」は、久しぶりに面白く、

笑わせてもらいました。

 葬儀場の様子も大変リアルで、私が今でも経験し

た所でも亡くなった人たちがあの場面のようなこと

を繰り広げていたかも。

 役者の皆さんとても言葉がはっきりしていて解り

やすく短い時間でしたが充分満足致しました。

 加藤健一事務所の益々の御発展をお祈りし、又是

非来て頂きたいと思います。、

          ニッキ−U 50代女性



◎こんなに笑い、こんなに涙を流したお芝居に最近

出会った事がありません。初めは指で拭いていた涙

も間に合わずそっとバッグを開けて探すハンカチは

一番底に。

 パンチの効いた台詞、しんみり聞かせる台詞。現

代社会の風刺でしょうか。「そうだそうだこんな事

あるある」と泣きながら心で納得している私でした。

 とにかく役者さん達全員の体当たりとも言うべき

熱演はすごいです。休憩なしの1時間30分は感動

と興奮のるつぼでした。腫れぽったい目を「夜」に

助けられ会場を出ましたが、帰り途三十分の車の中

は友達と感想のあれこれのにぎやかだった事。本当

に本当にありがとうございました。

       もしもしサ−クル 60代女性



◎「煙が目にしみる」は心に「しみ」ました。とく

に、「生者間」にはいさかいや欲ばりがはびこるば

かりだが、「死者」との間にのみ、人間的な会話が

成り立つとか、認知症のかかった人間のみに真実の

声がきこえるなどはアイロニ−に富んで秀逸です。

難点は少しドタバタであるのと冗舌であることです。

加藤健一は、はまり役で見事でありました。現代は

喜劇(を通ずる悲劇)こそが必要な時代です。

        バ−コット 70代以上男性



◎あまり期待せずに観劇に向かう。帰りは久しぶり

に(雁の寺以来)に上機嫌、あんなに心の底から笑

い、命の洗濯が出来たので大満足だった。加藤健一

の「一挙手一投足」の見事ぶり、本当におもしろか

った。ありがとうございました。最後の構成も見応

えがあった。       丸亀 60代男性