静岡新聞の夕刊記事より |
- 日時: 2006/05/20 21:22
- 名前: 井出です。
<kouchan-i@cd.wakwak.com>
- 熱帯びる県高校総体 思い切り「楽しんで」
高校生アスリートの「夏」を目指した戦いが熱を帯びてきた。県高校総体は、既に開幕した競技もあるが、今週末から6月上旬にかけて始まる競技がめじろ押しだ。 「全国高校総体」は高校生アスリートの晴れの舞台。とはいっても、全国優勝に照準を合わせる選手もいれば、全国出場そのものにまず懸ける選手もいる。目標、思いは個々に異なる。が、それだけに全国切符を懸けた県大会の攻防から一層目が離せない。 3年生にとっては最後の夏を目指した戦いとなる。3年間の集大成といってもいいだろう。1年生にすれば高校に入学して2ヶ月での「全国総体」への挑戦だ。 そこに先輩、後輩の区別はない。過日取材した競技では1年生が3年生を破ってたった1枚の全国切符を手にした。結果がすべてだ。 その現場で一つの思いが頭の中を駆け巡った。「勝者も敗者もすべての力を出し切ったか」「悔いの残らない戦いをしつくしたか」 必ず勝者と敗者が生まれる。しかも、全国切符には限りがある。組み合わせの妙、流れの中での運もあろう。その流れを、運を引き寄せられるかも分かれ目だ。が、何より「完全燃焼」できたか、全力をぶつけ合った戦いができるかが大事だ、と痛感した。 サッカーW杯日本代表が決定した夜、中田英寿選手がテレビで語っていた一言が印象深い。ドイツでの予想を聞かれた中田選手は「楽しんできたい」と即答した。 「楽しむ」との言葉の意味を、中田選手は「最高のプレー、自分のイメージしたプレーができた時、初めて楽しめる」と説明した。「愉快に、気楽にプレーすることではない」とも付け加えた。 今年の全国総体は近畿圏が舞台。1人でも多くの選手が「楽しみながら」近畿行きの切符獲得を競う県高校総体であってほしい。
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