その8 シャルロット・ゲンズブール CHARLOTTE GAINSBOURG

 
      このロリロリ顔を見て下さい。もーイチコロ。フランス人、男優はちょっとクセのある、パッと見サエない人が多いんだが、女優さんはハリウッド女優のような派手さはないものの、柔らかい顔立ちで日本人好みの可愛い人が多い。
このシャルロット・ゲンズブールなんて思いっきり日本人のロリロリ心を刺激するお顔をしていらっしゃるよね。


     彼女はいつもとってもオシャレだ。フランス人女性はみんなそうなんだけど、別に特別なオシャレをしているというわけでもなく、ただの長袖Tシャツにジーンズだったりするのに、とにかくオシャレだ。カッコイイ。
私が同じ格好をした場合、これはただの田舎の里芋ねえちゃん(おばちゃん)になってしまう。
万年ビンボー人の私が奮発して買ったコムサのシャツを着ても何故か給食の配膳係に見えてしまうのに、シャルロットが着るとイトーヨーカ堂で980円ナリのバーゲンTシャツでも立派にアニエスb.として通用してしまうに違いない。同じものを着ても、私のほうが、少なく見積もっても
5,6千円は安く見えることは確実だ。
向こうが欧米人でスターで、こっちより遥かにスタイルが良いということを差し引いてもこれってあんまりじゃ…


     ま、それもそのはず、お父さんはあのセクシーミュージシャンの故・セルジュ・ゲンズブール 、お母さんのジェーン・バーキンは天下のエルメスに自分の名前がついたバッグがあるようなお人なんだもん。生まれながらにしてフレンチなセンスとブリティッシュな気品という最強のオシャレ遺伝子を受け継いでるわけだもんね。かなうはずはないのさ。(問題はそれだけじゃないと思うんだがそこからは目を背ける。)
笑うとガバッと歯茎が見える口元はオヤジさんそっくりだが、おかげで、お母さんの、ちょっとギスギスしたところがなくなってちょうど良くなっている気がする。あ、でも、お母さん譲りの、
大平原にホシブドウ状態の胸だけは、あんまり羨ましくないかもしんない。


     シャルロットの出演映画はあまり多くないが、『なまいきシャルロット』('85年)や『カンフー・マスター!』('87年)あたりで出しているロリロリ光線はもう強烈。あのちょっと受け口気味の唇を尖らせて上目遣いで見られたらあたし、たとえ家に火つけられても許しちゃうような気がする(ちょっとウソ)『小さな泥棒』('88年)なんて、主人公はあれがシャルロットじゃなければ絞め殺してやりたいと思うようなとんでもない子だったが、あの映画、彼女の魅力だけで保っているのはすごいと思う。
父親が監督した『シャルロット・フォー・エヴァー』('87年)では、実の娘相手に近親相姦っぽいアヤシイ世界が繰り広げられ、セルジュオヤジ、無理もないが、かなりアブない。
 数年前までしばらく彼女の映画を見ていなかったのだが、ちょっと前に『アンナ・オズ』('96年)と、『ラブetc.』('96年)を観たら随分と大人っぽく、ちゃんと綺麗になっていた。71年生まれで、今年で29歳になるから当たり前なんだけど、ずっとロリロリなイメージを持っていたのでちょっと驚いた。いくらなんでももうロリからは卒業かしらん。


 シャルロットはとても日本贔屓らしく、来日した時は熱心にメモなんか取ったりして勉強にいそしんでいたらしい。好物は羊羹で、
数本をペロリと平らげてしまうとか。すんごい甘党(笑)加えてすごいチェーンスモーカーでもあるらしいが、彼女の場合、タバコを吸う姿がこれまたカッチョいいんだな。くう〜。
どうやら情報によると彼女は子供をひとり産んだらしく、あまり多くない映画出演がこれ以上減らないことをお願いしたいところだ。でも、子供もきっと可愛いんだろうなあ。