タイトル ( 原題) 公開年 |
監督 | 出演俳優 | ワシだけの評価・コメント |
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アート・オブ・ウォー (THE ART OF WAR) 2000年カナダ・米 | クリスチャン・デュゲイ | W・スナイプス A・アーチャー M・ビーン | ★★ おおい、マイケル・ビーン久しぶり。もったいつけて小難しくこね回してる割には大筋はけっこう単純で、あれ?って感じ。でも期待通りにウェズリーが『ブレイド』ばりのカッコつけつけアクションでえらく笑わしてくれちゃったんで万事オッケー。ラストは全部わかっちゃったんだが(っていうか誰でもわかるよな(笑))あの演出はいくらなんでも恥ずかしすぎ、ぶははは。 |
藍色夏恋 (藍色大門) 2002年台湾・仏 | イー・ ツーイェン | チェン・ボーリン グイ・ルンメイ リャン・シューホイ ジョアンナ・チョウ | ★★ ああ、懐かしい〜私にもこんな青春時代が・・・全然なかったです、ダッサいゴス高校生でしたから、ケッ・・・あ、いや。誰でも一度は経験する淡い青春の、とか宣伝されてたけど、実際はほとんどの人はこんな経験してないんでは、してる子はあんなにモタモタしてないで、思いっきり深いとこまで行っちゃうんだよあの年代は(笑)ありそでなさそな幻想物語じゃないかなあ、それでもやっぱり「胸キュン」ものの良作。これは欧米の映画では出せない淡い爽やかさ。チェン・ボーリン演ずるチャン・シーハオ君、美人で女っぽい友達よりもあのコが好きとはちょっとマニアックな趣味でよろしい。台湾でもキムタクが人気だったとは初耳。 |
AIKI 2002年 | 天願大介 | 加藤晴彦 ともさかりえ 石橋凌 火野正平 桑名雅博 | ★★☆ 実在のモデルがいたとは。けっこうワサワサと猥雑なシーンを織り交ぜながら描いてるんだが、実はかなり丁寧に作りこまれていて飽きさせない、特に、車椅子の人への健常者の反応というのがとてもリアルに描かれているなと。テキヤの桑名正博、いいわ〜、金ピカブレスレットにものすごい柄のシャツ、もう、着てる服がマジシャンみたいなんだもん。師匠石橋凌、なにかにつけて「サラリーマンですから」ってのが笑えたゾ。 |
愛ここにありて (HERE ON EARTH) 2000年米 | マーク・ピズナースキー | L・ソビエンスキー C・クライン J・ハートネット M・ルーカー B・グリーンウッド | ★☆ ぶははは、も〜何観せるんだよ〜、ケンカをやめて〜二人を止めて〜♪…って、おまえら三人とも止まれや。カッぺのジョッシュと金持ちボンボンのクリス・クライン、二人そろってガタイばっか成長してオツムがすっかりお留守の大バカ高校生が、骨肉腫に侵され余命幾ばくもない(だがほっぺはツヤッツヤだ)ヒロイン、リリー・ソビエンスキーを取り合うメロメロメロメロメロドラマ。身分違いの恋に不治の病、深キョンとタッキーあたりで大映がドラマ化しても全然違和感ナシ。マコ、甘えてばかりでゴメンね♪(この歌は違うか)この脚本がどうやって企画段階を突破したのか非常に謎、撮影スタッフ、最後のほうは半分ヤケになってたに一票。 |
アイ・アム・サム (I AM SAM) 2001年米 | ジェシー・ネルソン | S・ペン M・ファイファー D・ファニング L・ダーン D・ウィースト R・シフ | ★★ ショーン・ペンの大熱演はうまいし、ビートルズのカバー曲も効果的で、全体に優しくていい雰囲気だったんだけど、どうも話が穴ボコだらけで、感動以前に「ありえん」と思っちまっていけませんでした。どう考えてもムリムリ、7歳までが大変なんだってば。そこまで育てられないし、育てられたんなら今後も大丈夫だわさ。みんなわからんのか?ルーシー役の子、ものすごくかわいい子だった、でも、安達祐美に良く似てまして、ってことは将来はヘザー・グラハムかなぁ… |
アイ・ウォント・ユー (I WANT YOU) 98年英 |
マイケル・ウィンターボトム | R・ワイズ A・ニヴォラ |
★★☆ ウィンターボトムの映画好きなんだけどな〜いろんなことを想像させる謎の真相も口の利けないうらなりびょうたん坊やも面白いんだけど、なんだかこの映画の湿った隠微な雰囲気はどうも居心地悪し。レイチェル・ワイズは不思議な美人でなかなかいいわ。 |
愛さずにはいられない (FOOLS RUSH IN) 97年米 |
アンディ・テナント | マシュー・ペリー サルマ・ハエック |
★★ チャンドラー、「フレンズ」よりもかっこいいぞ〜♪意外にも、けっこう面白かったっす。メキシコ人ってみんなあんなふうに家の中飾るのか?ちょっとたまらんかも…(笑)ホットドッグってほんとにアメリカ人の国民食なんだね。キャベツは入れないのか? |
アイス・エイジ (ICE AGE) 2002年米 | クリス・ウェッジ | (声)レイ・ロマーノ ジョン・レグイザモ ジャック・ブラック | ★★☆ あのリスもどきめちゃくちゃ笑えた〜「それからどしたっ!?」って感じ(30代以上限定)仲間を大切にすること、お互いに助け合うこと、こんなベタで子供用の基本要素が実は映画の要だったりして。そして私は肉食獣のディエゴはこの先何を食って生きていくんだかが非常に気になる、汚れた大人なのだった。スタジオのセットで人形劇をやっているような、チープな実写風なのが面白い。あとアニメのいいとこはスピード感だよね、これは実写ではなかなか出せないでしょ。しかしあのあかんぼ、やることなすことすべて可愛いのに、顔がどーしても… |
アイス・ストーム (THE ICE STORM) 97年米 |
アン・リー | K・クライン ジョアン・アレン S・ウィーバー C・リッチ イライジャ・ウッド トビー・マグワイア |
★★☆ 夫婦・親子の断絶というテーマがアメリカでは70年代初頭にすでにあったわけだね。それぞれがみんな心の底にどうしようもなく冷え冷えと醒めたものを持っていて、はっきりとした亀裂が走る原因もなく、かといって修復のきっかけもつかないというあやふやな冷たさが空しい。幻想的なアイス・ストームの風景がとても綺麗。C・リッチがはまり役。好き好き。 |
アイズ・ワイド・シャット (EYES WIDE SHUT) 99年米 |
スタンリー・キューブリック | トム・クルーズ ニコール・キッドマン シドニー・ポラック リリー・ソビエンスキー マリー・リチャードソン |
★★★ いろんな解釈があるだろうし、とんだ的外れかもしれないけど、倦怠期の夫婦の日常の中でのちょっとした不安定な状態や、妻の意外な告白によってあらぬ妄想にかられた夫がふと魔が差してえらい目に遭い、結局日常に戻ってゆく、それだけの内容をよくもあれだけ高尚に仕立てたものだと感心。カメラはじっと据えられているような感じだったし、テンポは悪いし、イライラさせられるような要素ばかりなのに、見終わった後に絶対に説明できない感じの満足な余韻を残す。やっぱりキューブリックってすごいのかも。トム・クルーズってチビかも。 |
愛する者よ、列車に乗れ (CEUX QUI M'AIMENT PRENDRONT LE TRAIN) 98年仏 |
パトリス・シェロー | ジャン・ルイ・トランティニャン ヴァンサン・ペレーズ シルヴァン・ジャック |
★☆ くっく〜。フランス映画が嫌いっていう人はもう絶対ますます嫌いになりそな映画だわ。人物相関図が複雑すぎて説明なさすぎて腹が立ってくるのだ。みんな悩みを抱えてるのはわかるんだけど心の動きが伝わってこなさすぎる。シルヴァン・ジャックってすんごいかわいい、けど萩原聖人に似てる…(笑) |
アイデンティティー (IDENTITY) 2003年米 | ジェームズ・マンゴールド | ジョン・キューザック アマンダ・ピート レイ・リオッタ A・モリーナ クレア・デュバル ジェイク・ビジー | ★★★ 単純な謎解きもさることながら、サイコものとしてのオチの付け方もうまく、サイコ・ミステリーだけど「サイコ」と「ミステリー」が見事に両立してる。リオッタのブチ切れコップぶり、期待通りすぎ。んでもってその期待通りすぎなところにカギがあるワケなんだが。お久しぶりのレベッカ・デモーネイがセルフパロディみたいなのやってるとこもグー。ジョンQ、せんだみつおみたいだったけどな。 |
あいつとララバイ 83年東宝・ジャニーズ |
井上梅次 | 少年隊 樹由美子 三原順子 秋吉久美子 |
★☆ こ、この監督さんって…京マチ子版「黒蜥蜴」の人じゃないか。ニッキ、転校生、しかもいきなり彼女の隣の席。昔のマンガか!あ、昔のマンガなのか、これ。「本牧レディー」が三原順子だって誰も気付かないのもすごい。「すすんでる〜!」という古典的な台詞といい、いきなりミュージカルな展開といい、最初から最後まで大脱力。トホホ映画は、わざわざ探さなくてもけっこう身近に転がっているものなんだなあ…だなあ、じゃないって!(笑) |
アイドル・ハンズ (IDLE HANDS) 99年米 |
ロッドマン・クレイザー | D・サワ S・グリーン E・ヘンソン V・A・フォックス |
★★☆ わははは、デヴォン・サワ君、アイドルだとばっかり思ってたけどこんな演技派だとは全然知らなかったよ。口ぽっかり開けての熱演がハチャメチャに可愛い。しょぼいラストもこの映画の軽いノリに合っててなかなか良いし、何と言っても手、切っちゃったまんまなのがすごいって。クワイエット・ライオットってまだいたのね(笑) |
愛についてのキンゼイ・レポート (KINSEY) 2004年米・独 | ビル・コンドン | リーアム・ニーソン ローラ・リニー ピーター・サースガード ジョン・リスゴー ティモシー・ハットン クリス・オドネル | ★★☆ なんとなく、勝手にもっと真面目?シリアスな映画を想像していたら、いや、真面目なんだけど、真面目なあまり笑えてしまうキンゼイ博士。世間のセックスに関する知識や考え方が遅れていると感じて調査・改革に乗り出すも、厳格な父親に性のタブーを必要以上に刷り込まれちゃったために、古い頭はけっこう残ったまんまだったりして、いろんなことでモンモン。自分の研究をできるだけ実践して理解しようとするあまり、助手ともやっちゃうし奥さんも提供しちゃうし、あのう、それ、どう考えてもおおらかすぎですから。融通の利かなさと、世間に柔軟に合わせることができず、興味の対象にのめり込んじゃうと周りが見えなくなっちゃうところが学者バカらしく、いつでもどこでも真剣です!って顔つきのL・ニーソンがかわいいというかなんというか。古いキリスト教的な間違った性の常識をうち破ったというのはすごい功績だし、昔よく本に「キンゼー報告では」なんて書いてあったことを思うと、キンゼイ博士というのは科学的にも価値のある研究をした人なんだよね。でも、大学でこういう講義やったら、現代でもけっこうな物議をかもすんじゃないかと思うわ。 |
愛のエチュード (THE LUZHIN DIFENCE]) 2000年英・仏 | マルレーン・ゴリス | J・タトゥーロ E・ワトソン ジェラルディン・ジェイムズ スチュアート・ウィルソン クリストファー・トンプソン | ★★☆ 実はいろいろ謎が多いしルージンがいかにもな紙一重の天才ぶりだったりするしで不満はあるんだけど、光あふれるコモ湖の湖畔、不器用な天才チェスプレイヤーとお嬢様の恋、コテコテなのに、エエ話やなぁ…とじーんと来てしまった。決して美人じゃないのに今回のE・ワトソンは可愛かった。彼女の包み込むような笑顔がいい、静かで溢れんばかりの愛情が伝わってきました。 | 愛のコリーダ2000 (L'EMPIRE DES SENS) 76年仏 |
大島渚 | 松田英子 藤竜也 |
★★☆ 吉っつぁん、威勢がいいのう。究極の愛のかたち、とかって言っちゃえばそれらしいんだが、ここまで局部だけにこだわったセックスオンリーで2時間弱、もうこっちはただただ見守るのみ(笑)こんだけ、いたしていたしていたしまくって、見てるこっちもいいかげんげんなりするかと思いきや、寝たままニッコリ微笑む藤竜也のサワヤカな笑顔によって、一瞬にしてこれがエログロから「純愛映画」に昇華しちゃってるのがすごい。照明とかが異様な雰囲気を醸し出してるというのもあるんだが、ちょっと松居直美入ってる松田英子のカエル顔と大根演技がフェチっぽい。これってプラスに働いてんだよね? |
I love ペッカー (PECKER) 99年米 |
ジョン・ウォーターズ | E・ファーロング C・リッチ M・ケイ・プレイス B・セクストンV リリ・テイラー M・プリンプトン |
★★☆ ふはははは、ウォーターズも毒が抜けたなあと思う反面、こいつって優しいよな、とも思ったよ。たいていみんな変なんだけど基本的には善人なんだよね。ファーロングのグニィ〜っと引きつった不自然な笑顔が意外にもグーよ。友達も街の人もいいけど、やっぱりあの妹でしょ(笑)ティーバッグってああやって使うんだ〜、納得。 |
アイリス (IRIS) 2001年英 | リチャード・エア | ジュディ・デンチ ジム・ブロードベント ケイト・ウィンスレット | ★★☆ アイリスの言葉や記憶を失ってゆく哀しさと恐れ、同時に本当に自分に必要だった人に看取られる幸せ。一方、再び手の届かない世界へ行ってしまった妻への恐れと、最後まで自分を愛していると言ったアイリスへありったけの愛情を注ぎ込むことの出来たジョン。残酷な別れであると同時に素晴らしい老いの風景でもあったと思う、現実はそんな綺麗事では済まないと怒られそうだけど。ケイトとJ・デンチ、二人してどすこい体型なこと以外に共通点なさそうなのに、すんなりと若き日の、そして老いたアイリスの二人が同一人物に見える、スゴイ。 |
愛を乞う人 98年東宝・角川書店・サンダンスカンパニー |
平山秀幸 | 原田美枝子 野波麻帆 熊谷真美 中井貴一 うじきつよし モロ師岡 中村有志 西田尚美 |
★★ へ、へこんだ…あんな母親にでも誉めて貰いたいと思うのが子供心なんだよね。でもあれだけ虐待されて、娘があんなにまともに育ったというのはちょっと説得力に欠ける部分があるかな。原田さんが二役でやってる母親が結局どうして彼女を虐待したのか理由がはっきりしないところはリアリティあり。 |
アヴァロン 2001年ヘラルド | 押井守 | マウゴジャータ・フォレムニャック ヴァディスワフ・コヴァルスキ | ★★ 映像と音楽は文句なしにカッコイイ。でも要は未来のゲームオタクの話なので、RPGとかをやったことない人にはさっぱりわからんし興味も持てない世界だろうなあ、これ。意味のない食べ物の細かい描写、あれは全然必要ないぞ。アッシュはモノクロの時はカッコイイのにカラーだといきなり黒柳徹子になっちゃってました。 |
アウト・オブ・タウナーズ (OUT OF TOWNERS) 99年米 | サム・ワイズマン | S・マーティン G・ホーン J・クリース | ★★☆ S・マーティンとG・ホーンのコメディってなんか安心して観られるっていう感じよねえ、そんなんアリかい!な展開でもなぜかありそうな気がするのも不思議だ。足がよーく上がってるジョン・クリースもバッチシ。50過ぎてバーで若い男ひっかけるという設定に全然ムリのないゴールディ、コイツもやはり生き血風呂組か? |
OUT 2002年 | 平山秀幸 | 原田美枝子 倍賞美津子 室井滋 西田尚美 香川照之 間寛平 大森南朋 | ★★☆ 私なら絶対警察呼ぶ。私なら絶対引き受けない。特に西田尚美、あんたとは絶対関わり合いになりたくないゾ、ワシは。ってそんなこと言ったら話終わっちゃうじゃん。解体作業中の会話が井戸端会議みたいだったり、カラオケ屋でとりあえずピザ頼んじゃってたりでいちいち笑える。でも一貫して流れる空気は『テルマ&ルイーズ』に似てて、現実から「OUT」して夢に向かっていこうよという破滅的に思える終わり方もあの映画を彷彿とさせてました。 |
アウト・オブ・サイト (OUT OF SIGHT) 98年米 |
スティーブン・ソダーバーグ | G・クルーニー J・ロペス V・ライムス A・ブルックス S・ザーン |
★★☆ テンポは悪いしガンガンにアクションがあるわけでもないし、はやらなかったのしょうがないよね〜、でも好みで言うと好きだわ、これ。よくよく聞くとすごくいい台詞がたくさんあるのに滑っちゃってて残念。オシャレを通り越してトホホな会話のやりとりもいいし、女に弱くてマヌケな失敗しちゃうジョジクルも最高にセクシー。 |
青の炎 2003年東宝 | 蜷川幸雄 | 二宮和也 秋吉久美子 松浦亜弥 鈴木杏 山本寛斎 | ★★☆ 題材が題材なので語弊があるけど、暗いがとても鮮やかな青春映画。この手の若手を起用してる映画にありがちな棒読み・説明口調なシーンが驚くほど少なくて、アイドル映画だとナメてかかってたらえらい拾いモノだった。二宮君、うまいわ。あやや、雰囲気あるしさすがにカワイイわ…黙ってれば。 |
赤い影 (DON'T LOOK NOW) 73年伊・英 | ニコラス・ローグ | ドナルド・サザーランド ジュリー・クリスティ | ★★★ 演出は古臭くてダルいとこもあるんだけど、怖い怖い、メチャ怖。アフロ風ドナルドにはちと笑ったが、そんな笑いも束の間、説明のつかない、辻褄が合わないというのが一番怖さを感じるんだが、これは正にその系統。あの姉妹がゲラゲラ笑っているシーンとか、警部が窓の外をじっと見つめるシーンとか、筋に直接関係なさそうな挿入画?がうなされそうな怖さ。でも、ラストのアレ、ちょっと『ブルード』入ってたかしら(笑)シーズンオフとはいえ、あんなに人がいないヴェニスって今ではちょっと考えられないが。 |
紅いコーリャン (紅高梁) 87年中国 |
チャン・イーモウ | コン・リー トン・ルーチュン チァン・ウェン |
★★★ 百恵ちゃん、若い!前に観た時の強烈な印象は薄れたものの、静謐さと野卑な雰囲気が入り交じった独特の雰囲気は再度観てもいい。皮剥ぎシーンはもっと具体的に描かれてた気がしてたんだけど、イメージだけでもやっぱり卒倒しそうに。 |
赤い橋の下のぬるい水 2001年日活・今村プロ | 今村昌平 | 役所広司 清水美砂 中村嘉葎雄 ミッキー・カーチス 矢野宣 | ★★ へんちくりんなんだけど妙に面白い映画。セックスしないと水がたまっちゃって苦しいという清水美砂、役所広司とのHシーンがすごすぎ。ど、どこにそんなに水が…こないだまで妊婦だったワシはこの「おなかにたまってるぬるい水」って羊水を連想しちゃうので、ちょっと気持ち悪かったなあ。でも、「水」の飛びっぷりがあまりにすごくて笑っちゃうんだけどね。 |
秋のミルク (HARBST MILCH) 88年西独 | アンナ・ヴィムシュナイダー | ダーナ・パブロバ ヴェルナー・シュトッカー クラウデ・オリファー・ルドルフ | ★★ 意地悪な継母はバチがあたって二人は末永く…って童話かい。はっ、ドイツ、グリム兄弟の祖国!とか思ったら自伝の映画化だったのか。オンナ・ヨメは労働力としてこき使われる、ドイツの田舎も日本と同じだったんだね。いきなり回想シーンになるんであれれ?な部分多し、映画としてはもうちょっと脚色必要だったんでは。 |
悪魔を憐れむ歌 (FALLEN) 97年米 |
グレゴリー・ホブリット | デンゼル・ワシントン D・サザーランド ジョン・グッドマン |
★★ よくある、日本人にはいまひとつ理解不能な「悪魔」もの。悪魔って、神と対峙して存在するものじゃなくて、けっこうスケール小さいんだよね、きっと。不気味な雰囲気と謎はいいんだけど、ちょっと長すぎて退屈。 |
悪魔の恋人 (FEAR) 96年米 |
ジェームズ・フォーリー | M・ウォルバーグ R・ウィザスプーン A・ミラノ W・ピーターセン A・ブレナマン |
★☆ ぎゃははは、マーク!普段からゴリラゴリラしてはいたが、胸ボコボコ叩いてホントにゴリラになってたあ〜。映画はじぇんじぇん怖くもなんともないが、マークが可愛くて鼻血ブー状態。あんな恋人できるんなら悪魔だろうがオニだろうが化けたタヌキだろうがもう何でもいいわさ。スプーンちゃんがまだまだ細くてカワイイけど、あの鼻の穴とデコッパチじゃアイドル生命は短いと見たぞ〜。 |
悪魔の手鞠唄 77年東宝 | 市川崑 | 石坂浩二 岸恵子 若山富三郎 加藤武 仁科明子 永島暎子 | ★★☆ 本も読んだし映画も観たのに思いっきり忘れてました。すけきよ、いないな〜とか、双子のばーさんは?とか…いるわけない。トリックうまいよな〜、でも、それよりもこのへんのシリーズ、昭和20年代の岡山あたりの田舎の風俗とか方言とかが興味深くて好きだ。石坂浩二も岡本信人も見事に変わってないが、今では死んだ人がいっぱい出てて感慨深い。しかしみんな、殺人事件起こったらもうちょっと身の回りに気を付けろよ。これ、サントラCDもあるようだけど、あの手鞠唄も入ってるのかと思うと怖すぎ、こういうのっていつ聴くんだ?コーヒーブレイクに悪魔の手鞠唄ってのもちょっとオシャレすぎるのでは… |
悪魔の呼ぶ海へ (THE WEIGHT OF WATER) 2000年米 | キャスリーン・ビグロー | K・マコーマック ショーン・ペン サラ・ポーリー E・ハーレー カトリン・カートリッジ | ★★★ 二つの時代のシンクロのさせ方がヘタ&現代のシーンがちとじれったすぎるのが難だけど、一見共通点のない19世紀の血みどろ愛憎劇と、現代の危ういワケ有りカップル二組に奇妙な共通点が見出されていくのが面白い。K・ビグローの映画を初めてちゃんといいと思ったかな。サラ・ポーリーってこういう役似合うよな〜、なんか宗教画に出てくる女みたいな顔してるもん。 |
アグリ (UGLY) 97年ニュージーランド |
スコット・レイノルズ | パオロ・ロトンド レベッカ・ホップス |
★★☆ アグリってuglyだったのね!鈴木アグリ(笑)意外な事実が!なんて言っているわりにはあんまり意外な展開にはならなくて拍子抜けしたけど、映画自体はかなり好き。真っ赤な部屋に青い服だの家具だのって、これってアルジェントを意識してる?変な病院の院長がナイスだったわ。 |
悪霊喰 (THE ORDER) 2003年米・独 | ブライアン・ヘルゲランド | ヒース・レジャー シャニーン・ソサモン ベンノ・フユルマン マーク・アディ ピーター・ウェラー | ★★ 何この邦題(笑)ホラーかと思ったら、至極真面目(でちょっと退屈)な宗教映画だったっす。悪魔っぽいものや霊体みたいなものが当たり前のものとして出てくるのが、キリスト教版陰陽師って感じ。ミサもラテン語でやるような真面目な神父があんなに簡単にオンナに走るってどういうこと?監督とH・レジャーと相手役のS・ソサモンって、『ロック・ユー』と同じ組み合わせだ。昔から悪役を応援しちゃうクセがあった身としては、ヒロイン、邪魔だった。 |
悪を呼ぶ少年 (THE OTHER) 72年米 |
ロバート・マリガン | クリス・ユドバーノキー マーチン・ユドバーノキー ユタ・ヘーゲン |
★★☆ むむ、今となっては定石となってしまったネタがてんこもりになってるけど、72年の映画だと思うとこれはイケてる。てっきりひとり二役だと思ったらちゃんと双子使ってたのね。だましの手法もうまいこと処理してあるので、当時のお客さんは充分堪能できたでしょう。双子ちゃん、女の子みたいにカワイイ子だったわん。 |
アザーズ (THE OTHERS) 2001年米・仏・スペイン | アレハンドロ・アメナバール | N・キッドマン フィオヌラ・フラナガン アラキーナ・マン ジェームズ・ベントレー C・エクルストン | ★★★ 某第六感映画以降、どうも深読み深読みするクセがついてしまってるんでなんとなーくオチは読めたんだけど、それでも充分面白かったっす。帰らない夫を待ってずーっと気持ちを張りつめて暮らしてる、信心深くて気丈で完璧主義な主婦。ちょっとしたことである時プツッと張りつめてたものが切れちゃったんだろうなあ、N・キッドマン、貞淑な主婦っていうのが出来るような人だとは思ってなかったんだけど意外にも良かった、哀しさが伝わってくる感じ。 |
アサインメント (THE ASSIGNMENT) 97年米 | クリスチャン・デュゲイ | A・クイン D・サザーランド B・キングスレー | ★★ ガンジーにサザーランド父ちゃんってキャスト渋すぎ(笑)展開があまりにも地味地味なので途中まではちと我慢が必要じゃった。けどサザーランドがカチカチの熱血漢とかじゃなくて(そもそもそういうふうだった らサザーランドは使わないか)異常者と正義の味方のどっちつかずの中間点にいるキャラクターだったのがなんか良かったわ。ラストはちょっとニヤリ。サザーランドとアイダン・クイン、けっこうケムリモクモク。 |
アシッド・ハウス (THE ACID HOUSE) 98年英 |
ポール・マクギガン | アーヴィン・ウェルシュ ユエン・ブレンナー ケヴィン・マクキッド |
★☆ 力みすぎですがな。「トレスポ」の脚本家の書いたものらしいけど、「トレスポ」やそのあたりのジャンクでスタイリッシュなヒット映画を意識しすぎてて、志はいいんだけど形だけで中身がついてってないんだよね、カサカサざわざわとした猥雑な感じだけが残っちゃって余韻、なし。もっとがんばりましょう。ポン←スタンプの音 |
アシュラ (ANJAAM) 93年インド |
ラーフル・ラワィル | マードゥリー・ディークシト シャー・ルク・カーン |
★★ 始まって30分も経ってから、ジャジャジャジャーーン!とオープニングクレジットが。一瞬もう終わったかと思ったら今からかい!ストーカー男、見たことあると思ったらラジューじゃん、よっ久しぶり。「家なき子」も昼メロも真っ青など根性ヒロイン、リベンジはいいんだが、筋トレもしてないのにムショから出たとたんにプロレスラーのように強くなってるのはどういうわけか?アシュレー・ジャドでもあんなに強くなかったっす。しかしインドって未だに無法地帯なわけか?とりあえずこれ観て失神するくらい人々が純真無垢なのは確かのようだわね。 |
あずみ 2003年 | 北村龍平 | 上戸彩 金子貴俊 オダギリジョー 原田芳雄 竹中直人 北村一輝 | ★★ 劇団四季みたいな飛猿に『北斗の拳』みたいな敵キャラ(ひでぶとか言いそう)。マンガ的な要素は充分満たしてるが、原作マンガ先に読んじゃうと面白いんだかそうじゃないんだか判断つかなくてダメみたいだわ。頑張ってるとは思うんだが。モデルがリハウス当時の宮沢りえだそうなので15年前に実現してほしかった、残念。 |
アタック・ザ・ガスステーション! 99年韓国 | キム・サンジン | イ・ソンジェ ユ・オソン カン・ソンジン ユ・ジテ | ★★ X−JAPANのToshiがいなかった?あ、よく見るとナンちゃんだった。電話のブッ壊し方とかが不快でなんか最後まであんま笑えなかったなあ〜、心狭い?クサい回想シーンも、そんくらいでグレるなよって感じである。今時の若者ってやつなのね、絶対マネするやつが…って思ってたら韓国じゃやっぱり出たらしいな(笑)何でもいいがあやつら、面が割れまくってるじゃん、割れ割れ。 |
アタック・ナンバーハーフ (SATREE-LEX) 2000年タイ |
ヨンユット・トンコントーン | チャイチャーン・ニムプーサワット シリタナー・ホンソーポン |
★★☆ ジュンちゃんカワイイ〜。セオリー通り、落ちこぼれの寄せ集めチームが全国大会を勝ち抜いてゆくという、涙(はそんなにない)と笑いの展開なんだけど映画そのものは冷静に見るとちょっとぬる目のスポ根映画で、肝心の試合シーンも非常にたるい。でもみんなかわいいんだよね、野郎ばっかの宿舎でメチャメチャファンシーなテーブルクロスにテディベアを並べちゃうし、化粧しないと試合できないし、1人だけオカマちゃんじゃない黒一点(笑)の俳優さんは 広岡瞬+原田龍二+田中健を3で割ったような古くさい顔の男前だし、マッチみたいなのがいたり、コロッケみたいな3人組が出てきたりで ビジュアル的にも飽きさせないのがグウ。 |
アッシャー家の惨劇 (THE FALL OF THE HOUSE OF USHER) 60年米 |
ロジャー・コーマン | ヴィンセント・プライス マーク・ダモン マーナ・ファーイ |
★★☆ うはははは何が怖いんだかさっぱりわからないがなんだかおどろおどろしい。このかったるい話のテンポと会話。もうすぐ死にそうなヒロインの顔色めっちゃいいし。「総天然色」みたいな色使いもとっても良いわ。「赤死病の仮面」と並ぶお気に入り古典ホラーになるような気がする。キャーーッ! |
アトランティスのこころ (HEARTS IN ATLANTIS) 2001年米 | スコット・ヒックス | A・ホプキンス アントン・イェルチン ホープ・デイヴィス ミカ・ブーレム デヴィッド・モース | ★★☆ A・ホプキンスとボクちゃんの心の交流っていうのにイマイチ深みがなくて、いつの間にそんな仲良くなったんか?と思えちゃうのが弱かったっす。あと、このカアちゃんイヤすぎ。それでも、お約束なノスタルジー描写の中にキング風のダークさが混ざっていてなかなか。しかし、今じゃ大騒ぎだろ〜って事件がフツーに片付けられちゃってて、昔の田舎ってスゴいよな。 |
アドレナリン・ドライブ 99年東映 |
矢口史靖 | 安藤政信 石田ひかり 松重豊 ジョビジョバ |
★★★ ワッハッハ、ヤクザ事務所、ガス爆発。ブスバスガイド。矢口監督の映画の女の子はみんな突拍子もない。前までと比べるとやっぱりパワーダウンと言わざるを得ないけど、説明一切ナシで状況をわからせてしまうのってやっぱり力量すごいわ。石田ひかりの困り顔が役に合っててグウ。ヤクザと婦長さん、ふたりの仲はどうなったのかなあ? |
穴 (THE HOLE) 2001年英 | ニック・ハム | ソーラ・バーチ デズモンド・ハリントン ダニエル・ブロックルバンク ローレンス・フォクス | ★★ おいっ全然驚かないよ〜だってソーラ・バーチじゃん!『ユージュアル〜』のスペイシーみたいなもんじゃん。いや、でもね、そういえば私もよく考えた、もしエレベーター故障してU君と二人っきりになったら、とかね。でも思ってもやるなよ(笑)で、あんなの穴蔵withデロデロ便器に3日間いるほうがウェールズ行くよりもいいってどういうことよ、ウェールズなら何したってどの道誰も見てないじゃん、でもトイレはボットンじゃん、あ、穴と一緒か。んじゃいいや。 |
アナザー・デイ・イン・パラダイス (ANOTHER DAY IN PARADISE) 98年米 |
ラリー・クラーク | V・カーシーザー J・ウッズ M・グリフィス N・G・ワグナー L・Dフィリップス |
★★ まるでビニー君のプロモ映画。カメラが映す映す。でもガリガリの若すぎる少年少女のHってちょっと生理的に受け付けないのよね〜、女の子、なんかいっつもヨダレ垂らしてそうな顔してたし。それよりヤク中中年夫婦のほうがイケててずっと良かったんだけど、どうしようもない亭主をカバーするM・グリフィスが綺麗でカッコよくてピカイチ。で、こういう少年期を経てあの子はこれからどんどん筋金入りのろくでなしに成長すると、そんなわけですね。 |
アナザヘヴン 2000年松竹 |
飯田穣治 | 江口洋介 市川実和子 原田芳雄 柏原崇 松雪泰子 |
★★☆ この路線の中では「パラサイト・イブ」「ISORA」あたりのトホホ系になってないとこがエラい。ラストへの持っていき方も非常にクサいんだけれどけっこう、がんばれ!後ろだ!とか思って乗せられてる自分が恥ずかしかった(笑)やるな、飯田。「T2」同様、終わった後はあんたたち後始末どーすんの?という感じだが、江口と柏原クンのチューに鼻血ブーだったのと、市川実和子ちゃんがカワイイ♪ので許す。 |
アナスタシア (ANASTASIA) 97年米 |
スーザン・ゴーシェ | (声)メグ・ライアン ジョン・キューザック C・ロイド |
★★ 1920年代という時期に魔物が出るというファンタジーが全然しっくりこないし、あっさりアナスタシアの素性が認められたりあっさりディミトリと恋に落ちたりして、どうにもメリハリ・盛り上がりのないストーリーで全体的に中途半端だのう。ファミリー向けミュージカルだとしょうがないのかな。でも日本のアニメには絶対ない大人っぽい表情のキャラクターをはじめ、絵はうっとりするくらい綺麗。さすが。 |
あなたが見えなくても 99年米 |
アーウィン・ウィンクラー | V・キルマー M・ソルヴィーノ K・マクギリス |
★☆ ブッ。目元をサングラスで隠したヴァル、エッチくさい口元が目立ってマヌケすぎ。見えるようになっても自分で口元気にしてたよねえ、鏡見ながら。「実話」で攻めてこられると文句つけにくい雰囲気なんだけど、だからといって映画の出来を色メガネで見るワケにはいかないわ!(何燃えてんの?)障害者が主人公になってるけど、結局は出会って一曲、ケンカして一曲のどーってことないたるいラブロマンス映画のような気がするぞ、これ。最後に見たフワフワしたものの正体っていうのにはちょっと心を動かされたけど…いや、甘やかすわけには←まだ燃えている |
あなたに逢えるその日まで… (TIL THERE WAS YOU) 97年米 |
スコット・ワイナント | J・トリプルホーン D・マクダーモット S・J・パーカー J・アニストン |
★★☆ ジーン・トリプルホーン、すごい真剣な顔してあちこちにガンガン頭ぶつけてコケまくってるのがあっぱれ。「運命の人」映画としては特にどうということはないんだけどあのパティオのあるアパートがステキすぎたので一票。私も住みたい〜。D・マクダーモットは涼しげな瞳が麗しかったけど、ぷっくりアニストンはどこのイモねえちゃんかと思ってしまいました。 |
あなたに言えなかったこと (THINGS I NEVER TOLD YOU) 95年米・スペイン |
イザベル・コヘット | リリ・テイラー A・マッカーシー A・アークェット D・メイザー S・カッセル |
★★ A・マッカーシー汚すぎ…そのお姿、どう見てもアル中っすよ、ホープラインに電話するのはあなたのほうじゃないですか?って訊きたくなったりして。登場人物それぞれに何気なく接点があったりしてちょっと面白いんだけど、ちょっとどまりなのが苦しいかもね。 |
あなたのために (WHERE THE HEART IS) 2000年米 | マット・ウィリアムズ | N・ポートマン A・ジャド J・フレイン S・チャニング J・キューザック S・フィールド | ★★☆ あなたのためって誰のため?みんなやたら親切で、ナタリーはやたら性格良いよなあ〜、出産後の展開がトントン拍子で、ちっとも苦労してるようには見えんのだが。とはいえ、みんなが口には出さない悩みを乗り越えて一生懸命生きてくという感じは伝わってきて、後味はマル。今回脇のA・ジャドがすごくいい、この人は田舎のキレイな年増役をやらせるとピカイチ。ナタリーはオーラなくなってきてるなぁ… |
アニエス・Vによるジェーン・b (JANE B.PAR AGNES V.) 87年仏 |
アニエス・ヴァルダ | ジェーン・バーキン ジャン・ピエール・レオー シャルロット・ゲンズブール |
★★ ジェーン・バーキン。私ってばついこないだまで彼女をフランス人だと思ってたのよね〜名前からして違うのにね。スタイルもあんまりよくないし、出っ歯で美人でもないのに、彼女ってどうしてあんなにかっこよいの?加えてセルジュとのムスメなのにシャルロットってどうしてあんなに可愛いの?相変わらず、声が可愛いジェーン。しかし、猫が死んでも剥製にすんのはやめてくれい。 |
アニマル・ファクトリー (ANIMAL FACTORY) 2000年米 | スティーブ・ブシェーミ | W・デフォー E・ファーロング D・トレホ T・アーノルド S・カッセル | ★☆ アニマルファクトリーっつうか、ZOOっつうか…見事に動物園なメンツが揃ってて檻が似合うのなんのって。んー、エディ君には悪いが、このロンって子、デフォーがそれほど入れ込むほど魅力あるように見えないんだよね、甘いんだよなあ、自分の犯した罪棚に上げてるし。デフォーがかばってくれるし、ムショ5年くらい我慢すれば?デフォー、顔怖すぎるし。デフォーって何回言ったかな? |
アニマルマン (THE ANIMAL) 2001年米 | ルーク・グリーンフィールド | ロブ・シュナイダー ジョン・C・マッギンリー コリーン・ハスケル ガイ・トリー | ★★ バカよね〜、つくづく、バカ。でも面白いんだ、こんなんで笑ってる自分って大丈夫なのか?と思いつつも、「黒人だからしょうがないや」ってネタに大笑いだったりして。シスク巡査部長、「何者だぁ〜!?」って、ところかまわず銃ぶっ放すお前こそ何者だよ。 |
姉のいた夏、いない夏 (THE INVISIBLE CIRCUS) 2001年米 | アダム・ブルックス | C・ディアス C・エクルストン J・ブリュースター B・ダナー I・パスコー | ★☆ ぎゃははは、エクルストン!付け鼻した落ち武者かと思った、あーびっくりした。もっと幻想的なノスタルジックもの(なんだろう、それ)を期待してたのに、姉の死んだ理由よりも落ち武者エクルストンの行動のほうがよっぽど謎。この破廉恥ヤロウめ。回想の中のC・ディアスはとても綺麗でヒッピーファッションもグウじゃった。 |
あの娘と自転車に乗って 98年キルギスタン・仏 |
アクタン・アブディカリコフ | ミルラン・アブディカリコフ アルビナ・イマスメワ |
★★☆ なんかいいじゃんこれ。キルギスタンという国の生活風景が珍しいというのはかなりあるんだが、なんでもない日常を描くってのはすごく難しいと思うし、カメラの動かし方とかパートカラーの使い方とかにセンスを感じるのよね。インドあたりの映画によくあるちょっとイヤな男尊女卑の描写も出てこないし、でも、あのボンのヘアスタイルはなんだい? |
あの頃ペニー・レインと (ALMOST FAMOUS) 2000年米 |
キャメロン・クロウ | パトリック・フュジット B・クラダップ K・ハドソン F・マクドーマンド ジェイソン・リー F・S・ホフマン |
★★☆ ワハハハ、この男の子キャメロン・クロウにそっくりじゃない?自画像としてはこれ以上の人選はないかも。ペニー・レインがまるで妖精のようにかわいくて、ただでさえノスタルジックな過去に拍車をかけているわね〜。でもクロウ監督はいつも、ちょっとだけはみだしものの主人公の一見平凡なお話を、サワヤカでほろ苦い印象の残るステキな映画に仕立て上げる。 しっかし家出してスッチーになったお姉ちゃん、あの制服ものすごかったぞ、73年当時のアメリカのスッチーの服ってあんなんだったの? |
あの子を探して (個都不能少) 99年中国 | チャン・イーモウ | ウェイ・ミンジ チャン・ホエクー チャン・ジェンダ カオ・エンマン | ★★ うーん、いい映画だとは思うのよ。でもこの13歳の子供教師、一途で一生懸命なのは認めるんだけど、それ以上に魯鈍さと、度胸ってのとは違う妙な図太さにイラつかされるものがあったんだよね〜、結果ああなったから良かったかもしんないけどさあ、連れ戻してその先どーすんだ?しかしこの映画での貨幣価値がなんだかさっぱりわからんので困ったっス。3元でコーラ一本でしょ… |
アバウト・ア・ボーイ (ABOUT A BOY) 2002年米 | ポール・ウェイツ クリス・ウェイツ | ヒュー・グラント ニコラス・ホルト トニ・コレット レイチェル・ワイズ | ★★★ ウィルの「まるでダメ男」っぷりはすがすがしいほどのうまさ、ヒュー様と一心同体だろこのキャラ。ダメダメながらも自分のダメさを相当冷静に見ているウィルと、12歳にしてずんどこ人生に溜息ついてるマーカス、二人の独白が淡々とムダなく的を射ていて、まるで盛り上がらないのに気付くとけっこうな感動作になっている。「人は孤島ではない」のだ。で、今、イギリスの学園祭で「キリング・ミー・ソフトリー」歌うのって、日本で言うと、 KICK THE CAN CREWで盛り上がってるところへタンバリン持ってサーカスの「アメリカン・フィーリング」歌いに行くようなモンかな?それともイルカあたりかな? |
アバウト・シュミット (ABOUT SCHMIDT) 2002年米 | アレクサンダー・ペイン | ジャック・ニコルソン キャシー・ベイツ ホープ・デイヴィス ダーモット・マルロニー | ★★★ ワガママでなんにも出来なくて娘に濡れ落ち葉のとーちゃん、イヤすぎ・・・でも娘もあれと結婚って、それバカすぎ・・・ある男が、齢66歳にして、自分が誰からも必要とされていないことを認めるまでのお話。あまりにもヘビーで、どうにもいたたまれない寂しさとミジメさ、滑稽さ、観てるとどんどん気分がショボくなってゆく、なのに気付くといい映画を観たなあとのぼせている自分が。この映画のラストシーンは素晴らしい、作品の秀逸さに加え、J・ニコルソンの演技力がかくもスゴいものだったとは。 |
アパッショナート (SENZA PELLE) 94年伊 |
アレッサンドロ・ダラドリ | アンナ・ガリエナ キム・ロッシ・スチュワート |
★★ 前半はほのぼの映画かと思われたんだけどちょっと違った展開になりましたね。だんなさんがいい味出していて良かった。でも新しい出逢いを見つけた彼が結局あらたに傷つくことになったら哀しいな、と思ってしまった。キム・ロッシ・スチュワートって初めて見たけどすんごい美青年でびっくりっす。 |
アミスタッド (AMISTAD) 97年米 |
スティーブン・スピルバーグ | A・ホプキンス M・フリーマン M・マコナヘイ N・ホーソン P・ポスルスウェイト S・スカルスゲールド A・パキン |
★★ 奴隷制度のなかった日本でこの映画がヒットしなかったのは仕方ないとは思うけど、なかなかの感動作になってます。といってもいまいちインパクトに欠けて盛り上がりが弱いんだけど、奴隷船でのぞっとするような描写は一見の価値あり。黒人を本気で家畜程度にしか考えてなかった当時の白人たちのようすが怖いっす。あとラストではしゃぐアンナ・パキンのスペイン女王がすごいのよ〜! |
雨あがる 99年東宝 |
小泉堯史 | 寺尾聡 宮崎美子 三船史郎 原田美枝子 壇ふみ |
★★☆ 時計がなかった時代のゆっくりした時間の流れが伝わってくるようなのびのび映画。ワビサビっていうのとも全然違う、静かなんだが明るい空気が漂っていて、そこにルビーの指輪も今は昔・寺尾聡のボーっとした顔がマッチ。殿様とおつきの衆もカワイイのよね。かしこまってるばっかだったわけないもんねえ。久々にフィルムで観る日本映画はいいっすね。 |
アメリ (Le Fabuleuy Destin d'Amelie Poulain) 2001年仏 | ジャン・ピエール・ジュネ | オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ ヨランド・モロー D・ピノン | ★★☆ 長いよ。評判通り面白いし、不思議少女アメリちゃんはカワイイしハッピーだしいいんだけど、どうしても『デリカテッセン』を薄めたみたいな感じで物足りなく感じちゃったなあ、毒気ももうちょっとないとつまんない…かな。アメリが『エミリ(ワトソン)』だったらこれで充分なんだが。たぶん自分がオリーブ少女に憧れてた頃だったら夢中になってたような気がするんだが、おねえさんすでにかなり汚れちゃったんで、友達が言っていた「オシャレな人の観る映画だった」という感想に深く頷いてしまった。ジュネだけだとこうなるんかな、マルク・キャロの力って大きかったのかな。 |
アメリカン・アウトロー (AMERICAN OUTLAWS) 2001年米 | レス・メイフィールド | コリン・ファレル アリ・ラーター ガブリエル・マクト ティモシー・ダルトン スコット・カーン | ★☆ ダメぇ〜、K・ベイツのドリフ状態に大爆笑してしまって映画の内容吹っ飛んじゃった。あのシーン、よく笑わなかったな、コリンたち。ジェシー・ジェームズは実在の人らしいが、内容はフィクションだらけの荒唐無稽のアクション映画、ビデオで観るならこのくらいでいいかもねー。T・ダルトンがいきなり「テネシー・・・」って呟いた時には『スコルピオンの恋まじない』かと思ってしまった。マダガスカル・・・ |
アメリカン・サイコ (AMERICAN PSYCHO) 2000年米 |
メアリー・ハロン | C・ベール C・セヴィニー J・レト W・デフォー R・ウィザスプーン S・マシス |
★★☆ あ〜笑えた、エグゼクティブのみなさんがみんなで自分の名刺見せびらかして、 「オレの名刺を見るか?」「うっ、エッグスキン!」とかって息を飲んでるんだもんな〜お前ら仕事しろよ。名刺がケースからパカッ!と出されるたびに「しゅい〜ん」って効果音が出るのが爆笑もの。クリスチャン・ベール、体作ってがんばってました、すごく役に合ってたわ〜。原作のカサカサしたイヤな空虚さにお笑いが加わってちょうどいい具合のブラコメに仕上がってたような気がする。でもむちゃくちゃプライド高くていろいろウンチクをこねてたけどベイトマンよ、キミ音楽の趣味悪いよ、でも言うと即座に殺されるからやめとこう。 |
アメリカン・パイ (AMERICAN PIE) 99年米 |
ポール・ウェイツ | ジェイソン・ビッグス クリス・クライン ミーナ・スバーリ ナターシャ・リオン タラ・リード |
★★ ワハハハ、アホアホ「ポーキーズ」映画。もー登場人物みんなノー天気で憎めないんだよねえ、父ちゃんもね。どうもアメリカ人はこういう童貞喪失映画好きみたいっすね、今も昔も。ナターシャ・リオンが気に入ったしミーナちゃんわりと変なカオってのにも気付いたし良かったんだけど、当分ビール飲めなくなりそうでそれが困ったわ(笑) |
アメリカン・サマー・ストーリー (AMERICAN PIE 2) 2001年米 | ジェームズ・B・ロジャーズ | J・ビッグス M・スバーリ C・クライン S・ウィリアム・スコット タラ・リード S・エリザベス | ★★ ってどんなスカした青春映画かと思ったら『アメパイ2』じゃん。っつってもパイは出てこないんだけどそのかわり瞬間接着剤で勝負だわさ、ちょっと最近ないくらいのナイスなギャグだったわ、もう大爆笑、イテテテ!これ観なくてもどんな内容かはわかってるんだけどさ〜でも観ちゃうんだよね。期待以上でも以下でもないけど想像どおりにそこそこ面白いス、でもまあ『2』の宿命としてやっぱりちょっとパワーダウン。ションベン・シャンペン、日本語だとダジャレにもなっててなかなかよろしい←よろしいのか?でもナディアことシャノン・エリザベス、いい娘かと思ったらただのゲテもの好きだったんだな、ワハハ。 |
アメリカン・ジゴロ (AMERICAN GIGOLO) 80年米 | ポール・シュレーダー | R・ギア ローレン・ハットン H・エリゾンド ニーナ・バン・バラント | ★★ 歯の浮くような甘い台詞の応酬+凡庸なサスペンスという映画だけど、見終わった後はちょっと切ない気分になる映画。『シカゴ』でオンナの上ゴロゴロ転がってたギア、この映画ではオンナをゴロゴロ転がしまくり、今も昔も周り中オンナだらけなお人。天井からぶら下がって筋トレしているところは『ミスター・グッドバーを探して』ですごい勢いで腕立て伏せをしてたオマヌケ姿とダブってしまってちょっと笑えたんだが、「ジゴロ」って言葉がこんなに似合う人も他にいないんじゃないかな〜と感動すら覚えてしまい、スカしてスカしてスカしまくるジゴロなギア様のお姿に、「この人はステキなんだ」と強引に納得させられてしった、ギア様恐るべし。 |
アメリカン・スウィートハート (AMERICA'S SWEETHEARTS) 2001年米 | ジョー・ロス | ジュリア・ロバーツ ジョン・キューザック C・ゼタ=ジョーンズ ビリー・クリスタル スタンリー・トゥッチ C・ウォーケン | ★★ ラブストーリーとしてはダメダメっぽいけどハリウッド映画界を皮肉ったコメディとしてはけっこう面白い。キャサゼタ嬢、ステキ〜。彼女のあまりのはまりっぷりに目を奪われて、いちおう主役のJ・ロバーツ、いてもいなくてもどっちでも良かったもんなあ。ジョンQは相変わらずちゃらんぽらんろくでなし男をやらせたら右に出るものはいないね、絶対長続きしないから、あのカップル。アホアホ・セス・グリーンが今回も可愛かった。 |
アメリカン・パロディ・シアター (AMAZON WOMEN ON THE MOON) 87年米 |
J・ランディス/J・ダンテ カール・ゴッドリーブ ロバート・K・ワイス | M・ファイファー S・グッテンバーグ J・パントリアーノ K・フィッシャー R・アークェット |
★★☆ わはは、ウケちゃった〜。ウケすぎ。やっぱり私ってジョン・ランディス系に弱いかも。タワシカツラかぶってるパントリアーノも透明人間もいいけど、一番ウケたのはソウルのない黒人!カーペンターズの「遥かなる影」がまたしてもお笑いサウンドに加わってしまったわ。 |
アメリカン・ヒストリーX (AMERICAN HISTORY X) 98年米 |
トニー・ケイ | E・ファーロング E・ノートン F・バルク E・グールド B・ダンジェロ |
★★☆ 思わずズンドコ節唸っちゃうような映画でしたね。麗しいつるっパゲ兄弟&2バージョンのノートン君は美味しかったんだけど、デレクがあれしきのことでカチコチに凝り固まった偏見を簡単に捨てるのは納得行かないっす。それまでの信念を根底から覆す「何か」を描いて欲しかったなあ。しかしあちこち痛そうな映画だったわ〜。薄幸のファーロング、可愛かった。猫背なおってないしね。 |
アメリカン・ビューティー (AMERICAN BEAUTY) 99年米 |
サム・メンデス | K・スペイシー A・ベニング S・バーチ M・スバーリ W・ベントレー C・クーパー |
★★★ 不気味で笑えてしんみりする何とも不思議な傑作。「オーケーカマ〜ンハニー!」のスペイシーが頭に残って残って夜うなされそう。クールなふりして、ほんとはみんな本質は変わらず哀しくておセンチでコンプレックスの固まりなのさ。スペイシーの諸肌脱ぎの熱演もさることながらA・ベニングのカパカパした笑顔が乾いた空虚さをかきたてていて個人的にはこっちのがいい。だけど瞬間インパクト演技賞は間違いなくあの人に決まりだわ、ふふふ… |
アモーレス・ペロス (AMORES PERROS) 2000年メキシコ | アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ | エミリオ・エチェバリア ガエル・ガルシア・ベルナル バネッサ・バウチェ | ★★★ 外国って、犬、放し飼いだよね。個人的に、一番作るのが難しいと思うのがこのテのグランド・ホテル形式(…とはちょと違うんだけど)、の映画、そしてダベりだけで構成された映画。チンピラ青年の青い劣情と純情、自分の存在意義を失いかけたモデル、荒野を歩いてゆく老人。タラちゃん映画のように笑えるわけでもなくマグノリアみたいに素っ頓狂なわけでもない、シビアなエピソードばかりなのに、寂寥感にプラスして痛いようなちょっと肌寒いような清涼感が残った。ガエル・ガルシア君、カワイイ〜、なんという綺麗な目。 |
嵐が丘 (HURLEVENT) 86年仏 |
ジャック・リヴェット | ファビエンヌ・バーブ リュカ・ベルボー |
★★ ううむ、なんだか舞台劇を観ているようだったのだが、登場人物たちの行動、言動が唐突すぎてなんで??というところ満載。ロングでワンカット、っていうのが多くて、顔まで区別つかないのだ。ちょっと困ってしまった。致命的なのはロッシュが魅力的じゃないこと。 |
あらしのよるに 2005年 | 杉井ギサブロー | (声)中村獅童 成宮寛貴 竹内力 林家正蔵 | ★☆ ほんとに純愛ホモ映画だったのね。しかも動物・・・とってもコア。何がスゴイって、成宮カマ貴くんのヤギのヘナヘナ声がすごすぎる。「うっふふふ」って、だ、大丈夫か?しかも、「わかってます。でも、イヤなものはイヤなんですぅ」って、さ、誘い受け〜??と、覚えたてのやおい用語が頭に浮かぶ始末。こんなの堂々と全国のシネコンで児童文学と銘打って公開するとは、文部省・「あらしのよるに製作委員会」、全員グルでしょ?←何が? |
アリ (ALI) 2001年米 | マイケル・マン | ウィル・スミス ジョン・ボイト M・ヴァン・ピーブルズ J・ビンケット・スミス | ★★☆ あのパンチョ伊藤ヅラのおっさん、ジョン・ボイトだったんか!もうそれに驚いちゃってウィル・スミスがアリに似てるのに感動してるヒマあんましなかったです。モハメド・アリって名前くらいしか知らなかったけど、なるほど、英雄なわけだな〜、英雄、色を好むしな。さすがはマイケル・マンでズッシリ見応えはあるけど、やっぱりちょっと長すぎ、60年代の時代背景っていうのはよくわかって良かったが。 |
アリス (THE WYBERN MYSTERY) 2000年英 | アレックス・ピラリ | ナオミ・ワッツ デレク・ジャコビ イェーン・グレン ジャック・ダヴェンポート | ★☆ いやあ〜久々の正統派すっとこどっこい映画!冷静にあらすじだけを追ってみるとそこそこ楽しめるミステリーだと思うんだが、演出がムチャクチャ、何もかもが唐突で、「なんで?」の連続。『ガラスの仮面』に出てくる月影センセイみたいなモンスターも登場、笑いすぎてお腹よじれた。夜中にご主人様の部屋から「キャーッ!」という悲鳴が聞こえるので「どうしたんですかっ!」と駆けつける召使いたち、なぜか手にたいまつ持っているし。フツー、家の中ではランプでは。モンスターが出た→山狩り→たいまつ という連想なのか。人食いエレベーターの『ダウン』といい、ナオミ・ワッツの映画は要チェックかもな。D・ジャコビにI・グレン、J・ダヴェンポートと、ムダに豪華キャストなのも良いわ、ああ面白かった。 |
アルジャーノンに花束を (FLOWERS FOR ALGERNON) 2000年カナダ |
ジェフ・ブレックナー | M・モディン ケリー・ウィリアムズ ボニー・ベデリア ロン・リフキン |
★★☆ ああ、もうちょっと、あと一押しね〜、マシューはすごくがんばっていて、「バーディ」と同じく彼のイノセントな感じが役にぴったりで文句はなかったんだけど、終盤が…やっぱりこれって字面で感じるものだったから映像化は難しいよね、これ以上は望めないのかも。なかなかいい出来でございました。 |
ある日どこかで (SOMEWHERE IN TIME) 80年米 | ヤノット・シュワルツ | C・リーブ ジェーン・シーモア テレサ・ライト C・プラマー | ★★★ かか、監督、昆虫軍団の人じゃん!タイムスリップものとしてはお粗末すぎだし(っていうか無茶すぎて笑えるぞ?)メロドラマとしても二流どこだと思う、でも美しい音楽と、命さえついえるほどの一途な恋心、クリストファー・リーブのカンペキな8頭身、その他モロモロのどうだ!という要素に浸りに浸りまくってしまい、気付くと泣いてました。オニなのに。私も一度でいいからあんな恋が…って、でもなー、一度したら死んじゃうからなー。 |
アルビノ・アリゲーター (ALBINO ALLIGATOR) 96年米 |
ケビン・スペイシー | M・ディロン フェイ・ダナウェイ ゲイリー・シニーズ スキート・ウーリッチ ヴィゴ・モーテンセン ジョー・モントーニャ ウィリアム・フィッチナー |
★★★ おお、面白かったじゃないか。脚本がすごくいいんだね。キャスティングも気の弱そうなマット・ディロンや若作りのフェイ・ダナウェイをもってきたところが大成功だと思う。ああいう狭い空間に閉じこめられた中での人間ドラマという設定が好きなので夢中で観たけど、あっと驚く展開や意外なラストまで地味ながらもすごい緊張感を持続させたままぐいぐい引っ張ってくれたね。ひろいものでした。 |
アルファヴィル (ALPHAVILLE) 65年仏・伊 |
J・リュック・ゴダール | アンナ・カリーナ エディ・コンスタンチーヌ |
★★★ おお、これすごく良かったっす。「そうです、元気です、ありがとう」という機械的な台詞がすごくシュール。言葉が消えていく辞書や、ホテルの、プールでの処刑…そんなアルファヴィルが、まんま、パリだという、そのセンスにはやっぱり脱帽する。アンナ・カリーナは綺麗だなあ。 |
アルマゲドン (ARMAGEDDON) 98年米 |
マイケル・ベイ | B・ウィリス B・アフレック リブ・タイラー S・ブシェミ B・B・ソーントン |
★★ 泣かせる作りだけど今時ひとりで地球は救えないぜ。ハプニング続出なのは当たり前だと思うけど続出しすぎ(笑)結局ブシェーミは何しに宇宙へ行ったのか? |
アレキサンダー (ALEXANDER) 2004年米 |
オリバー・ストーン | コリン・ファレル アンソニー・ホプキンス アンジェリーナ・ジョリー ジャレット・レト ヴァル・キルマー |
★★ 大量ノミネートの名に恥じない、見事にラジィ〜な映画。O・ストーン、やっちゃったなって感じでしょうか。よくやっちゃってるが。いろいろがんばってたけど、アレキサンダー大王の遠征同様、手を広げ過ぎちゃった感アリ。A・ホプキンスのモノローグでの説明(説教)が多すぎるので、だんなは冒頭から寝てるし。場面場面の切り替えを全部説明(説教)で繋いじゃってるんだよね〜時間の経過が自然に感じられないし、それぞれの登場人物が何を思って行動してるのかがよくわからない。C・ファレル、あのゴマちゃん顔は大王のカリスマ性云々以前の問題という気が。お金かけてるだけあって戦闘シーンも迫力はあるし、衣装も時代モノは見てるだけでも楽しい、でも、なんかえげつな〜って感じの映画でした。はっ、O・ストーンの映画はそういう映画だったか。音楽もヴァンゲリスでなかなかいいんだが、使いどころがなんだか妙で浮いちゃってました。残念。 |
アレックス (IRREVERSIBLE) 2002年仏 | ギャスパー・ノエ | モニカ・ベルッチ V・カッセル アルベール・デュポンテル フィリップ・ナオン | ★★☆ 覚悟はしてたんだがこりゃまたすごい暴力シーンの連続だ、耐えられなかった人たくさんいたのでは?これほどイヤな映画っていうのも珍しいだろうな、でも、イヤではあるけど面白かったわ、酔っぱらいそうになるカメラの動きとかしつこいグニャグニャした音楽とか、悪夢の世界のようが映像が最初に来て、そこからだんだんと登場人物の日常へと遡っていくうちに、本来幸せであるはずのエピソードが、ラストに持ってくることで、胸が痛む悲しい事実に思えてきてしまい、不思議な切なさが残る映画になっている。普通に冒頭から順を追って見せていたら、ただの不快で不幸でどうしようもない映画になるところを、逆にすることで違う印象に変えてたね、非常にうまい。 |
暗殺の森 (IL CONFORMISTA) 70年伊・仏・西独 |
ベルナルド・ベルトリッチ | ジャン・ルイ・トランティニャン ドミニク・サンダ |
★★☆ 教授夫妻の暗殺シーンがすごい。夫人の絶叫。マルチェロがこだわっている過去の運転手とのことがチラチラ出てくるんだけどちょっと、もう少しいい人使って欲しかったなあ。ジャン・ルイ・トランティニャンって若い頃男前だったのねえ〜。 |
アンジェラの灰 (ANGERA'S ASHES) 99年米・アイルランド |
アラン・パーカー | E・ワトソン R・カーライル |
★★☆ ネバー・エンディング・貧乏。なんだか知らんが、家族みんなが交代でゲロゲロ吐いてた映画だなあ。「赤貧洗うがごとし」っていうのはこういうのを言うんでしょうね、実際ザバザバ雨降りまくって床ごと洗ってましたが。プライドだけ高いダメオヤジにバリバリカトリックの貧乏地区、貧乏人は子沢山。目を見張るような貧乏物語と成長の記録は興味深いし、どうしても嫌いになれないダメオヤジカーライルもがんばっていていい感じなんだが、これといった山場がないのにダラダラ長いのでそれがちょっと難。 |
アンツ (ANTZ) 98年米 |
エリック・ダーネル ティム・ジョンソン |
(声)W・アレン D・エイクロイド A・バンクロフト S・ストーン S・スタローン |
★★ そこそこ面白いんだろうと思ってたらそこそこ面白かったです。「インセクトピア」がゴミ捨て場だったりするのももっともでワハハ。でも、怖いんだよ!アメリカのアニメってやつはどうしてこうエグいキャラクターなんだよぉ〜子供泣いちゃうぞ。瀕死の兵隊アリ、首ちぎれてるし…怖くて私が泣きそうになったよ。 |
アンディ・ラウ 神鳥聖剣 (九二神G之痴心情長剣) 92年香港 |
デビッド・ライ/ユン・ケイ | アンディ・ラウ ロザムンド・クァン ユン・ケイ |
★ し、死亡…ダンディ・ラウのトホホパワーにはじぇんじぇんかなわない。さすがの私もこれはきつかったっす。ロザムンド・クァンはすごく綺麗なんだけど、香港映画の悪いところをすべて出し切ったような映画。もうちょっとなんとかしてえ。 |
アンディ・ラウ 神鳥伝説 (九一神(狭侶/SURVIVOR OF THE SOUL)) 91年香港 |
デビッド・ライ/ユン・ケイ/ジェフ・ラウ | アンディ・ラウ アニタ・ムイ アーロン・クォッック ケニー・ビー グロリア・イップ カリーナ・ラウ |
★★ 話の流れが冒頭さっぱりわかんなかったので続編かと思ったら違った。傭兵と言ってるわりには全然仕事してないじゃん(笑)話はメチャメチャだけどアンディ・ラウのカッコつけ演技、アニタ・ムイのトホホな二役とかアーロンのお化粧顔+ギャグが観られるので美味しい。 |
アンディ・ラウの逃避行 (天若有情) 90年香港 |
ベニー・チャン | アンディ・ラウ ン・シンリン ン・マンタ ラウ・コン |
★★☆ さすがは'90年の香港映画、ダバダ大全開、Gジャンにスリムジーンズ、ハイカットのスニーカー姿で、コントのようなカッコつけポーズで タバコを吸うアンディ・ラウ、ああもうカッチョ良すぎ。あとパーマかけすぎ。ヒロインのン・シンリンは美保純そっくり。夜な夜な繰り広げられている謎のデコトラ集会シーンもなんだかすごい。ハリウッド映画においてはジョン・ウーしかやらないことになってるが、いらんスローモーション画像もてんこ盛りで、ダバダ気分を盛り上げてくれる。お約束の、アハハハこいつぅ〜!な、ラブラブシーンも何カ所もアリ。なんとかかんとか言いながらも、根は優しいチンピラ君の、痛く哀しい映画で、ストレートに泣ける仕上がりになっているかな。それにしても、噂の鼻血シーン、スゴイ!これがアンディの、鼻血大王の名を欲しいままにしている(誰も欲しがらないが)ゆえんだったのね、出るわ出るわ、あれ絶対牛乳瓶一本分くらいは軽く行ってると思う。あれ、でも牛乳瓶一本なら献血でも取られるし、ヤクルト飲んどけばOKかしら。 |
アントニア (ANTONIA) 95年オランダ・ベルギー・英 |
マルレーン・ゴリス | ヴィレケ・ファン・アメローイ エルス・ドッターマンス |
★☆ 変な人が日常に溶け込んでいるような映画は本来好きなんだけど、これはなんだか全然入れ込めなかったぞ。ダマされちゃ行けない、と思ってしまったのはなぜだろう?狼女とか、うすのろ、とか、変わった人の描き方がいかにもという感じでわざとらしい。淡々とした中にも人間味が感じられればよいのだけど、まったくくみ取れなかったのは私の洞察力が足りないのか、映画がまずいのか。多分、前者だろうな〜。 |
アンナ・カレーニナ (ANNA KARENINA) 97年英・米 |
バーナード・ローズ | S・マルソー S・ビーン A・モリーナ M・カーシュナー J・フォックス F・ショウ |
★★ 風景・お屋敷・衣装・音楽すべてが素晴らしくいいんだが、話に乗れないんだよなあ〜こりゃ原作のせいなんだが。あとヒロインがソフィー・マルソーだと綺麗っていうのよりやたらワガママそうなのが先に立っちゃって破滅に追い込まれてく心理状態もよく伝わってこないのよね〜。あ、もう他にコメントなし(笑)いや、ショーン・ビーンはよろしいよ、うむ。 |
アンナ・マデリーナ (安娜瑪徳蓮娜/ANNA MAGDALENA) 98年香港 |
ハイ・チョンマン | 金城武 ケリー・チャン アーロン・クォック レスリー・チャン アニタ・ユン ジャッキー・チュン エリック・ツァン |
★★ アーロンが真っ黒なワルガキに〜。ええガタイしとんのう。うらなりびょうたんの金城武と熊さんみたいなアーロンがケリー・チャンを取り合うという美男美女のお話と対照的に、もさーっとしたアニタ・ユンと上司レスリーのエピソードはなかなか良かった。後半のおとぎ話はアホみたいだが、まあかわいいから許すか。寛大なワシであった。しかしピアノ、あれだけヘタだと確かにうるさいぞ。 |
アンフォゲタブル (UNFORGETTABLE) 96年米 | ジョン・ダール | レイ・リオッタ リンダ・フィオレンティーノ ピーター・コヨーテ デヴィッド・ペイマー キム・キャトラル | ★★☆ 「アンフォゲタブルの筈なのに忘れちゃった」とかいうレビュー読んでたんでトホホの珍作かと思いきや、意外なオチの付け方に思わず感動。アイデアは突拍子もないが運びがうまかった。あちこちで突然「はうっ!」ってフラッシュバックしてるリオッタ、江頭2:50みたいだったけどね。L・フィオレンティーノは今まで見た中では一番良かったぞ。 |
アンブレイカブル (UNBREAKABLE) 2000年米 |
M・ナイト・シャマラン | B・ウィリス S・L・ジャクソン R・ライト・ペン スペンサー・トリート・クラーク |
★★★ 真実を知る勇気があるか?っていきなりサミュエルがヅラをむしり取ったらどうしようとドキドキしたよ。こ、これ、一歩間違えるとお笑い〜、っていうか間違えなくてもお笑いかも。シックス・センスしてる思わせぶりなカメラワークとか鹿爪らしいブルースの演技も、真実がわかった後のお笑い度を引き立ててます。なんでもいいけど、生まれてから一度も風邪ひいたことなかったら覚えてると思う、普通。アメコミのヒーローと悪役の誕生を描いてる序章って感じかな。続編、待ちきれないぞ、期待期待。 |
アンラッキー・モンキー 98年松竹 |
SABU | 堤真一 清水宏 吉野公佳 田口トモロヲ ダイヤモンド・ユカイ |
★★☆ うーん、「ポストマン・ブルース」「弾丸ランナー」にくらべるとパワーダウンしてるかな?アンラッキーなんだけど、あまりにアンラッキーなのでちょっと笑えないのだ。もうちょっと救いがある内容だと良かったんだけど。とはいえなかなか面白かった。 |
亜飛與亜基 (亜飛與亜基 THE DAYS OF BEING DUMB) 92年香港 |
ブラッキー・ホー | トニー・レオン ジャッキー・チュン アニタ・ユン |
★★☆ なんでこれが日本でビデオ発売になってないのかなあ?トニーとジャッキーが可愛くてもう悶絶しそうだ。英語字幕で観たので全部内容把握できたわけじゃないんだけど、トホホな二人を観てるだけでもう充分OK。途中、映画館でやってる映画が「カリー&ペッパー」で、儲けた気分になるぞ。 |