タイトル
( 原題)
公開年
監督 出演俳優 ワシだけの評価・コメント
A.I.
(ARTIFICIAL INTELLIGENCE)
2001年米
スティーブン・スピルバーグH・J・オスメント
J・ロウ
F・オコナー
W・ハート
★★
え、えなりかずき…(笑)おいおいキューブリック、このネタ何十年もあっためて、あっためすぎて腐っちゃったって感じだったりして。ネタが古い、そして映画が無意味に長すぎて、特に後半やたらめったらクドい。極端にイヤなところが剥きだしにされた人間のエゴや、おきまりのロボット君の哀しみや試練、はいはい。こんなんあと1時間は短くできるし、絶対にしたほうがいい、そうすれば童話・ファンタジーとしてもっともっといいものに仕上がったと思う。これこそアニメで映画化すべき題材なんじゃ?(でも、そうするとまんまピノキオのリメイクだね)ロボジュードとクマはグウ!
英国式庭園殺人事件
(THE DRAUGHTSMAN'S CONTRACT)
82年英
ピーター・グリーナウェイ アンソニー・ヒギンズ
ジャネット・スーズマン
アン・ルイーズ・ランバート
★★☆
仮にも殺人事件が起こってるというのに、誰も真剣に犯人探そうとしてないのが笑える。「○時から○時まで」とか、きっちり線をひいて描き始めるところとか、この時期の映画は数とか直線にこだわってるところがアートぽくないんだよねグリーナウェイ。全身ブロンズ塗りで覗いてる噴水男もグリっぽくて(作ってみた)ヨシ。だいぶ克服してきたわよ、えっへん。
英国万歳!
(THE MADNESS OF KING GEORGE)
94年英・米
ニコラス・ハイトナー ナイジェル・ホーソン
R・エベレット
R・グレイブス
ヘレン・ミレン
イアン・ホルム
★★
王様の病気って躁病だったのかしら?遺伝病だって言ってたけど皇太子は無事?(笑)エベレットとグレイブスのWルパートがおっさんになっててショック。
Hを通り過ぎて
78年英
ピーター・グリーナウェイ      ★★
こっちはヘンな感じでちょっと面白かった。地図っていうのがわけわかんないけどイメージとしてとらえればいいんだよねきっと…
8 Mile
(8 Mile)
2002年米
カーティス・ハンソンエミネム
キム・ベイシンガー
メキ・ファイファー
ブリタニー・マーフィー
★★☆
英語とデトロイトの社会背景・慣習がわかんないとアウトでは?リリックっていうの?韻を踏んだ歌と喋りの中間みたいなラップのパフォーマンス、ちゃんと聞き取れないので何がすごいんだかよくわからない。日本語字幕だとイマイチおまぬけな感じがしちゃうし(さぞかし翻訳に苦労したと思うが)。とはいえなかなか面白い、白人ラッパー=エミネムのサクセス・ストーリーってわけでもなく、いちおうは青春ドラマでありながらも、「ほろ苦い」とかとかのよくある枕詞は全然付かない、きちゃない街デトロイトでのシケシケ青春物語。この盛り上がらなさがたまらん。でも観ているうちに彼のナイーヴな感じが浮き彫りにされて来るのが不思議な感じ。まあ本人が主演してる自伝映画、これでもだいぶ美化してあるんだろうな〜。
エイミー
(AMY)
97年豪
ナディア・タス アラーナ・ディ・ローマ
R・グリフィス
★★☆
エイミー、あんたとは友達になれないわ。だって私あんなふうに歌えないも〜ん。ご近所の人や警察までがみんなラララミュージカルになってるのがかわいくておかしい。ラストがご都合主義すぎた気はしたけど、「とほほのぼの」な雰囲気はけっこう好き。それにしても英語訛って覚えそうだ。アイミ〜っ!
英雄の条件
(RULES OF ENGAGEMENT)
2000年米
ウィリアム・フリードキン S・L・ジャクソン
T・L・ジョーンズ
G・ピアース
A・アーチャー
B・グリーンウッド
B・キングスレー
★★★
面白い、見応えあり。軍隊独特のモラル・戦場での正義というものには慣れないと理解が難しいんだが、あんた、海兵隊だよ、実弾ガンガン飛んでくるんだもん、言うわさ、「マザーファッカー」くらい。サミュエル・L・ジャクソンってスタイルいいのね、軍服似合う!トミリーもガタイいいし、ガイピアースが貧弱に見えちゃって可愛そうだったわ。トミー・リーが「パパ」って言ってたりサミュエルが泣いてたりというオマケもあるぞ。
エクセス・バゲッジ
(EXCESS BAGGAGE)
97年米
マルコ・ブランビヤ A・シルバーストーン
B・デル・トロ
C・ウォーケン
H・コニックJr.
★★☆
あー良かった、ビデオでは「シュガーな気持ち」っていう副題取れてて。わはは、これ面白かった〜アリシアとか紅千代とか、通でもミーハーでもないキャスティングがなんかいいじゃん。特に怖いのに姪にメタメタのウォーケン、すごくいい。あんなおじさん欲しいぞ。でも、紅千代ってひょっとして演技ヘタ?と思ってしまった。ステキな大酒飲みのカップル、そろって肝硬変で死ぬまでお幸せにね〜。
エコーズ
(STIR OF ECHOES)
99年米
デヴィッド・コープケヴィン・ベーコン
キャスリン・アーブ
イレーナ・ダグラス
ケヴィン・ダン
★★
うーん、公開渋られてたのもしょうがないかなあ・・・ホラーなのかサスペンスなのかはっきりしてほしい。ケヴィンの困ったダンナぶりが延々披露されてただけで、我慢してる奥さんえらいなあとかそんなことばっか観ちゃったよ。でもケヴィンったらまた無駄に脱いでるし、個人的にワタクシ仕様になってたので目の保養にはなりましたです、はい。
es
(DAS EXPERIMENT)
2001年独
オリバー・ヒルツェヴィゲルモーリッツ・ブライブトロイ
クリスティアン・ベッケル
ユストゥス・フォン・ドーナニー
★★★
いや〜噂通りの後味最悪映画だ、主演のM・ブライブトロイの顔が『マカロニほうれん荘』のきんどーさんに見えちゃって困ったんだが、だんだんそれどころじゃなくなって、気付いたら口開けて顔引きつってました。実際の実験を元にしてるらしいけど、だいぶ脚色してあるよね、きっと、わずか一週間であそこまでになるというのは、人選に問題があった、またはわざとそうなりそうな人を選んだんじゃないかと勘ぐってしまうので。でも、「ごっこ」だとわかっていて、しかも2週間という期限で区切られているというのに、あんなになっちゃう人間の心理って怖いな〜。
SF サムライ・フィクション
98年SF製作委員会
中野裕之 吹越満
布袋寅泰
風間杜夫
緒川たまき
谷啓
夏木マリ
★★
ちょっと期待が大きすぎたかな?でもやっぱり映像が斬新、というかポップな感じしました。吹越さん好きだし。ところどころにすんごい笑えるギャグが入っているのがナイス。布袋さんは怪奇俳優やってほしいとずっと思ってたのよねえ〜(笑)
X線の眼を持つ男
(THE MAN WITH X-RAY EYES)
63年米
ロジャー・コーマン レイ・ミランド
ダイアナ・バン・デル・プリス
★★☆
ムチャムチャ怖い影像と吹きだしそうなくらい笑えるシーンがごった煮になった映画。裸が透けて見えるからってそんなにニヤけんでもいいって!(笑)ベガスでのサングラスもあやしすぎるし、でもいきなり内臓が見えちゃったり、衝撃のラストはけっこう怖い。レイ・ミランドって…
X−メン
(X-MEN)
2000年米
ブライアン・シンガー ヒュー・ジャックマン
P・スチュワート
I・マッケラン
F・ヤンセン
J・マースデン
H・ベリー
A・パキン
★★★
いいじゃん、面白いぞ、これ。マグマ大使か!ってなヘルメットのマッケランおじさんとか目から光線のッサイクロプスとかって結構笑えるしツッコミ出したら止まらないけど、なにしろXメンのメンバー、メチャかっこいいんだな。あの少女役にアンナ・パキンってのはどうかと思ったが(N・ポートマンくらいじゃないとちょっと…)ハル・ベリーが倍くらいカバーしてるから許す。オッサンリーダーふたりのツーショットもヨコシマ心を刺激していいわ〜♪続編が是非見たいっす。ヒュー・ジャックマンは若い頃のイーストウッドによく似てる。
X-MEN2
(X2)
2003年米
ブライアン・シンガーヒュー・ジャックマン
I・マッケラン
P・スチュワート
A・パキン
F・ヤンセン
H・ベリー
★★☆
マッケラン親分とピカード船長のムフフ直接対決が見られないのが残念、でもミュータントたちの結束がより強くなっていて、泣ける作りにもなってて入り込みやすい。ガダルカナル・タカに見えちゃうA・カミングにF・マクドーマンド入ってるファムケにと、細部気になりましたが(お前だけだよ)文句ナシにカッコいい技の数々、お腹一杯に楽しませてもらいました。前から、ダサ〜…と気になってた親分のヘルメット、「これカッコ悪いけど役に立つんだよ」と説明してて笑った。そうか、カッコ悪いって自覚してたのか。
X-MEN ファイナル・ディシジョン
(X-MEN THE LAST STAND)
2006年米
ブレット・ラトナーイアン・マッケラン
パトリック・スチュワート
ヒュー・ジャックマン
ファムケ・ヤンセン
ハリー・ベリー
アンナ・パキン
★★★
監督が変わってアクションドカーン!のシーンが一段と増えたけど面白かった〜。B・シンガーのじとっとした哀愁感とケムリ漂う演出のほうが好きだけど、ラスト・スタンドってことで派手にキメたほうが良かったのかもしんない。長すぎず、最近では珍しく、2時間切れてたのもすっきり終わっていい感じ。でもこの映画の場合はもっと長くても良かったくらいかな。新作キャラがたくさん登場してたのはいいんだけど、増えすぎて元のXメンたちやミスティークの影が薄くなっちゃってたのが残念。サイクロップスなんて・・・マグニートーのあのヘッドギアだかなんだかは、3作目になってもまだ笑っちまうよな、住宅街にそのカッコで出てくるなよと。で、毎回、ケガしてもすぐ治るってこと以外は一番アナログで役立たずなウルヴァリン、今回も何もしてねーよ、なぜコイツがXメンのメンバー?と思っていたところ、思わぬお役立ちっぷりで見直しました。フフフ。
XYZマーダーズ
(CRIMEWAVE)
85年米
サム・ライミ リード・バーニー
ジェリー・J・ウィルソン
ブルース・キャンベル
★★
アッハッハ、アホアホだったとは思ってたけどやっぱりウルトラアホアホ映画。色とりどりのドアを抜けてくところとかメチャクチャなカーチェイスとかあちこちがライミっぽいセンスでなんか懐かしい。もうこういうのは撮ってくれないんかなあ。
エデンより彼方に
(FAR FROM HEAVEN)
2002年米・仏
トッド・ヘインズジュリアン・ムーア
デニス・クエイド
デニス・ヘイスバート
パトリシア・クラークソン
★★☆
「総天然色」「テクニカラー」といった単語を連想させる色鮮やかな画面や、大げさで古臭い音楽、凝ってるネー。いやあ、メロドラマって聞いてたのでメロメロを期待してたらメロどころじゃなかったわ、日本の田舎の村八分みたいなのも怖いけど、ほんの半世紀前のアメリカ人のすさまじい偏見とムラ意識(?)に気分悪くなるような不快さを感じました、あ、映画が成功してるってことね。楽園からの転落はいともあっけなく。
エド・ゲイン
(IN THE LIGHT OF THE MOON)
2000年米
チャック・パレロ スティーブ・レイルズバック
キャリー・スノッジレス
マーシャル・キャロル・マンセル
★★
いかにもなCクラス映画だけどまあまあっス。ゲイリー・オールドマン+トミー・リー・ジョーンズって感じのゲイン、なんかちょっと頭足りないっていう雰囲気良く出ててうまかった、顔面マスクとか衣装とかもこういうのにしては「ぷぷっ」っていう感じはしなかったなあ〜、笑いを期待してたのに、そこが不満といえば不満だ(笑)
エドTV
(ED TV)
99年米
ロン・ハワード M・マコナヘイ
ジェナ・エルフマン
W・ハレルソン
エレン・デジェネレス
ロブ・ライナー
★★☆
下品でだらしないマコナ平、なかなかよろしい。やっぱなかなか朝っぱらからパンツに手ェ突っ込むっつーのはできないでしょ、二枚目俳優が(笑)テレビ・マスコミの魅力と怖さを両方ちゃんと見せてくれてるのがグウ。でも視聴者のみんなが途中でやらせって気付かないとこがちょっと変。彼女役のジェナ、美人じゃないとこがいい感じに使われてるし、マコナ平とウッディもほんとの兄弟みたいで良かったよ。
エニイ・ギブン・サンデー
(ANY GIVEN SUNDAY)
99年米
オリバー・ストーン A・パチーノ
C・ディアス
LLクールJ
D・クエイド
M・モディン
J・ウッズ
★★★
アメフトのルール知らなくてもじぇんじぇんOK。酒もヤクもやってないのに観てるとどんどんアッパーになっちゃうのよ。O・ストーンって本人は気持ち悪くていけすかないが映画はどうしても無視できないんだよなあ〜いつもそうだが炎天下で焼肉定食+バナナスプリットをかっこんだようなアクの強さだ、すばらしい。紅一点がキャメロンじゃなくてM・モディンだったのは笑えたぞ。
エニグマ
(ENIGMA)
2002年英
マイケル・アプテッド ダグレイ・スコット
ジェレミー・ノーザム
ケイト・ウィンスレット
サフロン・バロウズ
ニコライ・コスター・ワルドウ
★★
暗号解読班のメンバー、全員笑っちゃうくらい見事にオタク風だし、奔放なブロンド美女のルームメイトは真面目なメガネ小太りのK・ウィンスレット、J・ノーザム(なぜか鈴木保奈美に見える)は終始帽子を斜めにかぶってスカしまくり、真剣な作品なのによく見てるとマンガみたいにコテコテなキャラクター構成。話はけっこう面白いのに演出がガタガタの印象で、大事なところは全部口頭でペラペラ説明して済ませちゃってなかった?謎の失踪をするブロンド美女、どう見てもケバすぎて悪目立ちしてるだけで、彼女のために神経やられちゃったってのも情けねーよな〜D・スコット。
NYPD15分署
(NYPD 15)
99年米
ジェームズ・フォーリー チョウ・ユンファ
M・ウォルバーグ
★☆
なんか全体的にしまりがなくて、ユンファを使ってるから男の美学で攻めないといけないのはわかるんだけど、中途半端な「男の友情・美学」していて、暗黒街云々とかじゃなくてただ暗いだけ…だったかも。もっとうまく演出すれば「フェイク」路線できっと面白くなったのに。でも全裸でケツ出し大サービスショットのマークには鼻血で顔面血まみれよ。今月は貧血ぎみ。
エネミー・オブ・アメリカ
(ENEMY OF THE STATE)
98年米
トニー・スコット ウィル・スミス
ジーン・ハックマン
ジョン・ボイト
ガブリエル・バーン
ジェイク・ビジー
バリー・ペッパー
★★★
ブラッカイマー製作の映画、ここのとこちょっとうんざりしてたけど、さすがはトニー・スコットを持ってくると違う。矢継ぎ早のカメラワークもすごかったし、なによりもあのスピードで展開するだけあって、こみいったストーリーになっていないことがすごい。ウィル・スミスが弁護士っちゅう設定についていけないけど(笑)、以外な展開のラストにはニヤニヤ。大作系では久々の大ヒットよ。
エネミー・オブ・スクール 黒幕を暴け!
(MASTERMIND)
97年米
ロジャー・クリスチャン P・スチュワート
V・カーシーザー
B・フリッカー
★☆
ビニー君、カワイイじゃん!ポストレオレオって、あの年頃のレオレオよりもずーっとカワイイぞわはは、彼のようなオーラはないけど。ダイハード中学生版って解説にあったけど、人がひとりも死なないのはいくらなんでも…ディズニー映画じゃないんだから。ビニー扮するあのガキンチョはどうしてあんなにいろいろ出来るんだ?有閑倶楽部かい。ピカード船長ってスタトレ以外では悪役ばっかりだなあ。
エネミー・ライン
(BEHIND ENEMY LINES)
2001年米
ジョン・ムーアO・ウィルソン
G・ハックマン
D・キース
★★★
オーウェン・ウィルソン大奮闘。何しろ冒頭でいきなり「ウィルソ〜ン!」だもんね、ぶははは、ナイス。ブラピがやってたらスーパーヒット間違いなし、というくらいには充分面白い、ハラハラドキドキも盛りだくさん。でも、世界中探してもこんなに運のいいヤツはいないぞというくらいにコトがうまく運ぶのでちょっとうぷぷ。相棒はあんなだったのになあ…お前が全部運横取りしたんだろう?
エバー・アフター
(EVERAFTER)
98年米
アンディ・テナント ドリュー・バリモア
アンジェリカ・ヒューストン
ダグレイ・スコット
メラニー・リンスキー
ジャンヌ・モロー
★★☆
ドリューのシンデレラはただ泣いてないわよ!王子だってかついじゃうしイモ投げは得意だしパーじゃなくてグーで殴るぞ。ドリューのたっくましい首とアゴにまさにぴったりのシンデレラ。ブラボーっす。アンジェリカ・ヒューストンの笑っちゃう継母はさすが。なんかデミ・ムーアに見えたけどさ。妹役の子、どっかで見たと思ったら「乙女の祈り」のオデブちゃんだったのね。いいよね、彼女。
エビータ
(EVITA)
96年米
アラン・パーカー マドンナ
A・バンデラス
ジョナサン・プライス

ぜ、全部歌ってるんだあ〜。ご、ごめん、だめ。パス。「ドント・クライ・フォー・ミー・アルゼンチーナ」は良かったが。どして私って情緒がないのかしら。
Fカップのゆううつ
(SLUMS OF BEVERLY HILLS)
98年米
タマラ・ジェンキンズN・リオン
A・アーキン
M・トメイ
★☆
ヘンな映画。青春映画というには特殊すぎるし家族映画というにはその家族があまりにヘンすぎる。N・リオンっていつも思うんだが「シンプソンズ」に出てきそうな顔してるよねえ。
エミリー・ローズ
(THE EXORCISM OF EMILY ROSE)
2005年米
スコット・デリクソンローラ・リニー
トム・ウィルキンソン
ジェニファー・カーペンター
キャンベル・スコット
★★☆
映画館初体験が『エクソシスト』だった私としては、こういう悪魔憑きの様子が怖くてしょうがない。エミリー役の子の演技がすげー怖い、もともとの顔も怖いんだけど。陪審員たちも、実際にあの子見たらこりゃ確かに悪魔憑いてるなーと納得したんじゃないかと。個人敵には悪魔憑きってのはヒステリーの一種だろと思ってるけど、悪魔が憑いてるにしてもヒステリーにしても、これが実話っていうのはスゴイ。いや〜、私別にキリスト教徒じゃないし、そんなこと言われても・・・と思っちゃうところがあちこちにあるのでそのへんちょっと白けたけど。
エリザベス
(ELIZABETH)
98年英
シェカール・カプール C・ブランシェット
J・ラッシュ
J・ファインズ
R・アッテンボロー
C・エクルストン
V・カッセル
F・アルダン
★★★☆
これは面白い!重厚、かつ派手でエンターテインメント、コスチュームもラクロワよ!役者の演技も見せる見せる。マサラ出身のインド人監督、さすがだわ。「女盗賊プーラン」観ておけばよかった。C・ブランシェットはエリザベス女王の若い時の肖像画にそっくりでそれだけでもちょとゾッとするような良さがあるんだけど演技力もなかなか。どう考えてもアカデミーは彼女だったんじゃ…ハリウッドのグゥイネスびいきはいったいなんなんだろう?でもさ、あたしだったらヴァンサン・カッセルに求婚されたら絶対にJ・ファインズなんてうっちゃって即結婚するね。もう国のことなんてどーでもいいね(笑)
エリン・ブロコビッチ
(ERIN BROCKOVICH)
2000年米
スティーブン・ソダーバーグ J・ロバーツ
A・フィニー
A・エッカート
P・コヨーテ
★★★
快作。「無学・子持ち・女」を武器にしてガシガシ突っ込んでくスーパーヒロインにJ・ロバーツはまさにハマり役。観賞後妙に自分がパワフルになってる気がしたっす(笑)ああいう啖呵、演技でいいからやってみたいわ。民事訴訟のお勉強にもなって一石二鳥で、派手で痛快なこれと地味だけど味のある「シビル・アクション」を比べてみるのも良いかも。話題をさらってたジュリアの大胸もすごいけど、それより脚、脚、脚!長すぎる綺麗すぎる〜っ。
LAコンフィデンシャル
(L.A.CONFIDENTIAL)
97年米
カーティス・ハンソン ラッセル・クロウ
ガイ・ピアース
K・スペイシー
K・ベイシンガー
D・デビート
J・クロムウェル
D・ストラザーン
★★★★
二度目。ストーリーがわかりきっていても思いっきりのめり込んでしまった。ダニー・デビートが語る冒頭から演出がすごい。抑えた役者陣をそろえた中、エルロイの本の表紙そのものの紅一点キム・ベイシンガーがはっとするほど綺麗。ショットガン・エドとバドの絡みはもちろんだが、ケビン・スペイシーがセクシーでかっこいいのだ!(←意外(笑))原作にはない「ロロ・トマシ」のキーワードも良い。脚本は大事です
L.A.大捜査線
(TO LIVE AND DIE IN L..A.)
85年米
ウィリアム・フリードキンW・ピーターセン
ジョン・ペインコウ
ウィレム・デフォー
デブラ・フューアー
★★
途中までは大笑い、だって、W・ピーターセン、バカすぎなんだもん、判事に大見得切ってムショから囚人連れ出したはいいけど、ミエミエのウソに騙されてさっさとトンズラこかれちゃってやんの。でも、とりあえず一番トホホだったのは、ズボンずり下げたまんま撃たれちゃったFBI捜査官なのかも。これ観てたら、刑事とかFBIとか、誰でもやれそうに思えてくるからすごい。それにしてもデフォー、お美しい。なんかずっと忘れてたんだけど、この人、こんな美形だったのよね。スリムのジーパンにハイカットのスニーカー、音楽はワン・チャン(懐かしすぎ)というどっぷり80年代テイストな画面の中、彼が出てくるとそこだけミョーにお耽美風。いつの間に吸血鬼ゴケミドロみたいになっちゃったんだろうか?
エンジェル・アイズ
(ANGEL EYES)
2001年米
ルイス・マンドーキジェニファー・ロペス
ジム・カヴィーゼル
ソニア・ブラガ
ヴィクター・アーゴ
★★☆
ジェイロの『イナフ』・カヴィーゼルの『ハイ・クライムズ』を観た後だったので、ストーカーを撃退する女警官のなんちゃってサスペンスかと勝手に想像してたが違った(笑)カヴィーゼルのほうが過去に縛られすぎて少し鬱陶しかったんだが、DV男性に依存する2人の女性の描写がヒジョーにうまかった。親の子供への影響というのは計り知れないし、ジェイロの演じた役は難しかったと思うけど良かった、意外。
エンジェル・アット・マイ・テーブル
(AN ANGEL AT MY TABLE)
90年ニュージーランド
ジェーン・カンピオン ケリー・フォックス ★★★
見事な鳥の巣頭だった。よくも、幼年期から大人まで、3人も使ってあれだけ違和感ない役者が見つかったものだ。内気で内気で対人恐怖症な彼女。女優さんのひきつって固まった表情がすごくうまい。感受性が強すぎるというのは、不幸なんだろうか、幸福なんだろうか。
エンジェル・ベイビー
(ANGEL BABY)
95年豪
マイケル・ライマー ジョン・リンチ
ジャクリーン・マッケンジー
★★
ピュアなラブ・ストーリー?精神を病んでいる人はどんなに「ピュア」な愛があろうと結局自活もできなければまともに家庭を築くこともできないとそれをダメ押ししたかったのか。いつも思うが問題が山積みでも子供さえ残せば希望があると?苦しくてやりきれなさが残る。
エントラップメント
(ENTRAPMENT)
98年米
ジョン・アミエル S・コネリー
K・ゼタ・ジョーンズ
ウィル・パットン
ビング・ライムス
★★
お話があまりにムチャクチャでツッコミ始めたら夜が明けそうな映画だけど、ドキドキハラハラキャッツアイで楽しませていただきました。だいたい世紀の大怪盗って…。キャサリン・ゼタ・ジョーンズはほんっとに綺麗だ。腕の毛ボーボーだけどね。全編とおしてショーンがヒロインにドキドキモードで、なかなか彼のエロジジイな雰囲気が出ていて良かったね。ビング・ライムスが出ていたので、どうしても「パルプ・フィクション」のとんでもないオカマ掘られシーンを思い出してしまい、いかん(笑)
EM・エンバーミング
99年ギャガ
青山真治 高島礼子
松重豊
鈴木清順
三輪ひとみ
柴俊夫

トホホ。青山真治って注目株なんじゃないのぉ〜?特命リサーチとどう違うのかよくわからんかったぞ、高島礼子。あまりのカッコつけにギャグかと思ってしまいました、多重人格ネタも手垢まみれのドロンドロン、刑事はいったい何をしとるのかさっぱりだしなあ。「エンバーミング」っていう言葉をえばって使ってるのがまた非常に不自然。