タイトル ( 原題) 公開年 |
監督 | 出演俳優 | ワシだけの評価・コメント |
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(ハル) 95年光和インターナショナル |
森田芳光 | 深津絵里 内野聖陽 戸田菜穂 鶴久政治 |
★★☆ うん、パソ通・インターネットをやる人たちに絶大な支持を得ているわけがわかったよ、これ。感じ出てるわ〜、電話すれば早いのに、逢っちゃえばいいのに、深い理由は何もないがあくまでメールで連絡を取り続けるあの心理。でも深津絵里みたいな子が95年の時点でパソ通…絶対やんないと思う(笑) |
バーシティ・ブルース (VERSITY BLUES) 98年米 |
ブライアン・ロビンス | J・ヴァン・ダー・ビーク J・ボイト P・ウォーカー エイミー・スマート アリ・ラーター |
★★☆ まあ、J・ヴァン・ダー・ビークって可愛いじゃない。コーチのボイト、悪者すぎで笑えて来ちゃったよ、ここまで悪いヤツが何十年もコーチ続けてられるワケないし、父ちゃんの友達も性格悪すぎでまるでマンガのよう。とは言いつつなかなかサワヤカな青春映画にはなってたよね、先生ストリッパーだしね(笑) |
バースデイ・ガール (BIRTHDAY GIRL) 2002年英 | ジェズ・バターワース | B・チャップリン N・キッドマン V・カッセル M・カソヴィッツ | ★★ ユルユルのサスペンス、ユルユルの恋愛描写、ユルユルのお笑い、どれをとってもユルユル、さすがはイギリス映画。そのユルユルっぷりがいいんだけどさ。ヴァンサン&マチューの異様にハイテンションなお笑いコンビ(違うのか?)がグウ、お前らなあ…ニコール綺麗だよねえ〜そりゃいきなりロシアからヨメさんにやってきたニコールに「緊縛マニア」渡されたら、大抵の男は鼻血吹き上げてぶっ倒れるよね。 |
PARTY7 2000年 | 石井克人 | 永瀬正敏 浅野忠信 堀部圭亮 我集院達也 原田芳雄 | ★★ も、バカすぎ、中身なさすぎ。わかってはいるんだが笑っちゃうんだよなあ、何がキャプテン・バナナだよ、カエルかと思ったじゃんかよ。浅野忠信、こういうアホアホ小僧みたいな役は初めて見たのでちょっと新鮮だった、チョッキ着てるし。アルマーネ(本物)←笑 |
バーティカル・リミット (VIRTICAL LIMIT) 2000年米 |
マーティン・キャンベル | C・オドネル B・パクストン R・タニー S・グレン I・スコルプコ N・リー |
★★☆ 怒濤の雪崩に怒濤のニトロ、怒濤のツッコミがもう止まらない。遭難しちゃう妹も救助隊も、みんな笑っちゃうくらいにうかつだぞ、あんたたち雪山のエキスパートじゃないんかい(笑)クリス・オドネル、お前の妹一人救うために何人犠牲にすれば気が済むんだ、お前は「絶体×絶命」のアンディ・ガルシアか。とはいえ大画面で観るにはもってこいの大スペクタクルハラハラドキドキ(ツッコミ)映画で、しっかり楽しませていただいちゃいました。ビルパク、これで覚えてもらえるかなあ? |
ハート (HEART) 98年英 |
チャールズ・マクドゥーガル | C・エクルストン S・リーブス R・エヴァンス |
★★☆ おお〜すげえ話だ。登場人物全員自分のイヤな部分剥き出しで、それを隠そうともしてない。しかもどんどん最悪の方向へと向かって誰もがノーブレーキだ。C・エクルストンの押し黙った演技がいいんだが、絞め殺したくなるほど(絞め殺されないけど…)ヤなヤツR・エヴァンスがすごく良かったよ。好みなずんどこ映画。 |
ハート・オブ・ウーマン (WHAT WOMEN WANT) 2000年米 | ナンシー・メイヤーズ | M・ギブソン H・ハント M・トメイ A・アルダ L・ホリー | ★★☆ 冒頭からメルギブのパンスト姿で目を潰されました。まだ視力が元に戻らないんだけど…女の考えがわかって手玉に取るだけの男から、心がわかって思いやりが持てる男へ。でもアタシの考えてるコト知ったら腰抜かすわよ、フフフフ。ベタなお話だけどハートウォーミング(笑)で楽しめちゃったじゃん。M・トメイ、痩せすぎて森川由香里みたいになってたっス。で、結局クビ?メルっち。 |
ハード・キャンディ (JAWBREAKER) 99年米 |
ダレン・ステイン | ローズ・マッゴーワン レベッカ・ゲイハート M・マンソン パム・グリアー |
★★☆ 「クルーエル・インテンションズ」にノリはそっくりなんだが、こっちのが面白い。余計な細かい描写一切ナシでもーガシガシ話を進めてっちゃうのよね、そこが即物的でいいんだけど。バカ高校生の、どピンクだのオレンジだのの服がけっこう綺麗で目が楽しい。化粧と服装で外見変わるもんだわさ。パム・グリアーが何しに出てきたんかわからんが(笑)レベッカ・ゲイハートってM・スティーンバーゲンに似てないか? |
ハード・デイズ・ナイト (A HARD DAY'S NIGHT) 64年英 | リチャード・レスター | ザ・ビートルズ | ★★☆ アイドル映画でこんだけ面白いのは珍しいよ、わかっちゃいるけど数々のヒット曲のオンパレードにノリノリになっちゃうし、ビートルズってやっぱり出るべくして世に出てきたんだな〜とヒシヒシ思わせられる。ビートルズメンバーそれぞれをいかにも売れっ子アイドルとしてケーハク(あえてこれ)に描いてるとこが妙なドラマ仕立てになってなくていいじゃん、ポールのじーさんのすっトボケ具合との組み合わせ、絶妙。ビートルズってブウばっかだと思ってたんだけど、よく見るとジョージはけっこう男前、ただし笑わなければ。 |
ハートブレイカー (HEARTBREAKERS) 2001年米 | デヴィッド・マーキン | S・ウィーバー J・L・ヒューイット R・リオッタ G・ハックマン | ★★ どうやったらシガニーからあんな貧相なムスメが生まれるんだっつーの。一番の見もの(なんかルーに通じるものが…)はもちろんリオッタだけど、緑色の靴下はいたG・ハックマンもけっこうポイント高い。ただコメディで2時間は長いでしょう、まあなかなか面白いのでこれはオッケーだったんだけど。 |
バーバー (THE MAN WHO WASN'T THERE) 2001年米 | ジョエル・コーエン | B・B・ソーントン F・マクドーマンド J・ガンドルフィーニ マイケル・バダルコ S・ヨハンソン | ★★☆ コイツ、先天性離人症ですか?生まれた時からずっと自分の感情を表に出さずここまで来ただろうという無表情っぷり、誰でも出来そうでやっぱりビリボブじゃないとっていうのがミソ。黙ってたがゆえにうまく行き、黙ってたがゆえにこんな羽目になって、歯車の狂いのせいで一介のバーバーでは終わらなかったことに、スリルを感じて良かったのかその逆だったのか、足の裏にイレズミでもしとけば良かったのか。劇場モノクロ版も観ておきたいところ。 |
ハーフ・ア・チャンス (UNE CHANCE SUR DEUX) 98年仏 |
パトリス・ルコント | J・P・ベルモンド アラン・ドロン バネッサ・パラディ |
★★☆ 「ボルサリーノのテーマ」が流れちゃったりして、コテコテに往年の大スターの同窓会状態でドロンとベルモンドのじじい自慢もすごかったが、面白かった。最近ハリウッドではお金はかかってても面白いアクション映画あんまりないけど、フランス製アクションはなかなか良かった。爆笑シーンもちらほら。ルコント監督って、いまだに方向性がよくわからん。どうでもいいがベルモンドがW・マッソーに見えて困った(笑) |
パーフェクト・カップル (PRIMARY COLORS) 98年米 |
マイク・ニコルズ | J・トラボルタ E・トンプソン K・ベイツ |
★☆ 長い。クリントンをモデルにしてるだけあって大統領選の内情だとかあれこれ汚い駆け引きの様子なんかがわかるのが興味深いし、決してつまんないわけじゃないのに引っ張りすぎてダレダレ。キャシー・ベイツ、そ、そこまで深刻になるのか!?とそこだけ異様にびっくりして目が醒めました。で、なんでトラボルタが大統領なんだ、アメリカ大丈夫か? |
パーフェクト・ストーム (THE PERFECT STORM) 2000年米 |
ヴォルフガング・ペーターセン | G・クルーニー M・ウォルバーグ D・レイン M・E・マストラントニオ W・フィッチナー |
★★ CGは文句なしに凄い、迫力満点。救助隊の人たちの命懸けの救出劇も泣ける。がしかし、言っちゃなんだが要はこの映画、成績の悪いトンマな船長率いる無謀な漁船が嵐に遭って当然のように遭難した、と、ただそれだけなんだけど…実話実話といいつつも船の中での話はトホホなドラマ仕立て、どうせなら全部フィクションにしてくれたらこんなこと思わないんだけど、ドラマ仕立てにすんならラスト変えるくらいのことはしてもらわないと。観ててかなり恥ずかしかったぞー、いや、でも、死者を冒涜するようなこと言ってゴメン! |
PERFECT BLUE 97年レックスエンタテインメント |
今敏 | ★★☆ こ、これ、最初から犯人わかっちゃった〜。でもまさかそこまで安易じゃないだろうから、違うオチがつくんじゃないかと思ってたら当たってた。これは、私が偉かったのか作品が浅かったのかどっち?(笑)ストーカーもの、多重人格ものはここ数年でやたらに映画・小説などに取り上げられているのでちょっとインパクト弱。なかなか楽しめたんけど。アイドルおたくなお兄ちゃんたちの会話なんかがすごいリアリティあって。いるいる!って思ったぞ。 |
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ハーモニー (COSI) 96年豪 |
マーク・ジョフィ | ベン・メンデルソーン トニ・コレット |
★☆ 「精神病院患者と若き舞台演出家との暖かい心のふれあい」。設定があまりにもありがちな感動もの路線なので、もうちょいひとひねりして欲しい映画。入院患者たちのようすがリアルな雰囲気でなかなかいいが、いまひとつ退屈だったかな。主役君は結局誰とうまくいったんでしょう?トニ・コレットの「スタンド・バイ・ミー」は聞き惚れました。 |
ハーモニーベイの夜明け (INSTINCT) 99年米 | ジョン・タートルトープ | A・ホプキンス C・グッティングJr. D・サザーランド モーラ・ティアニー | ★★ クサい。クサすぎます。じゃじゃじゃーんと盛り上がる雄大な音楽もクサさを引き立てていて異常に恥ずかしいです。ゴリラとそれにハマっちゃった人間のお話って使い古されてるので今さら感動を覚えないんだよね〜、いや、全然悪くはないんだけど。 |
パール・ハーバー (PEAEL HARBOR) 2001年米 | マイケル・ベイ | B・アフレック J・ハートネット K・ベッキンセール C・グッティングJr. | ★ 関東軍の首脳が原っぱのど真ん中で会議開いてたり、軍需工場にでっかい字で「兵器工場」って書いてあったり、んなわけねぇだろ。これ、マイケル・ベイの戦争・兵器オタク自己満足映画なのはいいとして、こともあろうに日本に売り込むっつうのはどうなの?2時間見終わった時点であと1時間、どう引っ張るのか?と画面の前で途方に暮れちまいました。ジョシュはカワイイけど。 |
π (π) 97年米 |
ダーレン・アロノフスキー | ショーン・ガレット マーク・マーゴリス |
★★ ややスットコドッコイ気味です。天才紙一重っていうやつですね。頭痛のイメージとか対人恐怖症とか被害妄想とかの生理的な嫌悪感を煽ろうとしてる狙いは当たってると思うんだけど、お笑い入っちゃってます。数学出来なくてよかったなあ〜私。 |
バイオハザード (RESIDENT EVIL) 2002年米・独・英 | ポール・アンダーソン | ミラ・ジョボヴィッチ ミシェル・ロドリゲス エリック・メビウス ジェームズ・ピュアホイ | ★☆ ゲームの1と2が一緒になってるのかな、あっここは!と思うシーンがいっぱいで嬉しい。リッカーとかケルベロスとか、モンスターもゲームとほとんど同じ質感で怖いので感心、でも、ゾンビは怖くなかったなあ。なんでいきなりそんな服着るんでしょうか、というサービス衣装のミラジョボもがんばってたけど、これ、ゲームをやっていない人にはどうだったんでしょうか、面白かったのかな? |
バイオハザードU アポカリプス (RESIDENT EVIL: APOCALYPSE) 2004年英・仏・独 | アレクサンダー・ウィット | ミラ・ジョボヴィッチ シエンナ・ギロリー ジャレッド・ハリス オデッド・フェール トーマス・クレッチマン | ★★☆ めちゃめちゃうるさい映画だったけど、ミラジョボ、かっちょいい〜!あり得ないアクションが非常に小気味良くて、夜行性動物みたいなミラジョボの持ち味全開。ゲームに出てきた「ネメシス」が銃ばっかり撃ってたのはちょっと残念でしたが、グロいゾンビたちがまんま再現されてたのは感激。仰々しく名乗って、こいつ重要人物ね?と思った直後にあっさりゾンビに食い殺されてくところもスゴイ。こんな危ない場所でなんで別行動するんだ?とか、素で疑問が湧いてくるのもゲームと一緒。律儀だわ。思ってたよりもずっと面白かった。 |
ハイ・クライムズ (HIGH CRIMES) 2002年米 | カール・フランクリン | アシュレイ・ジャド モーガン・フリーマン ジム・カヴィーゼル アダム・スコット ブルース・デービソン アマンダ・ピート | ★★ 最初の15分でオチが分かっちゃった私って頭いいの?M・フリーマンはちょっと面白い路線の役ではあったけど、あんまり生かし切れてなかったかなあ、ネタは面白くなりそうなんでちともったいない。A・ジャド、目の下のくっきり線がどーしても気になって。 |
ハイ・フィデリティ (HI FIDELITY) 2000年米 |
スティーブン・フリアーズ | ジョン・キューザック J・ブラック トッド・ルイーゾ イーベン・ヤイレ |
★★☆ ジョンQ可愛いぞ、そのまんま一生うだうだ言ってそうなキャラクターも彼なら似合うわ。ぎゃはは、すんごく笑えるけど、でもあの店ヤな感じよね〜、あるあるああいうとこ(笑)音楽バカの店員ジャック・ブラックが最高。歌もうまいしね。ジョンQ自身もあれはかなりの音楽バカだよね。 |
ハイスクール・ファイター (TUFF TURF) 84年米 |
フリッツ・カーシュ | J・スペイダー キム・キチャーズ マット・クラーク R・ダウニー |
★ ダ、ダサ…スペイダー、あんたはファイターなんかじゃなくてただのイジメられっ子じゃんか。わかってたけどケンカ弱すぎだぞ、おまけに踊っちゃダメぇ〜お願い、恥ずかしいからやめて!(笑)髪型といい服装といい、80年代って、80年代って…若くてお肌すべすべなダウニーJr.とスペイダー君は堪能できたものの、ちゃんと警察行ったのかスペイダー?父ちゃんは大丈夫なのかほっといていいのかスペイダー?兄ちゃんや母ちゃんとは仲直りできたのかスペイダー?踊ってないで頼むから答えてくれスペイダー! |
ハイスクール白書 (ELECTION) 98年米 |
アレクサンダー・ペイン | R・ウィザスプーン M・ブロデリック C・クライン |
★★★ 傑作!未公開映画あなどるなかれ。鼻広げまくったリーズちゃんはこれよ、これ。登場人物の描き方の視点が小気味よ〜くイジワルで、加えて音楽が非常に効果的でシニカルかつ爆笑モノ。マシュー・ブロデリック、あんなになっちゃって…え、役作り?(笑)しかしなんちゅうタイトルだ。 |
ハイド・アンド・シーク (HIDE AND SEEK) 2005年米 | ジョン・ポルソン | ロバート・デ・ニーロ ダコタ・ファニング ファムケ・ヤンセン エリザベス・シュー ディラン・ベイカー | ★★ 意外なオチが、というパターンのサスペンスだけど、目が肥えてる最近の観客を唸らせるのは難しいかも、と〜ってもありがち。ダコタちゃんの絶叫顔はあいかわらず楳図かずお(デビュー50周年だそうだ、すごい)の「ギャッ」という時の顔に見えて仕方ない。隣人のダンナはいったい何だったんだ? |
ハイリスク (鼠胆龍威/HIGH RISK) 95年香港 |
バリー・ウォン | リー・リンチェイ J・チュン チャーリー・ヤン チンミー・ヤウ |
★★☆ ウワサのダイハード香港版。ここまでおんなじでいいんだろうか、いいんだろうな、香港映画だから(笑)リンチェイのアクションよりもブルース・リー=ジャッキー・チェンなジャッキー・チュンの見せ場のほうが燃えたね。あのホテル、とっくに倒壊してないか??しかし、ジャッキー・チュン、バカすぎる…彼の踏み絵ナンバーワン映画かもしれない。 |
パイレーツ・オブ・カリビアン (PIRATES OF THE CARIBBIAN) 2003年米 | ゴア・ヴァービンスキー | J・デップ O・ブルーム キーラ・ナイトレイ J・ラッシュ J・ダヴェンポート J・プライス | ★★☆ スパロウ船長最高、こっち向くたびに笑いこらえるの大変。全編通してヘンなおじさんワンマンショー、主役は完全にデップ兄ちゃんだったんですね、オーリーはレゴラスファンを呼び寄せるためのオトリよ、オ・ト・リ。ここんところスカした重たい役が多かったんで、きっとデップ自身がたまってたんだなー、持ってるコンパスもファンデーションのパクトに見えてしまい、お化粧崩れですか?アイメイク気になりますか?と、なんだかそこも大ウケ。どうやらキース・リチャーズのマネらしいあの仕草、キースも、マネしたんだよって言われて嬉しいんだかイヤなんだか。しかしトオルったら右往左往して足手まといになってるだけで見事になんにもしとらんかったな〜、観る前はキーラ・ナイトレイがヒロインだとばかり思ってたんのに、開けてみたら紅一点はどう見てもトオルちゃん。 |
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト (PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST) 2006年米 | ゴア・ヴァービンスキー | ジョニー・デップ キーラ・ナイトレイ オーランド・ブルーム ビル・ナイ ジャック・ダヴェンポート ステラン・スカルスゲールド | ★★☆ わははは、ドリフだ。カリブだよ全員集合!懐かしい「風雲!たけし城」みたいでもありました。いや〜よく転がってたね、スパロウ船長は前からドリフだったけど、オーリーもJ・ダヴェンポートも一緒にドリフ、こいつぁ予想外。でも、最近の映画はどれもこれも2時間超でちと長すぎるんだけど、これもちょっとダレたかなあ〜、面白かったけど。グチャグチャドロドロの幽霊船?の乗組員、気持ち悪すぎる。特殊メイクに何時間もかかりそうだが、あのねばねばした液体は何を使ってるんだろうね〜、タコ船長のぬめり感もゲゲゲ。でも、鼻もないのに一発でビル・ナイとわかるのは何故だ? |
ハイロー・カントリー (THE HI-LO COUNTRY) |
スティーブン・フリアーズ | W・ハレルソン B・クラダップ P・アークェット サム・エリオット |
★★☆ W・ハレルソン、かっこいい!カウボーイ似合いすぎ!結局最後まで友情のために生きたあこがれの西部男…ウルウル…綺麗になっちゃったペキンパーってな感じの映画。映像が綺麗すぎて全然西部劇に見えないところが難なんだけど、ウッディがいいからもーどうだっていいや。んー。でも冷静に見るとちょっと(特に女には)退屈な映画かも。 |
バウンス ko GALS 97年 | 原田眞人 | 佐藤仁美 佐藤康恵 岡元夕紀子 役所広司 村上淳 矢沢心 | ★★ 主役の3人、自然でいいんだけど誰も残ってないなあ、残念。メディアに煽られてるだけで実際にこんな子たちは少数だと思うが。彼女らの友情ってやつがクサくてちょっと赤面。いつも思うが原田作品は台詞が聞き取りにくいのがネックだわ。 |
蠅の王 (LOAD OF THE FLIES) 90年英 |
ハリー・フック | バルサザール・ゲティ クリス・フュール |
★★ この話ってものすごく怖いんだよね。小学生くらいの男の子って女の子に比べて格段に精神年齢が低いから、これが集団になるとそりゃもうあんた!カワイイ男の子てんこもりで楽しもうと思っても怖すぎてダメだあ〜。バルサザール・ゲティはこの時こんなにカワイイのに、おっきくなったらもっさりしたおっさんだね。 |
バガー・ヴァンスの伝説 (THE LEGEND OF BAGGER VANCE) 2000年米 | ロバート・レッドフォード | M・デーモン W・スミス C・セロン ブルース・マクギル | ★★☆ ゆったりとして澄んだ美麗な風景に綺麗なサントラ、幻みたいなバガー・ヴァンス。すごくすごーーくレッドフォード映画してる映画だ、福の神が福耳ウィル・スミスなのもなんかいいしね(そうなのか?)私もあんなセラピストについてて欲しいわ。C・セロンの度胸満点お嬢っぷりもグウ、尻デカ玄関マットデーモンにはゴルフウェア良く似合ってて、ヤツのサワヤカなのかイモ臭いのかようわからん垢抜けない魅力も良く出てるじゃん、これ、キャスティングうまいっす。 |
バグズ・ライフ (A BUG'S LIFE) 98年米 | ジョン・ラセッター アンドリュー・スタントン | (声)デイヴ・フォーリー K・スペイシー他 | ★★☆ アメリカ映画は七人の侍的なお話が好きだのう。感動・爆笑、とはいかないけど『アンツ』みたいにキャラクターが怖くないし、なんか『トイ・ストーリー』がらみのパロディとかNGとかあって楽しいし、ヨシ。でも、いくらなんでもハエの赤ちゃんっていうのはカワイイを通り越してると思うんだが…んで、アリはともかくカマキリってバッタよりか強いと思うんだけどいかがなものか。 |
パサジェルカ (PASAZERKA) 63年ポーランド |
アンジェイ・ムンク | アレクサンドラ・シュロスカ アンナ・チェビエレフスカ |
★★ 未完成の映画なのでその後の展開がどうなったのかは永遠の謎だが、収容所の描き方はちょっと甘かったんじゃ?主人公の女性がマルタによせる煩悩(?)の描写が淡々としていていい。 |
橋の上の娘 (LA FILLE SUR LE PONT) 98年仏 | パトリス・ルコント | D・オートゥイユ V・パラディ クロード・オフォール | ★★★ ルコントの映画はやっぱりいつもどっかヘンだ、どっかヌケてる。でもこのヘンチクリンなラブストーリーにはなにやら引き込まれるものがある、面白い。ヴァネッサ・パラディはやっぱりエロエロ、あのロリータ顔でナイフの刺さる音に溜息ついてモゾモゾされちゃったらダニエル・オートゥイユじゃなくてもイチコロでしょう。カラー版もあるそうだけどそっちは観たくない。 |
バス男 (NAPOLEON DYNAMITE) 2004年米 | ジャレッド・ヘス | ジョン・ヘダー エフレン・ラミレッツ ジョン・グリース ティナ・マジョリーノ | ★★☆ 『バス男』ってホントに邦題酷いなぁ。オタクなら、アニメ絵が異常にうまいとか、ゲームのすごい知識があるとかありそうなもんだけど、オタクっていうのともちょっと違って、ひたすらダサい。うわぁ・・・と、見てるほうがいたたまれなくなってくる痛々しさ。出てくる人たちみんなヘン・・・っていうのはコメディの定石だけど、そのヘンさがヘン。盛り上がりも一切なく、シーーーン・・・というテンポグダグダのシーンが連続して、しかも最後までそれ(笑)これと比べると、『ナチョ・リブレ』は立派なコメディ。ただしテイストは見事に同じ。でも、なーんか悪くないんだなあ、観た後の気分が。けっこう面白かったじゃんって思ってる自分が。誰にも勧められないんだけど。アメリカで大ヒットしたってことは、そう思った人がいっぱいいたというわけで、どこが良かったんだろう、この映画。自分でもわからんが。恐るべし。以前、天才子役だよ〜と思ってたT・マジョリーノちゃんがこんなところに出ていて驚いた。 |
ハズバンズ (HUSBANDS) 70年米 |
ジョン・カサヴェテス | P・フォーク B・ギャザラ J・カサヴェテス |
★★ 崩壊した家庭の夫と、その手前でとどまるも惰性で営んでいる家庭の夫たち。三人の哀愁中年の全然盛り上がらないヤケクソ珍道中。ああしなければ友達が死んだ事実も昇華しきれない。男って、男って…。呪文みたいに中国語をまくしたてるチャイニーズ娘が今風で可愛かった。 |
破線のマリス) 99年アスミック |
井坂 聡 | 黒木瞳 陣内孝則 山下徹大 筧利夫 篠田三郎 |
★★ 「あんなに笑顔が恐ろしい人はいない」って起用された陣内さん、いやホント怖かったわ(笑)うーんと、面白いんだけど話の焦点をどこに合わせればいいのかちょっと戸惑うのと、どうもテレビドラマみたいな気がして安いんだよねえ。私アホなんでラストは例のごとくしっかりやられましたが、びっくりはしたけどちょっと「スクリーム」並みの強引さだったかもしんない。 |
バタアシ金魚 90年日本ビクター |
松岡錠司 | 筒井道隆 高岡早紀 東幹久 浅野忠信 |
★★★ 筒井道隆…可愛い、可愛いぞ。でも浅野クン、キミはもっと可愛いぞ!ツルツルだ!そのまんまマンガみたいなあのキャラクター、筒井がやらねば誰がやる。これって原作マンガ読んでないけど、望月さんの描くコマ割りとか表情なんかが今にも目に浮かんでくるみたいだった。グウ。 |
裸の銃を持つ逃亡者 (WRONGFULLY ACCUSED) 98年米 |
パット・プロフト | L・ニールセン R・クレンナ M・ヨーク ケリー・レブロック |
★★ ぎゃはははくだらね〜っ!と毎回ムチャクチャバカにしつつもレスリー・ニールセンには爆笑してしまうのが哀しい(笑)今時「逃亡者」かい!っていうハズし加減がまさにレスリー・ニールセンでグー。何のパロディだかわかんないのが多くて悔しかったが、「ベイウォッチ」がわかったのはけっこう嬉しかったぞ。 |
裸足の1500マイル (RABBIT-PROOF FENCE) 2002年豪 | フィリップ・ノイス | ローラ・モナガン ティアナ・ サンズベリー ケネス・ブラナー クリスティン・オルセン | ★★★ 少女モリーの食えない目つきに不敵な面構え、いいね〜、素晴らしいガンとばしで映画をかっさらってたね、頭がいいのはもちろん、本能レベルで危険を察知しているとしか思えない技。あちこちの大陸でマイルールを押しつけてゴーマンかましてきた歴史を持つ白人さん、オーストラリアでもいろいろとかましまくったんだな、でも、このK・ブラナー演じるネビルは、本気で彼女たちに良かれと思ってやってるのがよくわかって面白かった、彼らを野蛮で原始的な生活から救ってあげようと。でもその思いやりの種類って、犬やネコを保護してあげたいっていうレベルを超えてないんだよな〜、あくまでも自分たちよりもはるかに下等という前提で示される慈善。大きなお世話だっつーに。 |
裸足のピクニック 92年ぴあ=ポニーキャニオン |
矢口史靖 | 芹川砂織 浅野茜 Mr.オクレ あがた森魚 泉谷しげる |
★★★ うわっはっは、不幸だ!坂を転げ落ちるようにどんどん不幸になってく主人公がめちゃくちゃおかしい。またボーッとした彼女の表情がいいんだなあこれが。軽に初心者マークつけたクラスメート3人組のヤンキーぶりもすんごい笑えるのだ。予算なんてなくたっていい映画は作れるのさ。さすがは「ひみつの花園」の矢口さま。次回作が見たいぞ〜。 |
裸足のトンカ (TONKA) 97年仏 |
ジャン・ユーグ・アングラード | J・H・アングラード パメラ・スー |
★★ 意外に良かったけど、ちょっとおセンチで甘すぎたかな。ヒロインと結婚したらしいけど、ラブラブかわいい〜!状態の描写がちょっとしつこくてこっちは醒める(笑)でもサントラはすごく良かったし、トンカの足には惚れました。アングラードのシワシワぶりがすごかった。 |
バタフライ・エフェクト (THE BUTTERFLY EFFECT) 2004年米 | エリック・ブレス J・マッキー・グラバー | アシュトン・カッチャー エイミー・スマート エルデン・ヘンソン ウィリアム・リー・スコット | ★★★ 過去に戻って未来を変えるというパターンの映画は時々あるけど、これはちょっと毛色が違ってて面白い。あの時ああしてたらっていうのは誰でもあるが、あっちを立てればこっちが立たず、何度やり直しても、誰もが幸せになってすべてが丸く収まるなんてことはないんだよね。なんか深く納得しちゃったわ。でも、過去は変わってんのに日記の文章は変わらずそのまんまってのはいったいどういうわけなんだーね。そういうこと言っちゃいけないんでしょうかね。A・カッチャーは『ジャスト・マリッジ』でずーっとマヌケな役をやってたのでちょっとどうよと思ってたけど、なかなかの存在感。でもちょっと濃いぃな・・・髪型変えてくれたらいいんだが。いっつも「がんばれベアーズ」とかベイシティローラーズを思い起こさせるヘアスタイルだ。 |
八月のクリスマス (CHRISTMAS IN AUGUST) 98年韓国 |
ホ・ジノ | ハン・ソッキュ シム・ウナ |
★★☆ なんというプラトニック、なんという奥ゆかしさ。(かなり恥ずかしいが)難病ものでもこういう描き方も出来るんだわ。街の風景や人々がちょっと前の日本そっくりでなんか不思議にノスタルジック。この映画観て思ったけど、ほんと"感動の〜"云々という余計な宣伝はやめてほしいッス、必要なし。でもいつも笑ってるジョンウォンが島田伸介に見えちゃって感動激減(笑) |
8人の女たち (8 FEMMES) 2002年仏 | フランソワ・オゾン | カトリーヌ・ドヌーヴ ファニー・アルダン イザベル・ユベール E・ベアール V・ルドワイヤン | ★★☆ 「総天然色」という言葉が似合いそうな配色やコントラスト、ライティングなんかもセットっぽいなあと思ったら、わざと古いアメリカ映画ふうに仕上げてあったのね、おまけに熟女ファンの皆様の需要にもしっかりお答え。8人の女たちみなさん突然ミュージカルだし。画が綺麗だし笑えるしキャストが異常に豪華だし、謎解きもそこそこ面白い、でもサスペンス、コメディ、ミュージカル、どれが一番やりたいんだかをもうちょっとはっきりしてもらいたかった。フランソワ・オゾン、またまた傾向の掴めんヤツ、わからん・・・ |
8mm (8MM) 98年米 |
ジョエル・シューマッチャー | N・ケイジ J・フェニックス P・ストーメア |
★★ ふははは(力無い笑い)、こりゃあヒットしないわ。シューマッチャー、おぬし、ぬかったな。こりゃいけねえ、心の臓を一突きだ←? 嫌いかというとそうでもないんだけど、この後味の悪さは絶対まずいでしょう、ハリウッドメジャー映画として。だいたいああいう性格で調査員がつとまるかっての。情けないニコとキレキレニコの両方が楽しめておトクなんだけどね。フィルム観てるニコがいちいち「ウッ!」とか「ハッ!」とか言ってるのが爆笑。 |
バックドラフト (BACKDRAFT) 91年米 | ロン・ハワード | W・ボールドウィン C・ラッセル S・グレン R・デニーロ | ★★★ 今日のテーマはっ、放火〜っ!By鹿賀丈史 やっぱりカート・ラッセルはカッコイイ。また観たら10年前の感動が薄れるかもと心配してたけどそんな心配は無用でした、グッとくる兄弟愛と迫力のCG。W・ボールドウィンのチャランポラン繊細モラトリアム君も魅力的で兄弟の対比もバッチリ、脇役に徹したシブいデニーロも、職人気質なS・グレンも、見るなりワルのウォルシュもみんないい〜ああ、懐かしくて叫んじゃったよう。 |
はつ恋 2000年 |
篠原哲雄 | 田中麗奈 原田美枝子 真田広之 平田満 佐藤允 |
★★★ 母の入院という、先行きがおおいに不安な状態から始まるというのに、全編に桜の季節のひんやりとした空気と春初頭の何とも言えない優しさみたいなものが混ざり合ったしーんとした雰囲気が漂っている。その中でチョコマカと動き回る麗奈ちゃん、今時の女の子ながら、思いやりがあってナイーブでそれでいてイタズラっけたっぷりの様子があまりに瑞々しすぎてまぶしーっ。あんな綺麗で優しいお母さん欲しかったなあ…あ、でも原田美枝子母ちゃん、「愛を乞う人」のオニ母はすごかったけどな(笑) |
初恋 (初纏恋后的2人世界) 97年香港 |
エリック・コット | エリック・コット 金城武 カレン・モク |
★★ けっこう面白いんだけどね、オシャレを狙ってるのかちょっとあざとい見せ方をしてくれちゃうのがどうも。夢遊病のはいかにもカーウァイ映画っぽいけど、カレン・モクのコーラのエピソードはけっこういいっすね。 |
初恋のきた道 (我的父親母親) 2000年米・中 |
チャン・イーモウ | チャン・ツィイー チョン・ハオ |
★★☆ なんだか毒にも薬にもならないような映画だったなあ〜ものすごく脚色されたノスタルジックな想い出って感じでブリブリスウィイ〜ト(はあと)。絵的にはほんとに綺麗なんだけど、ただそれだけかも。ツィイーちゃん扮するディー、一途なのは買うが、ほっといたらギョーザ食わせるために一生待ってそうでちょっと怖い。一途さを武器に何が何でも我を通して周りに迷惑かけるタイプである、あのしつこさは敵に回すとアブないとみた。でもきのこギョーザは美味しそうだった! |
ハッシュ! 2001年 | 橋口亮輔 | 高橋和也 田辺誠一 片岡礼子 秋野暢子 つぐみ | ★★★ マイスポイトかよ(笑)設定だけ聞くといかにも少女漫画にありそうな題材なんだけどね、ドリカム?みたいな。でも見たわけでも知ってるわけでもないんだが、ゲイのカップルの会話・生活がものすごく自然な感じなのよね、片岡礼子も彼女の心の荒みを言わずとも表現できてる、ものすごくウマい、代表作になりそうな予感。ただ私はこの人にはやっぱり秋野暢子と同じことを言わざるを得ないなあ、それこそ少女漫画じゃないんだから。こんな関係になれる人とめぐりあえることというのは理想だけども。 |
パッション (THE PASSION OF THE CHRIST) 2004年米・伊 |
メル・ギブソン | ジム・カヴィーゼル モニカ・ベルッチ マヤ・モルゲンステルン |
★★ う〜ん、ご、ごめん、大変ショッキングなんですけど、退屈。メルギブ、キリストの苦痛をみんなも体験してくれ、ってことで作ったんかな、これ。大きなお世・・・いや。無宗教の私から見ると、キリスト様、偉人というよりはトンデモさんで、多分何かを受信されていた方だと思ってるんで、こんなのに民衆を煽動されたらたまらん、ということで、時の権力者が躍起になってナザレのイエスを消そうとしたのは仕方ないことだったかと。拷問する側の役人が、全員嬉しそうだったのが『北斗の拳』とかみたいでやだったなあ、事務的にこなしてたほうが感じ出たと思うんだけど。 |
八仙飯店人肉饅頭 |
0:00:00 | アンソニー・ウォン ダニー・リー |
★☆ うははは、アンソニー・ウォンって顔も声も怖い。ダニー・リー、高級娼婦を連れ歩く大川栄作にしか見えなかったのだが、あの演出はなんなんだ(笑)やっぱり死体がゴム人形みたいで全然怖くないのだ。トホホなギャグも入るし、まああんなもんでしょうふふふ。 |
パッチ・アダムス (PATCH ADAMS) 98年米 |
トム・シャドヤック | R・ウィリアムズ M・ポッター ダニエル・ロンドン F・S・ホフマン ボブ・ガントン |
★★ 押しつけがましい!(笑)いいかげんにロビン・ウィリアムスでこの路線の映画作るのはやめてくれぇ〜。私が病気になってもヘンな赤鼻つけて病室に押し掛けてくるのだけはやめてほしい。面白くもないのに、笑わないと申し訳ないって気を使って余計病気が悪化しそうだ。いや、確かにアダムスさんはすごい人なんだと思う、成績もいいし(そうじゃなくて)…でも、愛の力で人を助けるって…やっぱり我慢できない。 |
バッド・チューニング (dazed and confused) |
リチャード・リンクレイター | マシュー・マコナヘイ ミラ・ジョボビッチ ベン・アフレック パーカー・ポージー |
★★★ 年度の変わり目、中高生のあのお馬鹿・ヘロヘロ具合がもうたまらんです。中高生ってあんなんだっけ?ああ、若いってすばらしいって感じ(笑)キミたち、一年上級生にあがるのがそんなに嬉しいのかい?そんなにパーティー好きかい?へろへろな中にもちょっと成長してる彼らをえがいていてそこがミソ。注目はマコナヘイっのものすごい髪型とサーモンピンクのラッパズボン、そしてブルース・スプリングスティーンに見えるベン・アフレック。ミラジョボはどんな服着てもばっちり似合うね〜。すごいわ。 |
バッドボーイズ 2 バッド (BAD BOYS 2 BAD) 2003年米 |
マイケル・ベイ | ウィル・スミス マーティン・ローレンス ガブリエル・ユニオン ジョルディ・モリャ ジョー・パントリアーノ |
★★ 刑事ものに限らずバディ・ムービー大好きだけど、これのW・スミスとM・ローレンスのコンビには愛着がわかないなあ、会話もなんかいまいち面白くないし。アクションはさすがに派手で、細かいカット割りでスピーディに見せるマイケル・ベイの得意技バッチリ、大画面で観てたらさぞかし迫力だっただろうなと思うけど、まるでクライマックスみたいな銃撃戦が何度もあってすぐおなかいっぱい気味になるし、映画が長すぎて時間だけ引っ張りまくるので、せわしないのにダレてる印象。笑えない悪趣味があちこちにあるのもなんだかなー。ビデオ屋でお尻が痛いって泣きながら話してるシーンは大笑いだったけど、わっはっは。 |
バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト (BAD LIEUTENANT) 92年英 |
アベル・フェラーラ | H・カイテル ヴィクター・アーゴ |
★★☆ カイテル、やってくれるじゃん。もう彼の独壇場。やばそうな賭けはするわヤクはキメまくるわ不良少女相手に○○しちゃうわ、で、神様には泣きながら懺悔しちゃうんだな〜。だったらやるなよ、ってそれじゃ話終わっちゃうが、結局彼の魂は救われたんだろうか。坊さんとか尼さんって…どうしようもない。彼らの「許す」精神って結局自己満足でしかないと思っちゃうのよね。 |
ハッピー・フライト (VIEW FROM THE TOP) 2003年米 | ブルーノ・バレット | グウィネス・パルトロウ マーク・ラファロ クリスティーナ・アップルゲイト キャンディス・バーゲン マイク・マイヤーズ | ★☆ ワハハハ、評判通りの駄作。夢を叶えたいの!って、あんた、地元の彼氏にフラれるまで別にスッチー夢みてなんかなかったじゃん。国内線の仕事バカにしすぎだし。仕事は仕事、きっちりやれっていうの。一人で有名スッチーにえこひいきされてるし、ライバルはレベル低すぎだし、本人超優等生、面白くもなんともない。M・マイヤーズにC・アップルゲイトという芸達者が、脇ですごく面白い演技を見せてくれてるのが勿体ない。でもって地元の航空会社に就職した時の制服と髪型・メイクがすごい!ダサいを通り越して、コントか?と思うくらいすごい。なんか『ワーキング・ガール』のメラニー・グリフィスあたりを連想してしまったわ。 |
800万の死にざま (8 MILLION WAYS TO DIE) 86年米 |
ハル・アシュビー | J・ブリッジス A・ガルシア R・アークェット |
★☆ マット・スカダーシリーズは好きなんだけどね?この映画はちょっとすべりんこ。いちおうハードボイルドなのに、倉庫でファッキンファッキン言いながらお互いに喚きまくってるガルシア君とブリッジスにはうるさすぎて笑えてきちゃったじゃん。笑わしてどーするよ、ハードボイルドで。 |
バッファロー'66 (BUFFALO'66) 98年米 |
ビンセント・ギャロ | ビンセント・ギャロ C・リッチ A・ヒューストン J・M・ビンセント ベン・ギャザラ R・アークェット M・ローク |
★★★ オシャレっぽく宣伝されてはいたけど、これって超ダサ(笑)。超ダサだからそこが良かった純愛映画。アイデア勝ちという感じの素人臭いカメラワークとか突然歌い出す父ちゃんとリッチとか、ものすごく荒いテクニックを感じるし、すごくトホホなんだけど観た後はなんとなくしあわせ。トイレで泣くシーンがものすごく印象深くて映画がぐっと良くなったと思うぞ。ギャロンパは多才だね。多才な人は器用貧乏になりがちだけどイケるかも。リッチの足首に哀愁を感じたわ。スタジャン、欲しい!(笑)ゴーゴーゴー! |
鳩の翼 (THE WINGS OF THE DOVE) 97年英 |
ジェームズ・アイヴォリー | H・B・カーター R・ローチ A・エリオット E・マクガヴァン S・ランプリング M・ガンボン |
★★☆ 嫉妬とか哀れみとか友情とか、そんな感情の交錯が決してドロドロとじゃなく描かれててなかなかグウ。ケイトにはこんな結末が最初からわかっていたのかもしれない。賢くてはかなげなミリーにA・エリオットは適役のようなんだが、なんかこの映画の彼女、オバサンみたいでちょっとなあ。でも一番ひっかかるのはモテモテヘレナ、どう見てもチンがくしゃみしてますけどいかがなものか?R15指定って?ひょっとしてヘレナのヌード?子供が見ると石になりますよって? |
パトリオット (THE PATRIOT) 2000年米 |
ローランド・エメリッヒ | M・ギブソン ヒース・レジャー チェッキー・カリョ C・クーパー ジョエリー・リチャードソン |
★★☆ ところどころにエメリッヒの軽い演出が顔を出すので手放しで感動の!とはいかないんだが、長いけど退屈しないしなかなか面白い。当時の妙ちきりんな戦闘のマナーというか戦い方がヒジョーに興味深い。弾、よけろって。とりあえず私は絶対に最前列はイヤだ!メル・ギブソンはラスト・オブ・モヒカンだったりセガールになったりドラクロワしたりといろいろ忙しく、かなりオーバーアクト気味。クルクルおばパーのチェッキー・カリョがイカしてたわ。フランス人は死ぬときもオシャレに死にたいのさ、くぅ〜。で、メル、椅子は出来たのか? |
バトル・ロワイアル 2000年東映 |
深作欽二 | 藤原竜也 ビートたけし 前田亜季 山本太郎 栗山千明 柴崎コウ |
★★☆ 噂通りのとんでもない話。でも実はれっきとしたヒューマンドラマじゃん、これ。話自体が面白いので、たとえ前田亜季が「きゃー!」って字で書いたみたいな悲鳴あげてようが藤原竜也が頭に斧刺さったクラスメイトに「大丈夫か?」って聞いてようが(大丈夫なワケねえだろ!)とりあえずはグウ。ファンデーションは使ってません、のお姉ちゃん、あんた中学生だったんか(笑)ってゆーか中学生ならファンデーション使ってないのは当たり前。あの状況下に置かれたらどうする?って観た人みんなけっこう真剣に考えたとみた。私?私はみんなを殺して生き残るわよ!ゴーゴー!←ウソ |
花とアリス 2004年 | 岩井俊二 | 鈴木杏 蒼井優 郭智博 | ★★★ これスキだ、岩井作品なのに(笑)胸キュン少女マンガ的なメインストーリーに、関係ないようなエピソードや映像がちりばめられてるのが不思議に面白い。映像やカット、ピアノのBGMの美しさは岩井作品ならではなんだけど、コメディタッチなこの作品に合わせるとまた違った魅力があり。やっぱセンスあるよなあ、岩井っち。低い声で早口な鈴木杏の芸風、好きだわ。 |
HANA-BI 97年バンダイビジュアル他 |
北野 武 | ビートたけし 大杉漣 寺島進 岸本加世子 |
★★☆ 凄絶なバイオレンス描写があるにもかかわらず、ものすごく静かなのがたけし監督の映画。真っ青な空とか稚拙に見えてはっとするような絵など、ほんとに多才な人だ。あまりにも優しい主人公は、刑事には向いていなかったんだろうな。妻への愛情が痛すぎて切ない。岸本加世子、喋らないほうが綺麗(笑) |
花火降る夏 (去年煙花特別多) 98年香港 |
フルーツ・チャン | トニー・ホー サム・リー ジョー・クーク |
★★☆ 前作「メイド・イン・ホンコン」が良すぎたのでちょっと肩すかし。でも今回もなんとも向こう見ずなサム・リーの清涼さが引き立っていて眩しく、弟を思う兄ちゃんの心情も痛くて切ない。コミカルでもあるし悲惨でもあって中途半端な感じなんだけど、返還で揺れる香港の人たちのザワザワした落ち着きのなさがこの中途半端さに表されてるようで妙にしっくりきてました。タクシー運ちゃん、イカしてるぞ、しっかし日本も香港もコギャルは一緒なのね〜。 |
パニック・ルーム (PANIC ROOM) 2002年米 | デヴィッド・フィンチャー | J・フォスター F・ウィテカー D・ヨーカム J・レト | ★★ ジャレット・レト、なんか、『ホーム・アローン』のペシ、または『ウォーターボーイズ』のアフロ君入ってたんですけど(笑)ジョディがダッシュしてスライディングセーフ!って、『エイリアン3』のエイリアン閉め出し猛ダッシュ作戦を思い出して、そうかあれもフィンチャーだったんだ、と気付いて自分でびっくり。凝ったカメラワークにスローモーションでいちおうハラハラドキドキはするんだけど、ジョディママ、頭はいいんだが要領悪すぎてイライラの連続、ほんとに「志村ぁ〜うしろぉ〜!」ってドリフしてましたわ。あんたがあんなにバタバタしなければさっさと通報できておしまいチャンチャンだったのでは…映画10分で終わっちゃうね。 |
バニラ・スカイ (VANILLA SKY) 2001年米 | キャメロン・クロウ | T・クルーズ P・クルス C・ディアス K・ラッセル | ★★☆ 「すけきよです」「すけともです」「すけたけです」「トム・クルーズです」トムさん、目を覚ませ!カート・ラッセルが医者って、それは絶対に夢だ!使っている曲の感じはいつものキャメロン・クロウの映画だったりするんだけど内容とかみ合わなくてなんとなく違和感、でもそのヘンな感じがいいのかな?展開が見えないのでグイグイと引っ張られては行くんだけど、ちょっとこのオチは反則な気がする。 |
バニラ・フォグ (SIMPLY IRRESISTABLE) 98年米 |
マーク・ターロフ | S・M・ゲラー S・P・フラナリー パトリシア・クラークソン D・ベイカー |
★☆ ぎゃははこれってラブコメかと思ったらバカ映画だったのね〜。まさかS・パトリック・フラナリーが山岡士郎だったとは…だっさいお店ねえ、って言われてたけどその通りなのでさすがのサラも何も言い返せません。冒頭のオッサンとカニがどこから湧いて出たのか、カアちゃんのイヤリングとの関係がどうなのか、そのへんがさっぱりわからないのでかなりマヌケなファンタジーになってました。でもなんとなくカワイイしお料理やデザートがたまらなく美味しそうだったのでまあいいや。 |
ハネムーン・キラーズ (THE HONEYMOON KILLERS) 69年米 | レナード・カッスル | シャーリー・ストウラー トニー・ロー・ビアンコ メアリー・ジェーン・ヒグビー | ★★☆ 怖い。公開時には究極の愛の形、とか言われてたけど、ディバインみたいな中年女と安すぎるニヤケ結婚詐欺師のカップル、なんだかとってもリアル、いそう(いや、いたんだけどね)。イギリスの「荒野殺人事件」のカップルを思い出しちゃったなあ、いたたまれないって感じで、殺し方とかがすごく淡々としてるんだけど、それがまたホントにこうだったんじゃないかという気がして怖い。音とか…それにしても、愛は盲目。こんなことでみんな騙されちゃうんだろーか。 |
パパとマチルダ (A SIMPLE TWIST OF FATE) 94年米 |
ギリーズ・マッキノン | S・マーティン G・バーン ローラ・リニー キャサリン・オハラ S・ボールドウィン | ★☆ 低調な「ハートウォーミング・ドラマ」(笑)どれか的をひとつに絞りなさいと言いたくなっちゃったぞ。致命的なのはマチルダがマコーレー・カルキン似のへちゃむくれ娘なこと。入れ込めない。S・ボールドウィンがかなりトホホ。 |
母の贈りもの (A HOME OF OUR OWN) 93年米 |
トニー・ビル | キャシー・ベイツ E・ファーロング |
★★ 信念を貫く肝っ玉かあさん。こういう人って、けっこう家族は迷惑だったりするんだよね。クリスマスプレゼントに釘はないだろ釘は(笑)とはいえ親切なお隣さん、素直な子供たち、多感な長男、これといった事件が起こるわけではないけれど優しい雰囲気が楽しめた。 |
母の眠り (ONE TRUE THING) 98年米 |
カール・フランクリン | M・ストリープ R・ゼルウェガー W・ハート T・エヴェレット・スコット |
★★ 冒頭いきなりメリル母ちゃんのものすごいオズの魔法使いコスプレに、これはてっきり別の病気の話に違いないと思ったら違った。心臓に悪いからはしゃぐのやめてください。メリルは決して軽蔑されるような母親じゃなかったし、W・ハートは尊敬できるカンペキな父親じゃなかった。そういうことに気付くのって辛いけど、彼女はそれを知ることができて良かったんだと思う。登場人物それぞれの表情、エピソード、会話などなど細かくゆきとどいた描写は丁寧で感心するんだけど、いまひとつなんか物足りなくてなかなか心の奥深いところにまで来ないのがちょっと辛かったな〜。 |
パパラッチ (PAPARAZZI) 98年仏 |
アラン・ベルベリアン | パトリック・ティムシット ヴァンサン・ランドン カトリーヌ・フロ |
★★☆ ああ〜やっぱり最低だわ、パパラッチって(笑)でも撮られる有名人のほうもプライバシー云々って言うけど、そりゃ有名税だよってやっぱり思う。元から目立ちたがり〜で芸能人になってるんだから。しかしイザベル・アジャーニ、アップはけっこうキテましたがな。処女の生き血風呂効果もかなり薄れてきたかな? |
ハピネス (HAPPINESS) 98年米 |
トッド・ソロンズ | シンシア・スティーブンソン L・F・ボイル F・S・ホフマン B・ギャザラ ジェーン・アダムス |
★★★ うわー、レオレオのお兄ちゃんすごい。自分は幸せよん、と妹のミジメっぷりを慰めにしてる姉ちゃんも結局あんまりハピネスを掴めないし、なんだかね、みんな強いわ。トホホ〜惨め…だけどこんなに落ち込んでるのにちゃんとおなかは空くんだよね、そんな自分がまた情けないトホホ…って感じ。「ウェルカム・ドールハウス」が苦手だったのでどうかなと思ってたけどこれは笑えたね〜でもこれ観て笑えるということは、今もう一回「ウェルカム〜」を観たら笑えるのかも。 |
パプリカ 2006年 | 今 敏 | (声)林原めぐみ 江守徹 大塚明夫 古谷徹 山寺宏一 | ★★☆ 劇場でアニメを観ることって滅多にないけど、『千年女優』や『東京ゴッドファーザーズ』が良かったこともあって、これは観たかったんだな〜、この頃はCGで何でも出来るんで、実写でも不可能ではなさそうだけど、アニメならではの鮮やかで綺麗な映像が圧巻。CGに頼り切ってない、手描きの柔らかさもあるし。原作はずいぶん前に読んだけど、人の夢の中に入り込むお話なので、何でもありな世界で、地面が歪んだり人がポスターに入り込んだり、読むよりも直接目で見るほうが楽しい。 |
ハムナプトラ (THE MUMMY) 98年米 |
スティーブン・ソマーズ | ブレンダン・フレイザー レイチェル・ワイズ |
★★★ これぞ正当派B級娯楽アクション!「ロマンシング・ストーン」よりも派手で「インディ・ジョーンズ」よりも笑いが多い。役者にお金がかかってないぶん、ど派手なCGがたっぷり見られていいぞ。オマヌケブレンダン・フレイザーも強くてアホっぽくて相変わらずいいわあ。ヒロインもキャスティング良し。ただ、いいヤツがあまりに簡単に死ぬのでそこが難点。こういう娯楽ものはもっとはっきり悪者を決めなきゃね。イムホテップって男前。 |
ハムナプトラ2 (THE MUMMY RETURNS) 2001年米 |
スティーブン・ソマーズ | B・フレイザー R・ワイズ A・ボスルー J・ハナ オデッド・フェール |
★★☆ ああ〜イムホテップ、泣いてる、かわいそう!えらそうに砂漠の民に指図してたけど、今回の騒動(前もだけどね)元はといえばブレンダンご一行様がロンドンに腕輪を持って帰ったのがいけないんじゃないの?でも主人公すでにブレンダンじゃなくなってるし。テーマパークのアトラクションみたいで観るなら映画館、っていう映画だし、荒唐無稽っぷりがもうほとんど開き直ってヤケクソってなくらいにいきわたってたので、何にも考えずにゲラゲラ笑って観て正解。CGにヒジョーにチャチい部分があったのでちょっとトホホ、でもまあいいや、ヤケクソだから←そうなの? |
ハムレット (HAMLET) 96年英 | ケネス・ブラナー | K・ブラナー K・ウィンスレット R・ブライアーズ M・マロニー J・クリスティ | ★★★ こりゃ面白い、シェイクスピア嫌いの人でも治りそう。フェンシングシーンでは、ケンちゃん、バレエの先生か?ケンはケンでも大澄ケンちゃんか?と思ったり、オヤジの幽霊、これでは大魔人では…と思ったりとお笑いどこもあるんだけど、全体的に垢抜けててスマート、それでいてしっかりと重厚で雄大な感じもあって、他のシェイクスピアもの映画から感じる野暮ったさがなかったわ。ケンちゃん、見直しました、プラチナブロンドも似合ってたしね。 |
ハムレット (HAMLET) 2000年米 | マイケル・アルメレイダ | E・ホーク K・マクラクラン D・ベノーラ J・スタイルズ S・シェパード L・シュライバー | ★★ 「ハムレット様」って…豪華キャストのシェイクスピアもバリバリ都会の現代劇にしちゃうと違和感アリアリ。警察呼べば?とか真顔でツッコミ入れたくなっちまうぞ。カウリスマキ版のハムレットのほうがずっと面白かったなあ、それかバズ・ラーマンくらいイッちゃってるんじゃないと現代版はキビしいわ。ビデオおたくのイーサンがんばってんだけどねえ、こうして見ると、マザコンファザコンで世間知らずのけっこうどうしようもない男だわよね、ハムレット。 |
ハムレット・ゴーズ・ビジネス (HAMLET GOES BUSINESS) 87年フィンランド |
アキ・カウリスマキ | サカリ・クオスマネン カティ・オウティネン マッティ・ペロンパー |
★★☆ 「地獄は暑くてかなわん」とかって出て来ちゃうパパがお茶目。ハム顔のハムレットに不幸顔のオフィーリア、巷にはいろんな「ハムレット」があるけど、大仰な演出で白けさせるものが多い中、この映画はこんなにボケかましてるくせに妙にもの悲しさが際立っているのはなぜだろう? |
パラサイト (THE FACULTY) 98年米 |
ロバート・ロドリゲス | イライジャ・ウッド ジョッシュ・ハートネット クレア・デュバル ジョーダナ・ブリュースター R・パトリック サルマ・ハエック パイパー・ローリー |
★★☆ ぶひゃひゃひゃ、期待を裏切らないぞロドリゲス。なんか、寄生された途端、元よりも良くなってる人がけっこういたのが笑えるじゃん。オバチャンみたいなサルマ・ハエックもムリヤリ出しちゃってるし、R・パトリックは最初から寄生されてる感じだし、イライジャは気持ち悪いし、みどころ満載。やっぱり学園ホラーにはパイパー・ローリーなのか?しかし地球制服をもくろんでるのになんでペンタゴンからとかにしないでイナカの高校からなんだ?パラサイトちゃん。 |
パラダイスの夕暮れ (Shadows in Paradise) 86年フィンランド |
アキ・カウリスマキ | マッティ・ペロンパー カティ・オウティネン サカリ・クオスマネン エスコ・ニッカリ |
★★★ 「カウリスマキの映画」として漠然と思い浮かべるイメージそのままの映画。これが観たかったんだと思わせられる切ない一本。デートで彼女をビンゴに連れてっちゃうゴミ収集員とスーパーをクビになる女。精一杯のオシャレをしていてもレストランで入場を断られるふたり。子供の小遣いまで友達のために貸しちゃう同僚。どうしようもなくダサくてどうしようもなく優しいこの人たちの新天地にはちょっとだけ光が差しているような気がする。泣けたッス。 |
薔薇の眠り (PASSION OF MIND) 2000年米 | アラン・ベルリネール | D・ムーア S・スカルスゲールド W・フィッチナー | ★☆ そのまんまずっと眠っててください。いや、音楽は綺麗だし雰囲気はいいと思うんだけどね〜、これ全部最近のデミの妄想なんじゃないの?と三分の二は船漕ぎ状態。「メルシームッシュー」っつってんのに後は全部英語なのも大脱力。ニューヨークのキャリアウーマンと南仏の主婦、どちらが本当の私なの?って、フランスにいてフランス語喋れんのだったら夢だろ、そっちが。 |
ハリーとヘンダスン一家 (HARRY AND THE HENDERSONS) 87年米 |
ウィリアム・ディア | ジョン・リスゴー メリンダ・ディロン ドン・アメチー |
★★ あ、ニック・ノルティがいる、と思ったら伝説の怪物ビッグフットだった。ニック・ノルティ使えば特殊メイク要らずだったのにねえ。ジョン・リスゴーはほんとはカワイイ顔してるので、こういう善人役ももっとあっていいと思うんだけど、何故かワルだよね。しかし、ハリー、友達になるのはいいけど、臭いのはちょっとなあ〜。 |
ハリー、見知らぬ友人 (HARRY UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN) 2000年仏 | ドミニク・モル | ローラン・リュカ セルジ・ロペス マチルド・セニエ ソフィー・ギルマン | ★★☆ でも向こうはあんたのこと良く知ってたよ。最後までハリーが何だったのかナゾなんだが、『パブリック・アクセス』とか『南東から来た男』みたいな何から何まで全部ひ・み・つ♪みたいなナゾさはなくて(ナゾさって何だ?)なんとなくイラつく面白さが。こんだけアブないヤツが今まで世間にのさばってるっていうのは どう考えてもおかしい・・・でもそこは映画なんで許してやろう。しかしミシェルよ、こんなヤツが同級生だったら覚えてるだろう、普通。 |
ハリー・ポッターと賢者の石 (HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE) 2001年 | クリス・コロンバス | ダニエル・ラドクリフ エマ・ワトソン イアン・ハート A・リックマン | ★★ 視覚的にはとっても面白い、CGがすごいので全部ホントに浮いてるみたいに見えるしトロールなんかもホントにいそうに思えるし。でも学校のしきたりやらヘンな球技やら(これルールがヘンよ?)いろいろ紹介してるだけで、アイデアはいいんだけどメリハリがなくてクライマックス以前にダレダレになっちゃう。ケツ、痛し。映画長し。続編はビデオでGOさせていただきます。 |
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS) 2002年 | クリス・コロンバス | D・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン マギー・スミス R・ハリス | ★★ うむ…どうもこの映画シリーズには入り込めんワシ。ケンちゃん先生とか、嘆きのマートルとか、面白いんだけどなあ、まずスリザリン=悪の枢軸(笑)ってわかりきってるのに、スリザリン寮というそれ自体が存在するのがどーも納得いかない。あと、マグルの世界において、ハリーたちは行方不明になってるのか?とか…ファンタジーなのはわかってるんだが、人間世界と共存して魔法使いたちがいるのなら、そのへんのつじつまはもうちょっとキチンと合わせて欲しいんだなあ、私は。ハリーとロン、そろそろ育ちすぎ。 |
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN) 2004年米 | アルフォンソ・キュアロン | ダニエル・ラドクリフ エマ・ワトソン ルパート・グリント デヴィッド・シューリス ゲイリー・オールドマン | ★★☆ これ、子供泣いちゃうんじゃないの?マグルの世界でのハリーの扱いは相変わらずだし、ライバル?のマルフォイがただの弱虫卑怯者で何のヒネリもなかったりして、状況設定なんかは子供騙し(失礼)なのに、話がどんどんダークな方向へ行ってるのがすごい。でも、前2作と比べると、今回のはかなり面白かった。ハリーもロンも声変わりを始めて、ちょっとキツくなってきてるような気がするんだけど、さらに新作『炎のゴブレット』では、ハリーたち、もっと気持ち悪くなってるんだろうな〜・・・とか思ったりして(笑) |
ハリウッド的殺人事件 (HOLLYWOOD HOMICIDE) 2003年米 | ロン・シェルトン | ハリソン・フォード ジョシュ・ハートネット レナ・オリン アイザイア・ワシントン ロリータ・タビドビッチ | ★☆ 『リーサル・ウェポン』でもなければ『バッド・ボーイズ』でもない、あちこちのネジがゆるんでどれひとつとしてきちんとはまってないようなユルい映画で、どうにも中途半端。とはいえ、ハリソン・フォードがママチャリ@風船付きでバタバタと疾走する勇姿に、ヘアカタログ並みに場面ごとに髪型が変わってるジョッシュのボクちゃん刑事っぷりもしっかり拝めて、名コンビ風の雰囲気だけは満点、ファンにはオイシイ一本、あ、本気のハリソンファンにはマズイ一本か?あの女装ルー、少なくともヴィクトリア・ベッカムよりはイケてただろう、さすがはプロ。さすがはダイヤモンド。この先どこへ行く、ルー。がんばれよ、ルー。 |
パリの天使たち (UNE EPOQUE FORMIDABLE) 91年仏 | ジェラール・ジュニョー | ジェラール・ジュニョー R・ボーランジェ V・アブリル ディッキー・オルガド | ★★ うーんR・ボーランジェイカしてるう。ホームレスになるまではテンポがいいんだけど、その後がけっこうたるいしあんまり目新しい展開がないんだよね、でもお互いどつきあって足ひっぱりまくりながらも友情で結ばれてるホームレスの皆さん、美人で可愛くて気だてのいい奥さんとハゲで風采のあがらない、でも優しいダンナ、この題材だけでちょっとホロッと来させられちゃうんだよね、ちょっと心のあったまる感じの小品でした。V・アブリル、可愛い〜。 |
パルーカヴィル (PALOOKAVILLE) 95年米 | アラン・テイラー | V・ギャロ F・マクドーマンド W・フォーサイス アダム・トレーズ | ★★☆ あっはっは、ヘロヘロ〜。必ず会話がアホで可愛いんだよね。音楽からして最初から最後までヘナチョコモードで小市民な3人組、強盗やっても悪くなりきれないこんなオレたちだけど愛してくれる女がいるのさって。無人車には大笑いだ。警官の兄ちゃんは嫌いらしいが、私は冷やしたドーナツが好きだったりする。ギャロンパっていっつもピチピチのビニールジャケットみたいなの着てない? |
半落ち 2004年 | 佐々部清 | 寺尾聰 柴田恭兵 原田美枝子 樹木希林 吉岡秀隆 | ★★☆ ミステリーとしては全然面白くないよなあ、真相、え、そんだけ?と拍子抜けしてしまうほどの簡単さ。でも、この映画のそこじゃないし、個々の俳優の演技がいいので余韻の残る感動作に。ただ、前半の警察組織の胡散臭い実態暴きと、後半の「人間の尊厳」ネタ(言い方悪くてゴメン)がきっぱりと別れてしまった感があって、そのへんが一本の映画としてあまり統一感が感じられなかったかも。吉岡クン、役によってはいいんだが、今回の裁判官の役はどうなの?出てくるだけで辛気くささ3割増しくらいにはなるんで、映画がますますボッテリと重くなってたような気が。ラストの森山直太郎の歌、なかったほうが良かったでしょ、絶対。 |
反則王 (THE FOUL KING) 2000年韓国 | キム・ジウン | ソン・ガンホ チャン・ジニョン パク・サンミョン チャン・ハンソン | ★★☆ 昼は銀行員、夜はプロレスラーって設定、もっとコテコテなコメディなのかと思ってたらそんなことはなくて サエないサラリーマンの青春映画(青春っていうにはトウがたっちゃってるけど)だったのね。ちょっと邦画に通じるヘンな「間」があって、どうってことないのになかなか面白かったわ。でも、トイレで後ろからヘッドロックかけてくる上司ってイヤだなあ・・・なんかいろんな顔&雰囲気に見えちゃうので、カッコいいんだかダサいんだかいまひとつ把握できないソン・ガンホ、今回はダサダサ銀行員がけっこう似合っててステキー。でもいつ見ても顔がパンパンに腫れてるので、普通なのかマットでやられたんだかよくわかんないのが玉に瑕。 |
バンディッツ (BANDITS) 2001年米 | バリー・レビンソン | B・ウィリス B・B・ソーントン C・ブランシェット トロイ・ガリティ | ★★☆ ぶはははビリー・ボブ!さすがはカメレオン俳優(ちょっと違うか?)ボニー・タイラーで盛り上がってるイッちゃった主婦のケイトに、もういいってなくらいに火だるまの好きなスタントマン。細かいとこ異常に面白いんだけど、三角関係の描写がちょっとしつこくて無駄っぽい。あと15分短ければもっと良かったかも。 | バンディッツ (BANDITS) 97年独 |
カーチャ・フォン・ガルニエ | カーチャ・リーマン ヤスミン・タバタバイ ニコレッテ・クラビッツ ユッタ・ホフマン |
★★☆ エログロ映画ばっかり入ってきていたドイツ映画、久々の正統派。追っ手の刑事との微妙な友情関係、思いっきり輝いて弾けてしまう道を選ぶヒロインたちなど、「テルマ&ルイーズ」と重なる部分が多いね。比べちゃうと映像もセンスも荒くてリドリー・スコットにはとうていかなわないけど、それを補うようにビデオクリップのように流れる曲が良くて、音楽映画としてもなかなかのものに仕上げてると思う。 |
ハンテッド (THE HUNTED) 2003年米 | ウィリアム・フリードキン | T・リー・ジョーンズ B・デル・トロ コニー・ニールセン レスリー・ステファンソン | ★☆ 『トミー・リー・ジョーンズのプレデター』って、ほんとだ。ついでに延々殴り合う紅トミの二人、サングラスかけるかけないで10分殴り合う『ゼイリブ』を彷彿とさせます。もしかしてこの映画のトミー・リー・ジョーンズというのは、『ランボー』におけるスタローンの上官・リチャード・クレンナなのでは?という気もしないではないんだが、そうでなかったとしたらこれってただのトホホ映画なのかも… |
ハンニバル (HANNNIBAL) 2000年米 |
リドリー・スコット | A・ホプキンス J・ムーア G・オールドマン J・ジャンニーニ R・リオッタ |
★★ やっぱり映画であのラストシーンは許されないんだろうな〜…それはしょうがないんだろうけど、にしてもせっかくハンニバルってタイトルなのに肝心のレクターの細かい描写が殆どされてないので、クラリスとの関係があの中では全然進歩してないのよね〜、なんで彼女を気に入ってるのかちっともわからないし彼女のほうの感情の動きもよくわからない。ヴァージャーもエレファントマン状態で誰がやってもいい感じだったし、レイ・リオッタもジム・キャリー顔面演技しててお笑い担当になってました。 |
ハンバーガー大戦争!?極秘レシピの謎を追え (GOOD BURGER) 97年米 |
ブライアン・ロビンス | ケル・ミッチェル キーナン・トンプソン |
★★ アメリカ人ってほんっっとホットドッグとハンバーガー好きなんだなあ、ばあちゃんもじいちゃんも。脱力ものの大バカ映画なのに、ドアホなエドが目が離せないナイスなキャラクターで、けっこう楽しんで観られちゃったわ。「グッドバーガー」って店名もヒネリなさすぎでかえっていさぎよいな、ワハハ。 |
反撥 (REPULSION) 65年英 |
ロマン・ポランスキー | カトリーヌ・ドヌーヴ イヴォンヌ・フルノー ジョン・フレーザー |
★★★ すごいすごい、いいぞこれ。出しっぱなしのウサギの肉に、ビシバシ崩れる壁に夜な夜な襲ってくるオッサンなどなど次々編み出されるのものすごい妄想。男性恐怖症のくせに実は憧れてるという矛盾が内向的な性格のせいでどんどん内に向いてっちゃうのね〜、またドヌーヴの美貌が白痴美っぽく見えてエキセントリックさが際だってる。しかしドヌーヴって、35年間全然変わってないのがすごい。 |