タイトル ( 原題) 公開年 |
監督 | 出演俳優 | ワシだけの評価・コメント |
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ピアニスト (LA PIANISTE) 2001年仏・オーストラリア | ミヒャエル・ハネケ | イザベル・ユペール ブノワ・マジメル アニー・ジラルド アンナ・シガレビッチ | ★★☆ エ、エリカ先生、いきなりはマズいです。すごい内容のお手紙にお宝グッズ、あまりのことに笑いそうになっちゃたけどキツい映画でした、もー観てられない、って観たけど。先生、ほんとは純粋に素敵な男性に愛されたかったに決まっていて、彼のほうも愛してくれていて、普通なら何の障害が?というところなんだけど、悲しいかな、アプローチの仕方がまったくわかんなかったんだね。ブノワ、最初から最後までやられっぱなし、若くて屈託なくてカッコいい彼がエリカ先生に夢中になるあたり、実は彼もかなりのヘンタイですか?と言う感じだけど、なんか今回ちょっとスキになりそうかも(どういう意味でだ) |
ピーターズ・フレンズ (PETER'S FRIENDS) 92年英 |
ケネス・ブラナー | スティーブン・フライ ケネス・ブラナー エマ・トンプソン ヒュー・ローリー |
★★ ピーターとその友人たちってタイトルだけど、ピーターは蚊帳の外だね、コレ。S・フライは好きなんだけどさぁ。大学時代の友人たち、何年ぶりかの再開、それぞれいちおう成功しているがいろんな細かい悩みを抱えている。エマ・トンプソンやっぱりうまい、笑えた。しかし、親が死んだ後、爵位や別荘?をどうするか悩んでるなんて、英国ならではの話だよな〜、食事のシーンとか、さすがはケンちゃん、英国映画観たーって気にさせてもらえましたわ。 |
BE MY BOY (基老40/A QUEER STORY) 97年香港 | シュウ・ケイ | チャウ・シウチョン ジョージ・ラム クリスティーヌ・ウー スー・チー ン・ジャンユー | ★★ コハルちゃ〜ん。あんたおカマ演技ハマりすぎよ。絶対地でやってんでしょ。そうねえ〜、ちょっと、ゲイであるっていう必然性があったのかな?と感じる映画だったかな。女性と、男の恋人との間で悩む姿はそうなんだろうけど、普通の男女の三角関係ものにしてしまっても違和感ないような気がしてしまった。ゲイであるということを抜きにすると、凡作。ン・ジャンユーはとてもカッコイイ♪ |
Bモンキー (B.MONKEY) 98年英 | マイケル・ラドフォード | A・アルジェント ジャレッド・ハリス R・エヴェレット J・R・マイヤーズ I・ハート | ★★ 疑似家族が崩壊し出す以前の3人のエピソードがいくらなんでももうちょっと必要だったのでは。ところどころですごく切なくてズキンと来るようなツボを抑えたシーンがあるので、惜しいっ!という感じ。アーシアは雰囲気満点で魅力的、やっぱりヨーロッパ映画で生きるコじゃないかな。ジョナは観賞用としてむちゃくちゃ可愛かったなあ、色素薄い目は常にウルウル、紅い唇ポッテリ、モード系の髪型の似合うヤツ。 |
HERO 英雄 (英雄) 2002年香港・中国 | チャン・イーモウ | ジェット・リー トニー・レオン チェン・ダオミン マギー・チャン チャン・ツィイー ドニー・イェン | ★★☆ 白髪三千丈とか、一人で三千人相手にしたとか、大きいもの、多いもの好きな中国人の大風呂敷広げまくりな小説や伝記ものには常日頃感心しているんだが、実際の映像にしてみると圧巻、大画面ならではの迫力。鮮やかな色使い、C・ドイルのカメラなど美しさは保証付き、でも落ち葉ばらばらばらーっ、とか、衣ぶわぶわぶわ〜っ、とか、アートだろアートだろ!?という演出がちょっとやりすぎな感じで、そのへんおなかいっぱいな気分。ジェット・リー、「技の名前は?」「十歩必殺」って、そのまんまじゃん。もうちょっとヒネれや(笑)でも、リンチェイの10歩っていうのはもうちょっと前に出ないと届かないのでは…大きなお世話ですが。 |
ヒーロー・ネバー・ダイ (眞心英雄) 98年香港 | ジョニー・トゥ | レオン・ライ ラウ・チンワン フィオナ・リョウ ヨーヨー・モン | ★★ あまりにもカッコつけすぎててあと一歩間違えるとスマスマのコント。でもそこまでやるか、のベタベタな仁義・友情物語は香港映画ならではよね。このパターンの映画ってたいていボスの人徳がなさすぎて頭ヒネるよ。 |
日陰のふたり (JUDE) 96年英 |
マイケル・ウィンターボトム | C・エクルストン ケイト・ウィンスレット リーアム・カニンガム レイチェル・グリフィス |
★★ 「日陰のふたり」っていうヤワそうなタイトルとは裏腹に、ブタの臓物で男を釣るとか子供がとんでもないことしちゃうとか、なかなかど根性ガエルな話。ど根性ヒロインがK・ウィンスレットなのがまたはまってるし。M・ウィンターボトムってやっぱなんだかすごいわ。内縁関係だっていうのがそれほど迫害の対象になるとは、やっぱりキリスト教の国は違うね。原作読んでみたくなったっす。 |
光と闇の伝説 コリン・マッケンジー (FORGOTTEN SILVER) 96年ニュージーランド | ピーター・ジャクソン | サム・ニール ハーベイ・ワインスタイン | ★★☆ すごい、これってドキュメンタリーじゃなくてモキュメンタリーだったの?ははは、サム・ニールのインタビューに限りなく本物らしい遺作フィルム、私、本気で信じちゃったよ〜、ニュージーランドにグリフィスを超える天才がいた!って。ピーター・ジャクソンってやっぱり面白い人だよね、「ピンク・ピンク・ライン」観た後だったから余計出来の差が目立ったなあ。 |
光の雨 2001年 | 高橋伴明 | 萩原聖人 大杉漣 池内万作 裕木奈江 山本太郎 塩見三省 高橋かおり | ★★☆ わざわざ「映画を撮ってる映画」にしなくても、ストレートに赤軍事件の血みどろな統括騒ぎを描いても良かったんでは。役者たちが役柄と自分、時代と自分を比較して自己批判(笑)するところは良かったけど。それにしても殺しすぎ。世の中を良くすることを一心に信じたインテリな若者たちが、いつの間にか狂気の集団と化していく。これ、アブないカルト教団の信者と一緒だよね、裕木奈江はいい役者だぞ。学生運動やりたくて大学目指したのに、入ったらもう終わってた・・・と言ってた高校の担任、これ観たかなあ。 |
光の旅人/K-PAX (K-PAX) 2001年独・米 | イアン・ソフトリー | K・スペイシー J・ブリッジス メアリー・マコーマック | ★★☆ J・ブリッジスって宇宙人だったりトロンだったりと、トンデモファンタジー良く出るよなあとかと思ったら、けっこうテーマが深い精神世界のお話だったのね。「癒し」って言葉嫌いになりつつあるが、これはまさに「癒し系」映画、私は彼がホントにK−PAX星人だったのかもしれない、と思っておこう。しかし、皮ごとバナナ… |
ピクチャー・パーフェクト (PICTURE PERFECT) |
ジェニファー・アニストン ケビン・ベーコン ジェイ・モア オリンピア・デュカキス イレーナ・ダグラス ケビン・ダン |
★★ ケビン・ベーコンかっこいい〜もっと脱ぐんだあ〜って、主役はケビンじゃないって。「フレンズ」そのまんまのアニストン、しかめっ面であたふたする演技がカワイイ。あれだけ邪険に扱われてまだ彼女が好きだなんて男は絶対に逃がしちゃいけません。こいつは買いだね。おかあちゃん女優O・デュカキスとイレーナ・ダグラス、脇役がグー。あんな友達が欲しいぞ。 |
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ピクチャーブライド (PICTURE BRIDE) 94年米 |
カヨ・ハッタ | 工藤夕貴 タムリン・トミタ アキラ・タカヤマ 三船敏郎 |
★☆ ハワイの日系移民はすごい苦労をしたんだろうと思うが、演出がちょっとひどかったような気が…NHKドラマのセットのような場面が満載。父親ほどの年の夫と打ち解けて行く課程は良く描けていたと思う。でもなんでいつも日本人役に日本語喋れないタムリン・トミタを持ってくるのじゃあ〜 |
ピクニックatハンギングロック (PICNIC AT HANGING ROCK.) 75年豪 | ピーター・ウィアー | レイチェル・ロバーツ ヴィヴィアン・グレイ アンヌ・ランバート カレン・ロブソン | ★★☆ 完成度とかストーリーとか、そういう一般的なことを言うとまったくもってなってない映画。でも、そういうことは二の次の作品なんだな、真相のわからない少女失踪事件と、全寮制お嬢様学校での校長の不可解な行動、これらがシンクロするわけでもなく、意味深な手がかりめいたものがばらまかれたまま終わってしまうのがかえって不気味な後味を残す。「ボッティチェッリの天使」と称される夢見がちな金髪美少女が、何かに呼び寄せられるように岩山に消えてゆくさまが非常に幻想的な白眉シーン。全寮制お嬢様学校の少女たちの姿は英国製の映画に出てくるような女のコの集団独特のフワフワ感が漂い、しかしこれが日差しの強い真夏のオーストリア、見慣れないトカゲみたいなのがそのへんはいずってたりもして、どこの世界の出来事?というエキゾチックさもアリ。 |
美少年の恋 (美少年之戀) 98年香港 |
ヨン・ファン | スティーブン・フォン ダニエル・ウー テレンス・イン ジェイソン・ツァン スー・チー |
★★☆ 意外に良かったわ。全国のやおい少女必見鼻血ブーのお耽美少女マンガな世界がくりひろげられておりましたね。でも主演ふたりの顔にノレないととんだ置いてけぼりを喰らうわさ、ワハハ、誰が美少年だ。だってスティーブン鼻でかいしダニエル顔に力入ってるし白ブリだし(笑)私はテレンス・インに一票←誰が美少年だ アチンひとりがじぇんじぇん立場なかったぞ、変な扇子もらったくらいじゃねえ。 |
美女と野獣 (BEAUTY AND THE BEAST) 91年米 |
ゲイリー・トゥルースデイル カーク・ワイズ |
ペイジ・オハラ他(声) | ★☆ あう〜ミレニアムしょっぱなからミュージカルアニメに挑戦っちゅーのはちと私にはたるきつかった。しかも吹き替えだ。倍速入ってやっとのことでこなしたけど、このお話のオチって、「やっぱ美しいほうがいいに決まってんじゃん!」なのがとってもイヤ。野獣のままの彼に添い遂げるんじゃなきゃ、意味がないよん。 |
陽だまりのグラウンド (HARD BALL) 2001年米 | ブライアン・ロビンス | キアヌ・リーヴス ダイアン・レイン ジョン・ホークス D・B・スウィニー | ★☆ この手の映画の展開はわかりきってるんだけど、定石なぞっただけで肝心の一致団結するまでのプロセスの描写が足りなさすぎ。子供たちがどーしてキアヌにあんなになついたのか、どーしてみんな急に野球うまくなったのか、さっぱりわからんス。この映画の唯一の収穫は、アメリカのスラム、わかっちゃいたけど怖すぎる、の一言に尽きるかも。この映画、ファミリー向けを装った社会派だったんだろうか、もしかして(絶対違う) |
ビッグ・ショー! ハワイに唄えば 99年シネカノン・東宝・日活 | 井筒和幸 | 室井滋 尾藤イサオ 都はるみ 加藤茶 原田芳雄 | ★★ 前作と比べられちゃうからやっぱりしょうがないとは思うけどね〜まあまあの出来だったんじゃ?演歌歌手って売れっ子とそうじゃないのの差がじぇんじぇんわかんないもんね。赤城麗子はヘタすぎるけどさ(笑)でもアタシはタロイモと人生共にすんのはやっぱりヤだ。都はるみと増田明美って似てないか? |
ビッグ・ダディ (BIG DADDY) 99年米 |
デニス・デューガン | A・サンドラー J・L・アダムス コール&ディラン・スプラウス S・ブシェーミ |
★★ アダム・サンドラーのトム・ハンクス化は絶対に反対だと思ってたけどダイジョーブでした。サンドラー、ほんとはインテリなのに遊んでるという実はすげえイヤなヤツで、裁判シーンもあまりにトホホだが、まあこの映画にそれはいいっこなしだな。教訓:ローラーブレードは転ばせましょう(笑)子役の双子、カワイイぞ。あのおねえちゃんはこの先一生「フーターズ」と言われ続けるのね、ワッハッハ。 |
ビッグ・トラブル (BIG TROUBLE) 86年米 |
ジョン・カサヴェテス | A・アーキン P・フォーク B・ダンジェロ C・ダーニング |
★★☆ アラン・アーキンの固まった表情がたまらん!真面目な人間がイッちゃうとこーなるんだよね。けっこういいかげんな作り方してるけど全体が笑えるから許すっ。イヤミな社長が最後までイヤミなのもいいぞ。そういえばC・ダーニングのいい人役って私はじめて見たかも。3つ子なんか生まれたらまったくお手上げだねえ。 |
ビッグ・ヒット (THE BIG HIT) 98年米 |
カーク・ウォン | M・ウォルバーグ ルー・D・フィリップス チャイナ・チャウ エイヴァリー・ブルックス |
★★★☆ ぶはははは〜もうたまらん!!ルー!あんたは!カマキリ男参上ってな感じだったね。気の弱いマーキー・マークも可愛すぎるし、最高。ビデオを返さなければ!チャイナ・チャウのデカパンがちょっと気になったが、ユダヤ料理も満喫したことだし←何? 私もルーと一緒にイルカを○○したい。 |
ビッグ・フィッシュ (BIG FISH) 2003年米 |
ティム・バートン | ユアン・マクレガー ビリー・クラダップ アルバート・フィニー ジェシカ・ラング アリソン・ローマン |
★★☆ ユアン18歳って、ウソつけ。って、いきなり感想それかよ。悲しいんだけど幸せな、泣き笑いのファンタジー映画、ファンタジー話の部分と現実との境目が最後まで曖昧で、全部ホントのことだったのかもしれない、でもホントじゃなくたっていい、楽しかったし、楽しさをくれたからさ。ビッグ・フィッシュに指輪を食べられたA・フィニー=ユアンは、面白おかしく夢の詰まったおとぎ話を語る人気ものの面白いおじさん、だけど、息子にとっちゃ、妄想と事実の境目がはっきりしない長い長いヨタ話を何百回でも語るうっとーしい父親。息子B・クラダップの、ほら吹きな父親の疎ましがり方が感じ出てた。ビッグ・フィッシュ、あれナマズ系ですかね、食べたら泥臭そうです。 |
ビッグ・ママズ・ハウス (BIG MAMA'S HOUSE) 2000年米 |
ラジャ・ゴズネル | M・ローレンス ニア・ロング ポール・ジアマッティ エラ・ミッチェル |
★★☆ 「ナッティ・プロフェッサー」よりもずっとちゃんと面白いじゃん。日本人が引いちゃいがちなトイレ系下ネタも少ないし。ストーリーは他愛もないけど、ビジュアルと喋りで笑わせてくれちゃうのでマル。お約束のゴスペル大合唱シーンもちゃんとあるし、南部の黒人ばあちゃんたちの恐るべきパワーも笑えるぞ。だいたい、ビッグ・ママの本物が存在するってのがすごいよね。脱がせたのもすごいよね。 |
ビッグムービー (BOWFINGER) 99年米 | フランク・オズ | S・マーティン H・グラハム E・マーフィー T・スタンプ | ★★☆ へんな宗教にハマってる大スターと、ゲリラ撮影しまくりのインチキ映画会社、あるあるある〜って感じ。爆笑ってんじゃないしテンポもあんまり良くないんだが、後味がいいんでマル。バカに見せておいて実はバカじゃないヘザー・グラハムがなんとなく本人のイメージとかぶって見えたわ。しかしあのアメリカ人って台湾をなんだと思ってんだか、ワハハ。 |
ビッグ・リボウスキ (THE BIG LEBOWSKI) 98年米 |
ジョエル・コーエン | ジェフ・ブリッジス ジョン・グッドマン ジュリアン・ムーア スティーブ・ブシェミ ジョン・タトゥーロ P・ストーメア サム・エリオット D・シューリス |
★★★ 待ちに待ったコーエン兄弟の新作。「リボウスキ」は「りばうすき」って言ってたわね。嬉々としてデブになっていたブリッジス、それでも好きだあ。チョイ役のでびしゅー様の笑い方とかタトゥーロのものすごいユニフォーム(?)も最高。ジョン・グッドマンてそういえば「バートン・フィンク」にも出ていたか。コーエンファミリーだった?ところで一回もボール投げなかったなあのふたり…ブシェーミだけがボウリングしてた(笑)この映画の合い言葉は「ベトナム」(笑) |
ピッチ・ブラック (PITCH BLACK) 2000年豪・米 | デヴィッド・トゥーヒー | ヴィン・ディーゼル ラダ・ミッチェル コール・ハウザー キース・デイヴィッド | ★★☆ 面白〜い、ヴィン・ディーゼル、カッチョいいよ、イケてるよ。なんかあちこちのSF映画を寄せ集めたような設定ではあるし、誰が死んで誰が生き残って、というのもほぼ定石通りではあるんだけど、最後まで気を抜けないドキドキ感と、ヴィン・ディーゼルのダークヒーローぶりがたまんない。それぞれに個性的なメンバーも面白かったよ、でもどうもひっかかったのは、あいつらが普段は何を食ってんのかなーというとこなんだが…誰か教えてくれ。 |
ひと月の夏 (A MONTH IN THE COUNTY) 87年英 | パット・オコナー | C・ファース K・ブラナー N・リチャードソン | ★★☆ 「ひと月の夏」というタイトルがいいわ〜、のんびりして口数の少ない村人と壁画修復職人、牧師の奥さんに駅長の子供たち。でも平和な田舎町で従軍経験を持つ二人をはじめみんながほんとは漠然とした心の奥の痛みみたいなものは抱えていて、だけどそれはどうなるものでもなくて、また短い夏が終わる。ひとり饒舌なケネスの片思いもなんだか可愛かったというかちょっと胸キュン(笑)な感じではありました。 |
人妻 (FOREVER MINE) 2002年英・カナダ・米 | ポール・シュレーダー | グレッチェン・モル ジョセフ・ファインズ レイ・リオッタ ヴィンセント・ラレスカ | ★★ ぶははは、も〜、ダバダ〜♪ダバダったらダバダ。演出も流れる音楽も全編ダバダ一色。邦題もスゴいが原題もなあ〜、まあ、でも、なんつーか、読んでみると意外と面白いハーレクイン・ロマンスみたいな(←読んだことあるらしい)味わい?でもレイ・リオッタとジョセフ・ファインズの間で揺れ動くって、どっちも全然選べん。この人妻、クドクド好みだったご様子。どんな映画に出ていてもどことなく古臭さを感じさせるG・モル、脱いだらスゴイんですね、胸も綺麗でスタイルも抜群、着痩せするタイプなんだな〜、なんか目の保養させてもらいましたわ。 |
非・バランス 2001年メディアボックス・ビクター | 冨樫 森 | 派谷恵美 小日向文世 原田美枝子 羽場裕一 柏原収史 土屋久美子 | ★★★ うっわ〜なんて手足の長い今時の子。イジけて多感な中学生の一夏の成長の物語、幻みたいなオカマとの友情、かなりベタな題材とあらすじなのにまったくイヤミのない透明感あふれる後味がグウで、棒読み演技も痛いくらいに瑞々しくてオバさんまぶしいっ。菊ちゃんも中年オカマのかわいさと生っぽい疲労感満点。ただチアキが堂々としすぎていていじめられっ子オーラがちっともかんじられないのが難点、でもそれはしょうがないとしよう。クローネンバーグはいいよ、Dr.ギグルスの次に借りてみて、チアキ。 |
ビバリーヒルズ・バム (DOWN AND OUT IN BEVERLY HILLS) 85年米 |
ポール・マザースキー | N・ノルティ R・ドレイファス B・ミドラー |
★★ 何となく大物の匂いがする浮浪者と成金のハンガー屋家族との奇妙な関係。ドタバタして面白いことは面白いんだけど結局なんだったの?な終わり方だったなあ。ニック・ノルティは役にぴったりだがドレイファスと並ぶとガリバーとこびとのようだった。 |
ヒマラヤ杉に降る雪 (SNOW FALLING ON CEDARS) |
スコット・ヒックス | 工藤夕貴 E・ホーク M・フォン・シドー S・シェパード |
★★ もっとミステリー色が強いのかな?と思っていたのでそのあたりがちょっと肩すかし。でも雪に埋もれた田舎町サウスパーク…じゃなくて雪の被さったヒマラヤ杉の街がすごく綺麗なのと、正真正銘、ハリウッド映画の堂々主演女優だった工藤夕貴さんに拍手。イーサンは相変わらず岡村ちゃんだったけど父ちゃんサム・シェパードはやっぱりカッコいいのう。ムフフ。 |
秘密 99年TBS | 滝田洋二郎 | 広末涼子 小林薫 岸本加世子 金子賢 | ★☆ うわ、気持ちわり…ヒロスエファンの殿方にはいいかもしれんが私にとっちゃ見どころは伊藤英明のお笑いクルクルパーマへアのみかなあ〜。最後のどんでん返しの理由というのがさっぱりこっちに伝わってこないので後味の悪さがただごとじゃない、どんでん返しがなけりゃないで退屈きわまりない安易なSFだし…この映画原作ファンには評判いいようで、原作のほうではそれに至る心理描写がいろいろあったらしいんだが、読んでなきゃわからないというのはおかしい、それを映像で見せるのが、伝えるのが映画でしょ? |
秘密の絆 (INVENTING THE ABBOTS) 97年米 |
パット・オコナー | ホアキン・フェニックス リブ・タイラー ビリー・クラダップ J・コネリー ウィル・パットン ジョアンナ・ゴーイング |
★★☆ ホアキン・フェニックスがかっこいいと初めて思ったぞ。濃い濃いとばかり思っていたのに。有力者の言うことが絶対になってしまうアメリカの田舎町での生活は日本と一緒?その中でもいろんなスキャンダルが交錯しているというのが実際にありそうな気が。私はこの手のアメリカの田舎映画に弱いんだよなあ。「秘密」はたいしたことないけど、なかなか面白かった。リブ・タイラーは鼻を鳴らしてるような甘え方がいつもかわいい。馬面なのに。 |
秘密の花園 (THE SECRET GARDEN) 93年英 |
アニエスカ・ホランド | ケイト・メイバリー ヘイドン・ブラウス マギー・スミス ジョン・リンチ |
★★ あの「秘密の花園」なわけで、お話は子供だましでどーってことないんだけど、フワフワしたエプロンドレスにおリボン、花の咲き乱れる英国庭園といううっとりくるようなビジュアルのおかげでなんとなく名画を見せられた気分になるのよね。主演の女の子の上目遣いな目つきが頑固そうでなかなか良かったわ。 |
100万回のウィンク (HOME FRIES) 98年米 |
ディーン・バリソット | D・バリモア ルーク・ウィルソン ジェイク・ビジー キャサリン・オハラ |
★★ ラブストーリーかと思ったら違った!これ、ドリューちゃんもルークも主役なのにどーでもいいじゃん(笑)主役は完全にマザコンジェイ ク・ビジーとママ。映画自体はあんまり盛り上がらないけど、ジェイクの可愛いお宝映像がてんこもりになってるから差し引きゼロ。で かいナリして兄弟ふたりで2段ベッドっていうのもなんかいいぞ。 |
百万の眼を持つ刺客 (THE BEAST WITH A MILLION EYSES) |
デヴィッド・カミンスキー | ポール・バーチ ローナ・セイヤー ドナ・コール |
★ とほほのほ…宇宙からの刺客、かわいいじゃん、「チーズ・ホリデー」に出てくる機械みたいで。父ちゃんは自分のせいなのに友達をないがしろにしすぎだし、愛さえあれば地球が救える、という展開に椅子からズズズ。いや、すんごい面白いのかもしれない。 |
百貨店大百科 (RIENS DU TOUT) 92年仏 |
セドリック・クラピッシュ | ファブリス・ルキーニ J・P・ダルッサン N・リシャール |
★★ ざわざわコチョコチョと変な面白さのある映画だねえ。最初は登場人物覚えるのに苦労するんだけど。でもフランスってデパートの店 員まであの調子なのか?全然違うんだけど、これは確実にジャック・タチやルイ・マルの国の映画だな〜という気がしたわ。 |
ビューティー・ショップ (BEAUTY SHOP) 2005年米 | ビリー・ウッドラフ | クイーン・ラティファ アリシア・シルバーストーン ケヴィン・ベーコン アルフレ・ウッダード ミーナ・スバーリ アンディ・マクドウェル | ★★☆ ついに見たよ、ミョーなドレッド?風ベーコン。ホルヘって名前もヘン。美容師だからやっぱりオネエ。乳首の毛抜いてるのがキモすぎる。脱いでないしなあ。アトランタじゃ美容院に物売りがガンガン入ってくるのが普通なのか?すごすぎる。いわゆるブラック・ムービーなんで、例の独特のノリがあってちと辟易するけど、Q・ラティファの魅力もあってハッピーな気分になる映画。A・シルバーストーン、すっかり細くなったね。 |
ビューティフル (BEAUTIFUL) 2000年米 | サリー・フィールド | ミニー・ドライバー J・L・アダムス B・ウィルソン K・ターナー ハリー・ケイト・アイゼンバーグ レスリー・ステファンソン | ★★ ビューティフルって誰がだよ、とか、師匠のK・ターナーと弟子のミニドラ、二人並ぶとオカマバー状態なのはどーよ、子持ち以前に男なのでは?という数々のツッコミはとりあえず置いといて。期待に反してこれがなかなか面白かったんだな、くっそ〜(どういう期待を)でも、モナにいいところがなさすぎだったのがネックだったかなあ、ミニドラがやってるが故に憎めないというシーンはいっぱいあったが、それにしても自己チューすぎ、これだけ自分をほったらかしにしておいた彼女に「あなたは私の娘よ」って言われても。え〜、今までのママのほうがいい、って言っちゃいそう。J・ローレン・アダムスはいつも通りの癒しキャラを好演、でも親友とはいえ、そこまで尽くすほどのモナの魅力というのが描き切れてなかったような気がする。 |
ビューティフル・クリーチャー (BEAUTIFUL CREATURES) 2000年英 | ビル・イーグルス | R・ワイズ S・リンチ I・グレン T・マニオン | ★☆ なにやらすごい珍作を観たって感じでしたわ、お笑いなのかサスペンスなのかエロなのかヒューマンドラマなのか、方向性が最後まで全然わかんない、ワハハ。イギリスの警察ってアホアホ?とりあえず、イェーン・グレンの踏み絵映画であることは確かだな。あの、もしかしてビューティフル・クリーチャーってレイチェル・ワイズのコト?いや、美人だけど、それほどのモンでも…プラチナブロンド全然似合ってないし。 |
ビューティフル・マインド (A BEAUTIFUL MIND) 2001年米 | ロン・ハワード | R・クロウ J・コネリー E・ハリス P・ベタニー A・ゴールドバーグ C・プラマー | ★★★ 『ビューティフル・マインド』というタイトルが美しい。ナッシュの妄想が描き出す画面もヒジョーに綺麗。妙に大げさな感動仕立てにはなってなくて、ナッシュの人間的な弱さと闘病の苦悩をうまく脚色して映画化してると思うわ、いい意味でアカデミー賞向きの佳作じゃないかな。J・コネリーが最高にイイ、いつの間にこんなに良くなってたんだろう、感動。でも白Tシャツにぶっとい腕剥き出しで教壇に立つラッセル、どう見ても体育の先生なんですけど…よーし今日は人工呼吸のやり方おさらいするゾーとか言ってそう。いや、相変わらずうまいんだけどね。 |
漂流街 THE HAZARD CITY 2000年東宝 |
三池崇史 | TEAH M・リー 及川光博 吉川晃司 テレンス・イン パトリシア・マンテーロ |
★★☆ やりすぎだって(笑)全編「DOA」のラストシーンじゃん。馳星周の原作読んでないけど多分メッチャメチャになってることであろうな、これ。いいんだけどね、面白いから。あんなに濃ゆくて押し出し強いはずの主人公マーリオ、ミッチー&ラヴィアンローズ吉川にやられて霞みっぱなし。「卓球しませんか」には不覚にも笑っちゃったよ、も〜。サラリーマン金太郎、北京語うまいな〜と思って見てたらテレンス・インだった、そっくりだぞあの二人。なんでもいいけどあそこまでガイジンに好き勝手させとくなよなあ、柄本さんよぉ〜。 |
ビヨンド・サイレンス (JENSEITS DER STILLE) 96年独 |
カロリーヌ・リンク | シルヴィー・テステュー | ★★ 期待大きすぎました。悪いけど凡作じゃなかったかしら?テーマは聾かと思っていたら、親子の関係に重点を置いた人間ドラマだったのね。いいんだけど、親父頑固すぎてうんざりするし。子役が頭の切れそうな小悪魔っぽい子ですごく良かったんだけど、成長してからがな〜。「涙がこんなにあたたかいなんて」っていう宣伝文句なんとかしてくれ(笑) |
陽はまた昇る 2002年東映 | 佐々部 清 | 西田敏行 渡辺謙 緒形直人 真野響子 篠原涼子 仲代達矢 | ★★ お話はすごくいいんだけど、メリハリがなくて、小さい山場ばかりで引っ張っちゃってる感じで、泣かせ所もちょっと、あまりにベタ。元になるストーリーと役者がいいばかりに、これは別の人が作ったら見違えるほどいい出来になったのでは?でも、見終わった後、VHSの開発者だって血の出るような苦労をしたに違いないけど、ソニーのベータの開発者も、技術者に罪はないのによってたかって潰されちゃってかわいそうだな〜としみじみ思っちゃった。 |
ビロウ (BELOW) 2002年米 | デヴィッド・ドゥーヒー | マシュー・デイヴィス ブルース・グリーンウッド オリヴィア・ウィリアムズ スコット・フォーリー ジェイソン・フレミング | ★★☆ えーと、一歩間違えるとすっとこどっこい方面にずれそうな展開、はっ、脚本が『π』のD・アロノフスキーだった。予算ないんだろうな〜でもがんばってるな〜というB級な演出、笑える出来ですごく楽しかった、ウシシ。B・グリーンウッドにM・デイヴィス、D・フレッチャー、J・フレミング(なぜか、やっぱりね、と思ってしまう)などなど、そっち系(どっち系だ)の豪華キャストなのもグー。鏡に映った自分の分身の動きがなぜかワンテンポずれているのに気づき、あれこれジェスチャーをやってみるというシーン、すごく怖いはずなのに、志村けんと沢田研二の鏡コントを思い出してしまい、笑えて笑えて。う〜ん、監督、志村けんは知らないよなあ。 |
ピンク・ピンク・ライン (THE THIN PINK LINE) 98年米 | ジョー・ディートル | ジョー・ディートル キャリー・アイズリー | ★ ぐったり…こんなダメダメな映画久しぶりに観たかも。スットコドッコイ好きの私でもこりゃちょっと。ギャグ(のつもりだと思うが)が寒さの余り凍りまくってツルンツルンに滑ってますわ。なんか、スターの名前で客引きしないとどうしようもない映画なんだけど、そのスターってのもJ・アニストンにJ・プリーストリーって…安い、安すぎる。 |
ピンチランナー 2000年A・F・エージェンシー |
那須博之 | モーニング娘。 松坂慶子 |
★ すっげえな、これ…(笑)実はけっこうイケてるんじゃないかとチラッと期待したんだけど、別の意味で面白すぎました。心臓の悪い保田圭はバタバタ走ってるし、授業時間になぜか保健室に集まってるモーむすのメンバー。アスリートの足ではあり得ないナッチのパンパンのフトモモに、全然動機のわからないメンバーの入部理由。でもアイドル映画って今も昔もこんなもんなのね〜、メンバーがいきなり踊り出さないのが不満だった(笑) |
ピンポン 2002年アスミック・エース | 曽利文彦 | 窪塚洋介 ARATA 夏木マリ サム・リー 中村獅堂 大倉孝二 竹中直人 | ★★☆ おばばがマチャミに見えた人手上げて。で、ふかわりょう…言ってみただけ。窪塚っちの持ち味が「いい」と思ってる人にはこのペコは大正解だと思う。ちっとも卓球シーン出てこないがな、と思ってたら、どうだどうだっ!とCGてんこ盛り。余計なとこでは使わないワケね(笑)不思議なことに原作のテイストを壊してなくて驚き。 |