タイトル
( 原題)
公開年
監督 出演俳優 ワシだけの評価・コメント
ファーザーズ・デイ
(FATHER'S DAY)
97年米
アイヴァン・ライトマン R・ウィリアムズ
B・クリスタル
ナスターシャ・キンスキー
★☆
あららら、トホホ〜。コメディアンがふたりで主役やっちゃあダメだわさ。ロビンもビリーも見事に殺し合っちゃってましたね。私だったら一度に三股かけるようなナス・キンのお尻を一発蹴飛ばさないと気が済まないわ。「スリーメン&ベビー」の身勝手カアチャンを彷彿とさせてなんだかやだったなあ。
ファイト・クラブ
(THE FIGHT CLUB)
99年米
デヴィッド・フィンチャー E・ノートン
B・ピット
H・ボナム・カーター
ミート・ローフ
ジャレッド・レト
★★★
うわははは、イカレポンチ。こんな笑える映画だとは夢にも思ってませんでした。観れば観るほど、あまりに真剣にアホアホなので笑いがこみあげてくるのだ。あんたたち、何やってんの?殴り殴られハイって楽しそう。ノートン君てんこもりで非常にオイシイが、カブトムシみたいなH・ボナム・カーターの演技も良かったぞ。あ、あと、ブラピのとんでもない服ね。D・フィンチャー、いいじゃんいいじゃん、あんたこれで行きなよ、石鹸はキモチ悪いけど。
ファイト・バック・トゥ・スクール
(逃学威龍)
91年香港
ゴードン・チャン チャウ・シンチー
チョン・マン
ン・マンタ
ロイ・チョン
★★
ン・マンタのおバカシーンのほうが目立っていて、どっちかというと突っ込まれキャラやっているおとなしめのシンチー、二枚目半って感じで新鮮、けっこう真面目なキメシーンもあって、ナルシー入ってる。しかし、リンチェイもジャッキー・チェンも抑えてこんな映画が興行収入年間一位になっちゃう香港ってミラクルワールド。そんなこんなはさておき、これのロイ・チョン、しばらく誰だかわからんかったぞ、別人。なんか同時期のとんねるずのタカさんに似てる。色白でお肌スベスベ。この十数年の間に、彼に何があってあんなになっちゃったのか?ダンナに、これロイ・チョンだよと言ったら、暫く考え込んだ末、帰ってきた答えは「・・・あばた!?」
ファイト・バック・トゥ・スクール2
(逃学威龍2)
92年香港
ゴードン・チャン チャウ・シンチー
チョン・マン
アテナ・チュウ
ン・マンタ
★☆
ん〜調子に乗ってパート2,3と作っちゃうのは香港映画のお約束。どれも散漫でだいぶパワーダウンかな、シリアスシーンが多いので、シンチーのナルっぷりはけっこう観られるのだが。
ファイト・バック・トゥ・スクール3
(逃学威龍3)
93年香港
バリー・ウォン チャウ・シンチー
チョン・マン
アニタ・ムイ
アンソニー・ウォン
★★
さすがはバリー・ウォン、前2作と違って、シンチーっぽいギャグがたくさん入ってたよね。でも、どこが「スクール」なんだ?「氷の微笑」のパロディがメインなんだけど、本編よりも驚いたのはDVDの最後に入ってた本国での予告映像。犯人バラしてんじゃん!いいのか?まだまだ懐の深さが理解できてなかったわ、すごすぎ、香港。
ファイナル・カット
(FINAL CUT)
98年英
ドミニク・アンシアーノJ・ロウ
S・フロスト
R・ウィンストン
D・アンシアーノ
★★
すっげえヘンな映画〜。フィクションなのはわかるが、みんな実名で出てくるしなんかとっても「らしい」ので、どこまでが演技でどこまでが本人かよくわかんない。特にレイ・ウィンストン、すごいよ、みんな絶対ああいう人だと思ったよ、勇気あるよねえ。ところでサディ・フロストってどこがそんなにいいんかな?
ファイナル・デスティネーション
(FINAL DESTINATION)
2000年米
ジェームズ・ウォン D・サワ
アリ・ラーター
カー・スミス
ショーン・W・スコット
★★
ど、どこのオッサンかと…さよならデヴォン、少年老いやすくニキビ潰れ易し。あのう…結論から言うと、要は「思い出さなければ」オッケーなのでは?それ言っちゃおしまいかい?電線は切れるわ車は爆発炎上するわダメ押しで包丁がぶっ刺さるわ、やるわやるわで、スクリームというよりはまるでファレリー兄弟のバカ映画スレスレでもうワハハ、終わった瞬間、顔見合わせて爆笑しちゃったよぉ〜。んで、空港でジョン・デンバーの曲が流れてるってのは日本で言うとJALに乗る前に九ちゃんの「上を向いて歩こう」聴くようなものか?
ファイロファックス トラブル手帳で大逆転
(TAKING CARE OF BUSINESS)
90年米
アーサー・ヒラージム・ベルーシ
C・グローディン
MAKO
★★★
むかーしWOWOWで観てからずっとビデオ探してたのよ〜これやっぱり面白い!C・グローディン、この人って真剣になればなるほど笑えてくるのはなぜ?着替えりゃいいのになぜかずーっとデビーのダボダボズボンに「マリブ」って書いたトレーナー着てるし。足下は革靴ね。マコはこの頃は「MAKO」だったらしい、関西弁のヒトだということも発見。
ファインディング・ニモ
(FINDING NEMO)
2003年米
リー・アンクリッチ(声)木梨憲武
室井滋
津田寛治
小山力也
★★☆
アッハッハ、ドリー最高。「P・シャーマン ワラビー通り47、シドニー」私も覚えちゃったよ。「男ってどーして人に道訊くの嫌がるのかしらねえ〜」っていう台詞も大ウケだったな〜、『トイ・ストーリー』でも思ったけどピクサーのアニメってクソガキ描くのがウマイ、姪っ子のダーラ、良かったわあ。室井滋がハマっていて良かったっす、でも、肝心の主人公マーリンの吹き替え、どうしてもノリさんの顔が浮かんで来ちゃって、ふと、「これ、憲武」かと思うとハッと我に返るような気持ち悪さが。しかし、窓からフツーにペリカンが飛び込んでくるとは、恐るべしシドニー。
ファストフード・ファストウーマン
(FAST FOOD,FAST WOMEN)
2000年米
アモス・コレックアンナ・トムソン
ジェイミー・ハリス
ルイーズ・ラッセー
オースティン・ペンドルトン
★★☆
「ベラ」って名前に大ウケ、アンナ・トムソン、そのルックスでベラ、日本ではいかんよ〜ワハハ、ベラのムチは痛いよ。しかも35歳ってサバ読み過ぎです。なんか八方うまくおさまりすぎてちょっと物足りないんだけど、ちょっとだけ脱力気味な幸せ気分になれてなかなかグウ、温泉でマッサージ機使った後みたいな。しかし時間で料金決まるダイナーって、マンガ喫茶かい。
ファングルフ
(AN AMERICAN WEREWOLF IN PARIS)
97年米
アンソニー・ウォラー トム・エベレット・スコット
ジュリー・デルピー
★☆
あほでしょう、あほ(笑)わはははは。死体の特殊メイクがすごくて感心。変身した狼おとこ(女?)は「レリック」してた。デルピーが出てるのが、笑わせたいのか白けさせたいのかよくわかんなくて逆効果じゃない?もうひとつのエンディングが観てみたい。
ファントム・オブ・パラダイス
(PHANTOM OF THE PARADISE)
74年米
ブライアン・デ・パルマ ウィリアム・フィンリー
ポール・ウィリアムズ
ジェシカ・ハーパー
★★★
面白い、これいい!「オペラ座の怪人」をデパルマが作るとこんなふうになるのね。曲がプログレっぽい長丁場でビジュアルもイケてるし、怪人役の彼のガッチャマンみたいな扮装もいいけど、マーク・ハミルが風邪ひいたみたいな顔でエルトン・ジョン入ってるスワンの気持ち悪さがすごくいいよ〜派手派手なエンディングも好み。
フィアレス
(FEARLESS)
93年米
ピーター・ウィアーJ・ブリッジス
R・ペレス
I・ロッセリーニ
トム・ハルス
★★☆
これ、けっこう大物使ってるハリウッド映画だけど、ものすごく精神的で、ヒットしそうにないドラマだなー、でも面白かった〜、臨死体験をした人ってのとはまた違うけど、宗教がらみで異世界を見出してしまった人とか、人生ガラッと変わっちゃったっていう人っているよね。うるさくないロージー・ペレスを初めて見たんでちょっと感動。でもダンナ役のチョビヒゲ紅千代がアヤしすぎ、お前、誰だよ…
フィオナが恋していた頃
(THIS IS MY FATHER)
98年米
ポール・クイン J・カーン
A・クイン
モイヤ・ファレリー
J・キューザック
★★☆
ああ、バリバリの悲恋ものだわね〜、時は第二次大戦前、アイルランドの田舎町、古くさい因習にとらわれた偏狭な人々に引き裂かれる若い恋人たち。設定出来すぎ!とツッコミつつも、泣かされるんだな〜これが。ほんっっと、宗教ってろくでもない。フィオナは一見パトリシア・アークェットなんだけどよく見るとずっとキレイ。ただ「若いんだから」って言われるにはエイダン・クインがおっちゃん過ぎてだいぶ苦しかったっす、キャラクターは合ってるんだけどねえ、あと10歳若返ってくれ。ジョンQはポイント高いぞ。
15ミニッツ
(FIFTEEN MINUTES)
2001年米
ジョン・ハーツフェルド E・バーンズ
R・デニーロ
ケルシー・グラマー
エイバリー・ブルックス
★★☆
あっち行ったりこっち来たりであまりに次々事件が起こって全然展開の予想がつかないのよね、なんか妙に先の展開が読めなくて、でもそれは「この先どうなるんだろう、ワクワク」っていう読めなさじゃなくて、 「えっ、あんたこの先いったいどう収拾つけるの??」っていう読めなさなので全然気が抜けなくて眉間にシワが寄ってきちゃったわ。E・バーンズちょっと好きなんだけど、この映画のヤツは髪型が田村正和してるし異様に熱血してブチ切れているのでちょっとなあ〜、ヘロヘロとやる気なさそうなヤサ男してるのがいいのに、血気盛んなバーンズなんて…(笑)
WHO AM I?
(我是誰)
98年香港
ジャッキー・チェン J・チェン
ミシェル・フェレ
山本未来
★☆
アクションが売りのジャッキー・チェン映画だから仕方ないけど、山本未来が出てくる必然性が全く感じられなかったりしてなんか無 駄が多いなあ。でもクライマックスのお得意格闘シーンはさすが。相変わらず痛そうなNG集を観ていたらほとほと感心しました。
フールズ・オブ・フォーチュン
(FOOLS OF FORTUNE)
90年英
パット・オコナーイェーン・グレン
M=E・マストラントニオ
ジュリー・クリスティ
マイケル・キッチン
★★☆
絶望と罪の意識に足かせをかけられたように、鬱々と死んだような人生を生きていたウィリーと、安楽な道を拒否して自らの選んだ生き方と向き合っていこうと現実的なマリアンとの邂逅。この先待ち受ける壁はいくらでもあり、二人の間の修復が可能なのか甚だ疑問だが、幸せの幻が本物であることを予感させる終わり方は良かったと思う。メイドの、「愛する気持ちを忘れてはいけない、神からのギフトなのよ」という台詞が思い出されて。お屋敷の庭や森、岩が転がる海岸の小屋に寒々しい空、どれもひっくるめて絵画のように美しい。でもイェーン、走り方ナヨってました。
風雲
(風雲雄覇天下)
98年香港
アンドリュー・ラウ イーキン・チェン
アーロン・クォック
千葉真一
クリスティ・ヤン
スー・チー
アンソニー・ウォン
★★☆
最新のCG技術を使って派手で下品で雑に仕上げてあってちゃんと香港映画になってるじゃん。「鉄拳」とか「FF」みたいで楽しかったぞ。でも千葉ちゃん、あんたもちっと方向性を持って行動しなさいね(笑)キャラクターさっぱりわからんぞ。イーキンもアーロンも選べないくらいカッチョ良かったわよ、扇子ヒラヒラさせてギャグにならない男なんてイーキンくらいだぜ。
フェアリーテイル
(FAIRYTALE-A TRUE STORY)
97年米
チャールズ・スターリッジ フローレンス・ハース
エリザベス・アール
H・カイテル
P・オトゥール
★☆
だってインチキだったんだろ、これ!(笑)焼肉屋にあった「恐怖の心霊写真集」でこの妖精写真見た時は眠れないくらいコーフンしたんだぞ。いたいけな乙女の心を弄びおって〜(涙)…という私なんかのためのハートフル・ファンタジーなんだろうな、この映画は。でも…妖精がオニヤンマみたいで怖いんだよ。女の子ふたりは赤毛のアンの世界していてメチャかわいい。
フェイス
(FACE)
97年英
アントニア・バード R・カーライル
レイ・ウィンストン
S・ウォディントン
★★☆
タランティーノ系犯罪映画でもないし誰ひとりカッコよくないのにすごく面白い。この映画のカーライル、今までで一番好きかも。彼のアップばっかりで別にそれは嬉しくないんだけど、表情がもーたまらんすね。犬みたいにくっついてるスティーヴィーも可愛くて、「ああっすべてをなくしても愛だけはなくならなかったのね」なんてクサイ感慨を抱いちゃった。テヘッ←気持ち悪い!
フェーム
(FAME)
80年米
アラン・パーカーアイリーン・キャラ
バリー・ミラー
リー・キュレーリ
ローラ・ディーン
ポール・マクレーン
★★☆
荒削りな画面とスピーディな場面展開、おセンチな描写もなく、厳しく、辛く、でもパワフルで野望に満ちている。やっぱり名作だと思う、この映画。『フェーム』アドレナリン噴出の曲よね〜明日もがんばろう!って意味もなく燃えて来ちゃうんだよね、でもさ〜アイリーン・キャラ、改めて見たらなんか宇多田ヒカルみたいに見えたわあ、「ヒゲマロ」って感じ?
フェリシアの旅
(FELICIA'S JOURNEY)
99年英・カナダ
アトム・エゴヤン ボブ・ホスキンス
エレーン・キャシディ
★★
ボブ・ホスキンスの演技は脱帽もので題材としても好きなんだけど、どうもこの監督さんの映画は苦手らしいっす。男の子というのはかくも母親の支配と影響を引きずって生きていくものなの?女には絶対にない心理状態ですね。心の狭い聖書のオバサンが不快でポイント高し。
フォーエバー・フィーバー
(FOREVER FEVER)
98年シンガポール
グレン・ゴーイエイドリアン・パン
メダリン・タン
★★☆
もっとおバカなだけの映画かと思ってたのに、これちゃんと青春映画してるのねん、サワヤカでいいよ〜。なんかオリジナルの『サタデー・ナイト・フィーバー』よりもいいような気がしちゃったくらいだわ。細かい演出とかが異常に甘いのはアジア映画共通の弱点なんだけど、そこはまあ許す、だってアジア映画だから。しかしあのものすごいスラックスにとんでもない開襟シャツ、腰くいっくいっ、って、今じゃギャグの領域に入ってるんでどうしても笑っちゃうのが玉に瑕。主人公のホックがジャッキー・チュンに似てるんだが、イヤガラセのように似てないトラボルタ、わざとっすか?
フォーガットン
(THE FORGOTTEN)
2004年米
アレクサンダー・ペインジュリアン・ムーア
ゲイリー・シニーズ
ライナス・ローチ
アルフレ・ウッダード
ポール・ジアマッティ
★☆
ぶはは、そのまんま観たことフォーガットンしてたい映画だった。一言で言うと、ばびゅーーーん!って感じ?てっきりサイコスリラーっぽいヒューマンドラマ←横文字ばっか かと思ってたら、トンデモだったのね〜。ライナス・ローチ、こないだは『リディック』に出てて何やってるんだろう・・・と思ったら、ここでも・・・何やってるんだろう・・・ばびゅーーーん。私の記憶・・・どうかフォーガットンして。
4thフロアー
(THE 4TH FLOOR)
99年米
ジョッシュ・クラウスナーJ・ルイス
W・ハート
A・ペンドルトン
S・デュバル
★★☆
『アパートメント・ゼロ』とか『テナント』とか『裏窓』とか、いろんな映画の寄せ集めみたいなサスペンスだのう、犯人はともかく住人がみんなヘンなとこもこういう映画の定石ってカンジで、でも途中までは不気味で面白いんだよね、でもさあ〜オチがスカスカの丸見えで、これ、10人中10人わかっちゃうんじゃ…でもこういう映画ってスキ。最後に一言、あのう、だいたいまず臭いでわかるんじゃない?
フォーチュン・クッキー
(FREAKY FRIDAY)
2003年米
マーク・S・ウォーターズジェイミー・リー・カーティス
リンジー・ローハン
マーク・ハーモン
チャド・マイケル・マーレイ
★★☆
このL・ローハンって子の良さがイマイチ(いやイマ3くらい)わからんのが困りもの。10代なのにお腹にまでシミがあるのにびっくり。まあ面白いんだけど、展開が中途半端かな〜憧れの彼のフラフラっぷりもいいかげんだし、娘ぶっとびすぎ。でも体が入れ替わっちゃうってのはよくあるネタだけど、どれもそれなりに面白いね。
フォロウイング
(FOLLOWING)
98年英
クリストファー・ノーランジェレミー・セオボルド
アレックス・ハウ
ルーシー・ラッセル
★★★
メメント以前からこういう時系列をバラバラにした映画作ってたのね、いやスゴイ、これだけの登場人物、これだけ限られた会話・小道具で、種明かしされる最後までまったくオチが読めない。こんな新人に出てこられちゃ、制作者は面白い映画が撮れないのは予算がないだのっていう言い訳は利かなくなっちゃうよね〜、辛いわ。
フォーン・ブース
(PHONE BOOTH)
2003年米
ジョエル・シューマッカーコリン・ファレル
F・ウィテカー
ラダ・ミッチェル
ケイティ・ホームズ
★★☆
シューマッカーってやっぱり暑苦しいタイプ好きなのかな…黒いフェルトを貼り付けたような眉毛にジョリジョリ髭、見てるだけでボックスが熱気で曇りそう。なんか、酸素をくれぇ〜って気分になっちゃったが、なかなか面白かったわ、殺人の濡れ衣を着せられて警官隊・野次馬・マスコミに包囲されててんやわんやの、自称「大物」・ホントは小物の宣伝マン、コリン・ファレル。延々電話ボックスで受話器を握り締めて泣き喚いてる役なので、これ、舞台で独り芝居やれちゃったりするかもな〜。
ブギーナイツ
(BOOGIE NIGHTS)
97年米
ポール・トーマス・アンダーソン マーク・ウォルバーグ
バート・レイノルズ
ジュリアン・ムーア
ヘザー・グラハム
ジョン・C・ライリー
W・H・メイシー
★★★☆
マーク・ウォルバーグがかわいい!「俺は映画史に残るポルノ映画を撮る」なんてまじめに言ってるバート・レイノルズとか、お肌のたるみかけたジュリアン・ムーアとか、みんなアッパラパーでグー。ラッパズボンにものすごいヒールの靴、ナイロンのイタリア製柄シャツ、女はファラ・フォーセットのようなぐるんぐるんヘア、ディスコで踊るその姿はソウルとんねるず。なぜ横にトラボルタがいない!(笑)バカで哀しくて青春してるこいつらに乾杯。マーキーラブううう。
復讐は俺にまかせろ
(THE BIG HEAT)
53年米
フリッツ・ラング グレン・フォード
グロリア・グラハム
リー・マーヴィン
★★☆
夕食に食べるステーキのでかさにアメリカの豊かさを見た気がして(笑)←何言ってんだろう ううーん、リー・マーヴィン、イカす〜!ヤツにだったら熱湯コーヒーぶっかけられても許すような気がするわ。誰が誰と組んでいるのか、上司がほんとは悪いヤツとグルなのか、などなど、なかなかこみ入ったミステリーと50年代の探偵モノの雰囲気がばっちり味わえてお得な気分になれる一本。男も女もかっこよく泣かせるぜ。
袋小路
(CUL-DE-SAC)
66年英
ロマン・ポランスキー ドナルド・プレゼンス
フランソワーズ・ドルレアック
ライオネル・スタンダー
★★☆
これといって行き詰まっているとも思えず、ギャングも夫婦もお互い逃げる手段はあったはずなのに、みんなどんどん追いつめられてゆくのね。こういうことがなくてもあの夫婦ってすぐダメになったってことは容易に想像つくよね。だだっ広い海岸でハゲ男とギャングが揉み合い、遠くで女がヒラヒラしてる光景は前衛芝居みたいな感じで妙に面白かった。
ふたりの男とひとりの女
(ME,MYSELF&IRENE)
2000年米
ピーター&ボビー・ファレリー J・キャリー
R・ゼルウェガー
C・クーパー
ロバート・フォスター
★★☆
ファレリー兄弟、わははは相変わらずヤバいネタがお好きです、多重人格にミルキーにヌンチャク男。ロードアイランドの白人家庭で育ってもマザーファッカー連発の黒人ブラザーズっていったい…(笑)でも、ちょっと基本になるストーリーが弱いんだよなあ〜細かいギャグは文句なしに面白いんだけど。マッチョなハンク、ピンチになっても全然役に立ってなくて、立ってるのはハンクじゃなくてハンク愛用のアレってとこが大笑いっす。
プッシーキャッツ
(JOSIE AND THE PUSSYCATS)
2001年米
ハリー・エルフォントR・リー・クック
T・リード
ロサリオ・ドーソン
A・カミング
セス・グリーン
ガブリエル・マン
パーカー・ポージー
★★
レイチェル・リーももちろんなんだが、おバカなタラ・リードが可愛いなあ、「まああ、車が当たったわよ〜!」って、当たってないよ(笑)「カプチーノを注文しといて泡を取り除いてるのよ、ヘンな人」って言われてるA・カミング、なんだかその行為がとってもアラン・カミングっていうか…個人的にはJ・スペイダー似のナヨい彼氏クンがポイント高し。メタリカのライブ会場ってのにも大ウケ。
ブッチャーボーイ
(THE BUTCHER BOY)
98年英
ニール・ジョーダンイーモン・オーウェンズ
スティーブン・レイ
フィオナ・ショウ
イアン・ハート
★★★☆
ニール・ジョーダン、すごい。世間に多々ある、周囲には理由のさっぱりわからない恐ろしい事件も、たぶんやった本人の頭の中では全部つじつまがあっているんだわ。もともと素質のあるところに、普通の感受性をポキポキと折りとられてどんどん「本物」になっていく課程の描き方があっけらかんとしたBGMとあいまって独特。エキセントリックにでかい声のこの子、先が楽しみだわん。山田花子に似てたけど。
フットルース
(FOOTLOOSE)
84年米
ハーバート・ロスK・ベーコン
ロリ・シンガー
C・ペン
S・ジェシカ・パーカー
J・リスゴー
★★
はずかしーっ、わかってはいたけど穴があったら入りたい!ふっるーす♪ケビン、踊りダサ…ズボン短か…でもかわいい〜♪トラクターでチキンレースやってるバックに曲が「HERO」ってあんた、全然合ってなくて大笑いだったりするけど懐かしいのよ〜。しかしこの後ケビンが演技派って言われるようになるって、21世紀になってもサラ・ジェシカ・パーカーが残ってて人気ドラマの主演はってるって、クリス・ペンがあんなに太るって、いったい誰が思ったかな?
プライドと偏見
(PRIDE & PREJUDICE)
2005年米
ジョー・ライトキーラ・ナイトレイ
マシュー・マクファーデン
ロザムンド・パイク
ドナルド・サザーランド
ブレンダ・ブレッシン
★★★
あちこち端折ってるんで残念なところはあるけど、映画ならではのインパクトのあるシーンもあって、じゅうぶん楽しめる。B・ブレシンがハマりすぎてて怖い、あのイラつく喋り方、名人芸だわ。Mr.ダーシー、良かった!むっつりスケベっぽ・・・いや、ナイーブな感じの無表情がいいのよね〜、C・ファースのほうが偏屈っぽさでは断然上だけど、ストーリーを端折っていた分に合わせて、このくらいの偏屈加減のほうが良かったかなって、あ、またわけわからん誉め方。
フライトプラン
(FLIGHTPLAN)
2005年米
ロベルト・シュレンケジョディ・フォスター
ピーター・サースガード
ショーン・ビーン
マーリーン・ローストン
エリカ・クリステンセン
★★
ぶははは、どこからツッコミ入れようか?と迷うくらい、ツッコミどこザクザク地帯。とりあえず、ジョディかーちゃん、関係者全員に謝れ。話はそれからだ。それと、車は弁償しろよ。アメリカ映画って、供守るためなら周りにどんな迷惑を掛けてもいいコトになっとるからな〜、ジョディかーちゃん大暴れ、多分こないだのキングコングよりもたくさんモノ壊してたよ。なんか娘いなくなる前からデンパな行動が目立って、普段から非常識なんじゃないのか?このかーちゃん・・・と思えてしまったのがなんだかなー。ショーン・ビーンが悪モンなのかいいヤツなのか、なかなか判断できないのが一番うまい演出だったな(笑)
プライベート・パーツ
(PRIVATE PARTS)
97年米
ベティ・トーマス H・スターン
ロビン・クイバー
メアリー・マコーマック
★★☆
ハワード・スターンって、でかい。あの髪型すごく似合ってるよね。アメリカも、すすんでるようでいてメディア上での四文字言葉なんかの規制激しそうだもんね。この手の映画は好き好き。英語がわかって、彼のDJをホントに聴いたことがあるとすごくいいんだろ うなあ。 だぶりゅ・え〜んびーし〜!(笑)
プライベート・ベンジャミン
(PEIVATE BENJAMIN)
80年米
ハワード・ジーフ ゴールディ・ホーン
アイリーン・ブレナン
ハリー・ディーン・スタントン
アーマンド・アサンテ
メアリー・ケイ・プレイス
★★☆
ゴールディ・ホーン、変わってないと思ってたら20年前の映画なのに今と全然変わってない!迷彩服のコスプレっぽいのがかわいくてストーリーのたるんだとこなんかは全部カバーしちゃうのさ。帽子を押さえる手とヨタヨタした走り方で、全身でキャピキャピしている頭空っぽの彼女は、メグ・ライアンではやっぱり勝てないよな気がする。だんなが腹上死しちゃうとこって、もっと大騒ぎしてなかったっけ?
フラガール
2006年
李相日蒼井優
松雪泰子
豊川悦司
岸部一徳
富司純子
★★☆
かなりベタで定石通りの展開なんだが、メジャーどこ日本映画の得意技で、面白いんだよね、ベタベタな涙と笑いでしっかり楽しませてもらった。松雪泰子、このダンス教師役すんごくぴったり。綺麗で洗練されてて高慢ちきで。変化を受け入れて街を立て直そうとする若者と、それに反発する炭坑夫たちっていう設定はイギリスでもあるかもしんないんだけど、これの何がすごいって、建て直しの手段が「ハワイ」ってのが・・・しかもホントの話だってのが。福島にハワイ。すごすぎる。Wikipediaより:「夢の島ハワイ」をイメージしたリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」が誕生する。安直といえば安直だが、比較的無理の無い発想ではあった←って、いや、ムリムリだ〜どこが安直。よく考えた&実行に移したよね。
プラクティカル・マジック
(PRACTICAL MAGIC)
98年米
グリフィン・ダン S・ブロック
N・キッドマン
A・クイン
D・ウィースト
S・チャニング
★☆
おおい、どうした、グリフィン・ダン。彼女たちが魔女だってことと恋愛と殺人事件が全然絡み合ってないじゃんかよ〜。同じ魔女ならサマンサやイーストウィックの魔女連中のほうが数段イカしてるゾ。役者さんみんないい人使ってるのに(除くS・ブロック)お話メタメタ。ゾンビになったカレシが「はうっ!」って江頭歩きしながらダイナーで食事するとか惚れ薬間違えて処方するとか、そのくらいのお笑いは入れて欲しかったっす。だいたいどんな姉妹なんだよ、S・ブロックと二コールって。
BROTHER
2000年日・英
北野 武 ビートたけし
O・エップス
加藤雅也
寺島進
真木蔵人
★★☆
殺しすぎ、痛すぎ、刹那的すぎ。平穏な日々なんてものにはまったく興味がない、とにかく好戦的で人を人とも思わないが、その代わり自分の死にもまったく無頓着で、兄貴・兄弟・舎弟への義理立てと、彼らだけの基準でいかに立派に死ぬかだけを考えている。私たちとは縁もなければ絶対に相容れない人種を描いているのに、ラストで涙が出ちゃったのはどういうわけだろう。加藤雅也、顔は好みじゃないんだがガタイが良くてやっぱりカッコイイ。
ブラザーズ・グリム
(THE BROTHERS GRIMM)
2005年チェコ・米
テリー・ギリアムマット・デーモン
ヒース・レジャー
ピーター・ストーメア
ジョナサン・プライス
モニカ・ベルッチ
★★
ああ、もしやこれって『バロン』の悪夢がまたやって来たんじゃ・・・ものすごい予算かかってそうなのに大失敗の予感。副題付けるなら『眠れる森の魔女』ってとこか、ギリアム好みのグロ・ファンタジーといった所なんだろーけど、まったく締まりがない〜。映像はけっこうダークで、ホラーちっくと言ってもいいくらいなんだけど、トホホなお笑いがそれをぶった切るので、ハラヒレ〜と脱力しきり。一番の見所はグリム兄弟のメイド服姿か、テリー・ギリアム、日本でアキバ系が脚光を浴びているのをご存じだったのか。玄関マット・デーモンとヒース・レジャーのメイドさん姿なんて見る機会ありませんわよ、奥様!
ブラザーフッド
(BROTHERHOOD)
2004年韓国・米
カン・ジェギュチャン・ドンゴン
ウォンビン
コン・ヒョンジン
イ・ウンジュ
チェ・ミンシク
★★★
「アハハハこいつぅ〜、やったなー!」「やーい兄さん、ここまでおいで〜♪」とか、「ラブラブアイスキャンデー・仲良く半分こ♪テヘッ!」とか、まるで『冬ソナ』。この兄弟、いったいどういう仲なんだろう・・・しかもこいつら、二人して南北両軍に迷惑かけっぱなし。とはいえなかなか面白い感動の兄弟愛ドラマになってたね、戦闘シーンの量と臨場感は、ドン兄が狂気に陥っていく課程をわかりやすくしていて良かったのでは。しかし韓国モノはやはりべったりした泣きのシーンが多い、ストレートすぎて手垢がついているような手法がガンガン出てくるのが面白いなあ。
プラダを着た悪魔
(THE DEVIL WEARS PRADA)
2006年米
デヴィッド・フランケルアン・ハサウェイ
メリル・ストリープ
エミリー・ブラント
スタンリー・トゥッチ
★★★
期待通りの面白さ、軽妙でオシャレでスッとしてちょっとホロッと来る、都会のお話。超一流のブランド服や小物がばしばし出てきて、スタイル抜群の美女たちが着こなして颯爽と歩いてる姿は美味しい目の保養に。悪魔の編集長メリル、得意のオーバーアクトが押さえ気味だったぶん、すごい威圧感。我が侭放題だけどしっかりと人を見る目もあり、ここまで上り詰めたのは納得と思わされるオーラあり。しかし双子の娘はロクな子に育たないだろうと思うが(笑)で、初日のアン・ハサウェイ、「ガッバーナってどういう綴りですか?」って、ありえん。ファッションに興味云々以前に、それは一般常識だと思うぞ。ハサウェイが着てた服、あれは自腹で買っていたのか?タダで借りてたのか?それが気になって気になって。
ブラック・ダイヤモンド
(CRADLE 2 THE GRAVE)
2003年米
アンジェイ・バートコウィアクジェット・リー
DMX
M・ダカスコス
T・アーノルド
★★☆
ぶははは、ぐ、ぐるじい、こんなスーパーSFちっくなラストが待っていようとは、マニ、いやダカスコス、面白すぎる!リンチェイはスカしっぱなしだしさあ、ただ振り向くだけなのに「しゅたっ!」とキメキメポーズ作ってたり。誰も見てねーよ(笑)ハチャメチャでも面白かったけどさ、個人的にはあのT・アーノルドとA・アンダーソンの漫才だけで1時間半やってくれても良かった気が。
ブラック・ダリア
(THE BLACK DAHLIA)
2006年米
ブライアン・デ・パルマジョシュ・ハートネット
スカーレット・ヨハンソン
アーロン・エッカート
ヒラリー・スワンク
ミア・カーシュナー
★☆
派手で、グロ寸前で留まってるスタイリッシュな映画を期待してたんだけど、ただの失笑モノのエログロだったっス。なんかもうモーロクしちゃったんだろーかデパルマ。テーブルがっしゃーんとかのいらんところに凝って、必要なところは端折っちゃってるなあという印象。話の全体像もわかりにくい。ジョシュが出ずっぱりなのでそいつは嬉しいけど、出ずっぱりすぎて演技に深みがないのがちょっとバレそうになってるし、ヨハンソンはミスキャストっぽく、謎の美女が貧相なH・スワンクなのに至っては、絶対違うだろうってそれ。スワンクの色仕掛けに屈するジョシュっていうのも失笑の図。実はオトコだった!ってオチなのかとドキドキしたよ。これ、バーホーヴェンの映画だよって言われたら納得するんだけどな。
ブラックホーク・ダウン
(BLACK HAWK DOWN)
2001年米
リドリー・スコットJ・ハートネット
T・サイズモア
E・マクレガー
E・バナ
J・アイザックス
W・フィッチナー
★★
したり顔で絶賛したり批判したりは全然できない映画だなあ〜とにかくドキュメンタリーみたいに事の顛末をダダダーッと描いてるので、おセンチ入り込む余地まったくナシ、キャストが豪華だったのって少しでも判別しやすいようにってコトだったんだろーか、泥沼化してもー何やってんだかわかんない、とにかく帰らなきゃ!っていう焦り具合だけはよく出てたわ。どっちの味方にもなってないけど、視点はアメリカ側からなんで、数打ちゃ当たるの民兵がすげえ怖かったよ、なんかアリの大群みたいだったりして。
ブラック・マスク"黒侠"
(黒侠)
96年香港
ダニエル・リー ジェット・リー
ラウ・チンワン
カレン・モク
フランソワーズ・イップ
アンソニー・ウォン
★★☆
ぷっ。「ブラック・マスク」というよりはハットマンだよあれ。でも帽子かぶんないと背丈と髪型で絶対わかっちゃうもんなあリンチェイ。スケールでかいわりには細部がトホホなのは香港映画だから許す。出てくる敵といいブラックマスクのいでたちといいアクションの派手さといい、「スト2」みたいで楽しかったぞ。
ブラック・メール 脅迫
(KEY TO TULSA)
96年米
レスリー・グライフ J・スペイダー
エリック・ストルツ
マイケル・ルーカー
キャメロン・ディアス
D・カーラ・アンガー
ジョアンナ・ゴーイング
J・コバーン
★☆
あっ、しまったもう話忘れた。今までで一番汚いスペ イダーが見られたから別にいいんだけど。彼ってけっ こういいガタイしてるじゃん。髪の毛を黒くしてるとあ んなに胡散臭く見えるのねえ?。ネタはいいような気がするんだけど、映画メチャクチャじゃん。ストルツって、バック・トゥ・ザ・フューチャー降ろされて以来どー も出演作に恵まれない赤毛くんだよなあ?。売れ出す前の垢抜けてないキャメロン・ディアスがめっけもん。
ブラッドシンプル ザ・スリラー
(BLOOD SIMPLE THE THRILLER)
99年米
ジョエル・コーエン F・マクドーマンド
J・ゲッツ
D・ヘダヤ
★★★☆
10年も前に観てどこに手が加えられてるのかちょっとわかんなかったんだけど、目から鱗を落としてくれちゃったこの映画、ストーリーといいカメラの構図といい、お金掛けないでこんなにも面白い映画が作れるなんてやっぱりすごい!フランシス・マクドーマンドが若い!魚が気持ち悪い!
ブラッド・ワーク
(BLOOD WORK)
2002年米
クリント・イーストウッドクリント・イーストウッド
ジェフ・ダニエルズ
ワンダ・デ・ジーザス
アンジェリカ・ヒューストン
★★☆
またやっちゃったよ、じーさん・・・いいかげん自分でモテモテ役で出たがるのはよせ。探偵モノとしてはけっこう面白かったんだけど、心臓移植を受けてまだ2ヶ月、無理して高熱出てドクターストップかかってるのに、捜査を続けるイーストウッドじいさんに、こっちまで苦しくなってきて大変。でも、激しい運動はもってのほか、そんな状態なのに、美女相手にやることだけはやってるのが予想通りで相当ウケた。これで死んでも本望なのか?と。
プラトニック・ゲーム
(I LOVE YOU,I LOVE YOU NOT)
96年米
ビリー・ホプキンス C・デーンズ
J・ロウ
ジャンヌ・モロー
R・ショーン・レナード
★★☆
映画としての出来はそれほど良くないし、ほろ苦い青春の1ページというにはかなりキビしいお話でつらさが残ったんだけど、真面目すぎると言われて悩みまくってしまうヒロインにC・デーンズはぴったり。ちょっと自分と重ね合わせてしまう部分があったのよね。ビッチ俳優ジュード・ロウ様の半ズボンも拝めて一石二鳥だしね。ジャンヌ・モローって最近ずっと語りばあさんと化しているけどなぜにジャンヌモロー?
フラバー
(FLUBBER)
97年米
レス・メイフィールド R・ウィリアムズ
M・ゲイ・ハーデン
C・マクドナルド
★★
これは掘り出し物。内容はお子さま向けだし、ロビン・ウィリアムスはどうでもいいんだけど、見所はロボットのウィーボ。パックマンのような外見に恋する乙女な頭脳、カワイイ!泣かせるぜ。この映画がラブ・ストーリーだなんて誰が思ったかしら?ああ、観て良かった。
ブラボー火星人2000
(MY FAVORITE MARTIAN)
98年米
ドナルド・ペトリー C・ロイド
J・ダニエルズ
D・ハンナ
E・ハーレー
★★
C・ロイドって火星人だよって言われても全然驚かないもんなあ。ドタバタすぎるノリがちょっと上滑りでこっちは白け気味になっちゃうかもね。それよりこの映画のMVPはビッチ女優E・ハーレーでしょう、「#1色男」のヨレヨレTシャツにガニマタサンダル履きで百面相。なかなかできないぞあれ、あっぱれじゃった。
プランケット&マクレーン
(PLUNKETT AND MACLEAN)
99年英
ジェイク・スコット R・カーライル
J・リー・ミラー
リヴ・タイラー
M・ガンボン
A・カミング
★★☆
またリブちゃん無理してイギリス英語喋ってるよ、演技できないのに(笑)展開がちょっとたるいんだが、冗談みたいな上流社会の人たちがニセ宝石つけてたり急に早送りになったり音楽がポップだったりでちょっと不思議な感じで、あ、これが新感覚ムービーってやつ?(笑)ジョニーもなかなかキュートだけど、やっぱりカーライルには負けてるわね、ラスト近くのカーライルはメチャかっこいいぞ。悪いチャンスが荒井注に見えちゃってどうしようかと思った。
フランケンフッカー
(FRANKENHOOKER)
90年米
フランク・ヘネンロッター    ★☆
前略ヘネンロッター様(笑)予算がないにもほどがあるあほあほ映画。爆発する前に人形になってるの丸わかりなのよねえ〜でも作ってるほうも隠すつもりないのよねえ〜わはは。ラストのへんはちょっと「バスケットケース」してる。主演俳優がアンドリュー・マッカーシーに似てたな。でもフッカーな彼女はとっても美人なのだ。タイプ。
フランス軍中尉の女
(THE FRENCH LIEUTENANT'S WOMAN)
81年英
カレル・ライスJ・アイアンズ
M・ストリープ
リンゼイ・バクスター
★★☆
メリル・ストリープに一目惚れだなんて、また異常な愛によろめいてるよ、ジェレミー。しっかりしろ〜。映画の中の自分たちにのめりこんじゃうって、やっぱりありがちなんだろうなあ、「あたしは嵐が丘のキャシーじゃないの、ただの北島マヤよ」って感じだろーか。劇中の「映画」の終わり方と「現実」の差が対照的で面白い。しかし、呪い殺されそうな形相だったけどな〜メリル。
BULLY/ブリー
(BULLY)
2001年米
ラリー・クラークブラッド・レンフロ
ニック・スタール
マイケル・ピット
ビジョウ・フィリップス
★☆
どこにイジメっ子が?観客をイラつかせたり眠気催させたりするのが狙いならそれはバッチリ当たってますね。現代の若者を支配する虚無感、とか手垢のついた言い回しがよく似合う映画。若者がみんなこんなんなワケないんで騙されないように。しかしみんなではもちろんないが、確実にコレがいたってのが問題なんだが。このコたちの量刑の重さに眠気も吹っ飛んじゃったさ、是非とも大高のアベックリンチ殺人や女子高生コンクリ殺人事件の犯人たちにもこのくらいの刑は課してもらいたいものだ。レンフロ君、すでにビール腹に赤ら顔って感じで中年の貫禄充分。この先が楽しみだ(どういう意味でだ)
ブリキの太鼓
(DIE BLECHTROMMEL TIN DRUM)
79年西独・仏
フォルカー・シュレンドルフダーヴィッド・ベネント
アンゲラー・ヴィンクラー
ダニエル・オルブリフスキー
カタリーナ・タールバッハ
★★★
実家のかーちゃんに見せて「わけわからん!」と怒られた思い出の映画(笑)オスカル君、彼なりに純粋ではあるものの、やることなすこと裏目に出て、まるでわたなべまさこのマンガ、見開いたギョロ目がどうも今回A・ホプキンスに見えて仕方なかった、グロいと思ったらレクターの子供時代かよって。ウナギに生魚に油まみれの指にヨダレ、彼の目を通して見た大人の世界っていうのはこういうものすごい生臭さを伴うものだったんだろうな、激動のナチス台頭時代をグロの視点から描いた映画って感じ。ただこの映画に込められている比喩だとか暗示だとかは何度観ても意味するものがわからんなあ、私が馬鹿なんだろーか。
ブリジット・ジョーンズの日記
(BRIDGET JONES'S DIARY)
2001年英
シャロン・マグワイアR・ゼルヴェガー
C・ファース
H・グラント
★★★
クルクルと忙しく場面が変わって目が回りそうになるし、ちょっと不思議な雰囲気でなんだか変わった映画だな〜という印象。レニーちゃんがんばってましたわ、パンツ丸見せで通りは走るわその勇姿、ほんとムッチムチでお肉がはみ出しててすごい迫力、顔まっかっか。『ジャニスのOL日記』といい、ああいうプラスなバイタリティ持ってるキャラクターって私には羨ましい。キメのパンツは途中で履き替える予定だったんだろうか、それが気になるわね。C・ファースとヒューの英国美男俳優の取っ組み合いは必見ね。
プリシラ
(THE ADVENTURE OF PRISCILLA,QUEEN OF THE DESERT)
94年豪
ステファン・エリオット T・スタンプ
ガイ・ピアース
ヒューゴ・ウィービング
★★☆
おおおテレンス・スタンプが。ガイ・ピアースはLA〜を観た後だとギャップがものすごい(笑)妙な大陸横断女性など小技が利いている映画。砂漠でアバを踊る3人の衣装がくっきりなロード・ムービー。ミッチの妻と息子がほんとにいいやつで良かったな。
ブリスター!
2000年
須賀大観 伊藤英明
真田麻垂美
山崎裕太
櫻田宗久
★★
小技効かせてていい感じではあるんだけどな、だいぶ我慢して観てました、ちと退屈、ゴメン。自分にコレクターの素地がないので彼らの魂を理解できないのかも、ゴメン。伊藤キノコ、このくらいだと可愛くていいけど、でも、フィギュア命ってテンパってる野郎はキノコみたいにカッコ良くないと思うわ、もっと、「うわ」って感じだと思う。「ヘルバンカー」のコミックとストーリーはなかなか面白かったので良かった。ナレーションもグー。
プリティ・ブライド
(RUNAWAY BRIDE)
99年米
ゲイリー・マーシャル ジュリア・ロバーツ
R・ギア
ジョーン・キューザック
リタ・ウィルソン
C・メローニ
ヘクター・エリゾンド
★☆
この映画、実のところかなり大人向けの真面目なお話なんだと思うんだけど、「プリティ・ウーマン」と比べざるを得ないように宣伝してるからどうしても×。あんた、逃げられたほうの身にもなってみいや…結婚式のビデオが良かったっす。マンハッタンの見える部屋がオシャレすぎる!あれならギア付きでもOK。ベーコン付きならなおOK。
プリティ・プリンセス
(THE PRINCESS DIARIES)
2001年米
ゲイリー・マーシャルアン・ハサウェイ
J・アンドリュース
H・エリゾンド
ヘザー・マタラーソ
★☆
いくらファミリー向けっつってもこりゃないのでは…注目の的のプリンセスに監視も付けず、アホアホビーチパーティーに出席させとくおばあさま。舞踏会でどこのウマの骨ともわからんガキんちょが王女にモーションかけても(言うか?)ノーガード。どう考えてもこんないいかげんな国とっくに滅んでると思うんだけど…コントみたいなブスメイクに、バナナの皮で滑って転ぶようなコテコテなおっちょこちょいエピソード満載なのにも涙チョチョ切れ、誰がどう見ても超カワイイだろ、ミア。
フリントストーン2 ビバ・ロック・ベガス
(THE FLINTSTONES IN VIVA ROCK VEGAS)
2000年米
ブライアン・レバントマーク・アディ
S・ボールドウィン
クリスティン・ジョンストン
J・クラコフスキー
T・ギブソン
A・カミング
★★☆
ジョン・グッドマンがアニメそのまんまにしか見えないくらいハマってたので、今回のフレッドはちょっとニセ者感漂っちゃってる。でも、相棒のスティーブン・ボールドウィンの特出しバカ、すごいよ、女装もしてくださってサービス満点、っていうか崖っぷちの体当たり演技に見えないこともないけどカワイイ。付け鼻アラン・カミング率いる「ミック・ジャギー&ストーンズ」もいい〜、キースがけっこう似てるんだよ(笑)
ブルー・イグアナの夜
(DANCING AT THE BLUE IGUANA)
2000年米
マイケル・ラドフォードダリル・ハンナ
J・ティリー
サンドラ・オー
エリアス・コーティアス
★★★
LAのストリップクラブ。いろんなタイプのダンサーがいて、それぞれにいろんな悩みと夢を抱えて毎日生きている、と、こんな風に書くと、それってバーホーヴェンの『ショーガール』みたいな映画でしょうかって感じですが、違います(当たり前)えげつない舞台裏の会話もガンガン出て来ちゃったりするけど、東洋人ダンサーの書く詩が美しく、しんみりとした気分にさせられる小品。でも、私に言われたくないと思うが、いくらなんでもブスすぎ。ダリル・ハンナの「エンジェル」、非常にステレオタイプなキャラクターで、バカすぎだろ〜と思いつつも、ハマってて良かった。でも、ガリガリすぎの彼女のストリップ、見たいかな〜?
ブルークラッシュ
(BLUE CRUSH)
2002年米
ジョン・ストックウェルケイト・ボスワース
ミシェル・ロドリゲス
マシュー・デイヴィス
ミカ・ブーレム
★★☆
王道中の王道な青春スポーツ映画。最初から最後まで全部筋が読めるが、サーフィンのサの字もわからなくても、「パイプ」を果敢にくぐり抜けるサーファーたちと、オアフの青くて白い波を見ているだけで気分爽快になれるので、サーフィンの宣伝フィルムと思って見ればよろしいでしょう。CGはもちろん使いまくりみたいだけど、とにかくカメラワークが素晴らしいです、センス抜群。実は日焼けでまっかっかなお肌、他人の見ててもこっちまでヒリヒリしてきてちょっと苦手なんだけどね。あと、なんかケイト・ボスワースって足短くない?
ブルース・オールマイティー
(BRUCE ALMIGHTY)
2003年米
トム・シャドヤックジム・キャリー
J・アニストン
M・フリーマン
F・ベイカー・ホール
★★☆
久々にコメディ路線のジム・キャリー、全身使ったいろんな芸を披露してくれていて感心しきり、でも以前のとんでもないパワーはダウンしてるかな、あの暑苦しくて落ち着きのない芸が好きなので、もっとムチャクチャやってくれても良かったような。でも面白かったな〜、何でも出来るようになっちゃったブルースが、力を試すのにやってみることが、ダーティハリーのマネだったり「十戒」だったりしてすっげーバカ。恋人役のJ・アニストンが好感度大で大層ハマリ役でした。ホッファの死体&タイタニックばーさんのネタ、爆笑。
ブルー・ストリーク
(BLUE STERAK)
99年米
レス・メイフィールドM・ローレンス
ピーター・グリーン
L・ウィルソン
W・フォーサイス
★★☆
「ビバリー・ヒルズ・コップ」のM・ローレンス版、しかも泥棒。M・ローレンスの顔がおかしいんだよね〜、ストーリーもしっかりしてて面白い。真面目で抜けてる新人刑事役にルーク・ウィルソンってなかなかいいじゃん。彼ってこういう使い方があったのねえ。でもオーウェンと兄弟だなんて全然知らなかったよ。
ブルース・ブラザース2000
(BLUES BROTHERS 2000)
ジョン・ランディス D・エイクロイド
J・グッドマン
J・モートン
★★☆
もっかい「1」をおさらいしとけば良かったなあ?もったいない。ミュージシャンの顔ぶれ、豪華絢爛すぎてもう直視できないくらいだわ。ノリノリ。ジョン・ベルーシなしでもここまで楽しくできるなんてなんだか感激。一番の爆笑シーンはやっぱり「ブルーグラス・ブラザーズ」!
プルーフ・オブ・ライフ
(PROOF OF LIFE)
2000年米
テイラー・ハックフォード R・クロウ
M・ライアン
D・モース
D・カルーソ
P・リード
★★☆
これ、メグっぺとラッちゃんのトホホ不倫騒動がなかったらもっとちゃんと評価されてもいい映画なんじゃ?でもヒロインがメグっぺというところですでに一歩つまづいてるけど。ダンナの生死も定かでないのにいろいろと凝った衣装を着てくるメグっぺは浮きまくってたけど、ヤリ手の交渉人ラッセルをタダ働きさせたんだからあながち的はずれではなかったかも。山奥で酷い目に遭ってたD・モースがひたすらかわいそうだったッス。
ふるえて眠れ
(HUSH…HUSH,SWEET CHARLOTTE)
64年米
ロバート・アルドリッチ B・デイビス
オリヴィア・デ・ハビランド
ブルース・ダーン
★★★☆
引きこもり老女を演じさせたらナンバーワンのベティ・デイビス、改めてこの人すごい女優さんだわ〜。突然出てくる生首よりもギャーって驚く彼女の顔のほうがよっぽど怖い。化け物も幽霊も出てこなくいのにそのへんのホラーよりもよっぽど怖くて、しかもこんだけおどろおどろしいお話だというのに、哀愁漂うラストには清々しい涙さえ誘われちゃうんだな、これが。文句ナシに名作だよん。
プルガサリ 伝説の大怪獣
(不可殺/PULGASARI)
85年北朝鮮
チョン・ゴンジョ チャン・ソニ
ハム・ギソプ
★★☆
「プルガサリや〜」って言うおねえちゃんの大根演技とか、セットがまるでNHKドラマのようなのがすごいが、特撮シーン、特にプルガサリが最初に動き出すところはなかなかよく出来ていた。小さいプルガサリがかわいい。泣き声とか。ゴジラ、キングコング、大魔人ごたまぜ、そして建物とか衣装とか政府側の鎧とか、エキゾチックでこれまたナイス。ダメ押しは「偉大なる金日成主席なんとか賞に輝く」って字幕。おお、北朝鮮!
ブレア・ウィッチ・プロジェクト
(THE BLAIR WITCH PROJECT)
99年米
ダニエル・マイリック エドゥアルド・サンチェス ヘザー・ドナヒュー
マイケル・C・ウイリアムズ
ジョシュア・レナード
★★☆
うへえ(鳥口君)予想はしていたけど酔っぱらって大変っす。仮にも映画学校の生徒ならもちっとカメラワーク考えんかい。これは結局わけわかんないところがドキュメントっぽくていいんだろうけど、もうウソんこって知ってるから全然怖くないのよね。怖い云々じゃなくてヘザーがかなり腹立つ子でイライラよぉ。しかし、日本じゃ青木ヶ原以外で「森で迷う」こと自体難しいからこの映画は成立しないね。アメリカって広いわ。
ブレイド
(BLADE)
98年米
スティーブン・ノリントン ウェズリー・スナイプス
スティーブン・ドーフ
ウド・キアー
クリス・クリストファーソン
トレイシー・ローズ
★★☆
アメコミのダークヒーローの映画化ものでは、「スポーン」をはるかにしのぐ面白さ。スナイプスのキメのポーズがいちいち笑えたけど、スティーブン・ドーフは終始かっこよく決めてくれてました。CGの技術がすごいので見とれちゃうよ。ウド・キアー様も良いぞ。しかしなぜに刀なんだろうか?師匠が日本人でもあるまいに(笑)
ブレイド2
(BLADE U)
2002年米
ギレルモ・デル・トロウェズリー・スナイプス
クリス・クリストファーソン
ノーマン・リーダス
ロン・パールマン
レオノラ・ヴァレラ
★★
ウェズリーの俺様っぷり、ますますエスカレート、普段俺様系(何が系だ)な目張りドニー・イェンもウェズリーにかかったら形無し、「コールミー・ブレ〜ド」と言い出す日も近いとみた。キャストの見事なまでのおBっぷりも潔くて、トホホはトホホなりにまあこれでヨシ…と。何がヨシなのか?ノーマン何やってんのか?風呂入れよ。宿題やれよ。
フレイルティー 妄執
(FRAILTY)
2001年米
ビル・パクストンビル・パクストン
M・マコナヘイ
パワーズ・ブース
マット・オリアリー
ジェレミー・サンプター
★★★
やっぱりね〜、マコナ平、前からあの目つき怖いと思ってたのよ、ワシの目に狂いはなかったね。前半のデンパ描写が怖い怖い、「善良で律儀なデンパお父さん」って、子供としてはいったいどうすりゃいいのさ?後半のキングっぽい展開もすごく面白かった。でも、マコナ平の役はもうちょっと若ければビルパク本人がやったほうが良かったよね、だって、握手までしても覚えてないって…
ブレード/刀
(刀/THE BLADE)
95年香港
ツイ・ハーク ウィン・ツァオ
シャン・シンシン
ソニー・スー
★☆
「風雲」の一般人版?ちとコマ送り激しすぎだけど決闘シーンはさすがツイ・ハーク、の迫力と押し出しでなかなかのもん。でも話の流れもすんごくわかりにくいしアップばっかで何が起こってるのかさっぱりわかんないし女は全員ヒステリックに叫んでるばっかでメチャメチャうるさいし、2時間切ってるのに異様に長く感じられてしまった、マイッタっす。
ブレス・ザ・チャイルド
(BLESS THE CHILD)
2000年米
チャック・ラッセルK・ベイシンガー
R・シーウェル
ジミー・スミッツ
アンジェラ・ベティス
★★
救世主コーディちゃん、復活祭のディナーで皿回しって、あの、もしかして「おめでとうございます〜!!」ってヤツですか?見かけによらずサービス精神旺盛なコだったのね。R・シーウェルにC・リッチにA・ベティス、あのカルト集団、入団条件に「ギョロ目」って項目でもあるんでしょうか?なーんか、うまく作るとすごく面白くなりそうだったんだけどな〜、どうやってキム様に道路逆走させたのかも知りたいし。
ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ
(BREAKFAST OF CHAMPIONS)
99年米
アラン・ルドルフB・ウィリス
A・フィニー
B・ハーシー
G・ヘドリー
N・ノルティ
★☆
WOWOWの番組表には「ハートフル・コメディ」って書いてあったけど、コ、コメディなのか?映画自体がキルゴア・トラウトの書いた本みたいじゃないか?豪華キャストがチョイ役であちこちに出てくるのでそれは楽しめたんだけど、ダメだ、アタシにはこの世界やっぱり理解できない、ごめんよキルゴア・トラウト。
ブレッド&ローズ
(BREAD AND ROSES)
2000年英・独・スペイン
ケン・ローチピラール・パディージャ
エイドリアン・ブロディ
エルピディア・カリーロ
アロンソ・チャベス
★★☆
アメリカは資本主義国家の中では最も貧富の差が激しい国だろうな。自由の国・民主主義を掲げていながらも、実は確たるカーストがある。「パンだけではなくバラを」、自らの保身を捨てて運動する人たちがいたおかげで労働者はいろんな権利を勝ち取ってきたわけだが、しかしながら私はこの映画では悪者である搾取層の人たちの感じる脅威もわかるような気がするのだ。人間らしい生活を求めるがあまりに法を破り、切羽詰まって強盗までしてしまう、しかし表から見たら「強盗?これだから移民は・・・」なわけで。ま、でも悲惨なだけでなくトボけたお笑いも入って面白かった。
プレッジ
(THE PLEDGE)
2001年米
ショーン・ペンジャック・ニコルソン
ロビン・ライト・ペン
パトリシア・クラークソン
アーロン・エッカート
★★☆
ラストに至ってようやくJ・ニコルソン起用の意味がわかったわ。これは実のところ非常に秀逸なストーリーだと思うし、見終わってしばらくして思うと、この映画はあれで良かったんだとも思う。でも、紅千代のアレはねーだろ、ギャグかと思っちゃったぞ。豪華キャストをチョイ役でいろいろ起用していて、それぞれに素晴らしい演技を見せているが、S・ペンの人脈を自慢されてるようでちょっと興醒め。
フレッシュ・アンド・ボーン
(FLESH AND BONE)
93年米
スティーヴ・クローブスD・クエイド
M・ライアン
J・カーン
G・パルトロウ
★★
骨肉の争いってか…ちょっと違うな。全体に流れる雰囲気も嫌いじゃないしD・クエイド演じる主人公はなかなかいいヤツだ。でも引っ張りすぎだし、何がいかんって、オヤジが彼女を○○しなきゃいかん理由がさっぱりわからんのが致命的、どーしてそうなるの?アル中タバコ飲みのメグっぺはパッとしないけどグウィネスのズベ公(言わねーよ!)ぶりはハマってたなあ、こういう役、もっとやってもいいんじゃない?
ブロウ
(BLOW)
2001年米
テッド・デミJ・デップ
P・クルス
R・リオッタ
R・グリフィス
E・サプリー
★★☆
デップ兄ちゃんステキ、きのっぴーからかまやつひろしまで頭七変化・服七変化、小汚いブルゾンまで着こなしてるしな。ペネロペのビッチぶりも素晴らしい、ああいう人近所のスーパーとかにいるよ、タバコすっぱー、ジャージでウロウロ。内容も面白いんだけど、あんなんで西海岸仕切れるの?アタシもやってみようかなんて思っちゃうんだよなあ、どうもウソ臭い、うまいこと話作ってるんじゃないかしらユングさんって気がしてしまう、実話にしてはウソっぽく、脚色してるにしては物足りなかったかな。
プロヴァンスの恋い
(LE HUSSARD SUR LE TOIT)
95年仏
ジャン・ポール・ラプノー O・マルティネス
J・ビノシュ
G・ドパルデュー
★☆
うっ、濃ゆいわ、オリヴィエ・マルティネス。角度によってはいいんだが…集中して観る前にいろんな話がどんどんあちこちに拡散しちゃってさっさと舞台が変わるんで、こっちはどこに焦点を当てて観りゃあいいんだかさっぱりわかんない。で、コレラって発病して30秒で死ぬんか?そんなわけないと思うが。
ブロークダウン・パレス
(BROKEDOWN PALACE)
98年米
ジョナサン・カプラン C・デーンズ
K・ベッキンセール
B・プルマン
L・ダイヤモンド・フィリップス
ジャクリーン・キム
★★☆
思ったよりもずっと面白かったっす。女性版「ミッドナイト・クロス」というふれこみだったけど、こっちのほうが断然怖い。だってまったくの無実なんだもん。クライマックスのクレア・デーンズの迫真演技は泣かせます。えらそうにしてるけどやっぱりさすがだわ。あんな目に遭ってる人がほんとにいるのかと思うと…タイや中東の警察の腐敗って怖い。しかし邦題「ブレーキダウン・パレス」にされなくてホントに良かったね。
ブロークバック・マウンテン
(BROKEBACK MOUNTAIN)
2005年米
アン・リーヒース・レジャー
ジェイク・ギレンホール
ミシェル・ウィリアムズ
アン・ハサウェイ
ランディ・クエイド
★★★☆
二人の心に永遠の時間を刻んでしまった夏。自分を騙し騙し生活していても、結局周りの人を傷つけてしまい、同時に自分をも出口のない孤独へと追い込んでしまう二人。貧乏・汚い・もさい、ヤッてることはめちゃめちゃストレート、もろもろ揃ったガサツな田舎モノの二人なのに、なぜかその間に犯しがたい静謐さが溢れていたのは、殆ど言葉を交わさせず、表情と風景だけで画面を見せるアン・リーの手腕に他ならないかも。もちろん役者二人もすごかった。ジェイク、マリオだし。マリオ、なんかギューっとしてあげたくなった(笑)騙されてるか?わし。途方もない田舎の侘びしいジャックの生家で、切り取られた写真のように窓から遠く見える山裾と青い空が印象的。
ブロークン・ハイウェイ
(EARTHLY POSESSIONS)
99年米
ジェームズ・ラバインS・サランドン
S・ドーフ
エリザベス・モス
★★
「ブロークン・ハイウェイ」とか「明日への逃亡」とか、硬派な犯罪ドラマかと思ったらお笑いトホホじゃんか。S・サランドンが罪犯して逃げてるって、テルマ&ルイーズもそうだったよなとか思ってたらトホホロードムービーじゃんか。大したことしてないんだからさっさと自首すれば?ってそんなこと言ったら映画終わっちゃうけどさあ〜サランドンってホント若い殿方をコマすのがうまいな、ちょっとやり方おしえてくんななまし。
フローレス
(FLAWLESS)
99年米
ジョエル・シューマッチャーR・デ・ニーロ
F・S・ホフマン
バリー・ミラー
クリストファー・バウアー
★★
うわあ、FSホフマンが女装したレオレオにしか見えなくて困った〜、レオが女装するとこうなるのねえって…前から似てるとは思ってたけど、女装すると普段よりもより似てるってのはいったいどういうことなんだ。最近のデニーロとしては珍しく、演技派ぶりがイヤミになってない一本。いつどんな映画に出てもデニーロになっちゃって浮いてたのが、今回はわりと素直に溶け込んでて、あ、そういえば男前だったよねえって思い出したしね。内容そのものはちょっとヘボいんだけど、『恋に落ちたら…』と通じるダサかわいい映画でした。
プロデューサーズ
(THE PRODUCERS)
2005年米
スーザン・ストローマンネイサン・レイン
マシュー・ブロデリック
ユマ・サーマン
ゲイリー・ビーチ
ウィル・フェレル
★★★
ぶははは、すっごく面白い、でもコッテコテにクドい。チョコレートケーキにコンデンスミルクたっぷりって感じ。おなかいっぱい、胸焼けでゲフー。N・レインもマシューも、歌うまいわ〜、これを舞台でやってたんだから声量もあるんだろうなあ、今まで知らなかったので感心。U・サーマンもがんばってたけど、他のメンバーのうまさはこれとは全然違うので、ミュージカルで歌える人ってほんとにすごいんだな。オネエなヒットラーのクネクネが目に焼き付いて離れない。すごく面白かった、でも2回目はもういいわ。
プロフェシー
(THE MOTHMAN PROPHECIES)
2002年米
マーク・ペリントン リチャード・ギア
ローラ・リニー
ウィル・パットン
アラン・ベイツ
★★★
うわ〜すっげえ怖い。3晩続けて同じ男が訪問してくるイメージ、普通に録音できてしまうが存在しなかったはずの通話、リアルな実体として夫を訪ねてくる死んだ妻。最後まで観ていると出てきた多くの謎が解き明かされてゆくので、そこはサスペンスとしての楽しみ方も出来るが、最後までなんだったのかわからない、一見意味を成さない不可思議な出来事もたくさんちりばめられていて、この解決されない気持ちの悪さというのが非常に恐怖をかきたてる。モスマン=「くだん」にあたるものなのか?
プロポーズ
(THE BACHELOR)
99年米
ゲイリー・シニョール C・オドネル
R・ゼルヴェガー
B・シールズ
★★
レニー、捨てちゃえ、こんなヤツ(笑)あたしはC・オドネルなんかにあれこれゴタクを並べられたくなんか絶対にないぞ〜他の花嫁候補も全員そうだったようで(笑)フラれまくってるのがおかしい。レニーはピンク色のふくれっ面が相変わらず可愛くていいわ♪ブルック・シールズももちっと我慢すれば大金持ちになれたのにねえ、惜しい。1000人のウェディング・ドレス軍団は圧巻。
フロム・ヘル
(FROM HELL)
2001年米
ヒューズ・ブラザーズJ・デップ
H・グラハム
I・ホルム
J・フレミング
S・リンチ
★★☆
星の数ほどある切り裂きジャック話の一解釈、これはこれで面白いですわ。犯人はすぐわかっちゃうんだけど、この映画って推理するのがメインではなくて、19世紀末の英国の雰囲気とか(負の)名物?みたいなものをいろいろと見せたかったんじゃないかと思われるので、世紀末ロンドン暗黒名物博覧会という感じでいろいろ楽しめてまあヨシ。阿片中毒な幻想デップ兄ちゃんはお耽美な感じでカッコいいんだけど、ノーマルすぎてちょっと残念かなあ。
ブロンディー 女銀行強盗
(THE REAL McCOY)
93年米
ラッセル・マルケイK・ベイシンガー
V・キルマー
T・スタンプ
★☆
キム・ベイシンガーって前は萬田久子にしか見えなかったんだけど今見たらすごく綺麗。なんかキップに似てるし。いろんな衣装で出てきてくれるので目の保養になるわ〜ヴァルがキャップかぶってワンちゃんみたいにスリスリしてるのもかわいい。映画はちょっとテンポ悪し、でもいい、カッコいいから。