タイトル
( 原題)
公開年
監督 出演俳優 ワシだけの評価・コメント
計画性の無い犯罪
(DISORGANIZED CRIME)
89年米
ジム・カウフ ホイト・アクストン
コービン・バーンセン
ルーベン・ブレイズ
ルー・ダイアモンド・フィリップス
★★
アハハ、とほほのぼの犯罪映画。イマイチ不発に終わってるのが残念だが、ちょっとずつドラマを抱えた4人のしぶしぶな協力関係っていうシチュエーションはとっても好み。ルルルルゥ〜ダイヤモンドフィリップス、かわいいーっ!そうだった、ちゃんと二枚目俳優として活躍していたんだった、この当時…(しんみり)フランク、あんたはいろいろご苦労様。
KT
2002年
阪本順治佐藤浩市
キム・ガプス
チェ・イルファ
筒井道隆
香川照之
柄本明
★★☆
一見平和な日本の水面下で不気味な政治的陰謀が交錯してうごめき、一国の行く末を左右する事件がカビ臭い地味〜なアパートの一室、ホテルの一室で行われてたりする、このなんとも言えない胡散臭い雰囲気が面白い。佐藤浩市がなぜ金大中暗殺計画に協力する気になったのか、その理由がイマイチよくわからんのだが。南北朝鮮、30年経った今でも統一はなされてないが、30年も経って、KTは本当に大統領をやっていた、スゴイ。単純にすごいと思う。
K-19
(K-19 THE WIDOWMAKER)
キャスリーン・ビグローハリソン・フォード
リアム・ニーソン
ピーター・サースガード
★★☆
L・ニーソンとH・フォード、人格がどうとか言うより、サイズ的に狭い潜水艦には向かないような気がするがいかがなものか、すごい圧迫感。地味で暗いながらも緊迫感・悲壮感溢れて見応えあるんだけど、が、しか〜し、開始後90分も経ってやっと面白くなってきてどーする、エイコーラ風味のロシア〜ンな派手派手BGMも出航前から使いすぎてなんだかちょっと恥ずかしい。加えて、実はソ連はこんなにダメダメなのにアメリカと張り合おうとしてたんです、とんだ身の程知らずですね、びっくりした?と言いたくて作った映画という気がちょっと。でも、実は後半、東海村の臨界事故思い出してうわ〜ん怖いよ〜とかなり取り乱しちゃったんだよ、こんな怖い映画だったとは知らなかったよ、『はだしのゲン』と並ぶトラウマもの。
刑務所の中
2002年
崔 洋一山崎務
香川照之
田口トモロヲ
松重豊
村松利史
★★★
今日のゴハンはビューだね、ビュー!おんなじ経験しても多分私には地獄だが、「こいつ、相変わらず暗くていいなあ…」って、こういう感性持ってるゴーイングマイウェイな花輪さんの視点で見るからムショもそれなりに楽しそうに見えちゃうんだな、しょうゆかけ麦混じりゴハンで感動、できん。ゴハンがうまいっていいよね。しかしマンガに忠実だったなあ〜、あの一種異様なグロ風味はなかったけど、脱力感のほうはびっくりするほどよく出てたわ、「えびっぷり」と「アルフォート」商品名もバッチリ。えびっぷり見ないけどな。
夏至
(a la verticale de l'ete)
2000年仏・ベトナム
トラン・アン・ユントラン・ヌー・イェン・ケー
グエン・ニュー・クイン
レ・カイン
★★
大部分、絵と雰囲気で見せることに頼っていて、それはこの監督さんの前の2作でもそうだったしそれが心地よかったんだけど、なんか3作目ともなるともうそれだけではお客さんの目は誤魔化せないぞっていうか…不倫もの好きじゃないっていうのもあるんだけど出てくるのが男にとって都合のいい女の人たちばっかりでウンザリだったかも。でも絵はほんとに綺麗ボロボロの家の中のインテリアも何気にオシャレで色使いもいいし、水がふんだんに使われていて水の匂いみたいなのが伝わってきそうな気がしたわやっぱりさすが。
ゲシュタポSM収容所
(GESTAPOS LAST ORGY)
77年伊
チェザーレ・カンドネバリダニエラ・レヴィ
ゆるゆるのポルノ映画にしてはショッキング(笑)映像がたくさんあってけっこう楽しい。やけに深刻ぶったキャプションが流れちゃったりするのも中途半端な偽善ぽさを醸し出していてグウ。SM収容所って言ってるけど、SはいるけどMはいなかったと思うぞ、ゲシュタポSS収容所。あっ、親衛隊のSSとサディスト×2のSをかけてSS、あたし、サエてる!座布団100まい!うほほほほ。
ゲシュタポナチ収容所
(GESTAPO'S LAST ORGY)
76年伊
チェーザレ・カネヴァリ ダニエラ・レヴィ
マルク・ルー
マリステラ・グレコ

ワハハハ、イタリアと言ったらマカロニ・ウエスタンとエロエロ?「愛の嵐」のZ級版?70年代ってこの程度でもエロだったんでしょうか、リーゼ役の女優さんが全然美しくないのも安いポルノ映画という感じがしてグウ。「リーゼのテーマ」が泣かせるぜ。イタリア語でまくしたてるナチスの将校というのもものすごい光景。で、あの収容所は何のために作られてたんスか?
ケミカル51
(THE 51ST STATE)
2002年米・英・カナダ
ロニー・ユーサミュエル・L・ジャクソン
エミリー・モーティマー
ロバート・カーライル
リス・エヴァンス
ショーン・パートウィー
★★
ぶはは、も〜何なのさ!とにかくサミュエルがヘン、その一言に尽きる映画。なんでスカートはいてるのさ!ワタシはますますこの人がわからなくなってきた。また似合ってるのさ、足綺麗なのさ(笑)「民族衣装姿の長身の黒人を捜せ」という指令に大笑いさ。思わずキルトの中覗いちゃうE・モーティマーもね、すげー気持ちわかるわ。
けものがれ、俺らの猿と
2001年スペースシャワーネットワーク
須永秀明永瀬正敏
鳥肌 実
降谷建志
車だん吉
ムッシュかまやつ
★★
筒井康隆の夢小説を映画にしたみたいだな〜これ。いつまで経っても目的が遂げられない、ワケのわからんジャマが入る、これって夢だよねえ。だから観てる間ずーっとイラつきモード、観る側をイライラさせたくて作ったに違いない、うん、絶対そうだよなあ。でもだんだん笑えて来ちゃうんだよ、永瀬もベン・スティラーと一緒で巻き込まれキャラ似合うよね、ヤキソバ四丁〜!