タイトル
( 原題)
公開年
監督 出演俳優 ワシだけの評価・コメント
ムーラン・ルージュ
(MOULIN ROUGE)
2001年米
バズ・ラーマンN・キッドマン
E・マクレガー
J・レグイザモ
ジム・ブロードベント
R・ロクスボロウ
★★★
やられました、極彩色のパリでこの世のモノとは思えない美貌のニコールが真顔でスチャラカダンス。カマカマライク・ア・ヴァージンにサウンド・オブ・ミュージックと、爆笑シーンもてんこ盛りながらベタベタな悲恋物語に思わず涙してしまうクライマックス。ユアンとニコールのお歌も噂に違わずすんばらしい。せっかく出てるレグザェモンがついでのようだったのがちょいと残念。ローーーークサーヌ。
ムーン44
(MOON44)
90年米・西独
ローランド・エメリッヒ M・パレ
M・マクダウェル
リサ・アイクホーン
ディーン・デブリン
★☆
「スター・トレック」とはまたひと味もふた味も違うチープなセット、酔っぱらった蝋人形のようなマイケル・パレ、一目でわかっちゃう悪玉。そしてそして、ムーンの運搬船が行方不明に、っていう大事な問題をさしおいて、「頭カラッポマッチョ組」×「ナヨナヨナーズ組」に別れてまるでハイスクールのようなうちわゲンカ(痴話ゲンカともいうかも)を繰り広げるおにいちゃんたち。エメリッヒったら私に隠れてこんなことしてたのね、ステキ〜(笑)
ムーンライト・ドライブ
(GLAY PIGEONS)
98年米
デヴィッド・ドプキン J・フェニックス
V・ヴォーン
ジョージナ・ケイツ
J・ガラファロ
★★☆
ビンボがお笑いになってるぅ〜。カウボーイハットがまぶしいデコチンビンボ、あれって意外に猟奇殺人鬼の実体に迫ってたりして。全体的にはトホホなんだが、妙にノーテンキなカントリー調の曲とホアキンの深刻そうな顔がミスマッチで、でもそれがなんとなくいい。ガラファロおねえさんもカッコ良かったわ♪でもあの女は殺して正解。
ムーンライト・マイル
(MOONLIGHT MILE)
2002年米
ブラッド・シルバーリング ジェイク・ギレンホール
ダスティン・ホフマン
スーザン・サランドン
ホリー・ハンター
エレン・ポンペオ
★★☆
突然の娘の死に必死で対応しようとする両親、冷静に見えて混乱しまくっており、自分を騙して婚約者の両親に合わせようとするジョー。キャストに名優を持ってきたのは正解、わかりにくく奥深い演技を求められるこの映画、最初タル〜・・・と思ってたんだが、見終わった後でじんわりと暖まってくる。J・ギレンホールはこういう役をしっかり自分のモノにしちゃう稀有な若手クンだ。ベトナム戦争時代か〜、「ジュークボックス」って、見ないもんねぇ、最近。
息子の部屋
(LA STANZA DEL FIGLIO)
2001年伊
ナンニ・モレッティN・モレッティ
ラウラ・モランテ
ジャスミン・トリンカ
★★☆
つらつらっと観ただけだとだから何?ってなりそうなんだけど、感情をあまり剥き出しにしない父親の、淡々とした日常生活に、悲しみの持って行き所のなさがヒジョーに良く出ていて、観た時よりも後から余韻の残る感じの映画じゃった。こういう悲しみって、時間とともに、消えはしないが癒されはするんだろうか。息子の部屋はよく片付いてた…うちじゃ服なんてそのへんにグチャグチャになっているが。
息子のまなざし
(Le Fils)
2002年ベルギー・仏
リュック&ジャン・ピエール・ダルデンヌオリヴィエ・グルメ
モルガン・マリンヌ
イザベラ・スパール
★★★
殆どの部分をブレブレのハンドカメラで撮っていて、主演のおっさんの顔のどアップの連続にお腹一杯。どのくらいおっさんのアップなのかと言うと、まわりで起こっていることすら満足に映らなかったりするくらいに、ひたすらおっさんの後頭部とか顔とかがはみ出すくらいに映りまくるんである。しかし、めったに喋らない・音楽はおろか音すら殆どない画面の中で、自分に悲劇をもたらした元凶である少年への憎悪と、何も知らずに自分を慕ってくる少年への父性愛に似た感情とのせめぎ合いを、この目つきの悪いオッサンは見事に演じきっていてスゴイんである。一見何も解決していないかのような唐突な終わり方は『ロゼッタ』『イゴールの約束』など他のダルデンヌ作品と同様だが、かすかにほの見える光のようなものが観賞後余韻を残す。
ムッソリーニとお茶を
(TEA WITH MUSSOLINI)
99年伊
フランコ・ゼッフィレッリJ・プローライト
M・スミス
シェール
L・トムリン
J・デンチ
★★☆
おせっかいでお人好しでタカビーで優しいおばあちゃんたちの友情物語。シェールのアクの強い派手さがハマリ役だし、マギー・スミスはやっぱり役者だな〜と感心させられる、みなさん芸達者で、半分以上はそのおかげでこの映画すごく良く仕上がってる気がした。まあ、それにしてもイギリス上流のご婦人方って世界中にちらばってほんと優雅に過ごしてたんだなあ。子役のルカがすごく可愛かった。
ムトゥ 踊るマハラジャ
(MUTHU)
95年インド
K.S.ラビクマール ラジニカーント
ミーナ
★★★
ビデオ屋さん3件も回ってやっと借りたのよ。その甲斐はあったわね〜(笑)観ている間中一緒に歌えないすごい歌詞の歌が頭をぐるぐるまわり、しかもタオルの音がそれに混じるぞ。一曲踊るのに5,6回服を着替えているのが豪華で綺麗。これぞミュージカル。ムトゥはステキ。しかしなんであんなに強いのか?それを言っちゃあおしまいなのか?ミーナちゃんは綺麗だ。インドの女の人ってみんな美人。