タイトル ( 原題) 公開年 |
監督 | 出演俳優 | ワシだけの評価・コメント |
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ニコラ (NICOLAS) 98年仏 |
クロード・ミレール | クレモン・ヴァン・デン・ベルグ ロックマン・ナルカカン イヴ・ヴェローベン |
★★ ニコラ君、全然顔は似てないんだけど子供の頃のファーロング君にちょっと感じが似てる。「強く願えばかなう?」っていう台詞とプロミスリングが印象深いわ〜、そうか、願いは……「猿の手」の空想シーンの意味がラストでわかったわ、そういうことだったのね。 |
21グラム (21GRAMS) 2003年米 | アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ | ショーン・ペン ベニチオ・デル・トロ ナオミ・ワッツ シャルロット・ゲンズブール | ★★ なんかもう3人で仲良くお手々つないで地獄へドボン、みたいな(笑)教訓:安全運転しましょう。免許更新の時見せるビデオはこれにするといいかもね、あ、でもみんなぐったりして帰りに事故起こしたりして。ただただキツくて濃い悲劇の三角関係、少しユーモラスな要素を入れないとこの手の映画の悲しみは胸に迫って来にくいと思う、あんこに塩を混ぜると甘みが増すように。時系列をバラバラにしてつなぎ合わせた手法も今回は作り手側が狙っているほど意味を成してなかったような気がする。手ブレはいりまくり、どアップの多用という素人のような撮影法も、少しうるさかったような。紅千代のクマゴロウっぷりスゴかったなあ。 |
25年目のキス (NEVER BEEN KISSED) 98年米 |
ドリュー・バリモア デヴィッド・アークェット ジョン・C・ライリー リリ・ソビエンスキー ゲイリー・マーシャル |
★★ どこのおばさん?と目を疑うばかりのドリューのブスぶり。歯の矯正、シャンプーしてない(!)髪の毛、ヘロヘロした不気味な愛想笑い!カワイイばっかりじゃなくてこんなものすごい役もできるとは、やっぱりドリューってすごいのかも。そのぶん、25歳はじめてのキスを待つドリューのかわいいさが引き立って良かったよ。うーん、ツッコミどころは山のようにあるけど、ドリューの映画はかわいいからもう全部許すね。 |
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二重スパイ (DOUBLE AGENT) 2003年韓国 | キム・ヒョンジョン | ハン・ソッキュ コ・ソヨン チョン・ホジン ソン・ジュホ | ★★★ 冒頭、実写の北朝鮮軍事式典の行進にハン・ソッキュが紛れてる映像が面白かった。すごく重い映画の内容を暗示しているのに笑っちまってゴメン、『フォレスト・ガンプ』にカップヌードルでびっくりしたこの方式、もう当たり前に出来るようになってるんだね。これだけしつこく映画にされる南北朝鮮の確執、日本人の自分にはどんなに勉強しようとも完全には理解できないんだろうな。改めて、韓国というのは近くて遠い国なのだなと感じさせられた映画。ラストはああしないほうが良かった気が。しかし、ハン・ソッキュがエリートスパイ・・・テコンドー大笑い。この映画のハンソッキュ、髪型も手伝って、整形した島田紳助にしか見えんかったぞ。開けビューティーコロシアム。 |
28日後… (28DAYS LATER) 2002年英 | ダニー・ボイル | キリアン・マーフィー C・エクルストン B・グリーソン ナオミ・ハリス ミーガン・バーンズ | ★★☆ うまいなー、壊滅状態になったロンドンで、28日後に目覚める主人公。惨劇への想像をかき立てるので、ヘタにちゃちな映像でパニック描写をするより却って効果的、かつ予算大幅節約、一石二丁じゃん。ゾンビよりもウィルスよりも、一番怖いのはやっぱり人間なのよ、という、ありがちな結論を提示してはいるんだが、こんなグロな内容なのに、画面・選曲などが垢抜けていてコワかっこいい、さすがはトレスポで一世を風靡したダニー・ボイル。いや、でも、エクルストンも怖かったけどゾンビも怖かったな〜、ミイラ男とかロメロのゾンビとかと比べものにならないほど足速いんだもん。 |
ニノの空 (WESTERN) 97年仏 |
マニュエル・ポワリエ | セルジ・ロペス サッシャ・ブルド エリザベート・ヴィタリ |
★★ ちょっとヘンな感じだけど面白い、ロードムービーというには行ったり戻ったりが頻繁すぎてちょっと違うし(笑)ラストでズズッという感じになったんだが、お人良しで色男のパコもいいんだが、貧相なニノ、いい女の人が見つかって良かったねえ、誰かが好きになってくれるっていうのはホントだったんだね。黄色や緑の色の使い方が綺麗でちょっと特徴アリ。ところで彼女はあんだけ子供がいてどうやって生計を立ててたのか? |
2番目に幸せなこと (THE NEXT VERY THING) 2000年米 |
ジョン・シュレシンジャー | マドンナ R・エヴェレット B・ブラット I・ダグラス リン・レッドグレーブ |
★★ おっとぉ〜宣伝やチラシから受けるイメージと全然違ってかなりシビアなお話じゃん。そんなに「血」が大切なんだろうか、あんなやつに共同親権がもらえるなんて変じゃないか?法律なんとかせいや。ルパートはとっても良かったが、相変わらず筋肉ボコボコで見る度に違う顔に若返ってゆくマドンナが怖すぎて集中できん(笑)B・ブラットもジョン・ローンに見えちゃうし…最初わるものかと思ったよ。子供がタラちゃんみたいな毒のないいい子でちょっと不気味っす。 |
200本のたばこ (200 CIGARETTES) 98年米 |
リサ・ブラモン・ガルシア | P・ラッド C・ラブ B・アフレック C・リッチ G・ホフマン J・ガラファロ ジェイ・モー M・プリンプトン ケート・ハドソン |
★★☆ 禁煙中の人には辛い映画だよねえ?ってそりゃうちのダンナだ。俳優陣、美味しすぎますね。犬のウンコつけちゃって開き直るケート・ハドソンに、P・ラッドのすごいモミアゲもたまげたが、お話の中心になる純愛コートニー、良いのだ。パーティでキメるわ!ってみんなが意気込んでるのが可笑しくて…ホームパーティでそんなに入れ込むなよ。81年という設定もグーですね。サントラ欲しくなりました。ベン・アフレックって実はゴリラだったのね。マットに隠れて気付かなかったけど。 |
日本の黒い夏−冤罪− 2001年日活 | 熊井啓 | 寺尾聰 中井貴一 細川直美 遠野凪子 石橋蓮司 | ★★ 「オレ、ノロってんだ。ノロいからじゃないぜ」って『飛び出せ青春』みたいな自己紹介に細川直美の火曜サスペンスみたいなものすごい演技力に最初どーしようかと思ったんだが、こんな事件が実際にあったんだってことで最後まで興味をなくさずに観ることができたわ。でも映画の出来はなあ〜…冤罪事件、これは真犯人わかったからいいけど、そうじゃなくて苦しんでる人が他にもいるかと思うと胸痛い。 |
ニューオリンズ・トライアル (RUNAWAY JULY) 2003年米 |
ゲイリー・フレダー | ジョン・キューザック ジーン・ハックマン レイチェル・ワイズ ダスティン・ホフマン ブルース・デイビソン ディラン・マクダーモット |
★★★ グリシャム原作で面白かった映画第二段。珍しい。ジョンQとR・ワイズのカップルが悪なのか何か仕掛けがあるのか、最後まで判断つかなくて、裁判結果は予想できるものの、どう持っていくのかが興味深くて一気に観ちゃった。しかし、あんなに裏工作が可能なんだったら全然信用できんな、陪審員制度。日本でも採用されたらどーなるんスかね? |
NY検事局 (NIGHT FALLS IN MANHATTAN) 97年米 |
シドニー・ルメット | アンディ・ガルシア リチャード・ドレイファス イアン・ホルム レナ・オリン |
★★ 「社会派」シドニー・ルメット。ものすごく地味な映画でしたね。ガルシア君はいつでも正義の味方。この地味さ加減と盛り上がらなさは、「決別の時」を連想させました。ドレイファスがすごく良かった。だんだん好きになってくるな〜この人。 |
ニューヨーク ニューヨーク (NEWYORK,NEWYORK) 77年米 |
マーティン・スコセッシ | R・デニーロ ライザ・ミネリ |
★★ スコセッシ映画とは思えない優しめの作品。歌って踊れるから選んだんだろうけどライザ・ミネリの顔はどうにもこうにも(笑) |
ニューヨークの恋人 (KATE & LEOPOLD) 2001年米 | ジェームズ・マンゴールド | メグ・ライアン ヒュー・ジャックマン リーヴ・シュライバー ブレッキン・メイヤー B・ウィットフォード | ★★☆ ヒュー・ジャックマン、19世紀のふんわりヘアがあんまり似合ってなくてちょっとうぷぷ。内容、ツッコミどこはあれどそこそこ面白いんだけど、肝心のメグ・ライアンがダメっす、40過ぎてのロマンチック映画のヒロインでアップがキツくなってきてるのは仕方ないかと思うんだけど本人それを意識しているのか、今までの彼女の魅力だったクルクル変わるお茶目な表情が少なく、終始あんまり笑ってないイメージ。美人だけどカリカリして疲れていて、過去から来た男・ヒューがどうして彼女にホレたんだかが良くわかんないんだな〜。 |
ニル・バイ・マウス (NIL BY MOUTH) 97年英 |
ゲイリー・オールドマン | レイ・ウィンストン キャシー・バーク チャーリー・クリード・マイルズ |
★★ 噂に聞いていたとおり…かなり辛い映画でした。暴力亭主に青痣つくってるかあちゃん、そしてその子供はいやだと思いつつもやっぱり暴力亭主に。娘は父親そっくりの男と結婚するのだ。破綻してる…私が生涯賭けて研究したい題材なのだ。オールドマンこんな環境で育ったのね。 |
ニンゲン合格 98年大映 |
黒沢 清 | 西島秀俊 役所広司 大杉蓮 りりィ 哀川翔 |
★★☆ 全編通して漂う暗くも明るくもないボーッとした感じが一種独特。哀しそうでも楽しそうでもない浦島クンの馬に向ける情熱だけがアツかった。リアリズムって言ってるけど、表情のなさと会話の少なさが、かえってちょっとわざとらしいんじゃ? |