タイトル
( 原題)
公開年
監督 出演俳優 ワシだけの評価・コメント
リアル・ブロンド
(THE REAL BLONDE)
97年米
トム・ディッチロ M・モディン
K・キーナー
マックスウェル・コーンフィールド
B・ウィルソン
★★☆
マドンナのTel番号を得意気に持ち歩いちゃうマシューに護身術で鬱憤晴らしのキャスリーン姉ちゃん、リアル・ブロンドはどこ?なマックス。ちょっとトホホな人たちのちょっと情けなくて嬉しい、とほほのぼの物語。観てるほうもちょっとだけハッピーになれちゃってちょっとだけスマイルだ。しかしこの映画、演出が「ジョニー・スエード」とまるきり一緒。マシューのデカパン水着は可愛かったぞ。
リード・マイ・リップス
(SUR MES LEVRES)
2001年仏
ジャック・オディアールエマニュエル・ドゥヴォス
ヴァンサン・カッセル
オリヴィエ・グルメ
オリヴィエ・ペリエ
★★
ヒロインのシケOL、社内でも友達にもいいように使われて、一見おとなしそうでものごっつう地味(人からのパーマかけてみたら?などのイメチェン・アドバイスは聞き入れない)・なのにめちゃくちゃ気が強くてプライドが高くガンコという、会社に一人はいる「変わり者」の女子社員って感じが良く出てたわ。ショボい男役をやると果てしなくボヘエ〜っとなっちゃうヴァンサン、途中から彼女に引きずられて振り回されてくのが面白かった。サスペンスか恋愛か、どっちかに絞ったほうが面白くなったんじゃないかしらん。
リクルート
(THE RECRUIT)
2003年米
ロジャー・ドナルドソンコリン・ファレル
アル・パチーノ
B・モイナハン
ガブリエル・マクト
★★☆
観ている間中疑心暗鬼がつのって、どれもこれも疑い倒しちゃったせいで驚き疲れて最後あたりはちょいと息切れ気味。でも面白かったわ。コリン・ファレル、『フォーン・ブース』に続いて、全編通してやられっぱなしの困りっぱなし、今回も暑苦しさ全開でとってもステキ、アル・パチーノも、「あと何時間くらいかかりますか?」と尋ねたくなるお得意の大演説を延々とぶちかましてくれて、暑苦しさならオレだろオレ、ペーペーが出しゃばるんじゃねえよって具合にさすがの存在感。コリンにCIAのスパイをやらせるのはいいかもなー、だって誰も信じないし。銃ふりかざして走ってても、コリン・ファレルじゃ強盗にしか見えないんだもんな〜、そりゃ相手も逃げるってば。
理想の結婚
(OSCAR WILD'S AN IDEAL HUSBAND)
99年英
オリヴァー・パーカージェレミー・ノーザム
J・ムーア
C・ブランシェット
R・エヴェレット
M・ドライヴァー
★★
勘違いの連続で誤解が生まれて云々っていうところはヒジョーに良くできてると思うんだけど、あれ、ラストのおさまり具合、なんかヘンだったんですけど…あたしたち誤魔化されてない?それもそうだがミニドラとR・エヴェレットって組み合わせはすごすぎる。ルパートの父ちゃん、ミニドラに息子を任せるっていうのはクジラと縁組みするようなもんなんだよ、いいの?生まれる子供はクジラと人間のハーフなんだよ?そのへんよーく考えてね。
リターナー
2002年
山崎貴金城武
鈴木杏
樹木希林
岸谷五朗
★★☆
金城武の演技が中学生日記レベルだとか地球征服に80年もかかったのかよとかなんで肝心なとこであの奥の手アイテム使わないのかよとか、ツッコミ始めたら山積みどころかチョモランマ並みではあるんだけどさ、がんばってるよ、日本のSF大作映画のレベルを考えたらホントがんばってるのよ、脚本もうまく出来てる。宇宙人だのマトリックスシーンだの、オリジナリティのなさという点ではどうにも言い訳の出来ない映画だとは思うけれど。
リターン・トゥ・パラダイス
(RETURN TO PARADISE)
98年米
ジョセフ・ルーベンV・ヴォーン
A・ヘッシュ
J・フェニックス
D・コンラッド
★★
覚悟はしてたんだけどヘビーでヘロヘロ。ホアキンが可愛そうで可愛くて泣きそうになっちまいました。こんなに真剣になったビンボ初めて見たよ〜ううっ意外といいヤツだな、お前!どうして数ある第三国での西洋人麻薬所持映画では必ず現地の司法側がこうも分からず屋に描かれてるんだろうか、それともホントにこんなに分からず屋なんだろーか?
リディック
(THE CHRONICLES OF RIDDICK)
2004年米
デヴィッド・トゥーヒーヴィン・ディーゼル
ジュディ・デンチ
タンディ・ニュートン
ニック・チンランド
カール・アーバン
ライナス・ローチ
★☆
観ちゃった・・・『ピッチブラック』がB級ながらかなり面白かったので期待してたんだけど、すんごいトホホ〜、もう爆笑モノ。爆笑B級SFっつったらジョン・カーペンターだけど、あそこまで徹底したバカバカしさがないぶん、なんじゃこりゃ度がMAX。針振り切れてます。針っつーのも古いか。ラストもスゴイ、コーヒー飲んでなくて良かった、飲んでたら絶対鼻から出てたと思う。「ネクロモンガー」っていう名前も笑えるんだな、毎回モモンガ?とツッコミたくなるし。ジュディ・デンチにライナス・ローチ、こんなんに出てていいんですか?
リトル・ヴォイス
(LITTLE VOICE)
98年英
マーク・ハーマン J・ホロックス
M・ケイン
B・ブレッシン
E・マクレガー
★★☆
ぎゃははは、ユアーン!ダサダサ。「ブラス!」といい、この監督さん、ユアンをダサく見せることに命かけてないか?M・ケインのすんごい柄シャツといい、ファッションチェックでかなり楽しめるわこの映画。内容自体はいまひとつだと思ったんだけど、LVの歌が圧巻だったからまあヨシとしよう。RPG好きな私はLVって見るとどうしても「レベルが上がったのね!魔法覚えた?」って思ってしまっていかんです。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
(THE LITTLE SHOP OF HORRORS)
60年米
ロジャー・コーマン ジョナサン・ヘイズ
ジャッキー・ジョーゼフ
ジャク・ニコルソン
★★☆
だいぶ前に観たので記憶が曖昧だったけど、なかなかトホホ味でしたね。歯医者の患者のエピソードはなくてもいいのに笑える。ジャック・ニコルソンは男前なのに今はどうしてあんなに怖いんだろう?ラスト、絵的にけっこう怖いぞ…
リトル・ダンサー
(BILLY ELLIOT)
2000年英
スティーブン・ダルドリー ジェイミー・ベル
ジュリー・ウォルターズ
ゲアリー・ルイス
★★☆
何気に笑えて何気にじーんとくる映画。イギリスの労働者といったら炭坑なのねえ、炭坑の街からバレエダンサー、父ちゃんと兄ちゃんが容易に受け入れられないのもごもっとも。でも息子のために必死でお金を集めようとする誇り高い父ちゃん、泣かせるぜ。オカマちゃんのマイケルがすんごくカワイイ、ヴァネッサ・パラディみたい。ビリー役の子、踊りまくってたわ!「本物」だからカットとか編集とかで誤魔化してなくて圧巻。子供だから細いんだけど、実は鍛えまくって筋肉ビシビシなのがわかって笑えました。
リトル・ニッキー
(LITTLE NICKY)
2000年米
スティーブン・ブリルA・サンドラー
P・アークェット
H・カイテル
R・エヴァンス
★★☆
ぶはははオジー!出てくるとは聞いてたけどやられました。アメリカネタに詳しくないとな〜と二の足踏んでたのがウソみたいに面白かったっす、寝るとついつい悪魔の血がうずくニッキーに呪いの言葉を吐くシカゴ。「もしや兄さんでは?」ってあんた…でも恥ずかしいんだがタランティーノがどれかわかんなかったワシ。チキン食べたくなりました。モスチキンね。
リプリー
(THE TALENTED MR.RIPLEY)
99年米
アンソニー・ミンゲラ M・デーモン
J・ロウ
G・パルトロー
C・ブランシェット
F・S・ホフマン
★★★
オリジナルが暗い陰謀をフツフツと煮えさせてたのに対して、これはリプリーのジャッキーに対する憧憬と劣等感をより前面に押し出して描いてて、見てると犯罪の発覚に怯えるマットが切なく愛しくさえ思えてきちゃうのだ(!)ミスキャストだなんて思ってごめんね、マット。ジュードはもちろんクラクラするくらい麗しいんだが、男性陣がイケてるおかげでグゥイネス&ケイトのギスギスコンビ、出る幕なかったかも…
リプレイスメント
(THE REPLACEMENTS)
2000年米
ハワード・ドイッチ K・リーヴス
G・ハックマン
J・ファブロー
B・ラングトン
R・エヴァンス
★★★
クミコって誰なんだよ!(笑)うわあ、80年代か?(音楽も)っていうようなベタベタスポ根映画だね、「栄光のエンブレム」思い出しちゃったよ〜でも捻ってないぶんセオリーを外してないのできっちり面白いのよねえ、さすがはハワード・ドイッチ、見せ所を心得てるわ、笑いと涙と根性とリス・エヴァンス。←それはどうかな でもキアヌ、そんだけたるんだ腹とボーッとした性格でクォーターバックは絶対ムリだと思うがどうか?
リプレイスメント・キラー
(THE REPLACEMENT KILLERS)
98年米
アントワ・フークワ チョウ・ユンファ
ミラ・ソルビノ
マイケル・ルーカー
ユルゲン・プロホノフ
★☆
かなり、トホホテイスト溢れちゃってる〜。チョウ・ユンファだからといって二丁拳銃と銃撃戦、やたらにやればいいというもんではないのよ。なんてもったいない。雰囲気だけ香港ノワールだけどストーリーが一本調子で、起承があって転がなくてそのまんま結になってまんがな。でんがなまんがな。
リベラ・メ
(LIBERA ME)
2000年韓国
ヤン・ユノチェ・ミンス
チャ・スンウォン
キム・キュリ
ユ・ジテ
★★
炎や爆発シーンの映像はすごくリアルでド迫力、でも話はツッコミどころ満載。結局あの犯人の意図がなんだったのかさっぱりわからんのですが…いちいちあんな大掛かりな仕掛け、いつ仕込めたのかもよーわからん。でもって登場人物あまりに多すぎて「バンド・オブ・ブラザーズ」状態だ(笑)で、死んだ同僚と彼女はつきあってたワケ?なんでサンウは彼女と目合わせられないの?説明足りなさすぎ〜。
リベリオン
(EQUILIBRIUM)
2002年米
カート・ウィマーC・ベール
ショーン・ビーン
エミリー・ワトソン
W・フィッチナー
ショーン・パートウィー
★★☆
ど〜する、プレストン!ガン=カタ、大笑い〜、『ブレイド』のウェズリーよりもさらに上手を行く爆笑キメキメポーズ。ガンマニア向けの近未来SFお耽美アクション。書いてみるとなにやらすごい。設定自体が、イマドキそれって〜、と思うくらい荒唐無稽だし、感情コントロールされてるんだったらまず恋愛できんだろうとか、犬を可愛いと思うのがダメで、手柄を立てて出世したいと思うのはいいのか?とか、ツッコミどころは星の数。が、画面はスタイリッシュなんだけどミョーにへっぽこで、そんな隙だらけなところもラブリーな映画。
流星
(流星語)
99年香港
ジェイコブ・チャンレスリー・チャン
ティ・ロン
キャリー・ン
キー・キー
★★
レスリー、「俺ももう30過ぎだ」って何言ってんだあんた43歳のくせに。相変わらず男イザベル・アジャーニなお方。でかい母ちゃんの子供捨ててった理由と苦悩がちっとも伝わってこないのと、香港映画特有のいい人役と悪役のきっぱりした分かれ方がちょっと滑稽でマイナス〜。でもミン役の子がすごく可愛かったのと、脇のランさんとお巡りさんのもどかしいエピソードが泣かせたわ。
猟奇的な彼女
2001年韓国
クァク・チェヨンチョン・ジヒョン
チャ・テヒョン
キム・インムン
★★
普通に面白かったかなあ〜、ちょっと前半あのノリに乗り遅れそうだったけど、後半はなかなかしんみりと心を打つ展開で、お話としては月9のドラマ枠でやってそうな感じ?胸キュン恋愛ドラマ。この「彼女」がもんのすごく可愛いんだよな、ゲロられどつかれ、やられっぱなしのみなさん、親切っつーかお人好しっつーか、これで可愛くなかったらあの数々の蛮行が許される筈がないんだが(笑)
竜馬の妻とその夫と愛人
2002年
市川準 木梨憲武
鈴木京香
中井貴一
江口洋介
★☆
オチはけっこう笑えたが。男たちはいつもの三谷幸喜ドタバタキャラで、そこそこ笑えはするしいいヤツだったりするんだが、肝心の紅一点・おりょうがただの計算高くて高慢チキなヤなオンナにしか見えなくて全然面白くない。30分観て面白くないからヤバいな〜と思ったんだが。断崖に広がる絶景など、市川準の素晴らしい(はず)の演出、この映画で使ってどーする。三谷さん、自分で監督したほうがまだ良かったんでは。
リリィ・シュシュのすべて
2001年ロックウェル・アイズ
岩井俊二市原隼人
忍成修吾
伊藤歩
蒼井優
大沢たかお
稲森いずみ
市川実和子
杉本哲太
★★☆
あのう、リリィ・シュシュのどっから「エーテル」が出てるんでしょーか?(笑)エーテル…恥ずかしすぎる。画面はものすごく綺麗だしかぶさってる音楽も雰囲気満点、天才肌っぽいな、こういうの真似できない、と思うのよ、でも、なんっっっか違うと思う、あの中学生たち。教師も違うと思う。岩井が勝手にどうだどうだオレってすごいだろ?スタイリッシュだろ?って酔ってる感がどーしても拭えなくて、ダメだ、ワタシやっぱ岩井俊二、なんか違う…
リロ&スティッチ
(LILO AND STITCH)
2002年米
クリス・サンダース
ディーン・デュボア
クリストファー・マイケル・サンダース
デイヴィ・チェイス
ティア・カレル
ジェイソン・スコット・リー
ヴィング・ライムズ
★★★
CIAネタに大ウケ。酔っぱらってたせいか、やたら面白かった。エイリアンとハワイってどっから思いついたんだろ、マジか?と思うようなブッサイクなキャラが可愛く見えてくるのは洋モノアニメ全般に言えることなんだけど、今回もそう。誰もが憧れる楽園ハワイ、でもそこで暮らす姉妹には過酷な現実が迫っている、リアルな問題提起をしつつも夢いっぱいのお話を提供できるディズニー。悔しいけどね。
リング0〜バースデイ
99年東宝
鶴田法男 仲間由紀絵
田辺誠一
田中好子
★★
もうこれってホラーじゃなくなってるのでどう評価していいんだかのう。貞子は可愛そうなんだけど、過剰におセンチに描かれてて、しかも貞子の本性は結局よくわかんなくて消化不良。でも仲間由紀絵ちゃんはあまりに可愛いので、あれならバケモノでも私はお願いしたい←何を
リング2
98年東宝
中田秀夫 中谷美紀
深田恭子
松嶋菜々子
真田広之
柳ユーレイ
★★
ああやっぱり…二匹目のどじょうはいませんでした。「貞子」が完全に本物の化け物になってしまってた。「1」はあるところまで理論に根付いたホラーだったから怖かったのに、これは「こうすると怖いだろう」というアイデアのみが先走っていたみたい。だいたいビデオは何本あるわけ?(笑)
隣人
(CONSENTING ADULTS)
92年米
アラン・J・パクラK・クライン
K・スペイシー
M・E・マストラントニオ
R・ミラー
F・ウィテカー
★★
自称投資コンサルタントの金髪スペイシーなんて、見るなりあやしいじゃん、彼にコロッと騙されちゃうケヴィン・クラインがアホとしか思えない。で、保釈中の身であんなにあちこち出歩いていいんかな?死体確認もロクにやんないし、呑気すぎやしないか、警察。しかし10年間全然変わってないな、変わらずオッサンですね、スペイシー、まさか何十年もずっとああいう顔なんだったらどうしよう?
隣人は静かに笑う
(ARLINGTON LOAD)
99年米
マーク・ペリントン ジェフ・ブリッジス
ティム・ロビンス
ジョーン・キューザック
メイソン・ギャンブル
★★☆
こ、怖いっす。ラストは「えええええ?」って唖然としてしまった。ティム・ロビンスの悪役は初めて観たが、実はけっこう悪い顔してるのね。ジョーン・キューザックの笑顔も怖い!ほんとにほんとに意外だった。でもこんなに後味が悪い映画も久しぶりだわ。