タイトル
( 原題)
公開年
監督 出演俳優 ワシだけの評価・コメント
ロード・オブ・ウォー
(LORD OF WAR)
2005年米
アンドリュー・ニコルニコラス・ケイジ
ジャレッド・レト
イーサン・ホーク
ブリジット・モイナハン
イアン・ホルム
★★☆
前半は「ほんとかよ」と思わずぷぷっと笑えるエピソードの積み重ねで、後半は否応のない世界の現実を観客に伝えていくといった感じの作り。ユーリー(ぷぷっ。どう見てもアントニーとかジュゼッペって顔)取引相手のリベリアの大統領が、いきなり試し撃ちで側近を撃ち殺すの見て「何てコトをするんだ!」次に続く言葉が「一回でも撃ったら中古になっちまうんだ!」って、笑った。すげえよ。殆ど激することもなく、穏やかで、優しい家族思いな兄ちゃんなんだけど、その落ち着きぶりが怖いっちゃ〜怖いし、でも徹底してビジネスマンの姿勢を貫くところは面白い人物だった。でも、ダメダメな弟のJ・レト(ずーっと汚い)のほうが人間味があって、ユーリーが彼に執拗に「なぜだ?」と問いかける答えが、映画を観ていると次第に見えて来る。
ロード・オブ・ザ・リング
(THE LORD OF THE RINGS)
2001年米
ピーター・ジャクソンE・ウッド
V・モーテンセン
I・マッケラン
S・アスティン
S・ビーン
★★☆
とにかく映画館で観ろ!って映画なんで、もう絵を観てるだけでオッケーですね。水が形を変えるところ、ホビットと人間をはじめサイズの違う種族たちが一同に会する場面などなど、現代のCGマジックはホントにすごい。がしかし、うええイライジャ気持ちわりぃ〜。ヴィゴはカッチョいいがショーンは太ってるし。リブ・タイラーは綺麗だった、ついいつものクセで馬面が馬に乗ってる、とか思ってしまったが。
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
(THE LORD OF THE RINGS THE TWO TOWERS)
2002年米
ピーター・ジャクソンI・ウッド
S・アスティン
V・モーテンセン
I・マッケラン
O・ブルーム
★★★☆
いやあ、すごい!前回はまだまだエンジンかけてる状態だったのね、準備長かったおかげで今回はフルスロットルって感じでいきなり大盛り上がり、最初から最後までまったく画面から目が離せない。飛竜が舞い、大木が歩き、美しキャラが剣と弓を振りかざすNZランドの雄大な風景の中で繰り広げられるファンタジー世界、正直自分でここまで夢中になれるとは思ってなかったっす。ゴラムってブシェーミに似てないか?
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
(THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING)
2003年米
ピーター・ジャクソンヴィゴ・モーテンセン
イアン・マッケラン
イライジャ・ウッド
ショーン・アスティン
ミランダ・オットー
★★★
あー面白かった、3部作の完結編にふさわしい作品、三作品通して、雄大な自然の風景と最新のクオリティのCGで、まるで自分も「中つ国」の中にいるかのような一体感。おのおのの登場人物(人じゃないのもいるけど)のドラマも感動的。でも長すぎ。ラスト、あんまり引っ張るので、まだ終わらんのかい、とそわそわしちまったわ、フロドなんにもしてないのに手柄独り占めだしな、もはやゴラムよりもフロドのほうがうっとーしい。まったく需要のないところで禁断の愛を繰り広げるホビット4人組もお幸せにね(完)
ロードキラー
(JOY RIDE)
2001年米
ジョン・ダールP・ウォーカー
S・ザーン
L・ソビエンスキー
★★
『激突』21世紀版のトラック男は神出鬼没・ジェイソン化orスクリーム化しておりましたがな。標識にスプレーご苦労様、でも私ならせっかくの力作スプレー、絶対気付かないよ。でも何を置いてもとりあえず「はあ〜いキャンディケインよん♪」ってポール・ウォーカーのあの声色を本物の女だと思い込んじゃうあたり、あのピンクシャンペン男、バカとしか思えないんですけど・・・どんな耳しとんじゃ。リリ・ソビ、なんだかヘンな顔になってきてたなあ。
ロード・トゥ・パーディション
(ROAD TO PERDITION)
2002年米
サム・メンデスT・ハンクス
P・ニューマン
J・ロウ
S・トゥッチ
D・クレイグ
★★★
ギャング映画久々のヒット。現場そのものをまったく見せないで状況をわからせたり、鏡を使ってたりと、演出ものすごくうまいわ〜、シブいP・ニューマンにスマートで小狡いS・トゥッチ、すっかりイッちゃってるハゲジュードなどなど、役者もみんなバッチグー(←言うか?)、「ロード・トゥ・パーディション」が二重の意味になってるタイトルもカッチョイイ。でも、たったひとつ、でもって最大の難点はT・ハンクス。相変わらずイヤミな程のうまさでさすが、とは思うんだけど、これ、どう見てもカバトット体型の人がやる役じゃないと思うぞ。
RONIN
(RONIN)
98年米
ジョン・フランケンハイマー R・デニーロ
J・レノ
N・マケルホーン
J・プライス
S・ビーン
★☆
確かにカーチェイスや銃撃戦シーンは迫力あっていいんだが、追ってるものが何なのかよくわからないんで入れ込んで観られないんだよ〜ショーン・ビーンは、え、これだけ?って感じだし。だいたい一通の道路逆走してあれだけ被害出したら警察から帰してもらえないだろうが、えっ、J・プライスさんよ?どうなんだ、答えてもらおうか。カツ丼、食うか?おふくろさん泣いてるぞ。
ロザンナのために
(FOR ROSEANNA'S GRAVE)
97年米
ポール・ウェイランド ジャン・レノ
マーセデス・ルール
ポリー・ウォーカー
★☆
イタリアの田舎町を描こうとしているんだけど、ラテン系の人たちがラテン訛りの英語を話しているのが異様に胡散臭い。墓を確保したくて走り回るレノさんは笑わせようとしているのかもしれないけど笑えないのさ。出獄してくる誘拐犯もあっさりしすぎて怖くないし、色々空回りの映画でした。マーセデス・ルール好きなんだけどなあ…
ロジャー&ミー
(ROGER & ME)
89年米
マイケル・ムーアマイケル・ムーア★★★
恋愛映画みたいなタイトルだな(笑)広報担当のおっさんが言ってた通り、資本主義社会においてはGM社のやり方に文句は付けられない。が、断られても断られても突進してゆき、故郷の街から活気を奪ったGM社に対して抗議を続ける太っちょ姿は、私憤入ってるぶん訴えかけるモノが多いにアリ。ロジャー・スミスもミス・ミシガンも、この人の映画に出されたら最後、とんだオマヌケ様に見えてくるのだわ。
ロスト・イン・トランスレーション
(LOST IN TRANSLATION)
2003年米・日
ソフィア・コッポラ ビル・マーレー
スカーレット・ヨハンソン
ジョバンニ・リビシー
アンナ・ファリス
★★☆
おかしいところはどこにもないのに知ってる日本とは違うような感じ(滅多に東京行かないから単に私にとって知らない街なのか?(笑))自分の良く知ってるお店がテレビで紹介されたりした時、あれ、ここってあそこじゃん!でもまるで違うとこみたいだわっていうブラウン管を通して見た時感じる違和感みたいなものがあり、この違和感が、ビルとスカーレットがトーキョーで感じていた疎外感みたいなものに当たるのなのかなあ〜。しかし、通訳ムチャすぎだろう。私が通訳したろか?と思ったくらい無茶。確かに日本人は英語ダメだけど、いくらなんでももうちょっとわかるってば〜このへんは確かにニッポンバカにしすぎじゃないか、コッポラ娘。
ロスト・イン・ラマンチャ
(LOST IN LA MANCHA)
2001年米・英
キース・フルトン ルイス・ペペテリー・ギリアム
ジョニー・デップ
ジャン・ロシュフォール
フィル・パターソン
★★☆
本編よりもメイキングのほうが面白い映画ってあるけど、これも面白かったなあ、いや、本編完成してないから観てないけど。これが面白いって言ったらギリアム泣いちゃうと思うけど。このメイキング映画のヒットでちょっとは資金回収できたんかな。『バロン』の二の舞はしないとか『バロン』の時とそっくりだとか、大コケ作品『バロン』が死ぬほど引き合いに出されてたが、よっぽど堪えてたんだね、バロンの失敗。まだ諦めていないようだけど、私も観たいわ、ギリアムのドン・キホーテ。しかし、出演が決まっているのに、事務所と連絡すら取れなかったヴァネッサ・パラディ、何様なのか?パラディ様なのか。
ロスト・サン
(THE LOST SON)
99年仏・英
クリス・メンゲス ダニエル・オートゥイユ
N・キンスキー
マリアンヌ・ドニクール
B・グリーンウッド
★★☆
イギリスが舞台なのに登場人物にほとんどイギリス人がいない無国籍映画。ユダヤ教徒のナスキンのダンナに至ってはブラジル人だ。ダニエル・オートゥイユのハードボイルドなんだろうけど、彼の次に起こす行動の心づもりがさっぱり読めないので、単に思いつきで行動してるだけというようにも見えてちと困った。でもメキシコあたりってホントに平気で子供の売り買いしてそうだもんなあ、っていうかしてるんだろうなあ…
ロゼッタ
(ROSETTA)
99年ベルギー・仏
リュック・ダルデンヌ エミリー・ドゥケンヌ
ファブリッツィオ・ロンギオーヌ
★★☆
サブタイトル「ネバーエンディング貧乏2」。すばらしいズンドコ節映画です、「アンジェラの灰」が前向き貧乏ならこっちはどんどん下に行っちゃう地面にめりこみ、いや、沼にめりこみ貧乏かな(笑)まともな暮らしがしたい!って、まさに心の叫びって感じだったわ〜ロゼッタの、寡黙で、一方ではすごく攻撃的な態度は極度の保身の現れなんだよね、絶対に目を上げて相手を見ないところにもそれが見て取れる。印象的なラスト、これから彼女は自分以外の人と助け合って生きてゆく方法を学んでゆくことができるんだろうか?
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
(LOCK,STOCK & TWO SMOKING BARRELS)
98年英
ガイ・リッチー ニック・モーラン
デクスター・フレッチャー
ジェーソン・ステイサム
ジェーソン・フレミング
スティング
P・H・モリアーティ
★★★
サイアク邦題。映画観てからじゃないとタイトルの意味がわかんないのはなあ。でも評判通りの面白さだったね。いったん食べ出すとやめられないミレーフライのような映画だ。タランティーノのキャラクターよりもさらに哀愁ただよっちゃうヘロヘロなヤローどもが可愛い可愛い。誰ひとりとして彼女いないってあたりがヘロヘロ加減を裏付けてます(笑)脚本がとにかく感心するくらいうまく出来ていて、ラストまでドタバタしてて注意を逸らさせないところもうまいっ。サモア風パブでメチェメチャトロピカルなドリンク出されちゃう4人組に爆笑。サントラは絶対買いだわよ、買い。スティング元気か〜?
ロック・ユー!
(A KNIGHT'S TALE)
2001年米
ブライアン・ヘルゲランドH・レジャー
R・シーウェル
マーク・アディ
シャニン・ソサモン
★★★
ぶはははバカバカ、もー、バカ。すっごい面白いけど。時代考証メッチャクチャで着てる服もみんなヘン、鎧にナイキのマーク井入れてんじゃないよ(笑)わるもののルーファス・シーウェル、最初はちょっとやな感じの実力者っていうだけだったのに、後になるにつれてどんどんただの卑怯者に…こういう人どっかで見たなーと思ったら思い出した、『グラディエーター』のバカ殿ホアキンだよ、とってもホアキンちっくなルーファス、良かった、すごく。
ロック・スター
(ROCK STAR)
2000年米
スティーブン・ヘレクM・ウォールバーグ
J・アニストン
J・フレミング
T・オリファント
★★★
マーク、観る前はいきなりラップやりだすんじゃないかと心配だったけどロンゲのヘビちゃん、似合ってるよ〜マスカラもね、かわいいじゃん、久しぶりにマークらしいかわいさを見たような気がして嬉しい。レイチェルの80年代トサカ頭もキュートで似合ってたし、サワヤカ青春映画に仕上がっててとても良かったよ〜、すんごく汗臭そうだったけど。レインボーやデフ・レパードの曲も懐かしくてグウ!
ロッタちゃんはじめてのおつかい
(LOTTA FLYTTER HEMIFRAIN)
93年スウェーデン
ヨハンナ・ハルド グレテ・ハプショネルド
ベアトリース・イェールオース
★★
ゥロッタ?って発音するんだな、ロッタちゃんの名前は。可愛すぎ。後頭部の厚みはすばらしいし、白人の子はほんとにカワイイ。でも 冒頭のエピソードはもしロッタが自分の娘だったら私折檻してるかも。スウェーデン人は土曜日しかお菓子を食べないとかイースターのうさぎとかの習慣がいろいろ興味深いんだけど、ロッタのにいちゃんに虫歯があったのはフィンランド人と違ってキシリトールで歯を磨いてないからかもしれない。
ロビンソン・クルーソー
(ROBINSON CRUSOE)
96年米
ロッド・ハーディ/ ジョージ・ミラーP・ブロスナン
ウィリアム・タカク
ポリー・ウォーカー
I・ハート
J・フレイン
★★
デフォーの原作は読んだ事ないんだが、なにしろ時代が時代なのでロビンソンときたら島の原住民は奴隷扱いだわ、言うこと考えることが宗教がかってるわでイヤな感じだな〜と前半思ってたら、後半なかなか感動的な展開になったので思わず真剣に観ちゃった。トム・ハンクスが無人島でウィルソンを引き連れて生魚食っててもときめきは感じないけど、ピアースのサバイバル姿はロンゲが似合っててなかなかステキ。
ロマン・ポランスキーの吸血鬼
(THE FEARLESS VAMPIRE KILLERS,OR:PARDON ME,BUT YOUR TEETH ARE IN MY NECK)
67年米・英
ロマン・ポランスキー ロマン・ポランスキー
シャロン・テート
★★
シャロン・テートってこんなに美人だったんだ!見とれちゃってもう大変。テンポがめちゃくちゃなギャグなのでギャグなんだか真面目なんだかわからないテイストがいい。ホモの吸血鬼がナイス。
ロミオ・マスト・ダイ
(ROMEO MUST DIE)
2000年米
アンジェイ・バートコウィアク ジェット・リー
アリーヤ
アイザイア・ワシントン
デルロイ・リンドー
★★
おなかいっぱい、ラップはもう当分聴きたくないっす。ジェット・リーのアクションもおなかいっぱいで満足できるんだけど、小出しにしすぎてもう相手も驚かないんだよね、ワハハハ。でもリーよ、いくら脱獄したばっかだからといってアメリカでその髪型はなかろう。キミは弁髪か三つ編みが一番似合うんだよ。アリーヤって綺麗なのねえ。
ロリータ
(LOLITA)
97年米
エイドリアン・ライン J・アイアンズ
D・スゥエイン
F・ランジェラ
M・グリフィス
★☆
ジェレミィよぉ〜そんなションベン臭いワガママ小娘にメタメタにされてるんじゃないよ、トホホ。可愛いんだけどさ、格調高い音楽と一見高尚そうなストーリー(でも実はただの変態オヤジと計算高いガキのエロ話)にエイドリアン・ラインの下品な演出がぜんっぜん噛み合ってないのよ〜。全然関係ないのにこの子にこんな演技させる親っていいのか?なんて思ってしまった私って下世話なオバハン。
ロルカ 暗殺の丘
(LORCA)
97年スペイン・米
マルコス・スリナガ A・ガルシア
イーサイ・モラレス
ジャンカルロ・ジャンニーニ
★☆
「ラウル・ジュリアに捧ぐ」って出ちゃったところでうっと来たんだが、だからといって映画が面白いかっつーとそんなことは。あーもうだから何なんだよ?ってさんざん思わされた挙げ句の突然のオチは、もうびっくりするとかじゃなくてやれやれやっと終わったか〜って感じで、ああ疲れた。
ロンゲストナイト
(暗花)
97年香港
パトリック・ヤウ トニー・レオン
ラウ・チンワン
マギー・シュウ
ルン・ファン
★★☆
あっ、トニー・レオンとラウ・チンワンが頭まるめてフェイス/オフしてるじゃん。もうもうそっくり、香港映画ってこればっか。ううん、でもカッコいいんだなあ〜。クライマックスの長くてスタイリッシュな銃撃戦とラストのあっけなさのバランスが絶妙。でもいくら汚職警官とはいえ、あれだけバンバン人殺しちゃって、「人肉饅頭」でも思ったけどマカオ警察ってそんなにすごいんかな?
ロンドン・ドッグス
(LOVE, HONOUR & OBEY)
2000年英
ドミニク・アンチアーノ
レイ・バーディス
J・リー・ミラー
J・ロウ
R・ウィンストン
R・エヴァンス
S・フロスト
★★
ロンドンドッグスって邦題、レザボアドッグスのマネ?とほほ…『ファイナル・カット』と同じでみんな名前そのまんま。でもなんでリス・エヴァンスだけ違うの?仲間はずれでかわいそうじゃん。ストーリーはありきたりなんだけど、連中の会話とかボケっぷりがヘナチョコで笑える。でも場面場面の繋ぎ目がなんかバラバラで、わざとなんだろうけどもしかして作るの下手なだけなんじゃ…とも思わせられちゃったりして。面白いんだけど妙に後味悪い映画。でもジョニー・リー・ミラーが可愛かったからいいや。S・フロストがまたいいオンナ役やってたな〜、いい人かもしれんが、女優としての魅力ってのは全然ないように思えるんだけどなあ…。